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2014年1月31日 (金)

赤岡中日

いつもの出勤時間よりやや遅めに家を出て羽田空港に向かった。羽田8時半発の飛行機に乗る。昨年晩夏の釧路以来になる飛行機搭乗で、童心に帰ったようにワクワクした。時には自分のやりたい事を優先する。精神的な閉塞状況は結局自分で打開するしかない時もあるものだ。高知空港には10時ちょうどの到着予定だったが、何と5分以上早く到着した。この時間的ボーナスは結構重要で、この後の旅は良い方に転がってくれた。高知空港は予報通り晴天。徳島の時は天候に祟られたが、今回は良い旅になる予感がした。

Akaoka01 空港からいきなり禁断のタクシーに乗車。向かうは高知空港からはほど近い香南市あかおか駅。5分ちょっとで到着出来たが1300円かかってしまった。ここには「中日」という麺料理が名物となっているという。存在を知ったのは、よくコメントをくださる丿貫様のブログ記事より。元々赤岡には3つも製麺所があり、中華麺だけは事欠く事は無かったが、ラーメンのスープ作りは手間だった。なので一手間省いて簡単に作れる和風出汁を使い、簡単に作れる食べ物として昭和27年頃から食べられていたという。和風出汁に中華麺を入れるから中日。ラーメン未満の食べ物というか。こういった食べ物は全国に散在する。かけ中@富山、素ラーメン@鳥取、駅そば@姫路、天童の鳥中華も仲間に入るかな。一時は廃れてしまった時期もあったようだが、近隣の店舗が協力して復活させた経緯がある。その復活劇の中心的役割をはたしているのが土佐くろしお鉄道あかおか駅から徒歩3分ほどのところにある『とさを商店』という店だ。昭和39年創業の食料品店。外観からは飲食出来るような店には見えない。中に入っても野菜や乾物が並び、何と文房具類なんかも売っている。実際は雑貨屋のようだ。この店は不定休となっていたので、営業していて一安心した。厨房は店舗の奥の方にあり、カウンター3席、その手前にテーブルクロスが敷かれた2人がけテーブル席が1卓と4人がけテーブル席が計6卓。しかしそのテーブルの上には仕出弁当用と思われる容器や鍋やらが並んでいた。我が客だと判るとおばちゃん達が片付けてテーブル1卓を空けてくれた。厨房には親父さん1人とおばちゃん4人。前後客ゼロ。おばちゃんに「今お湯わかしちょるけんちょっと待って下さい」と言われた。準備が全然出来ていないから時間がかかるという事だろう。その間おばちゃん達の会話を聞いていたのだが、単語以外何を言っているのか判らなかった。見知らぬ町の雑貨屋で、聞き慣れぬ方言が飛び交っているのを聞きながら、緩い時間が流れていく。いいなぁ。旅しているって実感するなぁ。

Tosaosyouten00 Tosaosyouten01 とさを商店 『ちりめんちゅうにち』 580円

結局10分弱待たされようやく着丼した。なかなか綺麗な顔をしている。麺はやわらかめに茹でられた中太ストレート麺。具は薬味ネギととろろ昆布、簀巻き3切れ、ちりめんじゃこに、じゃこ天。スープは地元特産のちりめんじゃこを釜揚げする際の茹で汁に鰹節等を加えているという。なので関西風のうどん出汁とは微妙に違い、甘さも目立たない、じんわりと旨味が口の中に広がる。そして麺は中華麺なのでうどんとは食感が異なりにゅるんとしている。店の雰囲気と、素朴かつ個性的な一杯に出会えて幸せ。雰囲気込みの食事。地麺巡りの醍醐味だ。食後おばちゃんに「こんなおそろしげなところで待たせちゃってごめんねー」みたいな事を言われた。店主のおじさんに中日の感想も聞かれたので、優しい味で美味しかったと答えた。現地でしか味わえない一杯を食べられて満足した。
Akaoka02 予定では11時40分の電車だったのだが、早く目的を達成出来たので1本前の電車に乗れそう。1時間に1本間隔で来る電車なので、この効果は大きい。急いであかおか駅に到着。「アンパンマン」作者のやなせたかし氏がこちらの生まれという事で、彼のキャラクターがずらりと並んでいた。階段を上りホームに出るが、こちらも彼のキャラクター。電車に乗っても各々の駅にキャラクターが付けられていた。無事予定より1本前の電車に乗る事が出来た。駅のホームで券売機を探したが見つからず。どうするんだと思ったら、乗車の時に整理券を取るバスと同じシステム。車内を回ってきた女性駅員から高知までの切符を購入。で、この土佐くろしお鉄道は第三セクターの電車で、後免駅から直通でJR土讃(どさん)線に接続するので、高知まではこの電車に乗ったままでいい。でも初めての乗車客にはこういうの戸惑うよね。ちょっと不安な気持ちで平静を装う。我は旅先でローカル線に乗るのが好きなのだが、こういうのが地麺巡りに通じるものがあるからかな。南国土佐はやはり暖かく、電車内でジャケットを脱ぎシャツの袖を捲った。

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コメント

中日、召し上がりましたか!
所謂ラーメンブーム的な時流と絡むことは無いモノだとは思いますけれど、しみじみとした歴史が感じられる一杯ですよね。
遠征、お疲れ様でした。

丿貫様、おかげさまで「とさを商店」訪問する事が出来ました。
背景が伝わってくる素朴な一杯に出会う事が出来ました。感謝申し上げます。
高知はのんびりとしたいいところで好きになりましたねー。

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