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2017年9月 1日 (金)

涼猊鼻渓

今日から9月。そして我にとっては待ちに待った夏休み突入!昨日までの2ヶ月間、半休を一度使った程度で、長期休暇をとる人を横目に稼働日は全て出勤していたからね。今日から大開放だ。

この夏休みを利用して久々に旅に出る事にした。地麺巡りの旅が収束し、そして母が亡くなってしまった以降は旅に行きたいとは全く思わなかった。それがこのところ何故か過去の旅の記憶が呼び覚まされ、旅への憧れが強まってきた。長い時がかかったが、我もようやくそういう気持ちになれたという事だろう。でも旅に行きたいとは言っても何処に行きたいというのはなかなかまとまらなかった。それは今回から地麺巡りを一切目的にしていない、普通の観光が目的だから。日頃の事を忘れたい。心穏やかになれる時間が欲しい。そんなことを考えながら何気なく見た動画。そこには穏やかな川面を滑る舟の姿。川の両側にある切り立った岩。緑。せせらぎ。ここに行ってみたいと思った。それは岩手一ノ関にある猊鼻渓という場所だった。当初は離島を考えていたが、今回は旅行者としてのリハビリテーション。岩手なら頃合いだ。そう思い10日前に新幹線と宿の手配をした。その後は子どものように指折り数える気持ちで出発の日を待ち続けた。ところが…天気は下り坂。このまま秋雨前線にさらされるような雰囲気。そして追い打ちをかけるように大型の台風15号が日本に向かって北上しはじめているという情報。どの天気予報を見ても旅行当日岩手は曇り後雨という。そして迎えた出発前夜。猊鼻渓舟下りのサイトを見ると「本日増水の為欠航」という文字が…。何でこうよりにもよって!という心の叫び。

170901geibikei01

そして迎えた9月1日、出発の日。朝4時過ぎに家を出て東京6時過ぎ発の新幹線やまびこに乗車。一ノ関で大船渡線に乗り換え30分ほどで猊鼻渓駅に到着したのは朝9時40分だった。空は…うっすら雲はあるものの濃い色をした青空が広がっている。夏の空だ。でも安心出来ない。天気が良くても増水が収まっていなかったら舟は出ないかも知れない。早歩きで乗船場に行ってみると、10時に出航する舟の乗船券を売っていた。早速チケットを購入。チケットを眺めながら、我の心も頭上の空のように一気に晴れた気がした。待合所には10名くらい既に先客がいた。出発時間が近づいて乗船するように促された。舟に下駄箱が付いていて、靴を脱いでそこに入れる。舟にはゴザが敷かれ、救命浮袋兼用のクッションが配置されていた。座ると川面からひんやりとした気持ち良い空気が全身を包んでいく感じがする。水の中にはウグイがたくさん舟の周りに集まっているのが見えた。
170901geibikei03_5 170901geibikei04 客は25人くらいかな?揃ったところで船頭が棒を操り出発。上流に向かって舟は動き出した。川面の輝き、両岸の緑、蝉の声が一斉に自分の周りをぐるりと移動する。これから我の夏休みがはじまるのだ。童心に帰ったようにワクワク感がどうしようもなく高まってきて抑える事が困難になる。
170901geibikei06 170901geibikei05 行きも帰りも人力なのでとても静か。この砂鉄川の流れが穏やかだからだ。両側に切り立った岩が進むに連れて大きく見事になっていく。
170901geibikei16 170901geibikei15170901geibikei13 船頭の説明する声以外はとても静か。蝉の声や鳥のさえずりなどはいい感じの距離があってヒーリング・ミュージックのようだ。そして心地よい空気。マイナスイオンのイメージ。興奮から穏やかな気持ちに徐々に変わっていった。こんなに穏やかな気持ちになれたのは久々だ。川は濁っていて透明度はあまりないけど、ウグイや鯉、カルガモが船の周りに集まってくるのがわかる。売店で餌が売られていて、それを観光客がくれるのを知っているからだ。面白いように魚達は川面で跳ねる。
170901geibikei09 170901geibikei10 折り返し地点で舟は止まり20分間上陸する。願いの漢字が掘られた運玉が5個100円で売られていて、それが対岸の岩にある穴に入ると願いが成就するというもので、我もチャレンジしたが全滅だった。でも全然気分は良い。この素晴らしい景色に包まれているから。
170901geibikei12_3 下りは船頭が舟歌を朗々と歌い上げ渓谷ににこだましていい雰囲気。約80分の舟下りは期待値以上のものがあった。天候も素晴らしかったし。事前にやきもきさせられた分、気持ちの盛り上がりが凄かった。

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