拉博再訪
この冬の寒い時期には味噌ラーメンが食べたくなる。ところがなかなか味噌ラーメンをメインにする店は近辺に少ない。いっその事ラーメン博物館に行って美味しいラーメンを味わおう。そう考えて朝から新横浜に赴いた。ラー博とあらば連食必至、発汗必至なので、あらかじめいつもより薄着で出発。
チケットを買い入場してから迷いもせず地下1階の『けやき』へ直行。札幌すすき野に本店があり、ラー博が味噌ラーメンの次世代を担う店として『すみれ』の跡地に誘致したという店だ。まだこの時点では行列どころか客もまばらだった。食券機で食券購入。
当初の目的なので迷いもなく注文。具はもやし、キャベツ、にんじんとキクラゲの細切り、挽肉。上にネギの細切りがのる。札幌味噌らしく表面にラードが覆う。麺は黄色い多加水ちぢれ麺。美味しかったが、思っていたよりもサッパリしていた。期待が大きかった分残念だ。
そんな気分で地下二階へ降りた。まだこの時間は客は少なくチャンスだ。連食するしかない。博多の『ふくちゃんラーメン』へ。並びはしなかったが他の店に比べても客入りはいい。店内には豚骨臭が強烈。食券購入。博多ラーメンにしては出てくるまで時間がかかった。
時間がかかったのは「熟したスープ」とキレのある「新しいスープ」という2種類の豚骨スープを合わせているからだったようだ。確かに博多にしてはスープが白くない。コクもあるといえばある。麺も極細麺ではなくストレート細麺。紅生姜と胡麻は卓上から追加。ミニでも脂身の少ないチャーシューが2枚入っている。麺は細麺。我はその店の元の味を知る事に関心があるので、基本的にトッピングは香辛料は追加しないのだが、案内に「ニンニククラッシャーのパイオニア」とあるので、試しに途中でにんにくを潰して追加してみた。確かにこのスープには生にんにくは合う。意外と個性がある店だった。ミニじゃなくてもよかったかな。
満腹状態になったので一階に戻りインターバルをおく。麺の製法と郷土ラーメンの展示があり興味深く全部読んだ。なかなかためになった。そうして再び地下2階へ行くと、もう行列が出来ている。インターバルの続きでちょうどよい。そう考えて旭川ラーメンの『蜂屋』の列に並ぶ。何だかフィリピン辺りの団体観光客が大勢入っている。と思ったら店の接客係の日本語がおかしい。どうやら同国人でそんな繋がりで入っているようだ。結局彼らは大量に麺を残していた。食券を購入。
焦がしラードが強烈なトンコツベースのトロミのあるスープ。アジの煮干でダシをとっているのが特徴なのだそうだ。麺はちぢれ細麺。メンマと煮豚チャーシュー、なんだが薬味ネギがやたら大きい。旭川ラーメンは『ぺーぱん』で食べているので、それに比較すればおとなしめな印象。そういえば『ぺーはん』で味噌食べたいなー。やっぱり集合体のラーメンは高くて満足度は低い。
コメント