横濱三碼
サンマー麺(生馬麺)。醤油ベースのスープに白菜、もやし、椎茸等の野菜が入ったあんかけをもの。3種類の野菜が入り馬のように大食いの人でも満足出来るラーメンという意味らしいが本当かどうかは定かではない。ただ家系が登場する以前の横浜ご当地ラーメンである事は間違いないようだ。ご当地ラーメンマニアを自認する我としては無視出来るものではない。吉野町の交差点で「サンマー麺にこだわった店」と屋号よりでかい文字で書かれた看板を見つけたので気にはなっていたが、今日意を決して入店した。
この店のメニューは5つのサンマー麺で構成され、サンマー麺の歴史がわかるようになっている。昭和10年、賄いメニューから安価なメニューとして登場した。その発祥当時のサンマー麺を復刻したというのが今回注文した『三生碼麺』。白菜、椎茸、細切豚肉の3種類のみが入ったあんかけがかかっている。もやしは入っていない。麺は中細ストレート麺。あんかけが熱々だ。スープにパンチがないのでラーメンを食べた満足感は得られないけど、中華料理的でたまに食べる分にはいいかもしれない。もやしが入るようになるのは戦後安価で入手出来る材料になってからで、これが2番目の『三碼麺』。3番目は現代風にアレンジした普通の『サンマー麺』。4番目と5番目は、これに酸味が加わるものと辛味が加わるバリエーション。機会があればまた入店してもいいかな。
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