安牌休日
連休最終日も秋晴れの良い天気。土日と遠征していたので、本来なら今日は近所の環二辺りを攻めるはずだが、こう天気が良いと遠出したくなる。それでも勢力的に新店を攻めるテンションもなかった為、久々に勝手知ったる水道橋へ出向く事にした。前は隔週ペースで行っていた町だが、ゆうに2年ほどブランクがある。さて今日の狙いは『らーめん専門店ぶぶか』。「油そば」でその名を轟かせ、その後収束してしまった店だ。『竈』と似た印象がある。
『油そば』 550円
油そばとはスープの無いラーメンで紛れも無くラーメンのバリエーションのひとつ。具も叉焼、メンマ、きざみネギ、のり、なるとまで付いている。武蔵野市が発祥で、まかないメニューが元だという。中華麺に油とタレをまぶした単純なものだけど、確かに今までにないインパクトがあった。一時はインスタントにもなりメジャーとなったが、一過性のブームに終わった。極太の麺をこってりした味で食べるので、今でいう『ラーメン二郎』に通じるところがある。好みで酢やラー油、にんにくを入れて混ぜて食べる。それでも何故時流に乗れなかったのか?それはあまりにしょっぱいし、油がくどく胃がもたれるから。あまりに今の時代の志向と真逆の食べ物だからだった。『ぶぶか』でも油そばは筆頭メニューから外れて、和風ラーメンなどがメインになっていた。次回はノーマルのラーメンで再訪しよう。
久々の水道橋。ラーメンにハマってからは初だし、下見も兼ねて色々見てみた。結構お店がいっぱいあるので、また近々来る事になるだろうな。本屋を何件か冷やかし、都会の異次元スポット湯島聖堂を抜け、秋葉原へ。そもそもこちらの方向に出向く事にしたのは昨日ipodのイヤホンが壊れたので買い直したかったのだ。さてこの秋葉原でもまだまだ行った事のない店があるのだが、あえて安牌を選び『幸楽苑』へ。
『中華そば』 304円
ここはチェーン店だが、家系信者だった頃でもこの店は例外的に使っていた。値段とか別にして味が好みだったから。基本は昔ながらの東京醤油だが、甘めで独特の味わい。麺は透き通った平打ち多加水麺。具はバラ叉焼、メンマ、きざみネギ、のりとオーソドックス。そして更に安くなった。この味でこの値段は素晴らしい。思えばこの店で「中華そば」しか頼んだ事がない。満足。
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