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2019年2月21日 (木)

葉月変貌

今日は急用が出来て会社を休んだ。天気は良く悶々と家に居るには心身に悪影響と思いきって11時過ぎに外出する事にした。とは言え、そうのびのびと出来る状況ではないし、行きたい店も最近ないのでどうしようか悩んだ。気分転換したかったので、多摩川を超えて久しぶりに蒲田方面に行こうとなんとなく思った。我にとっては縁があり懐かしい日々を思い出させる街だからね。こういう気分の時は未訪問開拓などせず、良い印象がある店に再訪する方がいい。でも駅近くにはピンとくる店がなかった。で、スマホで調べて名前が出てきたのは『らあめん葉月』。前回訪問したのは何と2012年2月26日なので、ほぼ7年ぶり、三度目の訪問をしてみる気になった。蒲田から池上線に乗って雪が谷大塚駅に到着したのは12時半ぐらいだったかな。駅から5分くらいのところに店はあった。こんな大通りに面していたっけ。すっかり記憶は薄らいでしまっている。昼時なので行列を覚悟していたが店前に待ちはなし。引き戸を開け入店すると厨房におじさん店員2人とおばさん店員1人。厨房周りにL字型カウンター10席。こんなに狭かったんだ。店内もすっかりわすれてしまっていた。先客は4人のみ。後客は5人。口頭で注文。料金後払い。

190221hazuki00 190221hazuki01 らぁめん 葉月 『葉月らぁめん』 900円+『味玉』 100円=1000円

『らあめん葉月』の我のイメージとしてはぶりぶりの極太麺と極太メンマ、トロトロの濃厚豚骨魚介スープの一杯。そのバランスが絶妙だった。もう確立されたオリジナル性の高い一杯だった。ところが何とこの店は昨年11月にリニューアルを敢行していたらしい。食べログレビューでは古くから支持していた客が不満タラタラ書き込んでいたのを、来るまでの電車の中で読んでいたので覚悟していたんだよ。麺は中細麺になり、スープはあっさりしたものになってしまったらしい。覚悟を決めて屋号を冠した筆頭メニューを味玉付きで注文。筆頭メニューが昼夜25杯限定っていうのはいかがなものか?と思ったけど、注文は通った。出てきた一杯は、ところどころ面影は残すものの、確かにあの『葉月』のラーメンとは異なっていた。麺が中太縮れ麺になっている。でももちもちな食感は往年のものと変わらないように感じた。具は薬味ネギと海苔3枚、極太メンマ2本、鶏モモさっぱりチャーシューと豚の炙りチャーシュー、各々1枚。トッピングの黄身しっとり味玉丸1個。具材は大きな変更はなく、メンマ、味玉、チャーシューは以前と変わらずどれもハイレベルを維持している。ところがスープはもう見た目から明らかに別物になっている。透明度がある。お品書きに書いてあった薀蓄によると、2種の白醤油をブレンドし、多量の節と煮干しから取った出しに、鰹の香味油を合わせているらしい。恐る恐るレンゲで一口。あれ?我の記憶にある『葉月』の味と酷似している。ただ飲みやすくなっている。鰹の香味油が効いているのかな?不安があった分嬉しいし美味しい。

今までのやもするとこってりし過ぎていたスープを、更に研ぎ澄ませて上のステージに立った結果のように感じた。ただ単純に我が歳を経てしまって、こういうあっさりタイプが飲みやすくだけになっただけかも知れないけど。我は非常に満足できた。但し、ラーメンという料理が難しいのは、研ぎ澄ませて高みに上がれば良いというものではない事。より下品に、より乱暴に、よりドメスティックにする事が求められる場合もあるというのが難しい。この店のラーメンはそれとは真逆に絶妙なバランスの上で成り立った味で絶大な支持を得ていた。そのバランスを変えてしまうことは従来のこの店のラーメンを支持していた人達を切り捨ててしまうのと同じ事だ。いくら平日とは言え、正午過ぎで並び無しになってしまった事からもそれは伺える。店主はそんな事は百も承知で覚悟の上で、それでも変えるという選択を取ったという事だろう。去ってしまった旧来の客よりも、リニューアル後の味を支持してくれる客が増えることを願って頑張るしかない。「俺にはわかる」的傲慢な感想に聞こえてしまうかも知れないが、我は支持する。

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