新橋頑固
午後仕事で押上方面へ外出。夕方6時前に仕事は終わった。こんなに早く自由の身になるとどうしても難易度の高いラーメン屋に寄りたくなってしまう。都営浅草線からJRに乗り換える為いつも新橋に降りるのだが、ここで前から気になりつつも行けなかった、がんこの流れを組む『勇』へ行く事にした。ガイド本等にはよく名前が出てくる評判の店だが、来月いっぱいで閉店してしまうとの情報があったからだ。新橋駅の地下街から汐留方面へ抜け突き当たりを左の出口を上がる。そこから陸橋を上がるが、上ったり下ったりの歩行者を愚弄するかのような陸橋だった。陸橋を降りて路地裏に入ると、がんこ系を表すような木材で入口を塞ぐような真っ黒な外観の店があった。入店すると入口に券売機があったが故障中の札がかかっていた。仕方なく口頭で注文。先客ひとり後客ゼロ。
『塩らーめん』 800円+『味付玉子』 150円=950円
評判の塩を注文すると店主が『味玉つけますか?』と聞いてきた。確かここの味玉は黄身が二つ入っている変り種なので「お願いします」と注文。料金先払い。店主が変わり者と聞いていたので警戒していたが、特に変わったそぶりは見せなかった。ただ丼にスープを入れる際に「本日のスープの透明度はこんな感じです」とアピールしてきた時はちょっと怯んでしまった。スープは透明で魚介のダシが良く効いたもので背脂は浮いていない。麺は黄色いちぢれ細麺。揚げにんにくと薬味ネギ、三角に切られた海苔1枚がのる。チャーシューはホロホロの柔らかい巻バラチャーシューが2枚。トッピングの味玉は切られていないのが丸々1個。ドデカイ。通常のがんこより塩味が抑えられマイルドな感じ。その分ダシの滋味が味わえて良かった。キッチリ完食。やはりがんこ系は緊張するけど旨い。
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