来々味噌
まさか春一番かという事はないだろうなと思うような荒れた天候。強風と雨だけではなく気温が生暖かい。運悪く帰宅する時に風雨のピークに当たってしまい、雨と汗でビショビショに濡れてしまった。蒲田の周辺で食事を済ませてしまおうかとも思ったが、結局電車に飛び乗った。着く頃には雨も止んでいるだろうと予想していたが甘かった。結構降っている。ここまで来たら引き返せない。当初から予定していた伊勢佐木町まで合羽を着てスクーターを飛ばす。有隣堂の裏手にある、至って普通の路地裏のラーメン屋といった感じの『来々軒』。屋号からしてコテコテのチェーン店だが、看板を見たら本店とある。表通りにも店があるので、てっきりそっちが本店だと思っていたが逆だったようだ。昔からこの場所にあり、実はここは家系信者だった頃も例外的に何回か入った店。当時は当然味噌に開眼していなかったので醤油を注文したのだが、旭川系のかなりこってりした醤油で美味しかった記憶がある。今回は初の筆頭メニュー、味噌で再訪というわけだ。カウンターのみの細長い店内。立地のせいか、この悪天候の中でも先客3人後客4人。口頭で注文。
『味噌ラーメン(麺かため)』 750円+『ネギ』300円=1050円
トッピングのネギは300円増しになるので迷ったけど注文した。丼の上を覆う豆板醤が絡んだ白髭ねぎの山でせっかくの一杯が見えなくなってしまった。スープは白味噌を主体にしていて一見薄いかなとも思ったが、なかなかコクがあっていい味。ちょっと唐辛子が入っているが、これくらいならちょうどいい感じ。麺は北海道から空輸を売りにする西山製麺の真っ黄色のプリプリした中太ちぢれ麺。具はもやし、メンマ、海苔1枚。大きく薄いバラチャーシューもまぁ美味しかった。この一年色々なラーメンを食べて自分の舌も肥えただろうから、『来々軒』程度では満足出来ないだろうと思っていたが、終わってみれば汁一滴残さず完食!汗ダラダラ。味も量も大満足。ラーメン関連のサイトでは無視され続けているが、この店はこれからもちょくちょく来る事になりそうだ。
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