磯子家系
今日は疲れを癒す為に当てた。だから近所を、でも通勤帰りでは行けないくらいの距離のところに行った。スクーターで磯子方面へ。この辺は家系発祥の地のせいか、やたら家系ばかり目立つ。しかも同じ家系でも大きく2系統に別れている。その両方の雄へ行ってみた。まずは今や本家よりも主流になっているライト家系、その中でも暖簾分けやFC展開で勢力を拡大中の『壱六屋』の本店へ。ここは特に本家から分派したのではなく、いわゆるインスパイア系という独自で家系テイストを目指したという。うわ、開店直後のお昼前なのに既に行列が出来ている。ただし家系に共通するのが回転の速さ。だから心配ない。素直に並ぶ。家族連れや女性客も多い。家系フォーマットで料金前払いだか、こちらは食券制じゃなくお金手渡し。
『ラーメン 塩(並)(麺かため)』 630円
壱六家最大の特徴は塩があるという事。でも実際は塩というより通常のスープに醤油を加える前のもののようだ。だから我のように家系の味に慣れているものにとっては単に「味が薄い」っていう風に思えてしまう。甘みのありマイルドな豚骨ラーメン。ラーメン巡りに疲れた胃にはちょうどいい感じでするする入った。うずらが入るのも特徴のひとつ。確かにライト家系では上位クラス。まぁ機会があれば醤油で評価かな。
欲張ってもう一軒。かつての『吉村家』の跡地の向かいで営業している本家直系、家系四天王のひとつ『杉田家』。ピッコロ大魔王にとってのマジュニアみたいなものか。こちらも昼時だからか行列が出来ている。『壱六家』とは対象的に客は全員男ばかり。食券機で前払い、プラ板食券は昔のまま。
『ラーメン(並)(麺かため)』 590円+『味付玉子』70円=660円
こうやって続けて食べると違いが一目瞭然、家系といえど全く別の種類だ。これからは『吉村家系』と『壱六家系』と呼ぼう。この濃厚な醤油味は確かに本家直系にしか見られないものだ。全く『吉村家』と同じ。値段は微妙にこちらの方が安い。とろみのあるスープ。チャーシューはスモークの香ばしい味わい。玉子はしょっぱいくらいの味付。ライト家系の後だから重く感じた。でも腹減った時に食べたら満足度はかなり高いと想像出来る味。最近拡散劣化した家系に嫌気がさし始めていたけど、両店とも行列が出来るほどまだまだ地元で愛されているのが判った。値段も店員のスタイルも店構えもラーメンも一切飾らない家系スタイルは安心出来るなぁ。席に着くとホッとする。
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