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2012年11月24日 (土)

倉敷地麺

倉敷を代表する老舗『百万両』。昭和46年創業。岡山市にも支店を持つ(但し最近になって屋号を「万」に変えたらしい。独立か?)。昭和50年代には1日2000杯を売り上げる大行列店だったという。よってこの店の影響を受けてラーメン店を始めた店主も多く、岡山県での存在感は大きい。倉敷を訪問するのならぜひともこの店に行ってみたかった。しかしながらこの店の場所は倉敷駅からとても遠く、一番近いローカル線の駅からも徒歩20分もかかるようなのだ。躊躇したが諦めることなく調査したところ、その近辺に向かうバスが倉敷駅から1時間に2本程度だが出ている事が判った。しかしその出発時間が倉敷駅に到着してから4分後だった。たった4分で不案内な駅の改札を出てバスターミナルへに辿り着いて目的地行きのバスを探し出して乗り込む事が出来るか?普通は諦めた方がいいのだが、諦めなかったから何と乗る事が出来たのだ。バスに揺られる事約30分、連島というバス停で下車する。今はipadがあるから場所がすぐ判るから便利だ。バス停からわずか2分程度で『百万両』を発見。周りに何もないとここにポツンと大きなビルがそうだった。早速入店。とても広い店内、だからガランとした印象があった。厨房には2代目店主と男の店員1人とおばさん1人。厨房内で20杯くらいの丼を出してスタンバッているのに驚いた。L字型カウンター20席くらいと4人がけテーブル席2卓。先客4人後客3人。カウンター席に座ったがカウンター上に小銭が等間隔で置かれているのが異様だ。しかも注文する前にラーメンが提供されてしまった。慌てて千円札をおばちゃんにさし出すと卓上の500円玉をススッと指で我の方へ移動させた。この小銭はつり銭用だったのだ。無用心だがこれは客の良心を試しているのだろう。

Hyakumanryou00Hyakumanryou01中華そば専門の店 百万両 水島本店

『中華そば』 500円

基本的にメニューはこれ一本だけだから注文しなくても出てきたのだ。餃子がサイドメニューであるようだ。麺は博多ラーメンと同じと言っていい極細ストレート麺。具は薬味ネギと細メンマ、脂身の少ないあっさりチャーシューが数枚入り。スープは鶏ガラ煮干出汁のあっさり醤油スープ。煮干の効きは弱く、ごく普通のあっさり醤油スープと言っていい。あまりコクというものを感じない。味を知ろうと何度もスープを啜ったがやっぱり味が淡い普通の醤油味しか感じられなかった。それとレンゲが欲しかった。

先ほどのバス停に戻って5分程度待ってバスが来た。とても良いタイミングだ。再び30分ほどで倉敷駅前に戻って来れた。駅前のアーケード商店街を抜け更にしばらく進む。そこには次の目的店『第二又一』があった。この店も5年前の旅行の時に訪問しているので再訪となる。第二というくらいだから初代の又一もあるだろうと思ったら既に閉店していた。昭和38年創業、倉敷駅前近くにあった小さな店だったらしい。そして昭和48年道路拡張工事に伴う立ち退きの為閉店。しかしその従業員や親戚筋が又一の名を冠した店を開店させ又一の系統を作る。この『第二又一』は親戚筋が出店した最も古株の店で昭和41年の創業となる。早速入店。厨房におばちゃん2人。いかにも関西のおばちゃんといった感じでテレビを見ながら口が止まらない。手は止まっていないからいけどさ。ちょうどニュースで銀行籠城事件を報道していてその話題をしていたようだ。一列7席のカウンター席と4人がけテーブル席1卓。先客7人後客2人。口頭で注文。

Dai2mataichi00Dai2mataichi03中華そば 第二又一 『又一そば』 550円

5年前と同じ筆頭基本メニューを注文。50円値上げされている。麺はもちもちした食感の中細ストレート。具は薬味ネギ、もやし、かまぼこ1枚、チャーシュー、半ゆで玉子。スープは豚骨出汁強めの醤油スープ。コクがあるがあっさりした口当たり。雰囲気も含めいい感じの一杯だった。

駅に戻り地下の食堂街にある『すわき後楽中華そば』倉敷西ビル店に入店する。この『すわき後楽』は県下に8店舗の直営店と7店のフランチャイズ店をもつ、岡山を代表するチェーン店グループだ。チェーン店というのは実は地麺として見逃せない存在。地元に支持されているから他店舗展開出来ているわけで、その土地の最大公約数の味とも言える。名古屋の『寿がきや』や北陸の『8ちゃんラーメン』等はいい例だろう。そういうわけでこの店に入店する。厨房は奥にあり見えない。おばさん店員2人が接客。4人がけテーブル席4卓、10人がけテーブル席1卓。先客3人後客1人。口頭で注文。

Suwakikourakukurashiki00Suwakikourakukurashiki01すわき後楽中華そば 倉敷西ビル店

『醤油ラーメン』 580円

定番と書かれた筆頭基本メニューを注文。他に味噌やぴりごま等があった。麺は中細ストレート。薬味ネギとメンマ、それと意外としっかりしたチャーシュー3枚。スープは今まで食べてきた岡山ラーメンの特徴をよく感じつあっさり味の豚骨醤油スープ。岡山の食べ歩きはこれにて終了。ほぼ正午に店を出る事が出来た。駅に戻ってみどりの窓口に行き帰りのチケットを購入。一度岡山に戻ってからのぞみで一路新横浜へ。4時前には到着出来た。

徳島遠征以降の大きな山場として1年前から設定していた今回の岡山遠征。地麺巡りの大きな節目になったと思いたい。

笠岡再訪

2泊したビジネスホテルを朝8時にチェックアウトし岡山駅に向かう。雨は降っていないが空は灰色の雲が低く立ち込めている生憎の空模様だった。山陽本線に乗り揺られること約50分、9時10分過ぎに笠岡駅に到着した。ちょうど3週間ぶりの訪問となる。まだ記憶が鮮明なだけに近所の駅のような錯覚をしてしまった。また笠岡に降り立った理由は唯ひとつ、新横浜ラーメン博物館にも出店した事がある笠岡筆頭の店『坂本』のラーメンを食べる為だ。昭和33年創業、現存する笠岡最古のラーメン店だ。この前は不運な事に祝日にぶつかり定休日となってしまったのだ。今回は祝日ではないが、前日が祝日、明日は日曜で定休日となる。定休日に挟まれたので臨休にされる恐れが多分にあった。だから急いで店へと向かった。場所は全然前回の記憶があるので最短コースで店に早足で向かう。開店予定時刻の15分前に到着。周りに人はいない。臨休を伝える張り紙らしきものが貼られておらずまずは安堵。しばらく店の外で待っていたが、曇りガラス越しに人影が見えた。どう見ても普通の服を着ていて従業員には見えない。意を決してダメ元で扉を開けると…何と先客5人が席に座っていた。奥の厨房には2代目店主の親父さんが一人準備に取りかかっている。一列2席のカウンターが厨房前と窓際に2つ、4人がけテーブル席2卓。後客は3人。準備が終わり定刻で注文を聞いてくる店主。その時奥さんと思しきおばさんが厨房に入った。口頭で注文。

Sakamoto00Sakamoto01中華そば 坂本 『中華そば 並』 500円

メニューは並か大盛のみ。2杯づつ作る為、3ロットめが自分のラーメンとなった。その時おかみさんに代金を渡した。念願の一杯は絵に描いたような綺麗な笠岡ラーメンだった。鶏油で黄金色になった醤油スープにかために茹でられた四角い中細ストレート麺がとてもよく合っている。醤油の味がしっかり染みた硬めの歯ごたえがいい感じのかしわがたっぷりのり、メンマ数本と、斜め切りした青ネギも笠岡ラーメンの重要なアイテムになっている。今回の遠征で判ったのだが両隣りの福山、倉敷は全く別のラーメンで、笠岡だけが鶏に特化した独特のラーメン文化を持っている。これが面白いと思った。

さて次の電車時刻が迫ってきている。急いで食べて店を出た。もう電車の出発時刻が5分を切っている。これをのがすと45分以上次の電車を待たねばならなくなる。駅に向かってダッシュして何とか電車に間に合う事が出来た。

2012年11月23日 (金)

岡山夜麺

明日は朝から岡山市を離れるので今夜が最後の岡山探索になる。なので夜でも営業している駅前の店へ行く事にした。夜9時過ぎにホテルを出る。駅前まで徒歩5,6分といったところかな。最初に訪れたのは駅前正面から少し離れた場所に昭和28年創業の『あまいからい』というユニークな屋号の店だ。屋台時代から味の調節をしますよという意味で客に「甘め?辛め?」と聞いたのが由来らしい。早速入店。厨房には中年店主と若い男の店員2人。一列3席と4席のカウンター席と4人がけテーブル席5卓。先客9人後客2人。口頭で注文。

Amaikarai00Amaikarai01中華そば専門 あまいからい

『中華そば』 650円

基本メニューを注文。特に甘めか辛めかなど好みは聞かれなかった。麺のかたさも頼めば調節してくれたらしいが後の祭りだった。麺は中細ストレート。具は薬味ネギ、もやし、メンマ、脂身の多い薄いバラチャーシュー2枚。豚骨醤油スープだがあっさりめの味。老舗らしい食べ易い味だ。

駅から反対の方向に更に歩く。次の店も『あまいからい』同様駅前の屋台から始まった昭和28年創業の老舗『丸天』だ。ところが2005年、当時の主人が亡くなったことにより閉店してしまったそうだ。その味の消失を惜しんだ客がその味を復活させ再開させたという。『中本』と同じストーリー性のある店だ。早速入店。入口に券売機。厨房には年配の親父が2人。4人がけテーブル席8卓。先客7人後客2人。

Maruten00Maruten01そばの店 丸天 『中華そば』 550円

筆頭基本メニューを注文。麺はシコシコした食感の中太ストレート。具は薬味ネギ、小さなかまぼこ3枚、小さな薄いチャーシューが数枚入っている。スープは鶏ガラと豚のスネからとった出汁がら作ったあっさり醤油味。屋号にもあるが食べた印象が関西うどんのようだった。周りの客が一心不乱に食べて完食しているのを見て、地元の人達に支持されているんだなぁと感じた。

岡山遠征2日目はこれで終了。県内を広く巡って昨日と同じ1日8杯を食した。いよいよ岡山大遠征も明日フィナーレを迎える。

浅月本店

車を返却したその足で駅反対側に向かう。昨日ふられた奉還町の『浅月』本店へ。昭和23年創業。創業した初代店主は料理経験ゼロで始めたそうだ。それが今や市内に2つの支店をもつ、岡山を代表する老舗店だ。カツ丼屋のような店構え。早速入店。奥に伸びるうなぎの寝床のような構造。手前に4人がけテーブル席5卓、奥に座敷があり6人席が4卓。厨房には男の店員2人に女店員1人。4時前という時間のせいか店内はガラガラで先客1人後客1人。口頭で注文。

Asatuki00Asatuki01中華そば 浅月 本店

 『カツそば』 850円

本日6杯目と苦しかったが、こちらもとんかつラーメン発祥店のひとつというのでカツそばを注文。向かいの『富士屋』のようにあっさりスープが主流だった岡山に、こってり豚骨スープを生んだのがこの店。麺は自家製麺中細ストレート麺。具は薬味ネギ、メンマ数本、肩ロースチャーシュー3枚。そしてロースとんかつ。基本の中華そばにたった200円プラスという値段にしては、しっかりしたとんかつだ。ようやく岡山最重要課題店に訪問出来て満足だ。

P1120135その後せっかく岡山に来たのだからと後楽園に行ってみる事にした。しかしながら閉園時間が迫っているので急いで向かった。何とか閉園時間15分前に到着。しかし入口の店員は勝手に業務を終了しようとしていた。何なんだこの役人体質は。営業時間はキッチリ守れと言いたい。とりあえず入場券を強引に求め中に入った。中は絵に描いたような日本庭園。ただその規模は大きい。しかしながら日が落ちてきたからなのか、入口の係員の態度に怒ったからなのか、あんまりインパクトは受けなかった。

後楽園を後にして堀をこえる橋を渡ろうとしたら、目の前にライトアップされた岡山城がそびえ立っていた。こちらの方がよっぽど見事だった。

P1120172途中中心部の商店街にあった丸善に寄って来年のシステム手帳を購入した。昨年は高崎で買ったんだったよなぁ。あれから1年も経ったかとしみじみ思いつつ宿に戻った。

岡山松系

岡山地麺探訪の旅はまだ続く。岡山には「松系」と呼ばれる独自の系統がある。岡山ラーメンの基本形である豚骨醤油を引き継いではいるが、数種類の野菜、りんご、蜂蜜、数々のスパイスを入れているという独自のスタイルを築いているという。県南部に数店存在し屋号に「松」や「仙」の文字が入るのが特徴。我はこういう独自の系統を名乗るものに弱い。今回の遠征で実は一番楽しみにしていたのだ。よって松系の有名店をはしごする事にした。

ちょうど先の『らーめん茶屋』から車で5分程度の所に、松系の中でも有名店である『仙助』があるので行ってみた。ファミレスのような店構え。入口にはメニューサンプルがガラスのケースに入っている。早速暖簾を割る。厨房には男の店員4人女の店員2人。厨房前に一列5席のカウンター席と4人がけテーブル席5卓、座敷に4人席4卓。2時という時間にも関わらず7割の席は埋まっていてその後も来客続々。噂通りの人気店だ。カウンター席に着席し口頭で注文。

Sensuke00Sensuke01中華そば専門店 仙助

『中華そば(小)』 500円

4杯目で次もあるので小にしておいた。純粋に松系の味を知りたかったからだ。麺は中細ストレート麺。具は薬味ネギと小さめのバラ肉チャーシュー。スープは見かけは乳化の強いミルクコーヒーを彷彿させるような色の豚骨醤油スープ。蜂蜜や林檎が入っているというので甘味があるのかとちょっと期待していたら、味は何と味噌、札幌味噌ラーメンのスープとほぼ同じに感じた。味噌のようなしょっぱさや辛さも感じた。各種スパイスが入っているのでそれが複雑に絡み合って結局味噌のような味になったのかは謎なのだが。これはちょっと意外な感じだった。他のメニューはトンカツだけではなく、唐揚げ、天ぷら、ギョーザ等揚げ物オールキャストのトッピングメニューでこちらも驚いた。

更に南下して30分ほどで岡山市内に入り、その郊外、山間部にある『玉松』にやって来た。この店こそ「松系」総本山なのだ。屋号に反して洋風の建物だ。『横濱家』をもっとリッチにした感じ。創業は昭和50年頃と意外と歴史は浅い。でも店入口には「元祖岡山ラーメン」と書かれている。これは言い過ぎだとは思うが、オリジナルの味を創造したのは評価に値する。早速入店。厨房には男の店員3人と女の店員1人。意外と若い店員ばかりだった。店内は広々としていて厨房前に一列6席のカウンター席、4人がけテーブル席4卓と14人がけテーブル席1卓、座敷は6人テーブルが4卓。先客8人後客3人。口頭で注文。

Tamamatu00Tamamatu01_3元祖岡山ラーメン 玉松 『ラーメン』 660円

筆頭基本メニューを注文。こちらもトッピングのほとんどが揚げ物だ。麺は中細ストレート。具は薬味ネギともやし、メンマ数本と脂身の多いバラチャーシュー。こちらは味噌という感じではなく醤油の味が濃く出ていた。でも岡山の醤油?なので風味がこちらと違うわけで、それが独特の味わいになっているのかも知れない。同じ松系でもこれほど味に違いがあるとは。更に松系の謎が深まった感じだが、この総本山の味が松系なのだろう。

とりあえずドライブはこれまで。岡山駅前に3時半頃到着し車を返却した。無事に返車出来安堵感に包まれた。

赤磐地麺

『よし乃』を出て駐車場に停めてあった車に乗り次の目的地へナビをセットし案内を開始させ出発したところ、「到着予定時刻は1時59分頃です」と言われた。それではマズイんだよ!なにせ次の訪問店『らーめん茶屋』の営業時間は2時までなんだから!ちょっとアクセルふかし気味に走る。紅葉に色づいた川沿いをひたすら南下したので運転している時は気持ち良かった。結局目的の店には1時半頃に到着出来た。『らーめん茶屋』は赤磐商工会が中心となって、地元特産の朝日米というコシヒカリの3代先祖にあたる米種を使った米粉麺で町おこしをしようと作った施設だ。早速入店しようとしたら中からおばちゃんが出てきて「そこで食券を買ってきて下さい」と言われた。別の土産物売り場のような所に行くと女店員が一人いて食券はどこに売っているのか聞くと「何にしましょうか?」と聞かれたのでラーメンを注文。すると「らーめん」と書かれた一枚の食券を代金と引き換えに渡された。そして先ほどの入口に行くと「しばらくお待ち下さい」とプラ板番号札を食券と引換に渡された。何だか非常に回りくどい。この辺りがお役所っぽい仕様だ。結局そこは厨房だけ独立していて、セルフで木造の食事専用の小屋に持って行って食べるのだ。3分くらい待って呼ばれたのでラーメンを受け取る。その小屋は30人くらい座れるようになっていたがたった1人だけ先客がいただけでガラガラだった。

Ramechyaya00Ramechyaya01赤磐特産館アグリ らーめん茶屋

『米粉らーめん』 400円

麺はツルツルしているが妙にヌルヌル感もつきまとう中太平打麺。具は薬味ネギ、もやし、メンマ数本、ナルト1枚、薄いチャーシュー2枚。味は豚骨醤油だが妙にしょっぱく化調を感じるもの。ずばりインスタントラーメンの味と同じ印象を受けた。値段相応というか。ともかくマイナーな岡山地ラーメンの目的店を全て訪問出来て満足だ。

津山地麺

次の目的地は鏡野から車で約1時間弱南下したところにある津山市、その中心地津山城跡に隣接する津山観光センター内にある『味処 よし乃』だ。ここに町おこしとして考案された地ラーメン「津山ラーメン」がある。到着時広い駐車場が満席でちょっと焦ったが、ちょうど出る車がいたので助かった。駐車してすぐ入店したがちょうど昼時という事もあり、広い店内は客で一杯。店員のおばちゃん達も忙しそうでなかなか案内しようとしないので適当に空いた席に座りおばちゃんを呼び止め口頭で注文。4人がけテーブル席10卓、6人がけテーブル席2卓。他の客は「津山ホルモンうどん」というもうひとつのB級グルメを多く注文していたようだ。

Ajidokoroyosino00Ajidokoroyosino01味処 よし乃 吉野館城下店

『津山らーめん』 680円

配膳係のおばちゃんも忙しさでテンパっていたようなので、呼び止めて何とかラーメンにありつけた。麺は柔らかめに茹でられた中太ストレート麺。麺には地元産の山芋を練り込んであるとか。具は薬味ネギともやし、ワカメ、半ゆで玉子とチャーシュー1枚。作州黒豚や地鶏ガラをベースに津山産れんげ密を隠し味に加えた豚骨醤油スープがウリ。でも実際食べてみると具もワカメが入って貧相だし、味もスーパーのフードコートとかにある豚骨醤油ラーメンと同レベル、麺も茹で過ぎの感があり不満が残るものであった。津山城観光もせず早々と津山を去ることとなった。

鏡野地麺

P1120057岡山遠征2日目。今日は岡山各地に点在する地ラーメンを巡る為、徳島遠征以来1年ぶりのレンタカーを使用する旅となる。あらかじめ予約していたレンタカー営業所に朝8時に到着。初めてETCをセットしての出発となった。天候は曇り。昨日の出発前から2日目は全国的に天候と天気予報で言っていたのである程度覚悟していた。カーナビに目的地をセットし出発。岡山駅から高速入口まで結構距離があった。高速に乗ってしまえば楽になる。目指すは岡山県北部の鏡野町。約1時間半くらい走ったところでいつの間にか一般道への降り口に着いてしまい、途中のサービスエリアに1回も寄らず終いだった。予定より約1時間弱早く到着してしまったので、奥津温泉にある道の駅で一休みする事にした。ちょっと小雨が降っていたが、山のひんやりした新鮮な空気を吸って気分爽快。土産物を買ったり、これからの目的地をカーナビにセットしたりした。30分くらい経ったのでそろそろ目的の店に向かう事にする。

更に山道を北上すると道路標識に「倉吉」という地名も目にするようになってきた。鳥取はもう目と鼻の先くらいの所に来ているのだ。自分の頭の中の地図がつながった気がした。20分ほど北上したところでカーナビが目的地付近に到着した事を知らせた。しかし道路沿いには店らしいものはない。少し奥に入ったところに店舗があった。これはこの店を目指して来ないと判らないのではという立地だ。屋号は『お茶屋のラーメン』という。土日祝のみの観光客相手に特化した営業。入りづらい店構えなのだが、我はガンガン入店する。この店で「鏡野ラーメン」を食す為遠路はるばるやって来たのだ。でも中に入ると明るい木を使ったアットホームな雰囲気。厨房には熟年夫婦2人。厨房前に一列のカウンター4席。2人がけテーブル席1卓、4人がけテーブル席4卓。前後客ゼロ。口頭で注文。「好みに合うか分かりませんが」と漬物を出してくれた。

Ochyanoramen00Ochyanoramen01お茶屋のラーメン 『鏡野ラーメン』 750円

地名を冠するメニューを注文。麺は白い中細ストレート麺。具は薬味ネギとメンマ数本、ナルト1個、脂身の多い肉厚チャーシュー2枚、半味玉、そして鏡野特産のフルーツトマトのスライス3枚。胡麻がかかったスタンダードな塩スープ。このフルーツトマトが甘くてびっくり。でも暖かいラーメンと合うかと言えば微妙。添えられたレモンを絞るとすっきりとした味わいが増す。冷やしの方が合っている気がする。まぁ悪くは無かった。先ほど休んだ道の駅のフードコートにも同じくトマトが添えられた同名のラーメンがメニューにあったので、この店だけのオリジナルメニューではなく、ちゃんと地ラーメンにはなっているようだ。

最初の目的店訪問が成功し意気揚々と車に戻り次の目的地をカーナビにセットする。すると店の奥さんが「そこが段になっているからあちらから出てください」と親切に案内してくれた。店からちょっと距離があったが、それを言うために来てくれたのはありがたく、いい気分になれた。

2012年11月22日 (木)

岡山夕麺

岡山に再び戻ってこれたのは4時半をまわったあたり。岡山食べ歩きでネックになってくるのが営業時間の短さ。駅前周辺の店は別として夜の帳が降りた頃には閉店する店が多いのだ。ホテルに荷物を置いておく時間も命取りになる。路面電車に乗車し県庁前で下車。再び『やまと』周辺にやってきた。『やまと』からちょっと先に行った辺りに見つけた目的店『一元(いちげん)』に入店。昭和38年創業の岡山有数の老舗だ。岡山では一般的だけど、他県の人間からすると驚くトッピング、「とんかつラーメン」。この店はその元祖の店のひとつと言われている。岡山はデミグラスソースカツ丼という独特のとんかつ文化が昔からあり、中華そばととんかつを一緒に提供する店が多い事がこのトッピングを生んだのだろう。ここは夕方5時半には終了し、しかも明日金曜は定休日。今日しか訪問の機会はないのだ。早速暖簾を割り入店。日本蕎麦店のような和の内装。厨房には老夫婦2人。厨房前に一列のカウンター4席と4人がけテーブル席3卓。先客2人後客ゼロ。口頭で注文。

Ichigen00Ichigenokayama01中華そば 一元 『とんかつそば』 800円

麺は中細縮れ麺。具は薬味ネギととんかつがドーン。スープは魚介が若干効いたあっさり醤油スープ。とんかつはとてもジューシーで単体で美味しいものだと思う。けどラーメンととんかつは当然ながら味が混じり合う事がないので合体したところで相乗効果は無い。単にボリュームが増したというところか。デメリットとしてはせっかくのとんかつのサクサク感がスープでしっとりしてしまったところか。ともかく岡本名物ラーメンを初体験出来て満足した。

道沿いに駅とは反対方面に5分くらい歩く。我は行列店より老舗狙い。昭和35年大衆食堂として創業し、今やとんかつと中華そばの店となった『だて』へ訪問。こちらも7時で閉まってしまう。早速入店するも店内は暗いな。厨房には店主夫婦2人。厨房前に一列6席と2人席4卓。前後客ゼロ。口頭で注文。

Datesoba00Datesoba01だてそば 『支那そば』 600円

本当にそばのような一杯。麺は中細ストレート。具は薬味ネギ、メンマ数本、チャーシュー2枚。鶏ガラ魚介出汁のスープ。独特の醤油の味のせいなのか、何だか日本酒のような味わいがあり自分はちょっと苦手だった。

ビジネスホテルに到着したのは午後6時近く。今日も8杯を食べ歩きもう腹は限界。早い時間だが宿から外出する事なく眠りについた。

新見地麺

P1120034次は岡山市を離れ県北の新見に舞台を移す事にする。12時5分発の特急やくもに乗り約1時間、新見で下車。早速禁じ手のタクシーを使い新見市役所へ。770円也。青空が広がり山も色づいている。その市役所の対面にある、大ホールや生涯学習センターを備えた市営の文化施設「まなび広場にいみ」。その一番奥にある『カフェレストランスズラン』へ。ガラス張りの喫茶レストランだ。ラーメンを出す店にはとても見えないが、ここは新見特産千屋牛(ちやぎゅう)を使った牛骨ラーメン「千屋牛ラーメン」を食する事が出来る数少ない店のひとつなのだ。ここは10時から15時まで、土日月祝休みという凶悪な営業時間。入店出来たのが奇跡という感じ。厨房は奥にあり見えない。おばさんと女の子店員の2人。一列10席のカウンター席と4人がけテーブル3卓。前後客ゼロ。口頭で注文。

Caferestauruntsuzuran00Caferestauruntsuzuran01Cafe Restaurant Susuran

『千屋牛らーめん』 682円

他に千屋牛カレー等があった。麺は細麺ストレート。地元産の米粉で作られているそうだ。具は薄くスライスされた玉ネギと人参の細切り、かいわれ、西洋野菜っぽい青菜等野菜が豊富。そして脂身の多い千屋牛の醤油仕立てのスジ肉。スープは確かに牛骨を感じる甘めのスープ。やっぱり牛骨っていうのは個性があっていいな。

そこから歩いて5分くらいのところにある『新見らーめん いぶき』へ。何故か裏のあぜ道のような所から入ってしまった。看板にも地名を入れているあたり、土着愛が深いと見えて、先の「千屋牛らーめん」もメニューにある。でももうひとつのメニューがこの店の看板となっている。それはこの辺の地域に生息し昔からぼたん鍋等で食べられていた猪を使った「猪チャーシューメン」だ。地元のコンテストで1位になったとか。早速入店。入口がなぜか2重扉になっている。厨房には男の店員1人とおばさん2人。L字型カウンター8席、4人がけテーブル席2卓、6人がけテーブル席1卓。先客2人後客1人。口頭で注文。

Niimiramenibuki00Niimiramenibuki01新見らーめん いぶき

『猪チャーシューメン(しょうゆ)』 700円

醤油と味噌が選べる。麺は四角い中細ストレート麺。具は薬味ネギ、メンマ、茹で玉子スライス。そして分厚い巻きバラチャーシューが3枚。スープは背脂豚骨醤油。ニンニクが効いていてかなり味が濃い。カリカリ焦がし猪チャーシューは実は豚と合わせていて臭みをけしているそうだ。チャーシューは美味しかったが、ラーメンは味がくどい印象が残った。

駅の方向に向かってしばらく歩く。その時既に2時を廻っていた。乗車を予定していた次の電車の発車時刻は2時半だったので、この時点で目測を誤った事が明らかになった。よって開き直ってゆっくり散歩を楽しむ事にした。小川を見るとこのあたりは水量が豊富だなぁ等と思いつつ田舎の道を散策する。御殿町センターという施設内にある『山金』へ。ここは昭和22年創業という岡山に現存する最古のラーメン専門店のようだ。元々は大正時代から続く大衆食堂としてここ新見で創業、今では岡山市にも店舗を1店構える。暖簾を割り入店。厨房には親父が1人、おばさんが2人。4人がけテーブル4卓、8人がけテーブル席2卓。先客1人後客2人。口頭で注文。

Yamakin00Yamakin01名代らーめん 山金 新見店

『中華そば』 630円

筆頭基本メニューを注文。他にたこ焼きラーメンやたい焼きラーメン等イロモノ系のメニューもあった。老舗というのに伝統に縛られず前向きな姿勢を感じる。出てきたラーメンは今までの動物系を強く出していた他の岡山ラーメンとは異なる一杯。うどんのような白いストレート平太麺。具は薬味ネギ、メンマ数本、かまぼこ2枚、チャーシュー1枚。スープは鶏ガラと煮干からとった優しい味わい。地元産の淡口醤油を使っているそうだ。煮干と鰹節で味は違うが、淡い口当たりは秋田十文字ラーメンを彷彿とさせた。老舗といえど一つには括れない、岡山ラーメンのバリエーションの豊富さを感じた。

15分くらいかけて駅に戻る。次の電車発車時刻まで約40分間、駅のホームでボーッと待った。田舎の駅って何だかとても旅情を誘う。いいもんだ。

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