漫才拉麺
親知らずを引き抜いてまだ1時間経っていないので早く帰宅したいし、味なんてロクに判る状態じゃないので高級な店には行きたくない。それでも腹は減っている。そこで目指したのは阪東橋にある『マンザイ』というふざけた名前のラーメンショップ。横浜では昔からある。もしかしたら『吉村家』よりも古いかも知れないが味は家系に近い豚骨醤油。マンザイグループというのを形成し、『ラーメン大将』と並ぶ劣化家系の代表格。さすがにこのところのラーメンブームによる仁義無き戦いで苦戦は強いられているようだが、ここの店のポリシーは判り易い。安くてボリュームのあるラーメンだ。年季の入った店内におばあちゃんといっていい女の人が一人厨房に立っている。
『マンザイラーメン(麺かため)』 600円
ワカメが山のようにのっていて、チープ感を漂わせる。味玉入りとかいうけど完全に普通のゆで玉子。麺は中太ちぢれ麺。叉焼は薄いのが1枚。ほうれん草とのり3枚。具の構成は家系と同じ。スープは薄めの豚骨醤油だが油は多い。確かにラーメンショップの雑なつくりだが、劣化家系と馬鹿にして入ったわりにはそこそこの味だった。とは言っても歯の左側が使えない状態で食べたからいい加減だが。かなり遅めに麺かためオーダーしちゃってごめんね、おばちゃん。
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