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2019年11月30日 (土)

近江発祥

2013年4月に滋賀県の地麺「近江ちゃんぽん」を実食すべく訪問した。その時は元祖の店である『麺類をかべ』という店が閉店してしまったという情報があったので、残った暖簾分けから始まり今ではチェーン店展開している『ちゃんぽん亭総本家』に入店していた。ところが最近調査し直したところ、元祖の『麺類をかべ』が復活しているらしいと聞いて気になっていた。たった1年で移転復活したらしい。場所は銀座商店街というかなり寂れたレトロな商店街の中。彦根駅からもひと駅分くらい離れた場所にあるね。県外の人間にとっては観光のついでに来れるような感じではない、絶対来ようと思わないとなかなか来れないような場所だ。
191130hikone10到着したのは正午を10分ほどまわったあたり。無事暖簾は出ていた。創業は昭和38年。元々は食堂でメインは屋号通りちゃんぽんや中華そば、焼きそば、鍋焼きうどん等の麺類だが、やきめしやオムライス等もある。早速入店。店中央におじさんおばさんが座っていた。店主夫婦だろう。客が来ないからテレビを見ていた。土曜日の正午でこんな感じかー。厨房は一番奥にある。一列のカウンター9席と4人がけテーブル席1卓、座敷に4人卓が3つ。何だか店内が暗いので窓際で日差しがあるテーブル席に座った。口頭で注文。前客ゼロ後客1人。
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麺類をかべ 本店 『チャンポン』 700円

いよいよ元祖彦根チャンポンとの対面。元祖だからメニュー名もシンプルに「チャンポン」。予想以上に野菜が山盛りになっている。チェーン店とは違う元祖の風格だ。このビジュアルだけで来た甲斐があるというものだ。水菜、キャベツ、人参、もやし、細切りきくらげと豚肉などからなる。スープは昆布と鰹、鶏と豚から摂ったほんのり甘い醤油味。麺は柔らかめに茹でられた白い中細ストレート。関西醤油味風のタンメンといえば関東の人間からするとわかり易いかも知れない。予想外のボリュームで腹一杯になってしまった。一度は諦めていた元祖彦根ちゃんぽんを食べられて満足。舌代を払って店を出た。

もう地麺巡りの目的は達成したので駅に戻ろう。でも歴史ある彦根の町は路地に迷い込んで楽しい。レトロにもほどがあるだろうという感じで楽しかった。
191130hikone11191130hikone12191130hikone13午後1時過ぎに駅前に到着。駅前に本屋があったので入店。毎年会社で使う来年の手帳は旅先で購入するのが自分の中の習わし。今年は彦根で購入するとは自分でも思わなかった。米原行きのローカル線に乗り、午後2時前に出発するひかりに乗って帰路に着いた。午後5時前には帰宅出来た。

湖国黒麺

地麺過疎地帯の滋賀県に新たなご当地ラーメンが生まれている事を知った。その名は「湖国ブラック」。名前に「ブラック」とか付けている時点で自然発生の地麺ではないことがわかる。いわゆる後付の「町おこし系」。滋賀拉麺維新会なるラーメン店互助会のような集まりが、ご当地ラーメンのない滋賀県を憂慮して創作したメニューだ。2012年頃立ち上げられ、現在でもいくつかのラーメン店が提供している。その中のひとつに彦根市の中央部あたりにある『ラーメンにっこう』だ。2005年創業。食べログ百名店に滋賀で唯一選出されている店だ。鶏白湯をメインにしているらしいが、我は有名店巡りをしているわけではないので狙いは「湖国ブラック」だ。

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場所は彦根市の中央部あたりにあり彦根中心街から5km弱離れている。琵琶湖周辺の平坦な場所なのでサイクリングには最適。川を2つ超えて田園地帯の真ん中に店はあった。開店予定の25分前に到着してしまった。でも店前に名簿がありすでに2組の名前が記載されていた。3番目として我も記入。他の来客も相次ぐがいずれも車での来店。車内で待っている。我1人店前のベンチに座って待った。定刻に開店し名前を呼ばれて店内に案内された。厨房には男の店員3人と女の店員1人。客席は厨房周りにL字型カウンター9席と4人がけテーブル席2卓と座敷に4人卓2つ。来客は相次ぎ満席で外待ちも生じていた。
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ラーメンにっこう 『湖国ブラック』 800円

「湖国ブラック」には8つの定義がある。①県内産のたまり醤油を使うこと②清湯スープを使うこと③背脂を入れること④中太縮れ麺を使うこと⑤数量限定でもいいから毎日提供出来ること⑥長く続けられること⑦大きめのバラ巻き肉を使うこと⑧麩を使うこと。特に⑤と⑥は重要だね。関西地域ではあまり見られない背脂を使い黒いスープと中太縮れ麺がよく絡み美味そう。実際美味かった。中央には葱の小分け切りともやしに黒胡椒と唐辛子がかけられている。メンマ数本と半味玉、麩が3つ。麩はにスープが染みるとまるでチョコレートのような見た目となり面白いし、スープの濃さも麩で緩和され食べやすい。これは今までのご当地食材を使うことに注力した「町おこし系」ご当地ラーメンとは一線を画するぞ。まずラーメンとして美味しく完成度が高い。ラーメンのもつジャンク要素がしっかりと感じられる。あたり前過ぎて見逃されていた重要なこと。料理としてではなくラーメンとして美味しくなければ、メニューのファンも付かず、長く毎日提供し続けることも出来ないのだ。この一杯でこれまで我にとっては批判の対象でしかなかった「町おこし系ご当地ラーメン」への見る目を変えてくれた。それを含めて収穫ありの大満足。料金を支払い笑顔で退店することが出来た。

2015年4月 4日 (土)

浪速拉麺

尼崎から阪神電鉄に乗り約8分程度で梅田に戻ってきた。地麺巡りとしては2度目の大阪。心残りがあった2つの店に行ってみる事にした。まずは浪速町にある『洛二神(らくにじん)』という店。少し前までラーメンに対して冷ややかな印象だった大阪という土地で、よくこの店名を聞いていたので気になっていたのだ。梅田からだとかなり距離があるのだが、せっかく好天に恵まれているし、街中の桜を眺めて散歩するのもいいもんだろうと電車とかは使わず歩いて向かう事にした。とは言うものの大阪駅周辺は慣れていないので地上に出るまで一苦労。一度地上に出ても車道を越えるのにまた地下に戻るなどを繰り返す事になる。またiPhone地図アプリで確認しつつ歩いても何故か違う方向に進んでいたり。不案内な大都会を散歩するには我は田舎者過ぎた。かなり遠回りした事になったが、おかげでいい運動になったし、花見もする事が出来た。

Oosaka15040401 商店街の一角に目的の『洛二神』を発見。想像していたよりずっと小さな店だ。昔ながらのラーメン店って感じ。暖簾を割って入店すると、何と先客ゼロ。有名店って聞いていたんだけど…って気持ちになる。厨房には店主とおばちゃん店員の二人だけ。店主は修行せず独学で店を開いたとか。店舗作りや製麺まで全部一人でやってるそうだ。そこは凄いな。拘りを感じる。2001年開店というからもう15年のキャリアだ。L字型カウンター9席。後客は3人ほどあり一安心。

Rakunijin15040400 Rakunijin15040401 中華そば 洛二神 『和風中華そば』 700円

筆頭基本メニューを注文。この歪んだ丼、昔上大岡にあった『いまむら』を思い出す。麺は固めに茹でられた自家製細麺ストレート。具は薬味ネギ、メンマ、油揚げ、チャーシュー1枚、海苔1枚。煮干しの粉が浮きキラキラ光っている。味は…甘い。我にとってはちょっと甘過ぎで好みではなかった。麺や具は好みに合ったけど。

天神橋筋商店街を抜け大阪の雰囲気を満喫して東天満まで歩いた。そこには本日最後の目的店『薩摩っ子ラーメン』総本店がある。我は別に全国有名店めぐりをしているわけではないので軌道修正というわけだ。昭和38年屋台から始まり今や大阪に20店舗を構える一大勢力。『金龍ラーメン』と並び大阪を代表するラーメンチェーンだ。その総本店に入店した。厨房には男の店員3人と女の店員1人。店内は妙な作りで全体を見渡せない。厨房前にカウンター4席あるが、テーブル席メインでトータル42席あるそうだ。客は4割り程度の入だった。ばかりで口頭で注文。

Satumakkooosaka15040400 Satumakkooosaka15040401 薩摩っ子ラーメン 総本店

『ラーメン(ニンニク入)』 850円

注文時「ニンニクどうしましょう?」と聞かれたので「入れて下さい」と応えた。後客の様子も見ていると量も調整出来るようだ。麺は中太ちぢれ麺。具は薬味ネギ、もやし、脂身の多い小さなチャーシューが数枚。スープはライト豚骨でニンニクがガッツリ効いている。このタイプは東京でも二昔前くらいによく見かけた。飲んだ後には良さそうな一杯。24時間営業もそれが狙いだろう。それにしても850円というのは高いと感じた。

今日はよく歩いてよく食べた。結局お好み焼きやたこ焼きには目もくれず、だったけど花見も出来てよい遠征だった。3時前ののぞみに乗車し自由席も座れて午後5時過ぎには帰宅出来た。

尼崎大貫

Amagasaki15040400 尼崎に来てしまった。兵庫県尼崎市である。一昨日の夜思いついて、昨日の朝には行きののぞみの指定席券を買っておいた。この時期は子供が春休みなので家族客が多いので仕方がない。もちろん帰りは自由席だけど。朝7時前に家を出た時の横浜の空は鉛色だったが、名古屋辺りから青空が広がってきて、それは尼崎でも続いていた。

尼崎に来た目的はただひとつ、現存する最古のラーメン店を名乗る『大貫(だいかん)』本店を訪れる為。歴史を要約すると、日本初のラーメン店『来々軒』@浅草の味に感動した仙台出身の初代店主が、大正元年、中国人の料理人を招いて神戸外国人居留地で開店させたのがルーツだという。終戦後昭和27年、尼崎に移転したのが現在の店で、今の店主は4代目だという。到着したのは11時前。開店予定は11時半だったので駅前をぷらぷらと散歩。駅前に寺が密集する寺町というのがあるというので行ってみたが、壁に仕切られた小さくピカピカの寺ばかりで趣などはあまり感じられずすぐに店へと向った。開店の10分前で店の扉には「支度中」の札があったのだが、どうも先客がいてビールなどを飲んでいるようだった。なので思い切って入店してみると、おばちゃん店員が「お好きな席へどうぞー」と言ってくれた。店内は昔ながらのラーメン店といった感じで4人がけテーブル席のみ7卓。厨房は奥にありよく見えなかったが、男の店員2人とおばちゃん店員3人くらいかな。先客4人で、来客が相次ぎ我のラーメンが到着する頃には店外に待ち客が生じた。

Daikan15040400Daikan15040401 中華料理 大貫 本店

『中華そば』 850円

筆頭基本メニューをまず注文。なかなかな値段設定だ。出てきたのは『来々軒』の中華そばに憧れてたという割には異様な一杯。豚骨醤油?麺も太いし全然オーソドックスではない。麺は縮れ太麺。店自慢の足踏みたまご麺なのだそうだ。具は薬味ネギ、平メンマ、きくらげ、脂身の多い厚切りチャーシュー4枚。そしてスープはやっぱり豚骨醤油だが、しょっぱさも甘さもあまり感じられず、醤油の酸味のようなものが印象に残った。何か食べたことあるけど…と思ったけど思い出せない。懐かしさを感じる味。創業から継ぎ足され続けた熟成ダレの味だとか。個性があるなぁ。地元の人は地元の味として親しむのが良く判った。

Daikan15040402 『チャンポン(あんかけ)』 1050円

続いて注文したのはチャンポンだ。何故追加注文したかというと、ここ尼崎には「尼崎あんかけチャンポン」という地麺があるからだ。地元では「尼チャン」として親しまれているとか。最大の特徴は醤油あんかけだという事だ。そしてこの店にもそのチャンポンが提供されているとあっては、地麺巡りで全国まわっているのだがら捨て置けなかったのだ。値段が張るが具だくさんで美味そうだ。奇妙なナルト2枚が目を引く。薬味ネギ、タケノコ、キャベツ、ニンジン、青梗菜、干ししいたけ、豚バラ肉、イカ、エビなど。この餡は中華そばのスープがそのまま使われているのがわかる。餡が強烈な重さで麺を引き出すのに苦労したが、美味しかった満足。

Amagasaki15040401 駅前の公園の桜も満開で綺麗だった。尼崎で花見をするとは思わなかった。約1時間程度の滞在だったが電車に乗り尼崎を後にした。

2013年4月28日 (日)

滋賀地麺

Dscf4394_2 野洲から再び東海道本線に乗車し彦根で下車した。彦根といえば彦根城、いや今は「ひこにゃん」が有名だが、我はそんなものには目もくれず、滋賀唯一の地麺と言っていい「彦根(近江)ちゃんぽん」の店を目指す。「彦根(近江)ちゃんぽん」というのは鰹と昆布等から摂った和風だしに茹で野菜をトッピングした麺料理の事。簡単に言ってしまえば関西風ちゃんぽんの事だ。元祖の店である『麺類をかべ』は残念ながら昨年6月末閉店してしまった。しかし昭和60年『をかべ』から暖簾分けを許された人物がチェーン展開していた店が『ちゃんぽん亭総本家』であり、その本店がこの彦根駅前徒歩1分弱の場所にある。早速店に向かった。ちょうど昼下がりで入口に7人ほど待ち客がいた。7分ほど待って着席。奥に厨房があり見えにくかったが店員はおそらく男3人と女1人。4人がけテーブル席7卓くらいと6人がけテーブル3卓。口頭で注文。

Chyanponteisouhontenekimaehonten00 Chyanponteisouhontenekimaehonten02 ちゃんぽん亭総本家 駅前本店

『近江ちゃんぽん』 680円+『半チャーハン』 290円=970円

筆頭基本の近江ちゃんぽんに、ご飯ものが欲しくなったので半チャーハンをプラスした。確かに和風だしの効いた野菜たっぷり、太麺もシコシコな一品だが、何故か初めて食べた気がしない。サンマーメンのあんかけの代わりに茹で野菜をのせた感じ?タンメンに和風出汁を加えた感じ?似ているようで微妙に違うのがB級グルメというものだろう。美味しかったし満足出来た。

早々に駅に戻り電車でひと駅の米原で下車、45分ほど待って新幹線ひかりに乗って新横浜に到着したのは夕方4時前、5時前には帰宅出来た。今回の旅は天候に恵まれ、これといったトラブルも無く、全ての目的店を訪問出来、万々歳の遠征だった。滋賀のサイクリングで予想外に日焼けをしてしまった事を除いて…。

野洲本店

琵琶湖からレインボーロードと呼ばれる幹線道路をひたすら南下する。途中バッテリーが上がり電動アシストは切れてしまった。普通の自転車なのだが、今まであったものが無くなるとキツくなるものだ。約50分間、休憩など一切入れず、野洲大橋を渡り踏切を渡り、新幹線の高架下をくぐって更に南下してようやく辿り着いたのが『来来亭』野洲本店だ。社長は元々『第一旭』での修行経験があり、京都市内の閉店していた店舗を引き継ぎ、平成9年ここ野洲で1号店を開店させたのだという。その後全国にチェーン展開し今や滋賀を代表するラーメン店になっている。早速入店しようとしたがちょうど正午前だったので入口で数人待ちが出来ている。入口から番号札を取って並ぶが1人だったので先に通してくれた。口頭で注文。厨房には男の店員6人ほど。厨房前に一列のカウンター15席くらいか、座敷に6人がけテーブルが5卓くらい。何せ到着時ヘトヘトだったのでよく覚えていない。水を何倍も飲みながらラーメンを待った。

Rairaiteiyasuhonten00 Rairaiteiyasuhonten01 来来亭 野洲本店

『ラーメン(麺かため・ネギ多め)』 650円

筆頭基本メニューを注文。こちらも『魁力屋』と同じく好みを色々選べるようだ。麺硬め・ネギ多めだけを選択。基本的に昨夜食べた『魁力屋』と同じ。但しこちらの方は辛味がちょっと目立ったかな。美味しい。万人受けするラーメンだ。この『来来亭』と『魁力屋』が広めた事により、関西のラーメンを代表するスタイルになったと言っていいだろう。満足。
5分ほど頑張って自転車を漕いで駅に到着。自転車を返却し野洲駅に戻った。

新福再訪

朝6時に起床。すぐ最上階の大浴場へ向かい朝風呂に浸かる。今日は昨日より雲が少なく青空と言っていい良い天気だ。8時にはホテルをチェックアウトし京都駅方向に歩を進める。我にとっては京都の朝食はラーメンに決まっているのだ。昨日は『第一旭』だったのであれば、本日は自ずと隣の『新福菜館』になる。創業は昭和13年屋台営業から始まり、店舗営業は昭和19年からという京都最古の老舗。京都スタイルの源流を作った偉大な存在であり、かつ現在も京都を代表する筆頭店だったりする凄い店なのだ。また『末廣ラーメン』@秋田など京都以外でも影響を及ぼしている。店前に行列は無いので早速入店すると、こちらも空席待ち客の背中があった。しかし1分程度で着席出来た。厨房には男の店員3人と女の店員1人。一列3席のカウンター席と4人がけテーブル席6卓。口頭で注文。

Shinpukusaikanhonten00 Shinpukusaikanhonten01中華そば専門 新福菜館 本店

『中華そば 並(ネギ多め)』 650円

『第一旭』同様に前回訪問時は小を注文してしまったので、今回こそは並注文でネギ多めに。日本で最も見た目が美味そうなラーメンではないだろうか?実際旨いのだけど。濃い醤油スープが染み込んで中太ストレート麺が若干茶色になっている。その上に薄いチャーシューが数枚のり、更に九条ねぎが大量にのる。改めて食べてみると醤油の旨みは感じるけど、しょっぱさはほぼ無く、むしろ『第一旭』の方がしょっぱさを感じるくらいだ。麺とネギとチャーシューのバランスも良く、食感も楽しい。朝からこんな美味しいラーメンを食べられるなんて京都の人は幸せだ。青空が広がる旅2日目の朝、良いスタートがきれた。

2013年4月27日 (土)

京都夜訪

夜8時前ようやく本日の宿にチェックイン。喫煙室しかとれなかったので臭が気になる。余計な荷物をそのままに早々に再出発。京都駅前バスターミナルから市営バスに乗車。向かうは京都ラーメン激戦区として名高い一乗寺周辺だ。京都駅からだと10km弱離れているのでバスかタクシーを使うしかない。地下鉄を通して欲しいなぁ。案の定この時間なのにバス車内は最初から強烈に混んでいる。そしてバスに揺られる事何と45分近く、ようやく一乗寺付近に到着。暗い北大路通りを線路の方へ5分ほど歩く。そして今遠征最大の目的店の黄色いテント屋根を発見。昭和46年創業の『天天有』だ。この店は夜7時から営業開始の為、京都遠征が日帰りではなく1泊になったと言っていい。京都ラーメンには大きく分けて3系統あり、『新福菜館』を筆頭とする「京都醤油系」、『ますたに』を筆頭する「京都背脂系」、そして最後の系統「鶏ガラこってり系」の代表格なのが、この『天天有』だ。この店に行かないで京都ラーメンを語るなかれとまだ言われていたのだ。念願叶ってようやくこの店の暖簾を割る事が出来た。厨房に男の店員2人と女の店員1人。厨房前に6席と4席のカウンター席と6人がけテーブル席1卓、座敷に6人がけテーブル席2卓。先客8人後客1人。口頭で注文。接客は丁寧だった。

Tentenyuu00 Tentenyuu01 ラーメン専門店 天天有 本店

『中華そば 並』 600円

筆頭基本メニューを注文。麺のかたさや味の濃さ、煮玉子有りなど色々選択出来たようだが、あえて基本のままを注文。見た目は中細ストレート麺の上に九条ねぎとチャーシューが数枚のった京都ラーメンらしい一杯。でもスープは鶏ガラの甘味を感じるこってりしたスープ。メンマの味付けも甘い。これは今まで食べた京都ラーメンとは違い個性のある一杯だった。満足。

再び線路を超えてバス通りの方に戻る。次の店は「京都背脂系」に入り、それをチェーン展開し全国に広めたグループの本店を狙う。『魁力屋』本店だ。平成17年創業というから割と最近で、同じ系統である『来来亭』の大分後という事になる。早速入店。厨房に男の店員ばかり6人。厨房前に一列13席と座敷に6人がけテーブル4卓。先客6人後客4人。口頭で注文。

Kairikiyahonten00 Kairikiyahonten01 京都北白川 ラーメン魁力屋 本店

『特製醤油ラーメン並(麺かため)』 600円

基本メニューを注文。 具は薬味ネギ、メンマ数本、バラ肉チャーシュー数枚。九条ねぎは卓上から取り放題。スープは背脂がふられた豚骨鶏ガラ出汁の醤油スープ。このスタイルのラーメンは美味しいので広めてくれた功績は評価したい。価格も良心的だし。

時刻はもう22時をまわっていた。京都駅行きのバスに乗り40分ほどかかってホテルに到着出来たのは23時前。『無鉄砲本店』、『まりお流』の連チャン等で豚骨濃度的に限界を試した1日だったと思う。でも天候に恵まれ観光も存分に出来、目的の店も全てクリア出来た良い一日だった。最上階の大浴場に浸かり疲れを癒してチューハイを飲んで眠りに落ちた。

極限濃度

平城京跡から野原をまわって徒歩で今回の旅唯一の奈良の目的店『まりお流』にやって来た。この店は創作ラーメン店の中でも全国的に有名な店。特に有名なのが超濃厚豚骨ラーメンで、その価格もメニューのほとんどが千円を超えるものばかり。その中でも「自然界でこれ以上濃いラーメンを作るのは不可能です」という謳い文句で、最強の濃度レベル20という、その名も『富士山』というメニューが存在する。価格も並で2100円という凶悪なもの。しかし全国を食べ歩いている我からすればこれは体験しておきたかった。元々創作ラーメン店であるので、一般的なメニューを注文する方が逆におかしい。せっかくこの店に来たのであればこれを試すしかないだろう。一体どんな味がして食後どうなってしまうのだろうか?興味がある。

店に到着したのは開店予定の40分前。流石に早過ぎた。店前に待ち席などないから立って待っているのは辛かった。開店15分前くらいになるとようやく後客が並び始めた。その待っている間に店のメニューを見ていると驚くべきものが目に飛び込んできた。何と自然界で濃度を超えるものを作るのは不可能とされていた『富士山』のメニュー。その横に何と『富士山を超える』濃度25を示す、その名も「チョモランマ」というメニューが書かれていたのだ。チーズたっぷりと書かれているのでチーズがプラスされたのか?我はチーズが好きだし、チーズが入ったラーメンは好きなのでそれを頼むのは問題は無い。但し未知の濃度に対応出来るのかに一抹の不安はあった。それにしても一杯2520円という値段は我の食べ歩き経験の中でも初めてだ。また箍が外れる音が聞こえた。

Marioryuu02 いよいよ開店となりカウンター一番奥の席に通された。カウンター6席、テーブル12席、座敷24席。店員は店主を含め男ばかり6人。店員が注文をとりにくるのを待っていたら、後客が先に注文し始めた。これでは早く来た意味が無いではないか!急いで口頭で注文した。水とおしぼりはセルフで取りに行くシステム。

Marioryuu00 Marioryuu01 まりお流ラーメン

『チョモランマ 並』 2520円

巨大な丼で登場。撮影している間でもどんどんスープ表面に油膜が生じているのが判った。よって一番最初に撮った写真を掲載する。麺はやや縮れのある太麺。具は九条ねぎのきざみ、太メンマ数本、味玉丸1個、レア加減の2つ折りにされた巨大チャーシュー3枚。そして問題のゲル状の濃厚スープ。店HPを後日見てみると「チョモランマ」は「富士山」に大量のパルメザンチーズを投入し煮ただけとある。果たして味はどうだったか?これがつまらない表現になってしまうが、見た目通りチーズクリームホワイトシチューなんだよ。味も食感も。但し食べた後鼻に抜ける匂いが、豚骨臭を感じる。これは濃度が増しても味的には逆にチーズに助けられている。「富士山」のままだとかなりキツイものだったのではないかな?結果的にシチューに麺と具を投入したラーメンという事で難なく食す事が出来た。支払い時貰ったチョモランマと記された領収書は大切にとっておく事にしよう。

店からちょっと距離がある最寄りのバス停まで小走りした。あらかじめ調べておいたバス発車予定時刻まであまり余裕がないからだ。無事バスに乗車し近鉄奈良駅まで戻る事が出来た。コインロッカーから荷物を出して特急に乗って京都まで戻った。

本無鉄砲

『第一旭』から急いで京都駅に戻り、朝9時発の近鉄線特急に乗車し奈良へと向かう。特急券500円がかかるというのは誤算だった。35分後には近鉄奈良駅に到着。コインロッカーにほとんどの荷物を入れ身軽になってからバス停に向かう。しばらく待ってから109系統加茂駅行きのバスに乗車。約20分くらいバスに揺られた時点で目的の店が見えたので降車ボタンを押すとそこでバスが止まってくれた。自由降車区間だったらしい。ここは住所的にはギリギリ京都府という事になる。この京都外れの山間部に何があるかといえば、今や全国のラーメンマニア達から一目を置かれる存在となった『無鉄砲』本店があるのだ。店主の赤迫氏は『風来軒』@宮崎で修行し今は『がむしゃら』になっている奈良の店で平成10年に初開業、その後このログハウスの店舗に移転した。到着したのは開店35分前。連休初日、行列必至と予想していたのでこのくらいの到着で予定通りだ。しかし既に先客が2人いた。券売機に電源が入った時点で食券を購入。予定より3分くらい遅れて開店。早速入店。厨房には男の店員2人女の店員3人。L字型カウンター10席と4人がけテーブル2卓。創業店である奈良の『がむしゃら』の構造と酷似しており再現しているのだと判る。口頭で注文。

Muteppouhonten00 Muteppouhonten01 無鉄砲 本店

『とんこつラーメン(麺かた・こってり・ネギ多め)』 700円

筆頭基本メニューを注文。麺は中太ちぢれ麺。具はネギとメンマ、バラ肉チャーシュー5,6枚。泥豚骨と呼ばれるだけあって強烈な濃さ。それに負けないくらい醤油ダレも入っているので、家系好きな人間からすればとても馴染みやすい味。元は九州系とは思えない。とうとう念願の本店のラーメンを堪能出来たので満足。

再び付近のバス停で10分弱バスを待ち近鉄奈良駅に戻った。駅前が渋滞していて時間がかかった。

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