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2014年3月21日 (金)

今治地麺

今日から3連休。つまり地麺巡りの旅に出発という事になる。1月末の高知遠征に続いて再び四国、今度は愛媛県だ。海と山で隔てられた高知とは異なり、瀬戸内海で隔てられてはいるものの、対岸の広島や九州大分との関係が深いと言われる愛媛県。徳島や高知とはまた別の四国の姿が見られるかも知れない。そんな期待を寄せ、あえて行きは陸路で向かう事にした。本州との距離間を体感して到着したかった。帰りでは意味が薄いというわけだ。

Shimanamikaidou02 朝5時過ぎに家を出て、6時15分発ののぞみに乗車。3連休初日という事でチケットは早めに確保しようと約一ヶ月前に購入したのだが、何と窓際の席は埋まっていた。でも通路側の方が出入りが楽でいい。案の定強烈な混み方で自由席は大変な事になっていたらしい。そのせいかわからないが急病人が出たとかで神戸を過ぎたあたりで急停車してしまった。予定より10分遅れて福山に到着。福山駅前からしまなみライナーという高速乗合バスに乗車する。こちらも満席。前席の爺がいきなり背もたれを倒してきたので、文句を言って戻させた。最近マナーがなっていない老人が多くて困る。瀬戸内の島々を縫うしまなみ海道を渡って愛媛県今治まで向かう。バスの車窓からだったが、瀬戸内の海は水が澄んでいて綺麗だった。1時間半ほどかけて今治に到着したのは11時40分頃。

Barisan01 今治と言えばタオルか造船か「バリィさん」という事になるのだろうが、我はもちろん「今治ラーメン」を体感する事が目的。例によって地元食材を活かした町おこし系ご当地ラーメンにあたるのだが、既に4年以上続いているもの。当初は専門店を作る等気合が入っていたようだが、他の町おこし系ラーメン同様衰退していて、その専門店も既に閉店している。なので仕方なく生き残っている他の店舗を狙うのだが、曜日限定で数量限定とか細々と生き残っている感じなので、食べるのは困難を極めるのだ。付け加えて今日は祝日の金曜日。当初狙っていた店は金曜日は提供していなかったので駅の近くの久留米ラーメン店『光屋(みつや)』に向かう。こちらは限定30食とはいえ今治ラーメンを毎日提供してくれる貴重な店なのだ。駅から徒歩5分ほど、大通りに面したところに店を構えていた。早速暖簾を割る。和風の内外装。厨房には店主と思しき男が1人と女店員3人。創業から6年くらいの若い店。店主は久留米『大砲ラーメン』で修行されたとか。L字型カウンター5席と座敷に4人がけテーブル3卓。入店時8割ほど席が埋まっていて何とか座れたが、その後家族客を中心に来客が相次いだ。駅から近くて駐車場完備だもんなぁ。でも調べてみると地元では評判の店だとか。口頭で注文。

Hikariyaimabari00 Hikariyaimabari02 久留米ラーメン 光屋

『今治ラーメン(並)』 580円

店内には豚骨臭が充満しているが、我は今日久留米ラーメンに用は無い。1日限定30食という今治ラーメン一択だ。今治ラーメンとは、瀬戸内では庶民の味として食べられている「エソ」という魚の他、鯛、イリコ等瀬戸内で捕れた魚を出汁に使ったシングル塩スープで構成され、宮窪の海苔、大三島のレモン、す巻き(蒲鉾)を入れたものだという。10分くらい待たされて着丼。麺はかために茹でられた中細ちぢれ麺。具は三つ葉、きくらげの千切り、柚子、海苔1枚、鶏チャーシューが胸とモモの2種が豪華に2枚ずつ計4枚。レモンスライスが絞り器と一緒に別で提供される。後で好みで、卓上の柚子胡椒と共に味を調整するのだそうだ。町おこし系らしく強烈な個性は無い。標準の塩ラーメンの範囲に収まっているが、塩味というより魚介出汁で食べさせるタイプの塩ラーメン。卓上にあった食べ方説明書の通り、後の方でレモンと柚子胡椒を加えてみるとサッパリ感が出て、後味がスッキリした。満足。後客の注文を聞いていると半分くらい今治ラーメンを注文していたので、限定30食というのは怪しい。というより、そんなに人気なのは良いことではないか!と思った。

線路の高架下を潜り市の中心部の方へ向かって歩く。アーケード商店街に入り中ほどで脇道に入る。そこには創業から一世紀を超えると言われる老舗のうどん屋『こきんや』があった。本当はこの店が当初筆頭目的店だった。しかし調査したところ、この店で今治ラーメンを提供するのは水土日のみ20食限定。そして今日は金曜祝日。やってないよねーと店前に立つ。やっぱりメニュー表には「今治ラーメン」の文字は無し。諦めるか…と立ち去る直前、えっ?と思った。店前に水色の今治ラーメンと書かれた幟があるではないか。これがあるって事は大丈夫だよね?とダメ元で入店してみる。厨房には店主と女店員の2人。厨房前には一列8席のカウンター席、更に2人がけテーブル席2卓と4人がけテーブル席1卓。先客8人。空いていたカウンター席に座り早速メニューを見てみると、あっ!あった!「イマバリラーメン」と書かれている!連休だから特別に提供するようになったのか?評判が良くて毎日出すようにしたのか?水色の暖簾は今治ラーメン提供日であると知らせる為のもの?ともかく良かった。限定20杯だもん。早速口頭で注文。諦めずに入ってみるものだねぇ。後客2人。

Cokinya00 Cokinya01 Cokinya02 こきんや 『イマバリラーメン』 500円

調理方法をみているとピッチャーのようなものの中にスープを入れていた。あと1割ほどしか残っていなかったので、この店の1日20食限定は本当かも知れない。10分ほど待たされて着丼。いい顔をした一杯。このヴィジュアルの写真を見たのでこの店を筆頭目的店に選んだのだ。その通り美しい一杯だった。麺は中細ちぢれ麺。具は青ネギの小分け切り、細切りきくらげ、三つ葉、錦糸卵、鶏肉、海苔、今治ラーメンのマークが焼き印されたす巻きが中央にのせられている。別皿で絞り器と一緒になったレモンスライスと粗びき胡椒が提供された。海苔にあられみたいのが付いているけど、何だろうと思っていたが、魚の卵が産み付けれれた子持ち昆布というものなのだそうだ。知らなかった。そしてこちらの一杯は先ほどの『光屋』のものと基本的に一緒の味なのだが、うどんの出汁感が出ているのが面白かった。さすがは老舗うどん屋。あっさり塩ラーメンなので2杯目だけど苦もなく美味しく食べられた。この店の今治ラーメンを食べられて良かった。満足。

次の電車が出るまであと10分弱。観光の余裕など無い。店から小走りに駅まで戻って、みどりの窓口で特急券と乗車券を買って出発時刻2分前にホームに立つ事が出来た。今治タオルとか買えなかったが、『こきんや』で食べられたボーナスが嬉しく、幸先の良い愛媛遠征のスタートがきれたと思う。

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