東京現流
昨日はあまり飲まないようにしたのに寝坊してしまった。二度寝してしまったので朝11時に起床!今日は行列店狙いだったから朝9時半に外出するつもりでいたので焦った。慌てて出動!新宿湘南ラインがあって良かった。目指すは「高田馬場」。我にとっては未知の場所。
ラーメンコンサルタント渡辺樹庵という人の店『渡なべ』。自分で店を出すのではなく他人の店を繁盛させる仕事請負人という事かな?ここはそのアンテナショップとの事。駅から歩いて10分くらいの路地裏というわかりづらい場所にある。小料理屋みたいにオシャレで入りづらい店構え。到着した時は行列無し。…と思ったが中で高校生が7人ぐらい先にいて全員が食べ終わるまで席を立たないものだから全然回転しない。そうこうしてる内に我の後に行列。曇りで蒸して暑い中10分くらい待ち。
食券を買い入店する。値段高め設定。こういう店を高校生が集団で入るなんて世も末だ。シンプルでオシャレな内装。洋楽が流れている。ラーメン屋離れした雰囲気だがこれが渡辺プロデュースの特徴らしい。照明が暗い為写真が上手く撮れなかった。ラーメンは流行の『東京魚系』で魚介系のダシが強め。醤油味だが豚骨が効いていて一見味噌かと思うくらいこってりなスープ。麺は中太。大きめで薄いチャーシュー。半熟味玉。ネギ。特徴的なのが幅3cmくらいのゴツいメンマ。柔らかいのだが繊維質で噛み切れない。値段相応に美味しかった。美味しかったけど正直に自分の感想を言うと「カッコつけててやたら凝ってて値段も高く敷居も高いイケ好かないラーメン料亭」。ニッチ的にあってもいいとは思うが主流足りえない。
さてもう一店。現在の東京ラーメンを語る上で外す事は出来ない『麺屋武蔵』。昨日先走って『武骨』に行ってしまったが横浜を主な行動エリアにしている我にとって、この系統は未知の領域。その本丸を目指し新宿へ移動。この店も駅からかなり離れた路地裏にある。大行列が出来る事で有名な店なので覚悟して来た。『渡なべ』との連食で間空くのはこちらも好都合。さすがに土曜の昼1時過ぎ。店の外に20人くらいの行列有り。と思ったら中でさらに20人くらい待ってたんだね…。結局30分強待ちだった。店内は濃い茶色の和のデザイン。屋号の由来の宮本武蔵のレトロ調ポスターが飾ってある。厨房を取り囲むような席の配列はまるでリングサイドのようだ。店員達は独特の掛け声を出し合い面白い。
「こってり・あっさり」が選択方式。『渡なべ』がこってり系で重かった後なので「あっさり」選択。今思うと味玉は余計だった。具はネギ、メンマ、海苔、脂少ないチャーシュー。麺は中太平打ちでモッチリしている。スープはあっさり選択の為か、思ったより魚介風味が控えめの濃口醤油味。控えめといってもやっぱり魚介風味だけど東京醤油系にも近しい味わい。うーん、確かに有名店と言われるだけあってそれなりに美味しいとは思うけど、あまり個性を感じなかった。あんなに行列に並ばなくても他の店で食べられると思える味。何故あんなに大行列出来てるんだろう?と食べ終わった後疑問に感じた。日本人の習性でネームバリューに弱いから?店員のパフォーマンスが見たいから?ラオタ達が大好きな限定メニューを定期的に出すから?正直拍子抜けした。
それにしても汗だくになってしまった。リュックのヒモにまで汗が染みている。ラーメン屋巡りには辛い季節になった。
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