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2015年9月20日 (日)

稚内拉麺

ノシャップ岬で雨に降られてシャツもズボンもビショビショになってしまった。下着は換えがあるからいいが、上着とズボンは一泊だったので持ってきてない。なので必死に乾燥させた。だいたい乾いて来た頃合いを見て9時半にチェックアウト。外はまだ霧雨が降っていた。一度駅の方に行ってバスセンターに寄って空港までのバス券を買っておいた。地元のスーパーを冷やかしてから本日の朝食。ラーメン専門店『悦っちゃん』を狙う。この店は朝10時に開店するというのでここで食べようと決めていた。果たして暖簾は出ていた。早速入店。前客は無く、多分本日最初の客になったはず。厨房には親父店主が1人だったが、途中から奥さんらしきおばちゃん店員が厨房に出入りするようになった。L字型カウンター9席と2人がけテーブル席4卓。口頭で注文。

150920ecchyan00 150920ecchyan01 ラーメン専門店 悦っちゃん 『塩ラーメン』 700円
メニューには塩・醤油・味噌・野菜・広東とあり、味噌のところにオススメマークが入っていたが、我は筆頭メニューにこだわった。稚内は塩でしょ。麺は白っぽい中細縮れ麺。具は薬味ネギ、メンマ数本、チャーシュー1枚。こちらはお麩は入っていないんだな。こちらもオーソドックスながらいい塩梅の塩加減。バターとか入れているのか表面ラードも仄かに甘い。縮れ麺の食感が良くズバズバ麺を啜って、塩スープを飲み干した。満足。
再度稚内駅に戻る。空港行きのバス発車まであと40分あるので、駅前ロータリーに面したところにある『たからや』に入店した。立地のせいなのか開店前行列が出来ていて、店主が暖簾を掲げたと同時に入店。席はみるみる埋まり、後客は席待ち状態で店外へ。厨房には熟年店主夫婦2人。厨房前に一列のカウンター7席と4人がけテーブル席3卓。前客11人後客は続々。客の大半は観光客っぽい。口頭で注文。
150920takaraya00 150920takaraya01 ラーメンたからや 『塩ラーメン』 700円
メニューには塩と醤油しかない。稚内最後の一杯としてやっぱり塩を選択。麺は北海屋製麺の無かん水の白い中細縮れ麺。具は薬味ネギ、とメンマ、お麩、肉厚だけどさっぱりチャーシュー2枚。こちらもオーソドックス。若干の出汁は感じるけど。表面には若干のラードを感じる。ボリュームも結構あるがスルスル食べられた。満足。
稚内で5杯の塩ラーメンを食した事になる。さていよいよ稚内ともお別れの時間がやって来たようだ。

2015年9月19日 (土)

稚内地麺

宗谷岬からバスで50分ほどで日本最北の駅、稚内駅前に到着。午後4時前。日没までまだ時間はある。今夜の宿は稚内駅から徒歩5分もかからない場所にある。なのでチェックイン前に稚内筆頭目的店『青い鳥』への訪問を試みた。寂れた雰囲気の歓楽街にひっそりと赤い暖簾をだしている店を発見。防雪対応の為入口が二重になっている以外はいたって普通の町のラーメン店だ。昭和26年創業。地元から絶大な支持を集めているとの前評判。早速その赤い暖簾を割り入店。厨房にはおばさん店員2人。L字型カウンター5席と一列のテーブル4席、座敷に4人卓ひとつ。席には座布団が敷かれアットホーム感が出ている。しかしながら前後客がゼロ。テレビがBGV。

150919aoitori00 150919aoitori01 ラーメン青い鳥 『塩ラーメン』 700円

迷わず筆頭メニューを注文。透き通った綺麗な一杯が登場。麺は白い中細縮れ麺。具は薬味ネギ、細切りメンマ、さっぱりしたチャーシューが2枚。オーソドックスな塩ラーメンのスープで、出汁で食べさせる感じでは無かった。いい塩梅という表現がぴったりの塩のきき加減。意外と油っぽいが、それが物足りなさを補っているようだ。稚内には独特の個性を持った地麺というのは残念ながら存在しない。ただ稚内は函館同様塩ラーメンが筆頭メニューになっている場合が多い。横浜に住んでいると滅多に塩ラーメンを食べる機会がないので新鮮だ。稚内筆頭店、無事訪問できて満足だ。

店を出ると道路を挟んで反対側の駐車場で、こんな立派な角を持ったやつが悠々と草を食んでいて驚いた。ここは駅から徒歩3分程度の場所の繁華街だよ!人通りは殆ど無かったけど。これが北海道、これが稚内という町なんだ。

150919aoitori02 150919aoitori03

最北拉麺

宗谷岬の訪問が達成されたので後はラーメンだ。朝から何も食べていない。宗谷岬平和公園の裏手の丘の上にある黒いログハウスのような店舗。元祖帆立ラーメンを名乗る『間宮堂』という店に入店。帆立を型どった看板だ。11月から4月までは冬季休業に入ってしまう典型的な観光地のラーメン店。ところが驚く事に埼玉久喜に『間宮堂 関東総本店』という店が昨年8月開店している。支店なのかインスパイア系なのかはわからない。関東進出してるなんて凄いじゃないか。こちらは本店というわけか。早速入店。厨房は奥にあり、店員はおばちゃんばかり7人。賑やかそうにやっている。店舗中央にコの字型カウンター186席、4人がけテーブル席3卓、座敷に4人テーブルが3卓。先客12人後客はどんどんやって来る。口頭で注文。

150919mamiyadou00 150919mamiyadou01 150919mamiyadou02 宗谷岬 間宮堂 『塩帆立ラーメン』 800円 
筆頭メニューを注文。醤油味にも出来るけど筆頭メニューにこだわった。ラーメン以外にも帆立カレーライスや、ホタテのバター焼き、と帆立づくし。毛ガニが入った海鮮丼などもある。でラーメンの方だが麺は北海屋製麺所製の無添加中細縮れ麺。無かん水の白っぽい麺。具は薬味ネギと細切りメンマ、ピンクのナルト1枚とお麩、そして巨大な帆立が丸一個。表面が油っぽい塩スープは帆立のいい感じの出汁を感じる。後味にほどよい甘みを感じる。一杯一杯、活きたまま地産の帆立を1個づつ煮て出汁を摂っているという。単純な観光地ラーメンとは一味違う。ボリュームもある。我は貝類は好んで食べる方ではないが、これは美味い。味が濃くプリプリしている。宗谷岬を眺めて食べる塩帆立ラーメンは格別だ。満足。
本来の計画では50分しか滞在時間が無かったので『間宮堂』入店だけで終わるはずだったのだが、怪我の功名、この店にも寄れるぞ。『食堂 最北端』。宗谷岬のモニュメントがある場所とは道路を挟んで反対側の土産物店が並んだ場所にその店はあった。『間宮堂』がある丘の麓にあるので文字通りこちらが最北端のラーメン店となる。店舗賃貸の件でトラブルがあったそうでしばらく休業していたそうだが、営業再開したようだ。早速暖簾を割る。厨房にはおばあちゃん店員が2人。店内はやや暗く、北の漁村の地元の食堂といった趣でいなたい雰囲気。でも我はこういう雰囲気嫌いじゃない。2人がけテーブル1卓、3人がけテーブル席4卓、4人がけテーブル席1卓、座敷に4人卓が5つ。先客1人後客ゼロ。口頭で注文。
150919saihokutan00 150919saihokutan01 150919saihokutan02 食堂 最北端 『ほたてラーメン』 800円
以前はカニなど海産物がごってりのった「最北端ラーメン」などをウリにしていたが、営業再開を機会にメニューを見なおしてスリム化したようだ。みそ、しょうゆ、しお、しおバターなどがあるが、ほたてラーメンのところに蛍光ピンクの下線が引いてあったのでこれが新たなオススメなのだろう。『間宮堂』とかぶるがこれを選択。。ラーメン以外のメニューはカレーライスや豚丼、うどんやそばもあるようだ。ラーメンの方だが基本構成は『間宮堂』のものと変わらない。麺は中太縮れ麺。具は薬味ネギ、細切りメンマ、赤いナルト1枚。こちらは帆立がやや小ぶりな分、2個入りだ。そして味も違うんだよ。出汁の摂り方かなあ。なんにせよ美味しかった。最北端のラーメン堪能した。

2014年10月12日 (日)

十勝地麺

今遠征最後の地麺は、帯広「とかち牛じゃん麺」だ。挽き肉の入った餡がかかった麺料理。いわゆるジャージャー麺のアレンジ品だろう。麺は十勝産小麦を使用して、同じく十勝産のポテトペプチドを練り込んだポテト麺を使用。挽き肉も十勝産牛のもの。帯広物産会がつくり市内のラーメン店十数店に呼びかけて盛り上げようとしている町おこし系のご当地ラーメンだ。我が目指した店は帯広市筆頭と言われる『らーめんのみすゞ』だ。駅前商店街のやや離れた場所にある。店構えは喫茶店のようだ。厨房は奥にあり男の店員3人とおばちゃん店員1人。接客は丁寧。L字型カウンター8席と4人がけテーブル4卓。地元の人達が普通に利用している感じが伝わってくる。先客10人後客5人。口頭で注文。

Obihiromisuzu00 Obihiromisuzu01 らーめんのみすゞ  『牛じゃん麺』 900円

ご当地ラーメンとしての素朴さは皆無だが、料理としては美しい。数量限定の一品。麺は温かいちぢれ太麺。甘い挽き肉餡。バジルとチーズのソースがかかっている。具はかいわれ、トマトのマリネ、国産牛のローストビーフ3枚、そして半分に割られたじゃがいも。このじゃがいもがさつまいもみたいに甘いのに驚いた。「インカのめざめ」という品種らしい。このイモ気に入った。全体的に美味しかったけどラーメンを食べたという満足感はなかった。この店の普通のラーメンが食べてみたかった。

2014年10月11日 (土)

富川味噌

『唯我独尊』を出て富良野の町を少し歩く。見た限りではコンビニなども無いので仕方なくホテルに戻ることにした。そしてホテルに戻る少し手前で見つけてしまった。昼に行った『とみ川』のセカンドブランド店『富川製麺所』だ。入口で様子を伺うとホワイトボードに「1番のおすすめは味噌ラーメンです」と書かれていた。そういえば今回は北海道に来ているのに一度も味噌ラーメンを食べる機会がなかった。そんな事を口実に自分のお腹と相談した上入店してしまった。大丈夫か我?しかし食べずに後悔するより食べてから後悔する方がマシという考えが我の中であるのだ。店内は明るく綺麗。木材を活かした内装。厨房には男の店員3人。厨房前に一列のカウンター7席、4人がけテーブル4卓、座敷に4人がけテーブル2卓。先客12人後客2人。筆頭メニューを口頭で注文。

Tomikawaseimenjyo00 Tomikawaseimenjyo01 富川製麺所 『みそラーメン』 700円

メニューには5種類の麺を選べると書いてあったが何も聞かれなかったのでそのまま。我が入店する直前、10人くらいの家族客が入ったのだが、注文に手間取っていたらしく、我が先にラーメンを提供されたのであまり待たずに澄んだ。麺は四角い縮れ中細麺。具は胡麻がかかったザンギリネギ、細切りきくらげ、もやし、ネギ、キャベツ、ニンジンなどの炒め野菜、チャーシュー1枚。背脂が浮くこってり味噌。味はやや濃いめだがしょっぱくはない。上質の味噌ラーメンと言っていいだろう。ただ麺に違和感を覚えた。これはいつものレモン色の縮れ麺に我が慣れてしまったからだろう。結果的に普通に難なく美味しく食べられた。満足だ。
ホテルに戻り風呂に入って汗を流した。明日は道北遠征最終日。午後2時半の飛行機で帰路につくので午前中だけの観光になってしまう。早めに出発して有効に過ごすつもりだ。後早めに就寝した。

芦別地麺

秋の大連休、宗谷岬を初め未訪問の道北地方に行ってみたいというのが今回の旅のきっかけだったのは間違いない。でも我の旅はもはや地麺と切り離せなくなっている。そこで道北の地麺を調査したら、出るわ出るわの地ラーメン。でもそのほとんどが町おこし目的のもの。それでも見つけてしまったら気になってしょうがない。なので今回の旅は半ば地麺巡り復活のようになってしまった。その最たるものは、今旅、道北遠征のルートとは違う、道央、空知地方にある芦別市まで行ってしまった事だろう。富良野中心部から車で片道1時間ほどのところにある芦別市。その昔炭鉱で栄えた町だったらしい。そんな芦別には「ガタタンラーメン」という地麺がある。ガタタンとは「含多湯」と書き、とろみのある塩味の中華スープ料理の事。戦後満州から引き上げた人が芦別駅付近で営業を始めた店「幸楽」。その店のまかないとして作られたものがガタタンのはじまり。当時の炭鉱夫などに人気となったのだという。白菜、人参、タケノコ、イカゲソ、エビ、帆立、豚肉、山菜、ちくわ、溶き卵などが入っている。芦別の名物だそうだ。これをラーメンにかけたものがガタタンラーメンというわけだ。半分中華料理店みたいな店の、屋号を冠したメニューってたいがいこれに似たあんかけラーメンが出てくるんだよ。そういう類の一杯なのか、似て非なるものなのか実食あるのみ。

発祥の店『幸楽』は既に閉店してしまった。「ガタタン」を懐かしむ元炭鉱夫は多く、その声に応えて「ガタタン」を復活させた店が上芦別市街にある平成2年創業の中華レストラン『宝来軒』だ。この店へ訪問することにした。夜の部開店予定時刻5時の5分前に到着したが暖簾がかかっていたので入店。もちろん先客はいない。厨房にはおじさん店主とおばちゃん店員3人。厨房前に一列のカウンター5席と4人がけテーブル5卓。さらに座敷に4人がけテーブル2卓。店内はやや大きめの中華食堂という感じ。メニューをみるとものすごいメニュー数。60品目以上あるらしい。その中でもガタタンシリーズと言われる構成が凄い。普通のガタタンはもちろんのこと、ガタタンチャーハン、ガタタン春巻、さらには中華の枠を超えてガタタンリゾット、ガタタンドリアなんてものまである。我は迷わずガタタンラーメンだ。口頭で注文。後客1人。

Ashibetuhouraiken00 Ashibetuhouraiken01 Ashibetuhouraiken02ラーメンレストラン 宝来軒 『ガタタンラーメン』 1000円

着丼したがとてもラーメンには見えない。間違えてただのガタタンが出されたのかと思った。箸で丼の底の方を探ると黄色い縮れ麺が見えた。もうこれはラーメンにあんかけをかけたものとは違う。具材が多すぎる。何よりスープと言うより全て餡。ガタタンの中に麺を忍ばせたと言った方が良い。塩味の玉子とじあんかけ。かなりボリュームがあったのだが、ほぼ平らげてしまった。なんかね、ラーメンというより麺の混じった中華料理を食べたって印象が残った。これだけの為だけに芦別に訪れた我であった。

完全に日が落ちた夜の芦別から滝里ダムや空知川沿いに約1時間かけて今夜の宿泊地の富良野中心部に戻ってきた。昨夜と違いコテコテのビジネスホテルだ。

富川本店

富良野には全国的にも存在感を放つラーメン店がある。『富良野とみ川』という店だ。富良野市内に支店がひとつ、姉妹店がひとつある。全国で開催される物産展、ラーメンショーなどに積極的に参加している。忘却の彼方だったが、我も6年前、京急百貨店上大岡店で開催された「大北海道展」のイートインで一度食している。この時は限定の味噌じゃがバターという北海道らしいラーメンを食べたんだな。特に地麺巡りではないが再び富良野に来る機会などまたとないと思うので寄ってみることにした。寄るといってもこの店は土曜日でも16時閉店、平日は15時で閉まってしまうという。有名店で営業時間が短く、しかも今は連休中。早めに行ってしまうのが吉。というわけで美瑛の観光を途中で切り上げてわざわざ車で1時間かけて富良野麗郷市街にやってきた。到着時店前の駐車スペースは埋まっていたが、ちょうど1台抜けてくれた。そのスペースに間髪入れず駐車する。店前に行列はないぞ。早速暖簾を割る。厨房には中年店主とおばさん店員の2人。内装は木材を活かした造りでラーメン店でよくあるといえばよくある感じ。L字型カウンター10席と座敷に4人がけテーブル2卓。先客10人後客5人。待たずに座れた。口頭で注文。店主は元ボクサーとのことだが、それにしては…というのも失礼だがしゃべりが流暢だ。ラーメン作りが好きなんだろうなあというのが伝わってきた。

Furanotomikawa00 Furanotomikawa01 富良野 とみ川 『石臼挽き中華そば』 880円

筆頭一番人気メニューを注文。自家製麺の店は今や普通にそこら辺にあるが、この店は富良野特産で世界的にも最高品種小麦はるゆたかを石臼で三度挽きして小麦粉を作るところからやっているそうだ。この場合、それを信じるしかない。その作った全粒粉と富良野産さくら卵で練り上げた自家製麺は見た目も食感もほとんど蕎麦のようだ。但し縮れがある。かなりかために茹でられていた。具は薬味ネギ、みつば、メンマ数本、半味卵、チャーシュー1枚。スープはやや油多めの魚介醤油味。なかなか美味しいとは思う。でも我が求めるご当地感だったりラーメンのオーラ、風格みたいなものはあまり感じなかった。麺はかなり個性的だと思うけど。まあ『とみ川』の本店で看板メニューの一杯を食した事に意義があるというものだ。

この後再び美瑛に戻り「青い池」を見に行った。

上川地麺

上川ラーメン。その存在を知ったのはラーメンの食べ歩きを初めて間もない頃、溝の口付近にあった『き七』という味噌ラーメン屋が上川ラーメンを名乗っていた。信濃町の『ピヤシリ』という店も名乗っていたっけ。今では両店共閉店していて長らく記憶から失われていた。今回の旅を計画するにあたり訪問する土地土地の地麺を調査して思い出した。ところがこの上川ラーメン、どうも怪しい。定義があまりはっきりしない。①大雪山からの水でスープと麺を作る②スープの温度が90℃。このくくりは特に味に関係ないだろう。その割に「ラーメン日本一」というスローガンばかり目立つ。町おこし目的の無理矢理感が臭う。それでもせっかく付近まで来たので、その上川ラーメンを名乗る1店に寄って確かめる事にした。

目的の店は『愛山渓ドライブイン』。選んだのは開店時間が早かったから。それでも大雪山ロープウェイが運航停止だったので開店予定時刻より20分近く早く到着してしまった。店を覗いてみても人気が全く無い。ただ電気は付いているし、暖炉にも火が入っているのが見える。なので待っていると、開店予定時間ちょうどに営業中の札がかかってホッとする。早速入店。店内は山小屋の雰囲気でテーブル席が多数。中央にはお土産コーナーもある。でも店員は女店員1人のみしか見えない。BGMもなし。口頭で注文。ところがしばらくすると女店員がやってきて「今調理出来るものが買い出しに行っていて10分ほどで戻ってくるかと思いますのでお待ちいただけますか?」と言ってきた。えっ!開店予定時刻に買い出し行っちゃうなんて前代未聞なんですけど。しかも帰ってきてから調理し始めるんでしょ?どんだけ待たされるのかよ、と不安が募る。しばらくすると店主らしき男が野菜の箱を抱えて入店してきた。そして急いで調理を初め10分ほどでラーメンが提供された。前後客ゼロ。

Aizankeidrivein00 Aizankeidrivein01 愛山渓ドライブイン 『舞茸ラーメン』 930円

この店の看板メニューを注文。舞茸をはじめとするキノコがこの辺りの名産らしい。麺は中細縮れ麺。具は薬味ネギとバター炒めされた大量の舞茸。スープはあっさり塩味。至って普通の塩ラーメンだがバター炒めされた舞茸は大ぶりで食感が良く、そのバターの感じがあっさり塩スープに溶け込みなかなか美味しかった。支払いの時店主が「どうもすみませんでした。」と言ってくれた。

2014年10月10日 (金)

旭川再訪

新千歳から旭川までの運転は思いの外疲れた。ホテルにチェックインした後荷物を置いてすぐに外に出る。何しろ朝から食事らしい食事をとっていない。稚内がフイになった分北海道三大ラーメンの地、旭川で食べ歩きをしようと意気込んだ。外はもう暗くなっている。北海道の夜は早いね。そのせいもあり冷え込みも強く感じた。

旭川に初めて訪れたのはもう5年も前。それは我にとって初めての北海道旅行、初めての北海道地麺巡りに選んだ地だ。旭川ラーメンは今思ってもかなり個性が際立ったご当地ラーメンだと思う。養豚が盛んで廃材となった豚骨を使って豚骨スープを作った。そしてその豚骨臭を消す為煮干しや昆布で摂ったスープを合わせたというもの。その代表格が昭和22年創業の老舗『蜂屋』だった。5年前、本店重視の我はその時当然本店を訪問したのだが、後日神奈川有名ラーメンサイトの方で「創業店に行ってこそ!」と強調されていた。そう言われると創業店にも行きたくなってしまう。せっかく旭川に再訪出来たのだから行かない手はない。今夜の宿泊地からも至近距離だったし。早速入店。レトロな店内。厨房には男の店員5人。4人がけテーブル席15卓。4人がけテーブル席15卓。先客1人後客3人と寂しい入り。口頭で注文。

Hachiyagojyousougyouten00 Hachiyagojyousougyouten01 ラーメンの蜂屋 五条創業店

『ラーメンしょうゆ味(油多め)』 750円

真っ黒なスープに驚いた。旭川ブラック?焦がしラードと鯵節が正に唯一無二の『蜂屋』の一杯。魚介豚骨のWスープ。定冠詞付きの旭川ラーメンが存分に味わえる一杯。そして食後に「はちみつアイス」を食す事も忘れない。『蜂屋』は元々アイス屋で、そのアイスにはちみつを使っていた事が屋号の元にもなったのだという。

Hachiyagojyousougyouten02 『はちみつアイス』 300円

はちみつ入りだけあって黄色い。ああなるほどはちみつ味。これは美味しい。ラーメン食べた後のアイスってなんかいいんだよな。でも5年前行った本店の方が老舗感があった。ラーメンもオーラがあった気がした。腹が減っていた状態での第一印象だったので間違いはないと思う。店員が若かったからそのせいかも知れない。本店は老人が作っていた。店舗自体より人の腕によるという事だね。創業店でも店員が違っていたら別物だ。一旦駐車場に戻り車をとってきた。

旭川を再訪するにあたり、ぜひに行ってみたい店があった。『生姜ラーメンみづの』だ。創業昭和37年の老舗ながら、旭川ラーメンの本筋とは離れている独特のラーメンを出すのだという。早速入店。店内の壁には沢山のサイン色紙が貼られている。そして火は入っていないけど中央にストーブが置いてある。老舗感あるなあ。厨房には何とおばちゃん1人のみ。2人がけテーブル席1卓と4人がけテーブル席7卓。先客1人後客5人。普通に地元の人が来てる感じもいい。口頭で注文。

Asahikawamizuno00 Asahikawamizuno01 生姜ラーメン みづの 『しょうが』 630円

醤油、塩、、味噌とは別に「しょうが」というメニューがある。醤油味のみだそうだ。もちろんこの看板メニューを注文。出てきた瞬間に「うまそう!」と感じた。シンプルな見た目だけど、この飾らない感じがラーメンのオーラだ。麺は低加水の中細ストレート。具は薬味ネギ、細切りメンマ、ミニチャーシュー2枚。基本はあっさりしょうゆスープ。でもやっぱり生姜が効いている。新潟長岡生姜醤油ラーメンよりハッキリと生姜風味。でも嫌味のないちょうどいい塩梅の爽やかさ。これは評判になるのわかるなあ。貴重な旭川の一杯、堪能できて満足だ。

旭川を再訪するに辺り色々と調べたところ、一つ面白そうな地麺が見つかった。『旭川モルメン』というものだ。名前から想像出来るように、旭川二大ソウルフードの「旭川ラーメン」と「塩ホルモン」を合わせた一品。その旭川モルメンの元祖と言われる『ひまわり』へ訪問する事にした。新旭川駅近くにある創業30年近くの老舗。市内に支店が1店もつ。早速入店。厨房には男の店員1人、女の店員2人。店内は狭く客が密集している印象。逆L字型カウンター4席と4人がけテーブル席3卓。座敷に4人がけテーブル2卓。先客8人後客3人。口頭で注文。

Himawarihonten00 Himawarihonten01 ラーメン専門 ひまわり 大雪通店

『モルメン(正油)』 800円

こちらの看板、筆頭メニューを注文。正油・しお・みそ、30円プラスの辛いの、というのがある。みそか辛いのかと迷ったが、迷った時は筆頭メニューの法則で正油を選択。麺は中太縮れ麺。具は薬味ネギ、それとニラ、キャベツ、ニンジン、もやし等の炒め野菜と、同じく香ばしく炒められた甘辛のタレが付けられたホルモン。このホルモンが美味い。味も食感も良い。そして甘辛のタレがスープに溶け込んで美味い。炒め野菜もいいね、油具合も。町おこしのようなわざとらしさ感も無く、本当に自生のラーメンという雰囲気もある。首都圏で出しても好評なのではないだろうか。大満足。

せっかくの旭川だが短時間にこれだけのラーメンを食べたらお腹の方は打ち止め。ホテルの方に戻った。道北遠征の初日は大荒れになったが、何とか本来のプラン通りに戻す事が出来た。今回のホテルはビジネスホテルながら温泉施設が充実しているので、大浴場で体を伸ばしてじんわりと温まり疲れを癒やした。その後足マッサージをしてもらった。明日から気持ちを切り替えて楽しもう。ぐっすり就寝した。

2014年5月31日 (土)

札幌残麺

小樽から札幌に戻ってきたのはちょうど正午をちょっとだけまわったあたり。本日の帰りの飛行機は午後3時半出発なので時間はまだある。という事で札幌遠征おまけ編として食べまわる事にした。札幌地麺のおまけ。それは札幌で派生した、本来のラーメンではない、ラーメンから派生した料理「ラーメンサラダ」をせっかくだから食べておきたい。そう思い、その元祖である札幌グランド・ホテルへ赴いた。地麺巡りの終盤でホテルのレストランに入るというのは妙な感じだ。同ホテルの地下一階にある『北海道ダイニング ビックジョッキ』へ入る。レンガ造りを模した内装に白いテーブルクロスが敷かれたテーブルが幾つも配置されている。ちょうど昼時という事で8割方の席が埋まり賑わっていた。待たずにそのまま席に案内された。口頭で注文。

Bigjug00 Bigjug01 北海道ダイニング ビックジョッキ

『元祖ラーメンサラダ』 1100円

目的のメニューを注文。紫キャベツ、細切りニンジン、水菜、レタス、プチトマト、きゅうりのピクルスといったサラダの下にドレッシングにまみれた多加水中太縮れ麺がある。ゆでエビやムール貝も入っていた。溶き卵スープも付いていた。ここが元祖で札幌の居酒屋などに広まり大人気となったメニュー。想像通りの味。サッパリしていいかも知れないが我は好んでサラダを食べる方ではない。野菜多めの冷やし中華と自己洗脳して食べきった。博多の「焼きラーメン」に対し、札幌の「ラーメンサラダ」。ラーメン地麺巡りのおまけとして食べられた事に満足はした。

次は今遠征最後の店となる。我は地麺巡りと同時にもうひとつのテーマがある。それは本店巡りだ。ご当地ラーメンの中にはチェーン店化し首都圏に進出しているような店もある。その多くは資本力にものを言わせて進出してきたものがほとんどだけど、最大公約数的なある程度評価を得て規模を拡大してきたものもある。そういった店の本店は地元の人の支持(大部分価格面だろうけど…)があったればこそ成長を続けて来れた側面があるので、地麺巡りするにおいて無視するわけにはいかないというのが我の持論だ。

札幌を代表するラーメンチェーンは『味の時計台』だろう。その本店を目指す。前回の札幌遠征で唯一悔いが残った事だった。直営店FC店含め北海道内で43店舗、北海道外では12店舗を展開。…え?12店舗?そんなに少なかったっけ?あ!そういえば5,6年前にイセザキモールにあった『味の時計台』店舗が『帯広亭』という回転寿司系列のチェーン店に変わった事があったっけ。それは全国規模で行われたんだった。大粛清といっていい感じだった。しかし結局その『帯広亭』も錦糸町にある1店舗を残すのみらしい。今、札幌ラーメンチェーンは完全に時代から取り残された存在になっている。『むつみ屋』は昨年自己破産、『どさん子ラーメン』を運営していたホッコクは上場廃止、以降ゴタゴタが絶えず中国富裕層に買収される噂も立っている有り様。これは昭和40年台初頭に起きた味噌ラーメンブームというものが影響していると思われる。高度成長真っ只中の日本、マイカーブームと同時進行で全国の国道沿いには必ず味噌ラーメン店があったという。我が生まれる前の出来事ではあるが、つい最近まで国道沿いには必ず古びた札幌ラーメンのチェーン店があった気がする。

ブーム全盛の頃は出店すれば必ず売上は右肩上がり。そんな会社は熱に浮かされて「自分のやり方は正しい、そうやって成長してきた実績があるんだ!」と自分を勘違いして冷静さを失い、「いつかまた波がやって来る、やって来るはずだ!」と待っている間に完全に潮の流れが変わって干上がって砂漠になっていた。そんな感じなのだろう。それと同じ事が今日本の家電業界に起こっているのだけど。

話が完全に逸れた。『味の時計台』は昭和47年、札幌新ラーメン横丁で創業した。その1号店は今は無い。で総本店と名乗っている店舗が駅前通り店なのだが、実はそれは7号店なのだ。

Ajinotokeidaisouhonten00 サッポロこだわりラーメン 味の時計台 駅前通り総本店

その総本店の近くに北2条店があるのだがそこがどうやら2号店らしい。そしてこの店舗、北2条本店と名乗っている。札幌中心部、大きなビルこ囲まれた小さなラーメン店。どうやら我の目指す店舗のようだ。暖簾を割り中に入る。え?狭い小さな厨房前におじさん店員と女店員の2人のみ。一列のカウンター席8席だけ。先客2人後客3人。後から調べたら大きな二階席があって40人くらい座れるらしい。我は入口近くの席に座り口頭で注文。

Ajinotokeidaikita2jyouhonnten00 Ajinotokeidaikita2jyouhonnten01 サッポロこだわりラーメン 味の時計台 北2条本店

『みそバターコーンラーメン』 1026円

コテコテの昔ながらの味噌ラーメンチェーン店の醍醐味を味わうべく、みそバターコーンを注文。それほど待たずに提供された。麺は半透明の黄色い中太縮れ麺。具は薬味ネギ、茎わかめ、びっくりするくらい大量のコーン、バター、巻きバラチャーシュー1枚、今回の遠征で初めて食べた味噌ラーメンだが、本店とは言え全くのチェーン店の味噌ラーメンだった。だけどそれは承知の上で、北海道らしい一杯を美味しくいただきました。でも今後このクラッシックな味噌ラーメンは貴重になるのかも知れないな。

店を出たのがちょうど1時半。頃合いだ。歩いて札幌駅に戻りエアポート快速に乗り新千歳空港へ向かった。空港でも土産物をいくつか買い込んで飛行機に乗った。夕方5時過ぎには羽田空港に到着、6時半過ぎには自宅に無事帰ってこれた。

昨日で7杯、今日で4杯、2日で計11杯を平らげた。計画段階では訪問を諦めていた店も、最終的には全て訪問する事が出来た。昨年の釧路訪問では天気に祟られたが、今回の旅は日焼けしてしまうほど天候に恵まれた。良い旅だったと思う。とりあえず我が計画していた地麺巡りはこれで全て訪問する事が出来た。我の事だからこれが最後の旅という事はないだろうが、本当に今後の旅の予定は全くの白紙。これについては後日書ければよいなと思う。

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