博多背脂
御徒町に戻り銀座線で溜池山王まで移動。後から考えれば湯島から千代田線で赤坂まで一本だったのだが、その時はわからなかった。それにしても溜池山王などという縁もゆかりもない地下鉄の駅に3回も、しかもラーメンを食べる為だけに来る事になるとは思いもよらなかった。そしてそのどれもが残念ながら満足感を与えてくれた一杯とめぐり合う事が出来ないでいる。今回はそのジンクスを打ち破ろうと、博多の有名店の東京進出店だという『秀』の暖簾を割った。ガラス張りの綺麗なカフェのような店構え。博多ラーメンのわりには店内に豚骨臭が全くしない。客入りはそこそこ。口頭で注文。
『ラーメン(バリカタ)』 700円
注文後メニューをよく見ると、スープのこってり度も選べる事を知りちょっぴり後悔。でもラーメンが出てきてわかったのだが、背脂チャッチャの博多ラーメンという変り種だった。おそらくこってり度は背脂の量の事だったようだ。他は標準の博多ラーメンに準じ、麺は極細、木耳の細切りと青ネギの小口切りがのる。2枚のチャーシューは博多ラーメンにしては珍しく厚く味が濃いめでホロホロとして美味しかった。しかしながらスープの方は背脂の甘みに邪魔されコクを感じる事が出来なかった。
今日はここも有名店のはしごをしてみたのだが、残念な事に共に満足感を得られなかった。実はこのところ心身共にバイオリズムが低下気味。もしかしたら今回の結果は自分に原因があったのかもしれない。
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