山芋長介
『勇』を出てもまだ時刻は18時40分ほど。こんな時間に新橋付近にいる機会などそうそうない。あと1店くらい行ってもいいだろうとスケベ心を出し、近辺にある店を二つ候補にあげ行ってみたが、何と2店共休み。ここで火がついてしまった。どうせなら『勇』に次いで新橋では評価の高い『長介』まで行ってしまおうと駅を挟んで反対側まで出てしまった。コンクリ床にバスケットボールコートが書かれた妙な公園を抜け路地裏飲み屋街の中にラーメンの暖簾発見。引き戸を開け入るとカウンター6席のみの小さな狭い店。本当に一杯飲み屋のよう。でも入口に券売機がある。前客3人後客1人。
屋号を冠した長介らーめん注文。スープは濃厚な魚介豚骨和風味。表面に油層が出来ている。麺はモチッとした平打ち中太麺。メンマにかいわれ、きざみネギ、半分に切られた味玉と海苔1枚。チャーシューも1枚。最大の特徴は千切りの山芋ととろろ昆布がのっている事。悪いとは思わないが、魚介スープに合っているとも思えなかった。でも凝った丁寧なつくりは好感が持てた。
店を出て時計を見ると夜7時をまわった辺り。満腹になってしまった腹をなでながらちょっと後悔しながら電車に乗り込んだ。
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