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2014年1月31日 (金)

高知地麺

あかおか駅から土佐くろしお鉄道に乗り約30分、そのまま直通でJR高知駅へ。改札を出て路面電車に乗り市の中心部であるはりまや橋へやって来た。時刻は11時50分くらい。ここから高知の地麺巡りが幕を開ける。まずは今回の遠征で最重要訪問店と位置づけた昭和5年創業の老舗中の老舗、『十一屋(といちや)』本店へ訪問する。こちらはラーメン専門店ではなく所謂お食事処といった感じの店。それでも中華そばの提供を始めてから40年以上経っているという。市内に暖簾分けした店が1軒あるそうだ。店ははりまや橋商店街から少し外れた路地にある。この店を知ったのは食べ歩きの参考にさせていただいている千葉のDr様のブログ記事より。そこで紹介されていたこの店の写真を見たことが高知に遠征に行くきっかけになったと言っていい。この赤い看板!渋すぎる!早速入店。うわっ!お客さんでいっぱいだ。何とか空いた席に相席させてもらう。中も年季の入った茶色い板張りで渋く、七福神の面や、たぬきの置物、通行手形等の民芸品が所狭しと飾られて老舗感をより一層引き立てている。厨房は奥にあり初老の店主と思しき男の店員とおばちゃん店員3人。壁側に一列のカウンター4席と4人がけテーブル席2卓、6人がけテーブル席1卓。客層はスーツを来た人や普通のおばちゃんが多いが総じて年配客が多い。後客も続々来店でほぼ満席状態をキープ。これこそが地元に長く親しまれている証明に他ならない。早速口頭で注文。高知の中華そばがどんなものか楽しみだ。メニューは壁に木札で書かれており、うどんやそば、親子丼等があった。でも周りの客の注文を聞いていても圧倒的に中華そばが人気。この店はだいたい3時くらいに暖簾を下ろしてしまうそうだが、中華そばが閉店時間まで残っている事はまず無く、昼1時過ぎくらいには提供終了になってしまう場合もあるという。なので今回訪問予定時刻を早める事が出来て本当に良かった。注文出来た時点で今遠征の山場を乗り越えたと言っていいくらい。

Jyuuichiyahonten00 Jyuuichiyahonten03 Jyuuichiyahonten01 十一屋 本店 『中華そば』 580円

ほどなく中華そばが運ばれてきた。美しい顔をした一杯。麺は中細ストレート。具は薬味ネギ、メンマ、花の模様が書かれたカマボコ、チャーシュー2枚。スープは見た目あっさり醤油スープに見えるけど一体どんな味なのか?こればかりは食べてみないと判らない。まず驚いたのが麺の食感。柔らかめだがなかなかのシコシコ感。さすが麺の国、四国という感じだ。そしてスープはあっさり醤油だが、関西風の出汁を効かせたもの。鰹と鶏ガラの出汁を合わせたという。じんわりと染み入る感じ。これは美味しい。人気なのも納得。高知のラーメンは東京風でも徳島風でも豚骨でもない、高知オリジナルスタイルを持っていたという嬉しい誤算という結果になった。

Jyuuichiyahonten02 十一屋 本店 『蒸し寿司』 700円

それともうひとつ、冬季限定ながらこの店の名物が存在する。「蒸し寿司」というものだ。正方形の升に散らし寿司が入ったもの。せっかく冬場にこの店への訪問が叶ったのだから注文するしかない。そしてこれが美味しかった…と言いたかったが、酢飯の酸味と椎茸の煮漬の甘み、それらの匂いがない混ぜとなった湯気が我と合わず、半分以上食べる事が出来なかった。ゴメンナサイ。

さてここで気分を変えて桂浜観光に出向いた。その様子は前述の「晴天桂浜」で。

バスではりまや橋に戻ってきてまず行ったのは土佐電鉄の営業所。路面電車の一日乗車券を購入する為だ。地方に行って旅情を感じるし便利だなぁと思うのがこの路面電車。目的地や経路が分かりやすいし、時間だってだいたい合ってるし、バスなんかより全然いいよ。路面電車が今になって見直されているって聞くけど、横浜で復活するっていうのは現実問題無理なんだろうなぁ。残念だ。無事1日乗車券を購入し路面電車に乗り込む。高知の路面電車は土佐電鉄という会社が経営しているので「とでん」と呼ばれている。その「とでん」に揺られ約10分ほど西に向かい旭町三丁目という電停で下車。そこから1分ほど歩いたところに今遠征初のラーメン専門店となる『旭軒』本店を発見した。昭和30年創業というから、ラーメン専門店としては高知ではかなりの老舗の部類になる。支店が何故か至近距離にあるらしい。辿り着いた店は老舗感を全く感じないビルになっている。1階が駐車場で2階が店舗。早速入店。厨房は奥にあり敷居がされていて見えない。変形L字型カウンター9席、3人がけテーブル席1卓、4人がけテーブル席4卓、座敷に5人がけテーブル席1卓。先客1人後客3人。口頭で注文。

Asahikenhonten00 Asahikenhonten01 旭軒 本店 『ラーメン』 610円

筆頭基本メニューを注文。他に味噌、豚骨、塩などがあった。出てきた一杯はまた素朴さは感じさせつつも、見たこともない個性的なもの。麺は白い細麺ストレート。具は薬味ネギ、コーン、キャベツ、メンマ、チャーシュー2枚、中央に鶉の生卵。スープは鶏ガラ醤油スープ。コーンとキャベツはあるとしても、鶉の生卵が入っているラーメンはあまりないように思う。スープは若干洋風な感じ。しょっぱさを強く感じる。誤解を恐れずにあえて表現するのなら、サッポロ一番カップスターのような味わい。麺はかためのストレート麺だがら麺の食感は違うけど。個人的好みとは合わなかったけれど、高知のラーメンはどこにも似ていないラーメンだったという事が確認できたのが何よりの喜びだ。帰りにまた「とでん」に乗る為大通りに戻ったら、旧店舗がそのまま残っていた。昔からの客の思い出を壊さないように残しているんだとか。こういう事が出来るのは本当に素晴らしいと思う。Asahikenhonten03

夕方5時に一旦ホテルに戻り1時間半ほど休憩する。何だかんだとよく歩いたし。だけどせっかく高知に来たんだ、これで初日終了というわけにはいかない。今回のホテルは帯屋町商店街という高知で一番の繁華街の中ほどにある好立地にある。なのでそのアーケード商店街の突き当り近くにある「ひろめ市場」まで歩いて5分ほどなのだ。「ひろめ市場」とは言ってしまえば屋台村の集合施設みたいなもの。飲食店40、土産物店20が軒を連ねる、高知市内観光としては外せない場所。入口に来たが何だか活気がないし、入ったらいきなりシャッター通りになっていたので不安になった。しかししばらく中に進んでみると、とても賑わっているところが広がっていた。後で判ったが裏口から入ってしまったようだ。いくつもテーブルがあったが既に集団客が沢山座っている。端のテーブルを見ると誰も座っていない席を見つけた。よく見ると予約席となっていた。でも時間まではご自由にお使い下さいとも書いてあったので、その席を確保する事にした。予約してあった時間にはまだ1時間弱あったから。早速何から食べようかと物色したところ、「日本一旨い」と言われている高知名物屋台餃子の店を発見。先の食べ歩きの参考にさせてもらっている千葉のDrも食べていたものだ。早速餃子1枚とビールジョッキ1杯のセットを注文した。

Hiromeichiba00 Hiromedeyasubei01 ひろめで安兵衛 『お得セット』 800円

少し小ぶりの餃子が7個。焼き餃子か揚餃子か判別つかないような外見。食べてみると餡は韮と挽き肉なので餃子の味というのは変わりない。でも食感に驚かされた。例えるならホクホクの小粒の蒸かしジャガイモのよう。中までホクホク。日本一かどうかは置いておいて、間違いなく食べやすくて美味かったのは確か。

Yairotei01 やいろ亭 『塩たたき』 1300円

そして高知に来たら鰹のタタキを食べなきゃ駄目でしょう!我は塩タタキを選択。5切れで1300円というのは高いか安いかは判らない…やっぱり高いかな?でも味は間違いなく美味かった。藁焼きの香ばしさに舌鼓を打った。我は寿司より断然たたきが好きだなぁ。

たったビールジョッキ1杯だけで顔が赤くなり酔いがまわってきている安上がりな我。でも旅の開放感もあって上機嫌だ。このまま宿に戻らず、本日最後に行くと決めていた店に行く事にした。はりまや橋から「とでん」に乗り南下すること3駅目、桟橋通二丁目駅で下車。陸橋を渡って徒歩2分弱で目的の店を発見。その店名は『ラーメン専門 川崎』という。横浜在住の我からすれば妙な印象を受ける店名なのだが、店主が川崎さんだからだよねぇ。昭和35年創業という老舗で支店が県内に1店あるらしい。早速暖簾を割る。厨房は奥にあり老店主夫婦と思しき男女2人のみ。内装は老舗が漂う。逆L字型カウンター6席に2人がけテーブル席2卓、7人がけゲーブル席2卓。前後客ゼロ。テレビがBGV。

Ramensenmonkawasaki00 Ramensenmonkawasaki01 Ramensenmonkawasaki02 ラーメン専門 川崎 本店

『醤油ラーメン(麺かため)』 890円

サイドメニューは一切無し。ラーメンの味は醤油とニンニクと酒粕の三種のみ。考えてみればこの3種の味も奇抜でただならない店という感じはあるが、我がこの店が気になったのがその値段だ。基本と思われる一番安いメニューの醤油ラーメンが一杯890円!首都圏にもなかなかない強気過ぎる値段!それでいてこの高知で長年営業を続けていけているという事実!その秘密を知りたくてこの店を選んだのだ。ここは基本の醤油を注文。家系の様に麺・味・油を調整出来るというのは高知でも珍しいのではないか?でも、麺のやわめを「ヤオイ」といい、油多めを「ムッコイ」というのはとても高知らしい。しばらく待って出てきた一杯もまた判断に迷うような個性をもったものだった。麺は四角い中太ストレート麺。具は薬味ネギ、きくらげの細切り、大量の豆もやし、チャーシューと間違えた薄切の円形カマボコ1枚、チャーシュー2枚。大量の豆もやしは徳島ラーメンのようでもあり、細切りのきくらげは博多ラーメンのようであり…。麺はコシが強く、出汁の旨味が出ている豚骨鶏ガラスープは昼に食べた『十一屋』に近いが、こちらの方が大分オイリーな感じ。量はきわめて普通。ラーメンも普通に美味しかったけど、正直値段に見合う一杯とは思えなかった。でも店主にはこだわりがあり、高知の人もそれを支持しているという事だろう。よそ者がどうこう言うものでもない。この店は昼11時半から深夜1時半まで頑張って営業しているという。末永く頑張って欲しい。

さてようやくホテルに戻ってきたのだが、まだ夜の8時。ホテルの1階にマッサージ屋があったので入ろうと思ったら、あと1時間待ちだという。まぁいいや、1時間後に予約を入れて部屋でくつろいだ後マッサージ屋へ入る。我が疲れるのはふくらはぎから足裏なので、そこだけ重点的にやってもらった。「お客さん、かなりふくらはぎ固いけどスポーツでもやってたの?」と聞かれた。やってません。純粋に疲れてるんです!ほぐして下さい!おばちゃんだったので非力かと思ったが、結構な力でグリグリとやってもらって、よだれが出てしまうほど気持ち良かった。20分で2000円だったが十分効果があった。おばちゃんありがとう!今夜はぐっすり眠れそうだとお礼を言った。本当にその夜はそのままぐっすり眠れた。

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