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2017年9月24日 (日)

秋分池袋

昨日は近場で過ごしたので今日は都内に出てみようか。朝は空は雲に覆われているが予報によると回復傾向にあるようだし。元町・中華街駅からみなとみらい線直通で副都心線池袋へ。石神秀幸厳選極み麺selectionという全国のご当地ラーメンを期間限定で出店しているイベント店舗がある。我はちょうど一年前「熊本玉名ラーメン」を食べに来た(『無敵再訪』参照)。えげつないほどのネーミングと彼の腕組炎上写真は相変わらずで逆に笑いを誘うレベルだね。でも第4弾以降は渡辺樹庵率いる渡なべスタイルがご当地再現をしているらしい。今回は第7弾として「新潟ラーメン」。「燕三条背脂煮干ラーメン」と「濃厚味噌ラーメン」を提供しているそうだ。

ゆうにひと駅分くらいある距離を歩いて駅東口に出て徒歩1分くらいの店に到着したのは開店の15分も前。店前にあるコンビニで買い物をして時間潰し。開店時間になったので店前に行くも目的の店はシャッターが降りたまま。予定後1分ほどしてようやくシャッターが上がった。最初の客として入店。入口脇の券売機で食券購入。店員は太った男の店員が1人だけだったが後からもう一人来た。後客3人。

170924niigataramen00 170924niigataramen01 石神秀幸厳選極み麺selection 第7弾 新潟ラーメン

『背脂煮干』 750円+『玉ネギ増し』 50円=800円


筆頭基本メニューの玉ネギ増しを注文。「濃厚背脂煮干」というメニューもあって悩んだけど、そういう余計なアレンジを加えないヤツでいい。普通のヤツでも東京に合わせたハッキリした味付けにしているだろう。提供された一杯は玉ネギ増しの為何だかわからない顔になっていた。麺はうっすら茶褐色のきしめん並の平打ちピロピロ縮れ麺。具は大量の玉ネギと平メンマ、チャーシュー3枚。スープはバッチリ煮干しが効いた背脂ラーメン。予想通り分かり易いほどの燕三条ラーメン。美味い。やっぱりこのご当地ラーメンスタイル好きだなー。

店をでてパチンコ屋を挟んで隣の店へ間髪入れず入店する。屋号は『六坊坦坦面』。こちらも渡辺樹庵が提供する汁なし担担麺専門店で今月13日に開店したばかり。渡辺樹庵が担担麺を本気で作るとどうなるか。本当はこちらが主目的だったけど、担担麺を先に食べてしまうと口の中に影響が出てしまう事を予想してこちらを後回しにした次第。店前に待ちなし。勇んで入店したら満席で逆に前客が入れ違うように店外に並びはじめた。タイミング悪く10分弱の待ってからの入店となった。入口脇に券売機。厨房には男の店員ばかり3人。厨房周りにL字型カウンター8席。後客3人。辛さと痺れの選択を聞かれて卓上のピッチャーからジャスミン茶をコップに注ぎ飲んで待つ。

170924rokuboutantanmen00 170924rokuboutantanmen02 170924rokuboutantanmen01 六坊坦坦面

『日式汁なし担々麺(辛3痺3)』 830円+『パクチー』 100円=930円


メニューは2本立てで日式と成都式、いずれも汁なし担々麺。最初本場成都式の食券を買ってしまったが、今日は渡辺樹庵の担々麺を食べに来たんだと思い直し、店員に無理を言って変えてもらった。券売機から払い戻してもらった。再購入。辛さと痺れは店オススメに従い共に5段階中の3に設定。パクチーのトッピングも追加。現れた一杯は美しい顔をしていた。麺はもちもちの中太やや縮れ麺。具は青ネギ、カイワレ、干しエビ、砕きナッツに肉味噌。汁なしと言いながら結構スープは多め。よく混ぜるよう店員に言われた。言われるまでもなく容赦なく混ぜる。あー別皿のパクチーも忘れずに混ぜるよ。あー美味いねー。担々麺に求める味わいを全て体現している。パクチートッピングは正解。辛さも痺れもこうでないと!合間に飲むジャスミン茶がまたいいリセットになるんだなー。満足して退店した。

池袋滞在時間は1時間で早々に電車に乗り帰路に着いた。帰りは新宿湘南ライン。横浜から池袋まで、以前に比べてアクセスは本当に良くなった。

2017年8月26日 (土)

早朝淀橋

今日はミーハーで行く。TVドラマ『孤独のグルメ』Season6第2話で紹介された淀橋市場内にある食堂『伊勢屋食堂』が本日の目的。ここで曜日限定で提供されるチャーシューメンが美味いという噂を聞きつけたからだ。市場内の飲食店ということで朝5時から営業している。不快指数が高い猛暑日が続いているので、これは早朝から訪問するのが吉と判断。まだ日が昇らぬ朝4時過ぎに家を出て京浜東北線で東京に出た後中央線に乗り換え最寄りの大久保駅に到着したのは朝6時前。駅から徒歩8分ほどで淀橋青果市場へ到着。市場の入口がどこか迷ったが、店はすぐ見つける事が出来た。昭和26年創業の老舗。活気溢れる市場の定食店という雰囲気を期待していたが、あまり人気は感じられなかった。でも暖簾が出ているので入店。店内はドラマのとおり素朴な定食店。厨房は奥にあり手前に2人がけテーブル席が7卓。厨房には男の2人とおばちゃん店員1人。先客は2人いたが2人共市場の人ではなく、我同様ドラマを見て来たらしいおっさん2人だった。後客は市場で働いている人が2人。口頭で注文。ドラマと同じくおばちゃん店員に水とお茶のどちらがいいか聞かれ、漬物も6種類からひとつ選べと言われた。それから「お客さん初めてですか?」と聞かれ名刺を渡された。

170826iseyasyokudou00 170826iseyasyokudou01 伊勢屋食堂 『チャーシューメン』 750円

目的のメニューを注文。丼に並々と入っている透明度の高い醤油スープに柔らか縮れ中細麺。クラッシックスタイル。麺量多いな。具は薬味ネギ、そして脂身の多いホロホロ柔らかチャーシューが5枚のり。そこに何故か青のりの小山が更にのっかる。あっさり醤油味だけどしょっぱ過ぎず薄過ぎず。豚と鶏のじんわり出汁が目立たない感じでいい味出している。オーソドックスだけど美味い。そしてやっぱりこのチャーシュー、柔らかホロホロでいいねー。青のりも面白いアクセントになる。朝6時の市場のラーメン。満足の一杯だった。

2017年6月10日 (土)

焼麺劔訪

昨晩はいつもより遅い時間に就寝したのだが習慣でいつものように早朝に起きてしまった。「あ、今日は土曜だ!二度寝出来るんだ!」と再び眠りに落ちようとしたのだが、何故か寝れない。身体の疲れが残っているのが判る。逆にこういうコンディションの時寝れない、というのは過去経験がある。諦めて雨戸を開けたら「今日は暑くなる」とわかるような陽光が差し込んできた。身体の疲れは感じるが気分転換の為都内に出てみるかという気になった。

170610takadanobaba01 最近カレー店の調査は熱心にしているが、ラーメンの方、特に都内の新店等はすっかり情報弱者となってしまっている。いつかたまたま見たテレビ番組で紹介されていた気になっていた店に行ってみる事にした。その店は我がラーメン世界最大激戦区と思っている街、高田馬場にある。横浜から京急で品川に出てから山手線に乗り換え高田馬場駅に到着したのは10時半過ぎ。駅から徒歩5分、神田川にほど近い、材木屋などがある路地裏に目的店を発見。『焼麺 劔(つるぎ)』という。早く着きすぎてしまい周辺を散策してから開店5分前に再度訪問。それでも先客なし。高田馬場でも人気店に上り詰めたと聞いていたのでちょっと肩透かし。結局開店時間まで我だけ。暖簾を出しに来た店員に「お待たせしました。どうぞ」と入店を促された。入口脇に小さな券売機。内装は黒く厨房も黒い木板で覆われている。店員はおそらく男の店員2人。L字型カウンター11席。一番奥の席に案内された。予め小さな擂鉢が置かれている。中には鰹節のようなものが入っている。これを卓上の擂粉木で自分で擦って魚粉にしてラーメンにかけるのか。しばらくすると後客が続々来店しほどなく満席で外待ちも出ていた。

170610tsurugi00 170610tsurugi01 焼麺 劔 『目玉焼麺』 840円

この店は中華麺を焼いて4分割したものをラーメンのスープに入れた焼麺というものをメインにしている。ちょっと面白いし単純に見た目が美味そうだなと思った。以前駒込にある『4代目けいすけ』で焼き麺のつけ麺を食べた事があるけどね。中太縮れ麺をこんがり焼いたもの。具は青ネギの小分け切りとメンマ、脂身の多い長いバラ肉チャーシュー1枚。そしてトッピングの目玉焼き。カレーもそうなんだけど目玉焼きをのせるだけで我的にはワクワクするビジュアルになる。スープは野菜豚骨のベジポタ豚骨醤油。味は醤油控えめ。思った通り焼麺の香ばしさがスープにいい感じに写って美味い。半分ほど食べたところで擦った魚粉を投入すると魚介豚骨に味変。焼麺、なかなかいい感じだ。さすが世界最激戦区だ。面白いものが出てくるね。店を出て街を歩くと目移りしてしまった。

2017年3月 6日 (月)

鳴龍坦々

事前申請し今日は会社を休んだ。平日休みを利用し目指す店は2015年5月に大塚駅近くに開店した『創作麺工房 鳴龍』。言わずと知れたミシュランガイドで『蔦』に続いて一つ星認定の店。こういう機会でないと行けないからね。店主は『ちゃぶ屋』出身で、その上級店『MIST』で料理長となり、香港で1つ星を獲っていたらしい。そういう経緯もあって今回の獲得に繋がったのかな?ミシュランガイドがどれほどのものかと言っておきながら結局は興味あるのかと自分に突っ込みを入れる。ただ最近担担麺への関心も高くなってきたし、その担担麺でミシュラン一つ星獲った事に興味があった。

どんよりと雲に覆われ、いつ雨が降り出してもおかしくないような空の下、湘南新宿ラインと山手線を使って大塚駅で下車し、歩くこと5分くらい。店に到着したのは開店予定から35分前くらい。でも店の前には11人待ち。定刻に開店。店内は10席しかないらしく我の一人前で満席。店前には2つだけ椅子が設置されているのでそこに座って悠々順番待ち。後続の行列は30人を超えている。正午になってちょうど入店。入口脇に券売機。厨房には男の店員2人と女の店員1人。厨房周りにL字型カウンター10席。

170306nakiryuu00 170306nakiryuu01 創作麺工房 鳴龍

『麻辣担担麺』 850円+『パクチー』 100円=950円


我は担担麺に花椒の痺れを求めているので麻辣坦々麺を選択。パクチーも合うかなと思ってトッピング追加。麺は細麺ストレート。柔らかめでねっとりした食感。具は薬味ネギと肉味噌、中央に麻辣玉。スープはサラッとしているがコクがあって胡麻の風味がある。正統派担担麺王道の味でそのままハイレベル。行列も納得の満足度。ただ担担麺王道の味だから、『蔦』には少し及ばないかなというのが個人的な印象。

2017年2月 4日 (土)

護摩龍飢

次はラーメン食べようか。でも今日はろくに事前調査をしていない。大久保駅の方に戻ると、駅前に『一条流がんこ』ばりの真っ黒い店を発見した。暖簾には「地獄」の文字や髑髏の紋章が見える。近づくと「地獄の担々麺」と書かれていた。食べるなら味噌系がいいかなと考えていたのでここでいいやと入店してみる事にした。店外券売機で食券購入し暖簾を割る。あー店内も真っ黒。そして先客なしで、厨房に男の店員1人。BGMがデスメタルだったらまんま過ぎて引いていたところだが、そこは配慮してかクラシックがかかっていた。厨房周りにL字型カウンター8席。後客に4人入ってきた。

170204gomaryuu00 170204gomaryuu01 地獄の担々麺 護摩龍 百人町総本山

『地獄の担々麺(飢餓)』 850円


看板の地獄の担々麺、マー油入り担々麺の黒の修羅場、あとつけ麺というメニュー構成。辛さはレベル1から護摩龍、飢餓、阿修羅、血の池、無限とか名前を付けている。辛さを売りにしているのでレベル1ではつまらなそうだったのでレベル2の飢餓というやつを選択した。卓上に背脂無料と書かれていたので、背脂好きとしては思わずオーダー。麺は平打ち中太ストレート麺。具はほうれん草と挽肉。スープは胡麻の風味がよく出ていて我好みの担々麺となっているが、濃度が高く普通の担々麺よりラーメン感が出ていた。具が大人しい分挽肉の量も多めで満足した。激辛好きの人にとっては良い店なのかも知れない。

2016年9月24日 (土)

堀内笊麺

今日も雨がシトシトと降る1日。こうまで続くと気分も憂鬱になりがち。それを振り切るという言い訳で今日も都内遠征を試みた。この頃新店というか結構新しめの店ばかり訪問していたが、我は老舗店巡りが性に合っている感じがする。先日訪問した『珉珉』とかね。最近なぜかちょっと気になっていたのが『満来』@新宿の系統。巨大チャーシューと大ボリュームのざるラーメンが看板という老舗。新宿大ガードに先代の引退と共に右腕だった人が独立した『らぁめんほりうち』と、先代の子が看板を引き継いだ『らぁめん満来』が並ぶ。我は2009年2月に両店連食をしている。当時はあまりにもあっさりした醤油スープと柔らかいピロピロ麺が我の好みと合わない印象だった。それがどういうわけか近頃、昭和の醤油味をウリにしていたこの系統が勢いづいているというのだ。『ほりうち』の方は2013年5月に新橋に支店を構えたし、『満来』で修行した弟子が独立し、今月大久保で『満家』を立ち上げた。7年越しの再評価をしてみたいなと新宿に訪れた。

店に到着したのは開店から10分過ぎた辺り。早速入店すると店内は賑わっていた。店内隅に券売機。厨房には男の店員2人とおばちゃん店員1人。L字型カウンター14席。先客9人後客7人。

160924horiuchi00 160924horiuchi01 らぁめんほりうち 『チャーシューざるらぁめん』 1150円

ウリであるチャーシューを入れるのは決まっていたが、基本のらぁめんにするか、看板のざるらぁめんにするかかなり悩んだ。前回訪問時に基本のらぁめんを食べていたので、今回は看板にいっていみよう。『東池袋大勝軒』とほぼ同時期につけ麺黎明期を支えたとされる同店。ツルツルした喉越しの平打ち麺の上には大雑把に切られた海苔がかかっている。麺は大皿に山となっている。つけ汁側には薬味ネギ、メンマと共にぶつ切りチャーシューが大量に入っている。つけ汁は想像していたより酸味が少なくあっさり醤油な感じ。初訪問時に食べたらぁめんと同じ印象。味にインパクトが希薄なので、我としては珍しく卓上から酢と胡椒を投入して味を整えた。チャーシューの肉の食感は良かったけどね。

2016年9月18日 (日)

節骨鶏穴

昨日池袋から帰宅してからほとんど寝ていた。よほど疲れが溜まっていたのだろう。やっぱり無理してはいけなかった。でもその甲斐あって今朝起きたら疲れが抜けたように感じられた。眠りの力だ。今日も雨が降ったり止んだりの天気で外出もためらわれる状況だが、午前中は行動してみようと思った。我が行動するとなると今のところラーメン食べ歩きでしかないのだが。そして思いついたのが昨日と同じ池袋。あそこならば駅からほど近いところで選択肢は驚くほどある。そしてみなとみらい線を使えば確実に座れて乗換なしに1時間もかからず到着できる。楽なのだ。なので再び池袋を訪れた。今回は東口に出る。難点は駅が大きすぎて外に出るのが一苦労なこと。本日最初の目的の店に選んだのは『節骨麺たいぞう』池袋本店。今や6店舗を展開しているらしい。到着出来たのは開店予定時刻ピッタリ。店員達が暖簾をかける作業をやっていた。それでも先客が一人いた。開店と同時に入店。ほぼ同時に後客4人も入店。和を感じる内装だけど、派手な文字と元気良い店員の声。『町田商店』系に似ている雰囲気。入口近く店内隅に券売機。厨房には男の店員3人と女の店員1人。コの字型カウンター16席と4人がけテーブル席2卓。後客はその後も次々と来店した。

160918taizou00 160918taizou01 節骨麺たいぞう 池袋本店

『節骨こってりたいぞうらーめん』 790円


店1番のオススメメニューを注文。ほとんど待たずに着丼。美味そうなビジュアルだ。麺は平打ち気味のちぢれ中太麺。もちもちした食感。具は2種の薬味ネギ、平メンマ、海苔2枚、半味玉、脂身の多いチャーシュー1枚。節の味がぎっちり効いた、醤油の味が立ったスープに背脂がのっている。ラーメンらしい、良い意味での下品さがバッチリ効いた美味い一杯。満足した。でも店にいると何だか既視感がある。前にここ来たことある気がするなー。帰宅後調べてみると、この店には2009年3月に訪問済だった。自分の記憶力の無さに愕然とした。

続いて地下通路を通り駅西口側に移動。大通り沿いに5分ほど歩いたところに次の目的店『鶏の穴』を発見した。屋号から想像出来るとおり鶏白湯の店だ。開店したのは2008年5月。最初の入口に券売機が設置され、2つ目の扉で客席に入店する。既に満席で後方に空席待ちの先客4人が立っていた。我も続いて立って待つ。6分程度待って着席。厨房には男の店員3人。コの字型カウンター16席。後客も続々来店。

160918torinoana00 160918torinoana01 らーめん・つけめん 鶏の穴 『白湯らーめん』 700円

筆頭基本メニューを注文。麺は中太平打ちストレート麺。具は薬味ネギ、青ネギの小分け切り、鶏そぼろ、メンマ数本、鶏チャーシュー2枚。スープは他店の鶏白湯にみるアッサリした感じではなく、ポタージュスープのように濃厚。鶏だけではなく野菜も使っている感じ。鳥白湯ラーメンの中でも存在感を放っている店だけあって美味かった。激戦区池袋で8年営業し続けているだけあって満足感を得る事が出来た。

雨が降ったり止んだりの天気。早々に帰宅したくて副都心線に乗り込み横浜へ戻った。

2016年9月17日 (土)

無敵再訪

3連休初日。特に予定はなく休養するつもりだったが、この秋の長雨の中唯一今日は晴れるというので無理矢理出かけてみた。場所は何となくだが池袋にした。ジュンク堂書店にでも寄ろうと思ってね。で、訪問店なのだが、池袋でも筆頭行列店になっている『無敵家』にちょうど10年ぶりに再訪問してみる事になった。9時過ぎに家を出て元町・中華街駅からみなとみらい線特急1本で池袋へ。45分程度で池袋に到着出来てしまうようになったのだから便利になったものだ。ところが駅西口側の出口に出てしまい、店に辿り着くまで10分以上かかった。店には開店5分後くらいに到着したが既に店外に20人以上の行列。並んでいる間に口頭で注文。20分以上待って店内へ案内された。厨房には男の店員4人と女の店員4人くらいかな。厨房周りにL字型カウンター9席と窓側に7席。客はほとんどが中国語圏の観光客。

160917mutekiya00 160917mutekiya01 麺創房 無敵家 『本丸麺』 800円

10年前の初訪問時と同様看板メニューを注文。70円値上がっているね。麺は中太縮れ麺。具は薬味ネギ、菜の花、半味玉、カルシウムで文字が書かれた海苔1枚、小ぶりのチャーシュー1枚。背脂が薄くかかったマイルドな豚骨醤油スープ。我は今まで初訪問で肩透かしだった店をもう一度確かめるつもりで行くと、「やっぱり初訪問時の印象は正しかった」という経験を何度もしている。この店もその例に漏れず、至って普通のどこでも食べられるような味だった。

それからジュンク堂書店に寄って90分ほど立ち読み。結局一冊も買わずに出てきた。

迷ったけど2店目も行けそうな感じだったので食べログで周囲の店を検索。その中に『熊本玉名ラーメン』というストレートな店名がヒット。ご当地ラーメンに敏感な我は興味がそそられた。よく読むとこの店はラーメン評論家として有名な石神氏プロデュースの期間限定出店の店らしい。過去には『麺屋白神』@岐阜、『長尾中華そば』@青森、『金沢濃厚中華そば 神仙』@石川、『大分佐伯ラーメン』@大分、『えびすこ』@富山といった店が出店していたらしい。我は基本的こういったイベント的な出店の店は興味外になるのだが、「玉名ラーメン」というのはなかなかこちらでは食べられるものではないので行ってみる事にした。場所は池袋駅東口すぐのところ。運悪く店前に一人待ちの状態。5分ほど待って入店。入口に券売機。厨房には男の店員2人。一列カウンター9席のみ。後客も続々来店し常に満席状態が続いていた。

160917tamanaramen00 160917tamanaramen01 石神秀行厳選極み麺selection第6弾 肥後国熊本玉名ラーメン

『熊本玉名ラーメン ニンニクチップあり』 750円


筆頭基本メニューを注文。麺の好みとかは確認されなかったが対応可能なようだ。我は知らずノーマル注文となった。熊本ラーメンの源流にあたる玉名ラーメン。我は2010年3月、熊本遠征の際に玉名に訪れている。玉名最古と言われている『天琴』という店を訪問している。それは久留米ラーメンにニンニクチップを投入しただけのような素朴な一杯だった。それに比べると食感も味も豚骨濃度もメリハリの効いた一杯に仕上がっている。玉名ラーメンの基本項目は押さえているけど、東京で食べる事を意識して変えているなーという印象を強く持った。一杯のラーメンを食べた後の満足感はあったけどね。

帰りは山手線で秋葉原に出た後京浜東北線に乗り換え横浜に帰った。

2016年4月16日 (土)

純正悪魔

160416ganko02 また『一条流がんこ総本店』に来てしまった。今年に入って4度目になる。このところ家元のブログをずっと見ていたけど、この人は本当に自分の作るラーメンが大好きな人なんだなと思う。作るのに夢中になりすぎて体調を壊してしまう事もしばしば。独りよがりなのではなく、自分の大好きなラーメンを多くの人に振る舞いたい。その思いが強すぎて原価率ほぼ無視の値段で提供してしまう。この人は商売人ではない。ラーメンがただただ好きな人。なんかそういう人って好感がもてる。さて今日の主目的は「純正悪魔」を食すこと。先週突発的に訪れた際食した人生初の「がんこ悪魔ラーメン」は、悪魔中毒になった家元がこっそり家で食べていたという「賄い悪魔」だった。それは誤解を恐れずに言えば、悪魔と言うだけあって体に危険な凄みも感じる事が出来たし、それでいて間違いなく美味しいと感じたのでスープを飲み干し完食マークを出し満足はした。でもね、スープも白濁していたので『一条流がんこ』を食べに来たのに違和感を感じていたのは事実。逆に「本当の本当の純正悪魔を味わってみたい!」という思いを強固なものにしてしまった。それから家元のブログを日々チェックしていたら、このところご無沙汰だった「悪魔」への愛が再燃したらしく毎日悪魔の事ばかりになった。そして今週は休日土曜、つまり今日まで「純正悪魔」をやると告知されていたので、たまらず朝7時半過ぎに家を出て朝9時5分前には店に到着していた。開店予定の1時間5分前だ。でも既に3人先客が並んでいた。土曜日だからむしろ少ないくらいの印象だ。4番目として簡易イスを自分で立てて座る。その後は徐々に行列は伸び、開店直前には突き当りから折り返した行列は建物の外まで伸びていった。10時5分くらいに開店。厨房には家元夫婦。初ロットにありついた。しかしカウンター7席の中で「悪魔」を頼んだのは我ただ一人。前回は全員ほぼ悪魔だったのに。なので家元チェックに捕まった。「悪魔は何回目?」。もう正直に「んー2回目です。」と答えた。先日賄いをいただきました。」「賄いって2週間くらい前か。今日のはそれより美味しいと思いますよ。」で終わった。ともかく今日の悪魔は自信作らしい。本当の悪魔が食べられるぞ。奥さんに代金を小銭で手渡し。「助かります」と言われた。4度目ともなればそれがわかってくる。小銭を作るため並んだ椅子に荷物を置いた状態でわざわざ駅近くのコンビニにお茶を買いに走ったのだった。

160416ganko00 160416ganko01 一条流がんこ総本店 『悪魔ラーメン(純正)』 700円

現れた一杯はチャーシュー以外に豚バラ肉がのって先日食べた賄い悪魔に似ている。でもスープは賄いほど濁っていない。スープの量が若干少なく麺が多い気がする。やっぱりかない味が濃い、しょっぱい。「うわっ、しょっぺー」と箸が止まるはずなのに、何故か止まらない不思議な一杯。我が生まれも育ちも関東地方だからかも知れないが、多少しょっぱくても醤油の旨味を感じられるラーメンに喜びを感じる。甘い醤油スープというのはどうもしっくりこない。そしてこのしょっぱさは醤油のものではなく出汁が強烈に濃いため。食べている最中から鼻孔の奥、胸の奥が熱くなるような感覚に襲われる。体が何かを感じて何らかの信号を発しているのだろう。やっぱり不特定多数に出せる一杯ではなかった事が食べてみてわかった。今日の悪魔は家元本人もかなり上手く出来たと言っていた。本物の悪魔を味わう事が出来て大満足。とりあえず我の『がんこ』への訪問もこれで一区切りついた感じ。今まで食べた中で一番美味しかったのは家元の自信作である澄み切った「自由が丘」だった。

2016年4月 7日 (木)

頑固悪魔

今日は朝起きた時からやる気が全く起きず会社に行きたくなかった。別に体調が悪いわけでもなく、仕事が立て込んでいたからでもない。むしろ今は仕事は凪の時期。理由は自分でもわからないが何故だかこういう朝を迎えるときがある。朝から雨が降っていたのもそれに追い打ちをかけた。この気持ちに負けるとやっぱり危険だからと思ったから、動けば吹っ切れるかなと着替えて傘をさして家を出た。それでもやっぱり通勤電車に揺られ、会社の最寄り駅に到着する頃には「今日は午後半休しよう」と決めていた。こういう時ってある。

突発的に気分で午後自由の身になったので特に予定は決めていなかった。どうしようか…。最近ラーメンに対する意欲も減衰気味ではあったのだが、ラオタが身に染み込んでいる我。自然と行くべき店を探していた。頭に浮かんだのが年明けから2度ほど訪問している『一条流がんこ総本家』。最初は2時間、2度目も開店前から1時間待ちした。そんな店に三度挑もうとしたのは他でもない。ラオタなら一度は耳にした事があるだろう「悪魔ラーメン」を体感する為だ。ただでさえ敷居の高い『一条流がんこ』の、不定期に登場する裏メニューだ。最近家元は食材探しに熱を上げていたようでしばらく悪魔作りから遠ざかっていたようだが、ここにきて悪魔ラーメンを復活させているようなのだ。なので行ってみることにした。しかし店の営業時間は一応午後2時までとなっているが、スープ切れ次第終了。昼過ぎに会社出て間に合うか微妙なところだった。午後1時20分くらいに店に到着すると店の前に6人ほど待っていた。営業はしているようだが、悪魔スープは残っているのかは判らない。15分ほどの待ちで着席出来た。厨房には家元夫婦2人。家元に注文を確認された時ドキドキしながら「悪魔で」と答えたら黙って頷いてくれた。ホッとしたね。
160407ganko00 160407ganko01 一条流がんこ総本家 『悪魔ラーメン(賄いVer)』 700円
そもそも悪魔とは何なのか?ネットでいろいろ調べてみると、家元の原点となった「親父の味」がベースになっているらしい。それは通常の倍以上の量の素材を、通常の半分の水で炊きだした特濃出汁で作った醤油ラーメン。この特濃出汁はとんでもなくしょっぱいとの噂。普通は拒否反応が出るレベルだが、繰り返し食べると習慣性が生じるとか。故に悪魔ラーメンだという。出てきた一杯は今まで食べた『がんこ』とは違い、スープがやや白濁している。上にのった豚バラ肉と相まって徳島ラーメンに見えなくもない。これは悪魔中毒になっている家元が家でこっそり作って食べているのが今回提供された「賄い悪魔」というもの。他の具は薬味ネギ、海苔1枚、肉厚チャーシュー1枚、味玉丸1個。黄色い中細縮れ麺もいつものもので我の大好きな麺のひとつだ。そして悪魔スープの味だが、やはりしょっぱいねー。でも醤油が濃いのではなく出汁で濃くなっているので抵抗感はあまり生じなかった。やっぱり麺も上手くラーメンを食べている喜びで満たされた。悪魔スープも飲み干し完食した。
「ごちそうさまでした」と家元に礼を言い店を出ると10人以上の行列が続いていた。店を出てしばらくすると胸の奥のほうが熱くなっている気がした。台湾で檳榔を噛んだ時に似た感覚だ。これが悪魔か。

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