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2015年3月21日 (土)

再多治見

岐阜県南部、愛知県との県境にある多治見市。悪い言い方になるけど、これといった観光地もない、そして地麺らしい地麺もない、辺鄙な地方都市にまさか再びやって来る事になるとは自分でも思ってなかった。理由は1月半ばに初めて多治見に訪問した際『大石家』に臨時休業をくらった事が大きい(『多治見麺』参照)。『大石家』は昭和38年創業の老舗店。『信濃屋』や『中華亭』と並ぶ多治見を代表するラーメン店だ。お持ち帰り用のラーメンを古くから行っており、その宅配業務がきっかけで岐阜県内ではなく長野県内に8店舗暖簾分けの店を展開しているそうだ。県をまたいで広まる『大石家』系列。この本店に行けなかったという事実は結構大きく、なるべく早期に再訪してやろうと心に決めていたのだ。

Tajimi15032101 少し前まで本降りだった雨が止んだタイミングの朝7時頃に家を出た。今日は土曜日の上祭日。新幹線のチケットは前日に購入済。案の定新幹線は満席だった。名古屋から中央本線快速に乗り多治見に到着したのは10時半頃だった。駅から1.8kmの道のりをのんびり歩いて約20分で『大石家』本店に到着。開店予定時刻約5分前…のはずなのだが、駐車場は車で埋まり、入口前の待ち席には2人座っている。とりあえず今日は営業していて一安心。続いてその待ち席に座っていると、店内から活気ある様子が伝わってきた。店内は既にギュウギュウ詰めで、更に空席待ち客もいる様子。更には前にいた二人客は、実は5人客だったらしい。近辺に駐車しにいってたみたい。そんな感じで開店時間前に客を入れてしまう事もわかっている地元の客が朝早くから家族単位で車で駆けつけるようなのだ。我の後ろには10人以上の客の列が生じていた。地元民からの支持が半端ない事がわかる。家族客中心なので客の回転が異常に悪く、着席出来たのは店到着から35分後、ラーメンが提供されたのは更に10分後だった。これだけ待ったのは久々だ。客席は4人がけテーブル席が1卓あるほかは全て座敷で4人がけテーブルが6卓ほど。活気が凄い。厨房は客間と同じくらい広く、店主と思しき男の店員1人以外は全ておばちゃんで5人くらいいたかな。口頭で注文。

Ooishiyatajimi15032100 Ooishiyatajimi15032101 Ooishiyatajimi15032102 中華そば 大石家 本店 『並盛り』 800円

基本の一杯を注文する。風格ある綺麗な顔をした一杯。麺は黄色い中細ちぢれ麺。具はたっぷりの薬味ネギ、柔らかメンマ数本、赤い縁が途中まで入った兎のようなカマボコが3枚、そしてチャーシューの分厚いのが4個もゴロンと入っていた。でもこれはチャーシュー麺ではなく、これがこの店の標準仕様なのだ。800円という値段に納得。スープはチャーシューの煮汁のお湯割りと聞いていたけど、薄っぺらな感じは無くコクのある濃口の醤油味。甲州支那そばに通じるような、醤油味好きの我からすれば大好きな味。この店の為に多治見に再訪したようなものだから、その価値が十二分にある一杯だったので大満足だ。やはり『大石家』を味わう事無くして、多治見の、いや岐阜のラーメンは語れないという、我の直感は間違い無かった。オーソドックスなラーメン好きならぜひ訪問して欲しい店だ。

話は変わって先週「タンメン」について色々と調査していたのだが、その中で「岐阜タンメン」なるものを見つけてしまった。もしかしたら新しい地麺?提供しているのはその名も「元祖タンメン屋」という店で、既に愛知県、岐阜県にまたがり7店舗チェーン展開している。昔から岐阜にあったわけではなく、新開発のメニューで市場展開をしていくの中で岐阜という地名を入れたという営業戦略のようだ。本店は岐阜市郊外、最寄り駅のようなものは無いような場所。本店狙いを信条とする我だが今回は諦めた。それは『大石家』から駅の方に向って南下し歩くこと約8分、『元祖タンメン屋』多治見店があったからだ。去年の4月に開店したらしい。多治見に再訪する意味が更に1個のっかった形になる。ちょうど正午頃に店に到着。店前に3人並んでいた。ところがこれも店内にも行列が続いていて着席まで10分近く待たされる事になった。厨房には男の店員1人と女の店員で4人。L字型カウンター9席と4人がけテーブル席2卓。口頭で注文。

Gansotanmenyatajimi15032100 Gansotanmenyatajimi15032102 Gansotanmenyatajimi15032101 元祖タンメン屋 多治見店 『タンメン(2辛)』 600円

横浜タンメンと比べるとかなり異なるヴィジュアル。比較して特徴を挙げてみると、①麺が柔らかめに茹でられた平打ち細麺ストレート。②具材がキャベツ、白菜、豚肉のみ。ニラやきくらげ等は入っていない。その代わり卓上から酢もやしを好みで投入出来る。③辛味あんが注文時指定できる。今回我は2辛で注文した。スープは鶏ガラ塩スープにんにくガッツリというのは変わらない。辛味あんと相まってかなりパンチのある味わいとなっているので、セットで炒飯や餃子と合わせて食べると満足のいく食事となりそうだ。店を出ると前には待ち客がたくさん並んでいて地元からの支持はありそう。ただでさえ岐阜は地麺の少ない地域なので、後付けでもいいから広まって欲しいものだ。

ここまででほぼ多治見に再訪した目的は達成したのだが、久々の遠征、2店訪問だけでは勿体無い。『元祖タンメン屋』から更に南下して5分ほど歩いた所にある『瀛客山(えいきゃくざん)』というインパクト大の屋号を掲げる店に訪問した。看板のデザインが名古屋の『好来道場』を彷彿させる。入店すると昔ながらの町の食堂といった雰囲気。でもそんな老舗店ではないらしい。厨房にはおっちゃん2人とおばさん1人。厨房前に一列のカウンター4席と4人がけテーブル席4卓。先客6人後客4人。口頭で注文。

Eikyakuzan15032100 Eikyakuzan15032101 中華そば専門店 瀛客山 『中華そば』 620円

筆頭基本メニューを注文。小ぶりの丼で登場。これまた我好みの顔をした美しい一杯だ。麺はやわやわの平打ち細麺ストレート。具は薬味ねぎ、細切りメンマ、『大石家』と同じ兎カマボコ2枚、そして味が濃いめのチャーシューが3枚。醤油ダレが濃いめなのは確かだけど、見た目ほど濃いわけではない。こちらの方がチャーシュー煮汁のお湯割りなのではと感じてしまった。やっぱり山梨の甲州支那そばとの共通点をたくさん感じるなあ。もしかしたら似たような風土で似たようなものが好まれているのかも知れない。

当初全然ノーマークだった多治見は想像以上の我好みのラーメンがある土地だった。まだまだ知らない地麺はきっとどこかにまだある。それを教えてくれたのはニコニコ動画にアップした動画のコメントからだ。いずれ御礼の意味も込めて多治見のラーメンを追加した動画をアップしたいなと思う。

短時間に3杯のラーメンを平らげ腹は限界値を越えた。早々に駅に戻り午後1時20分頃には名古屋行きの電車に乗っていた。夕方4時半には帰宅出来た。

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