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2013年12月31日 (火)

地麺再考

今年も今日で最後となる。今年は自分でも「狂ってるんじゃないか?」と思うくらい地麺巡りに行った。だいたい月2回ペースで行ったからなぁ。そのかいあって今年7月末の沖縄遠征で47都道府県訪問、いや訪麺を達成。この機会に全国をまわった事で実感として判った事をまとめておきたいなぁと思う。先日書いた駄文の続きだ。長文失礼!

新潟「燕三条ラーメン」は濃いめの醤油ダレに煮干メインの出汁を使ったスープに極太縮れ麺を入れ、更に玉ネギのみじん切りと大量の背脂をかけた一杯。これは地場産業である金物加工の工場で働く人達の為に生み出されたとされる。味が濃いめなのは、高温の中で力仕事をして大量の汗をかき、塩分を欲しがっている労働者に合わせての事。またゴワゴワの太麺使用で背脂がかかっているのも、新潟という寒い地域で出前を行う際に冷めてしまわぬよう、のびにくく保温効果を期待しての事だとされる。

塩っぱいと言えば代表的なものに「富山ブラック」ラーメンがあるが、これも肉体労働者向けにご飯のおかずとして食べられたので、もっと味が濃いものへ、濃いものへと要求された結果であるという。逆に甘い味へ甘い味へとシフトしたのが兵庫「播州ラーメン」だ。これは繊維産業で働く女工の好みに合わせていった結果だという説がある。また東京では「背脂チャッチャ」ラーメンが、深夜環七で忙しく働くタクシーやトラックの運転手を待たせない為、茹で置きが出来るよう太麺を使って、疲労回復と保温効果を狙って味が濃くギトギトな一杯になった。博多ラーメンは朝忙しい漁師達に素早く提供出来るように極細ストレート麺で替え玉制を編み足したという。

他にも例がたくさんある。特徴的なラーメンの背後には、その地で働く人達の姿が見えてくる。それは我自身も経験で思い当たる。仕事終わりの疲れた体、冷えた体に染み入る温かい濃い味のラーメンは格別に美味い。仲間で食べに行く事もあるが、たいがいは一人で黙々と食べていた事が圧倒的に多い。逆に家族団らんでラーメンを食べたという経験はないように思う。ラーメンという食べ物は「働く人達のごちそう」というイメージがしっくりくる。そこにはヘルシー志向だとか余計な要素は入ってこない。純粋に手頃な価格で、体が温まり、ガッツリと食べられ食後に満足感が得られるものが求められる。一時期流行った「魚介豚骨系」が思いの他定着せず、「次はあっさりした清湯系に回帰する」という評論家の予想も覆し、現在一番勢いがある系統が「二郎系」である事も、その事実を象徴しているように思う。

ラーメンは働く者の食べ物。そう考えたら客層は、会社周辺、或いは通勤経路内等ごく小さな範囲に限定される事になる。端的に言えば、工場が多い地帯、学生街、ビジネス街、住宅街等かなりミニマムな範囲での地域性を反映させる事となる。今ではある程度ラーメンのバリエーションが多岐に渡って確立されているので、その中からタイプを選択して出店しているのだろう。でも黎明期は今のように確立されていなかった為、オリジナル性が強いものが生まれたはずだ。それは逆説的にも幾多のご当地ラーメンの発生を裏付ける事にもなる。いや普通の働く人以外でもそうだ。我のような変わり者を除けば、普通のラーメンブロガーと呼ばれる人達でさえ、大体自らの行動範囲内の店を食べ歩いているし、閲覧者もそれを期待している。我だって当初はそうだった。定期的にチェックしていたサイトに、たまに他県のラーメン店が紹介されていると「何だ○○県の店の話かよ!」と読み飛ばすのが常だったから。インターネットが普及してもなお狭い範囲での地域性を反映させる食べ物とである事はあまり変わらないように思う。

もうひとつ、「働く人達のごちそう」であるならば、それなりに手頃な価格でなければならない。高度成長期時の話だけではなく、現在になっても未だそれが続いている。それはラーメンに「1000円の壁」と呼ばれる暗黙のルールが機能している事が証明となっている。「ラーメンは俺たちの食べ物であって欲しい」という切なる思いに他ならない。

そして意外だったのが地元の特産品を使ったご当地ラーメンは、意図的に作った「町おこしご当地ラーメン」を除外すれば例は少なかった。それはそうだ。特産品はラーメンに入れなくても単品で高く売れるから。畜産が盛んな地域で豚骨、牛骨等が使われるといった場合でも、それはあくまで余りとして安く入手し易いからという派生的なものだ。

ここまで話していくと「町おこし系ご当地ラーメン」は、ラーメンというカテゴリーの中において例外的な存在である事が判る。それは名物にして観光客を呼び込もうとしたり、地産地消を促進しようという意図によって作られた、地元民の方を向いていない、地元民不在のラーメンだから。今年の後半、道東遠征後半及び富山カラーラーメン辺りから違和感を感じ始めた。その地に実際に行ってみたものの、扱う店は僅かばかり、しかもラーメン専門店ですらない喫茶店のような店や道の駅などで提供されている始末。むろん地元の客の姿は少ない。ようは定着していないのだ。はるばる足を運んで虚しさを感じてしまった。そして悪い事に、こういった地元民不在のラーメンは今後増えていく傾向にある。「B級グルメ」イベントによる町おこしが盛んに行われる為だ。そうなるとこれは「ご当地ゆるキャラ」や「ご当地アイドル」同様やり放題で一過性の虚しいものになるのは目に見えている。たいがい地元の組合が地元の食材括りでレシピを考え、地元の店に参加を呼びかけるといったやり方なのだと思う。イベント開始当初は華々しくやるけど、店側からすれば組合のお付き合いとして出しているに過ぎない。他人が考えたメニューだし思い入れもほとんどない。いつまでも自分の店のメニューに加えておくような事はしないで、ほとぼりが覚めたら躊躇なくメニューから外すというのが普通だろう。そんなものは限定メニューラーメンと変わらない。いや、店主の思い入れがないので実験メニューより始末が悪い。こんなものの為にわざわざ足を運び虚しい思いをするのは馬鹿らしい。「地元民」不在のラーメンはご当地ラーメンではない。そう勝手に定義させてもらう。やっぱり実績が物語る。老舗重視だ。よって本当は10年以上と言いたいのだが、最低でも4年以上継続できた場合に地元民からの支持が得られたと判断して、今後訪問する対象にしようと思う。そうでなくては全国のサービスエリアや道の駅をまわる、情緒も何も感じられない旅を繰り返す事になってしまう。それは御免被りたい。地元の人が絶対入らないような観光地にある郷土料理店に入って郷土料理を食べて何が楽しいのか?ローカル感いっぱいの地元のラーメン屋で、地元民に紛れて、まるで近所の人間を装ってラーメンを啜るのが旅の醍醐味だと思うようになってしまった。

また冒頭に戻るが、今年異常なペースで地麺遠征に出かけたのは理由がある。もう1日に4杯も5杯もラーメンを食べるような行為を出来る年齢はとうに過ぎ、こんな事を続けていけるわけがないのは自覚している。今のところ表立った症状は出ていないもの、どう考えても今年が限界かなと思っていた。なので悔いを残さない気持ちが先に立ってしまって、逆に今年無茶な回数旅行に出かけてしまった。旅費も恐ろしいほど使ってしまった。でもそのかいあって主だった地麺巡りは終わり、残す地麺はあと僅か。来年雪解けした頃に北海道にもう一度行ってみたいな、と考えている。

今年最後に長文をだらだら書いてしまったが、一応自分の中で考えが整理出来たので良かった。来年も良い年である事を切に願うばかりだ。皆様にとっても良いお年でありますように!

2013年12月29日 (日)

麺喰味噌

今日から家で年末年始をゆっくり過ごしたい。なのであまり遠くには行かず近場で、と言うことで蒔田近くのスーパーへ買い出し。そのついでに営業していたら入ってみるかと思っていた『麺くい亭』が営業していたので入店。年末なのに偉いなぁ。厨房には熟年店主夫婦2人。先客5人後客ゼロ。口頭で注文。

Menkuitei03 Menkuitei02 麺くい亭 『味噌ラーメン』 700円
冬なので味噌でしょう。細麺ストレート。具は炒め野菜にメンマ、白髭葱、チャーシュー1枚。細麺によく合う上品な味噌スープ。うん、やっぱりこの店地味だけど美味い。今度は塩かな。

2013年12月28日 (土)

王様中華

先ほどあんな事を書いたにも関わらず、今年最後の遠征地は長野にした。蕎麦処として名を馳せている為か、ご当地ラーメン不毛の地である長野。固有のラーメンが無い。それは逆に東京のラーメンが流入し易い風土だったとも言え、東京の行列店並のスペックを持ったラーメン店が次々に開業する事になり、近年では東京に上陸する店も出始めた。でも我からすれば東京で食べられるようなラーメンをわざわざ長野まで行って食べる理由がない。味は特に関心がないのだから。それでも長野を選択したのは理由がある。近年の長野県のラーメン界の隆盛の牽引役となり、『気むずかし家』他数店舗を展開している塚田兼司という人物がいる。同氏は「信州麺友会」というものを立ち上げ長野県のラーメン店の結束を固める役を買って出る等、今や長野ラーメン界の中心人物と言っていい。そんな氏が昨年開催された「東京ラーメンショー」というイベントに参加した時の事。そのイベントのテーマが「ご当地再発見」だったそうで、ご当地ラーメンの無い長野代表として悩んだ中、長野市の老舗店だった『光蘭』のラーメンを思い出したのだそうだ。鶏ガラベースの醤油スープがなみなみと注がれた丼の中にメンマ、海苔、チャーシュー、中細縮れ麺、最大の特徴は強烈な黒胡椒と、長葱を直接丼に切り落とす「空中切り」と言われる葱のザン切り。ところがこの『光蘭』、半世紀続いた老舗店であったが2010年10月を持って既に閉店している。閉店時の模様を伝えるブログ記事を見てみたが、90人近い人達が別れを惜しみ行列したとあるので、本当にその土地に親しまれていた店だった事が判る。この『光蘭』のラーメンを、塚田氏はそのイベントで「王様中華そば」と名付け復活させ、その後も信州麺友会のコネクションで信州の新しいご当地ラーメンとして定着させようとしているのだそうだ。まるで上板橋の蒙古タンメンか、高知須崎の鍋焼きラーメンによく似た経緯だ。…そうなんだよなぁ。ご当地ラーメンって地元の人はあまりに日常過ぎて見落としてしまうんだよ。それで外部の人間に特異性を発見されたり、閉店となって初めて代替のない貴重な存在だった事を知る。まるで両親や友人のように。

前置きがかなり長くなったが、今回の目的は「王様中華そば」。単なる地元食材を使った町おこし系ラーメンではなく、その地の老舗ラーメン復元の味なので訪問してみる気になった。しかしながら食べたいラーメンは明確だけど、訪問するべき店が決まらないんだよ。なにせ元祖の店はもう無いのだし。とりあえず発起人である塚田氏が運営している代表店『気むずかし家』の店は行く事だけを決めて出発した。長野には11時10分前くらいに到着。前日の天気予報では寒波が厳しく、長野は曇りで午後時々雪という予報だったので、結構厚着をして行ったのだが、実際は雲は多いものの晴れ間がのぞく天候で、寒さも横浜とあまり変わらない気がした。

栄えている方とは逆の駅東口から徒歩8分くらいの場所にある『気むずかし家』に到着。黒く四角い外観の店だ。中は意外と狭くて、手前に4人がけテーブル席3卓と座敷に4人がけテーブル3卓、奥にカウンター3席と厨房があった。我は一番奥のカウンター席に案内された。厨房には店主と思しき若い男の店員と女の店員が2人。有名店と聞いていたが行列も無く我が最初の客だったようで先客ゼロ、だいぶ後で4人が来店した。口頭で注文。料金後払い。

Kimuzukashiya00 Kimuzukashiya02 頑固麺飯魂 気むずかし家

『王様中華そば』 700円

目的のメニューは正式なメニュー表にはのっておらず、壁の広告のみ。本気で定着させようと思っているのか疑問に感じた。平打気味の中細ストレート麺。具は噂のザンギリ葱と海苔1枚、スモークチャーシューが2枚。絵的にはこのスモークチャーシューが素朴感を奪っている印象がある。味は美味しかったけど。スープは普通の醤油味ではあるが、やはり強烈に黒胡椒が効いていて支配的。葱の食感も良く、黒胡椒の辛さも相まって体が温まる気がしたし、実際冬の長野にはぴったりな気がする。良いバランスで設計された一杯だと思う。でもやっぱり店内の雰囲気含め、老舗店好きの我からすれば違和感を感じた。『光蘭』で食べてみたかった。

次なんだけど、近くに老舗店らしいものがあれば良かったんだけど見つからなかった。東京っぽいラーメン店ばかり。だったら店を変えても同じこと。このまま長野ラーメン界の中心人物のフラッグシップ店で、今度は基本の味を確かめてみる事にした。しかし、追加でもう一杯注文するのは我でも恥ずかしかった。

Kimuzukashiya01 頑固麺飯魂 気むずかし家

『ラーメン』 650円

メニューには濃厚鶏白湯と紹介されている。麺は平打中太麺。具は薬味ネギ、メンマ数本、海苔1枚、鶏皮付きの鶏チャーシュー2枚。スープは鶏白湯というより魚介の味が強く出ている。なかなか濃厚なスープで美味しい。でも最初の一口で「どこかで食べた記憶があるぞ」と感じてしまった。木場の『麺屋吉左右』を思い出した。

さて今度こそ次の店へ。でも思い浮かばない。条件としては「王様中華そば」を提供している店。ということは「信州麺友会」加盟店となる。単純に一番上にあった『ゆいが総本店』という店に行ってみる事にした。総本店とか書いてあるし。ところがこの店電車の駅から遠い場所にあるので、バスに乗る必要がある。駅の反対側にあるバスターミナルに移動。その間何故か白人系の観光客を大勢見かけた。集団ではなく個人旅行っぽい感じ。スキー目的かな?1時間に1本のバスが来るのを待っている間土産物店に行き、おやき等の土産物を購入。ようやく来たバスに乗り20分くらいで店付近に到着。国道沿いに徒歩5分ぐらいのところで目的店を発見。こちらも真っ黒な箱みたいな店舗。早速入店。厨房は正面奥にあり店主と男の店員1人、女の店員1人。店主は長野ラーメン四天王の一人と言われているがけテーブル席2卓と8人がけテーブル席1卓。

Yuigasouhonten00 Yuigasouhonten02 ゆいが総本店 『夜鳴きそば』 800円

目的の「王様中華そば」を注文したら「当店では夜鳴きそばとなっております」と訂正された。定着させる気があるのならメニュー名を揃えて欲しかったなぁ。こちらも正式メニューに記載はなかった。やっぱり期間限定メニューみたいになって消えていくのかもなぁ。で出てきた一杯は丼が底の部分だけが筒みたいになった変な形のもの。麺はもちもちした中細ちぢれ麺。具はメンマ、ザンギリ葱、海苔1枚、炙りチャーシュー1枚。スープはコクのある醤油スープ。黒胡椒は若干効いていた。全てが最近っぽい一杯でご当地感は全く感じなかった。本当はこちらも基本のラーメンを連食しようと思っていたが、よくある魚介醤油ラーメンのようだし、ご当地ラーメンらしさが微塵も感じられずテンションも落ちてしまったので支払いを済ませ店を出た。

バスだと次が2時間後という絶望的な間隔があったので、1.3km以上離れているという駅まで歩いて行った。ローカル電車に乗り長野駅に戻ってきた後新幹線のホームにそのまま移動。ところが出発ホームを間違えて、それに気づいたのは発車ベルが鳴った時!急いで隣のホームからダッシュし何とか乗り込む事が出来た。帰りは自由席だったが座れた。家には18時前には戻る事が出来た。

拉麺再考

常日頃ご当地ラーメンが気になっているので、暇を見つけてはサイトで情報収集している。そしてある日興味深い見出しの記事を見つけた。「ラーメン好きが注目する新ご当地系長野ラーメン」というものだった。しかしよくよく読んでみたら何のことはない、「長野ラーメンの最大の特徴は共通した味の方向性がないこと」と書かれていた。長野のラーメン店はレベルの高い店が多いという事を言いたかったようだ。そんなものは「ご当地ラーメン」ではない。だとしたらラーメン激戦区の高田馬場や池袋みたいな場所は全部ご当地ラーメンという事になってしまうではないか!それに全国まわって食べ歩いておいて何だが、個人的にラーメンの「縦軸(美味いor不味い)」にはほとんど興味がない。我はラーメン店経営を目指しているわけでもなく、食通を気取りたいわけでもない。だいたい我はラーメンショップのネギラーメンで十分満足してしまうような舌なのだから美味い不味いと個人的感想を書き連ねたところで何もならない。そういう事は食べたら食材まで判ってしまうような舌を持ったラーメン評論家と言われる人達に任せておけばいい。…いや、任せちゃいけないな。自分の作ったラーメンガイド本に載せる載せないの利害関係、キックバック要求なんかもやって書いてる奴も中にはいるだろう。眉に唾つけて見た方が良いと思う。

…話が逸れた。ともかく我が興味があるのはラーメンの「横軸(地域ごとの多様性)」の広まりだ。もっと遡って言うと何故「ラーメンなのか?」という問いの答えもそこにある。個人的にもラーメンは好きな食べ物だけど、それだけが理由ではない。日本人は世界の中でもとりわけ凝り性で、道を極めたいという気持ちが強い民族だと言われる。また同時に食に関して極めて関心が強いとされる。外国人が日本のテレビを見て驚く事のひとつに、食べ物関連の番組の多さなのだそうだ。そんな日本人が老若男女ひっくるめて関心が高い食べ物がラーメンだ。元は中国の華僑からもたらされた麺料理が、東京で日本風に醤油味に改造され、それを出稼ぎに来ていた人達等によってそれぞれの地方にもたらされ、その地の食材や調味料、地場産業の影響を受け、独自の変化を遂げた。元はひとつの渡来の食べ物が、北は北海道、南は沖縄まで、ほとんどの県に土着化しているものなぞ他に無いと思う。そしてその多様性という横軸の広まりが、自ずと洗練度という縦軸の進化も押し上げる結果となった。それがまた人々の関心を更に煽り立て、「美味いラーメン屋があるんだよ」と話のネタにする為だけではなく、個人的な趣味として食べ歩きを始めるマニア層まで育む事となった。単なる料理の1種類ではなく、ひとつのジャンルとして存在するようになった料理は世界でも稀な存在だ。そう思うとラーメンというものが凄いものに思えてきた。それを知ることによって、この国の何かが見えてくるのかも知れない。

…ここまで書いておいて自分自身にツッコミを入れる自分がいる。このブログのサブタイトル通り「言葉なんていつも後付け」。実はブログを書き始めるにあたり、プライベートにあまり抵触しないで書きやすい題材だったからに過ぎないのが本当のところ。それはわかっている。それでもラーメン食べ歩きを始めて7年以上が経過している。一度ラーメンに対する自分のスタンスを整理したかっただけだ。まだ言いたい事、整理したい事はあるが、長文になりすぎたのでここで一旦切る事にする。

2013年12月27日 (金)

年末海亀

本日仕事納めなので午後3時には業務終了のはずだが、結局我は4時半過ぎまで仕事が納められずタダ働き。職場の大掃除もしたしで何だがぐったりと疲れてしまった。それでもいつもよりは早く上がれたし、明日から休みという事で未訪店開拓に立ち寄る事にした。中途半端な時間帯なので、中休みの無い通し営業の店を探したところ、市営地下鉄のセンター南駅付近にある『ウミガメ食堂』に向かった。なかなか良い屋号だと思う。この店は麦田にある大正7年創業という老舗中華料理店『奇珍』の三代目とその息子が、ちょうど2年前の12月に開業させた店だという。代々受け継いでいた一族がこちらに移ったという事は、こちらが本当の意味で『奇珍』で、麦田にある昔から変わらないと思っていた店は別モノになったという事だろうか?真偽は不明。ともかく中山からグリーンラインに乗り換えセンター南駅に降り立つ。駅を出る方向を間違えてまた戻る事になってしまった。前もやった気がする。冷たい雨が降る中歩くこと約5分。辿り着いた店は地下1階にあったが、十分外からの明かりが取れる間取りになっている。早速入店。内装は開放的で明るくアットホームな雰囲気がある。中華料理屋っぽくない。厨房には男の店員3人と女の店員2人。厨房周りにL字型カウンター9席。4人がけテーブル席3卓くらいと8人がけテーブル1卓。奥にはガラス張りの製麺室もあった。口頭で注文。

Umigamesyokudou00 Umigamesyokudou01 自家製中華そば ウミガメ食堂

『タケノコソバ』 800円

『奇珍』と言えば「タケノコソバ」が代名詞。なので注文。麺は自家製という白く四角い細麺ストレート。具は沢山のきざみネギ。そして筍とは書かず、さりとて竹の子とも書かず、木片と書いて強引にタケノコと読ませるみたいな極太メンマが6本入り。適度に繊維を感じさせつつ、シャクシャクと柔らかく食べられる食感と、砂糖菓子を彷彿させるほど甘い味付け。連食するつもりだったけどこの甘いメンマを6本も食べてしまったのでお腹がいっぱいになってしまった。最後に出されたプーアル茶もいい味で満足した。

帰りに横浜に寄って買い物をして帰宅した。さて明日は…。

2013年12月26日 (木)

壱松参入

明日は仕事納め。だけどその追い込みで今日は忙しかった。その帰宅途中、雨の木曜の夜だけど関内で下車。今月21日イセザキモール入口付近に開店した家系ラーメン店『ゴル家』に入店した。それにしてもなんという屋号なのだ。「ゴル家」だよ「ゴル家」。ラオタからすれば壱松軍団グループの『ゴル麺』の派生ブランドだと想像がつくが、一般の人達からすれば「何なんだ?」と思うよなぁ。これでタガが外れて「ボブ家」とか「サップ家」とか「デス家」とか「バイオ家」とか止めてよね。看板には「伊勢佐木モール店」と入っていたので、これから他にもこの屋号で多店舗展開するのかな?それと同じく看板に入っていた文字「英友会」って何?入口脇に券売機。これがタッチパネルで好みまで選択するヤツ。内装は白で、厨房には男の店員3人と女の店員1人。コの字型カウンター11席と奥に4人がけテーブル席1卓。先客5人で後客も5人。

Goruyaisezaki00 Goruyaisezaki01 ゴル家 伊勢佐木モール店

『豚骨醤油ラーメン(麺かため・油多め)』+『ミニチャーハン』 =セット1000円
ミニチャーハンのセットを注文。メンマとうずらが入った典型的な壱松軍団系のこってり家系ラーメン。なかなか美味いぞ。チャーハンは可も不可もなくといったところ。でもこの味は今後この近辺で食べる際の大きな選択肢のひとつになりそう。壱松軍団系にしては基本のラーメンが650円と一般レベルまで抑えているところも注目。これは近くの『三國家』や最近出来た『銀家』は危ないぞ。線路を越えた先にある『尾壱家』は影響は少ないか。あっ!家系じゃないけど『和蔵』は大丈夫だろうか?家系じゃないとか一般の人は関係無いからな。我は『和蔵』好きなので無くなってしまっては困るぞ。心配だ。

2013年12月23日 (月)

本牧有銘

年内最後の連休最終日。横浜に出て買い物ついでにQBハウスに寄って頭をさっぱりさせた。その後石川町に移動しそこから歩いて本牧へ。本牧商店街の中ほど、本屋の近く辺りに新店が出来たというので行ってみた。石川町から歩きだとさすがに遠いなぁ。『酔亭』、『笑苑』など懐かしい。『こん』なんてまだ頑張ってるんだ。その後ようやく辿り着いた店の屋号は『ラーメン有銘屋』。以前は中華料理店だったと思う。早速入店。厨房には中国系と思しき男女2人。厨房前に一列5席、2人がけテーブル1卓と4人がけテーブル席1卓。先客3人後客ゼロ。口頭で注文。料金後払い。

Yuumeiya00

Yuumeiya01

ラーメン 有銘屋 『味噌らーめん』 750円+『ライス』無料
カウンターの上に「西山ラーメン」の暖簾があるので札幌系なのだろうな。塩、醤油もあるが味噌が筆頭になっていたのも頷ける。なので筆頭味噌を注文。ランチはライスが無料だそうだ。麺はレモン色の中太縮れ麺。具は薬味ネギ、多めの野菜炒め、メンマ、巻きバラチャーシュー1枚。スタンダードな合わせ味噌のスープ。野菜がやや多めだって事以外は至って普通の味噌ラーメンだった。

2013年12月22日 (日)

六川撫子

忘年会の翌日にほぼ丸一日愛知岐阜遠征を敢行してしまったのでさすがに疲れ、朝の目覚めも遅かった。で、その遠征のブログ記事を書いていたが一向に進まない。そのまま昼をまわってしまった。今日ラーメン食べるならなるべく近所がいいなぁと思っていたら、また都合よく弘明寺の近くに昨日新店が開店しているというので行ってみる事にした。

井土ヶ谷から一駅目の弘明寺で下車。駅から平戸桜木道路に出る。…え。全然勘違いしていた。新店の住所は遥か先の六ツ川だった。緩やかだけど上り坂になっている平戸桜木道路を山谷方面に、横浜横須賀道路の高架下を潜った更に先まで延々と20分近く歩いた。ようやく目的の店を見つけることが出来た頃にはヘトヘトになっていた。赤いテント屋根に『ラーメン撫子(なでしこ)』と白い文字で屋号が書かれている。暖簾が簾になっている。引き戸を開けて入店。これは小さな店だなぁ。カウンター5席しかないよ。入口の小さな食券機が置いてあり食券を買う。厨房には店主夫婦と思しき男女2人。5席しかない席は老夫婦と子連れ3人家族でちょうど満席。子連れの方はもうすぐ食べ終わるようなので暫く待って着席。
Ramennadeko00 Ramennadeko01 ラーメン撫子

『ラーメン(きざみニンニク入)』 700円
基本メニューを注文。麺は極細ストレート。具はザンギリ葱、きくらげ、海苔1枚、チャーシュー2枚。スープは背脂が多めの白い豚骨スープ。提供前にきざみニンニクを入れるか聞かれるのでお願いした。背脂が入っているので甘みのあるスープが特徴。チャーシューが美味しかった。しかし立地が立地なので再訪はまず無いだろう。帰りはバスで井土ヶ谷に戻った。

2013年12月21日 (土)

卵綴拉麺

名古屋にはご当地ラーメンが多数存在する。台湾ラーメン、好来系ラーメン、スガキヤなどは4年半ほど前に訪問は済ませた。ところが今回名古屋へ訪問するにあたり色々と調べたところ、もうひとつ「玉子とじラーメン」というものが存在する事が分かった。その発祥の店は萬珍楼ならぬ『萬珍軒』といい、昭和43年創業の老舗中華料理店だという。ネックは夜6時から営業を始めるという事。なので『呑助飯店』で重油ラーメンを味わった後、地下鉄桜通線に乗り終点の中村区役所駅で下車。そこから国道沿いに歩くこと約3分で店に到着した。到着してびっくりしたのが店の前に大勢の人がたむろしていた事。夜から営業する中華料理店だから、てっきり先に訪問した『呑助飯店』のような小ぢんまりとした店を想像していたのだが、実際はオシャレで立派な店舗でかなりの有名店だった。慌てて店前にある名簿に名前を入れて待つ事にした。結局15分くらい待ってようやく入店し着席出来た。白い石材を使い暗めの照明のおしゃれな店内。厨房には男の店員6人と女の店員2人。厨房周りにL字型カウンター12席くらいが配置され、テーブル席も大小10卓くらいはあったのだと思う。口頭で注文。

Manchinken00 Manchinken01 萬珍軒 『玉子とじラーメン』 680円

もちろん筆頭のメニューを注文。見た目は背脂チャッチャっぽいけどこれは背脂に非ず卵だ。麺はちぢれ細麺。具は薬味ネギ、海苔1枚、巻きバラチャーシュー1枚。屋台の頃から変わらず守り続けてきたというスープは名古屋コーチンと豚骨を長時間煮込んだものに卵を合わせたものだという。地元神奈川県にはこれと良く似た「城門ラーメン」というものがある。それと比較してどう違うのかという視点で食べてみた。城門ラーメンの方はスープに直接卵を溶いているので白身の塊などがあったが、こちらは本当にふわっふわでいかにも玉子とじという感じ。タレと卵を混ぜあわせてからスープで割っているとの事。醤油の味もしっかり出ているし、麺を持ち上げると卵がしっかり絡みつき重いくらいだ。お腹に優しい感じがするし美味しい。今回の遠征の最後を飾るのにふさわしい一杯だった。大満足だ。
急いで駅に戻って一駅目の名古屋で地下鉄を降り新幹線に乗った。帰りは自由席だったが、予想通り連休初日の夜7時半以降ののぞみは余裕で座れた。21時半頃には帰宅出来た。今回の遠征は突発的だったが、予定していた店全て訪問でき完成度の高い地麺巡りとなった。

重油拉麺

ご当地ラーメンという広まりは見せないものの、世の中には奇妙なラーメンというものがたくさんある。そのひとつ、名古屋には「重油ラーメン」と呼ばれるものを提供する店があるという。もちろん客が言った俗称であって本当の意味ではないのだろうが、それにしても強烈なネーミングである。このラーメンを提供する店は「台湾ラーメン」元祖の店『味仙』がある今池付近にある『呑助飯店』だ。但しこの店、営業開始が17時半となっている。夜の名古屋か。岐阜から戻ってこれたのは3時半なのでまだ2時間近くある。名古屋のシンボル名古屋城に行ってみる事にした。

Nagoyajyou01地下鉄とバスが1日乗り放題という「ドニチエコきっぷ」600円を購入し、早速バスに乗った。しかしそのバスが目的の名古屋城から離れ始めたので途中で降りた。近くから地下鉄に乗り市役所前という駅で下車する。ここが一番名古屋城入口に近いそうだ。到着したのはもう4時をまわっていて閉門時間まで1時間をきっている。それでも入園料500円を払って中に入る。そうしたらまた補修工事をやっているんだよ。姫路城に行った時もそうだった。今回は幕で覆われていないだけまだマシといった感じ。天守閣を見て名古屋に来た気分にも浸れたし、胃袋をクールダウンする事も出来たので満足し、再び地下鉄の駅に戻る。一度の乗り換えを経て今池駅に到着。駅から徒歩6分ほどの場所に目的店、昭和25年創業の老舗『呑助飯店』を発見した。でも開店予定時刻まであと8分くらいあるので店前で待機。しかし開店の準備はしているようだが、定刻になっても開店しないんだよ。結局看板に明かりが灯されたのは定刻から15分ほど経ったあたり。早速入店。長い12席のカウンターがある以外は昔ながらの中華料理店といった感じ。厨房には男の店主とおばあさんの二人。でもそれ以外に常連らしい爺さんと女性がいた。カウンター以外には座敷に4人がけテーブルが4卓。口頭で注文。
Nomisukehanten00 Nomisukehanten01 Nomisukehanten02 呑助飯店
『ラーメンA』 550円+『呑助特製餃子』 450円=1000円
筆頭のラーメンはAとBの二種類存在し、Aの方が「伝統の油こってり濃い味」、我の求める重油ラーメンと言われる方だ。この強烈さに耐えられない一般人向けにあるのがBの方、「あっさりしょうゆ系薄口」となる。当然我はAの方選択。更にこちらの特製餃子はかなりの評判というので合わせて注文してみた。先に提供された特製餃子は小さな三角形のカリカリになったものが8個。中身は玉ネギのキザミと背脂だろうか。ニンニクは入っておらず甘みを感じる。スナック感覚でいくつでも食べられる感じ。これが評判になるのは頷ける。そして本命の重油ラーメンがやって来た。富山ブラック並に真っ黒なスープだが、このテカリはそれとは別物である事を無言で訴えている。麺は黄色い中太ストレート麺。具は薬味ネギとメンマ数本、脂身の多いチャーシュー1枚。そしてこの黒いスープ。どんな味がするのだろうと一口啜ってみたが、とんでも無くラードでアツアツ!香りは若干焦げ臭い、中華料理店の厨房の臭いそのもの。味は何度も啜って正体を確かめようと努力したが、ラードが強烈すぎて明確に判らず終いだった。醤油の味は感じなかったなぁ。重油という表現は言い得て妙。このスープ、創業の昭和25年から火を絶やさずずっと継ぎ足しながら煮立てているのだそうだ。万人向けではないのでそうそう薦められないが、ラーメン好きなら一度は話のネタに食べてみる事を薦めたい。こんなラーメン今まで出会った事がない。唯一無二の一杯を食す事が出来て幸せだった。満足。でもスープはとてもじゃないが飲み干す事は出来なかった。
食べている最中開店前から店内にいた女性がハンディカメラを片手に話かけてきた。名古屋テレビの取材だそうだ。この重油ラーメンをレポートしに来たのだろう。恥ずかしかったが撮影に応じてしまった。

岐阜老舗

よくよく振り返ってみると、我は岐阜のラーメンは飛騨高山ラーメンだけしか訪問していなかった。そこで調べてみたのだが、やっぱり岐阜県下には高山ラーメン以外にこれといった地ラーメンは発見出来なかった。しかし岐阜市内に興味深い老舗店を見つけたので行ってみる事にした。

Gifu01 知多半田駅から太田川駅で岐阜行きの特急に乗り換え名鉄岐阜駅に到着。最近立て直したのかピカピカの駅だった。時刻は1時半。こちらに来るとすっかり空は晴れて良い天気。アーケードがついた大型商店街が長距離に渡って続いている。鹿児島の天文館近くを思い出した。15分ほどで目的の店、大正6年創業という『丸デブ総本店』に到着。店前に6人ほど行列が生じていた。3分ほどで中に入れたが中でも待ち客がいた。また3分ほどで着席。後客も続々来店。内外装とも老舗の日本蕎麦店のよう。背もたれが形ばかりの椅子なども蕎麦屋のそれだ。この老舗の雰囲気、いいなぁ。厨房には男の店員3人とおばちゃん店員2人。4人がけテーブル席4卓と6人がけテーブル席1卓、座敷に4人がけテーブル3卓。口頭で注文。
Marudebusouhonten00 Marudebusouhonten01 丸デブ総本店 『中華そば』 400円

メニューは中華そばとワンタンの二つのみ。小さな丼になみなみと注がれたスープ。ご当地ラーメン巡りで我が出会いたかったのはこういう顔をしたラーメンだ。レンゲがステンレス製だ。これが強力粉でつくったと思われる柔らかめに茹でられた中太ストレート麺。薬味ネギとカマボコ1枚、一口サイズのミニチャーシュー3枚。スープは軽く生姜を効かせたあっさり醤油スープ。味のインパクトは薄いが胃に優しくしみる感じ。値段も良心的だし文句ありません。満足。
帰りはアーケード商店街をずーっと歩いてみたが、何やら今流行のご当地ゆるキャラがたくさんいたイベントをやっていた。驚いたのがふなっしーは見当たらなかったのに、ふなっしーの関連グッズ売り場に長蛇の列が出来ていた事。我は興味ないので、評判良さそうな和菓子屋で土産のどら焼きを買って駅に戻った。

半田地麺

Chitahanda00 仕事に追われてハタと気がついたら今週末三連休じゃん!と気がついた。このところ金欠だったので抑えていたが、ボーナスも無事支給されたので久々に遠征に出かける事にした。目的地は愛知と岐阜だ。8時29分発のぞみ15号に乗車。10月に亀山遠征した際、3連休初日に自由席も満席で立ったまま名古屋まで乗車する羽目になった。その轍は踏まない為2日前に行きの指定席券だけは買っておいた。正解だったようで空席は無い状態だった。約90分後名古屋に到着し東海道線で金山に出た後、名鉄河和線特急に乗り換えて知多半田駅に到着したのは10時40分ごろ。空は雲が多いが青空ものぞいているまずまずの天候。駅から国道沿いに南下して徒歩5分ほどで本日最初の目的の店『チャイニーズレストラン彩華』に到着。開店予定時刻の8分前くらいに到着してしまったので近くのコンビニで時間を潰し開店予定時刻に再訪問。ところが開店していない。開店する気配さえ感じない。えー!ここまで来てのっけからフラれるのか?これは厳しいなぁ、と思っていたらようやく女店員がやって来て中に招いてくれた。入口は螺旋階段になっていて内装は白で統一。中華風は微塵も感じないガラス張りの西洋風の店舗だった。テーブル席も座敷も30席は超えるという。それでも前後客ゼロで我一人。厨房は見えないところにあるのでわからなかったが2~3人といったところだろう。とりあえず目的のラーメンを口頭で注文した。

Chitahandasaika00 Chitahandasaika01 チャイニーズレストラン 彩華

『からくりラーメン』 750円

ここ半田市には『からくりラーメン』というものがある。外見はきつねうどん。香りもうどん。でも味は醤油ラーメン。油揚げの中に肉味噌が仕込まれていて、それを崩して食べていくうちに味噌風味に変わるという変わり種。地元の中華料理協同組合が町おこしの為考案したものらしいが、結局広まらずこの店の名物みたいに落ち着いてしまった感じだ。注文すると店員から食べ方の説明があった。その説明通りに食べてみることにした。①見た目を楽しむ…これはうどんのようで面白いでしょ?という事らしいが、ストレート細麺がすでに見えているのでうどんには見えないよ、というのは野暮というものなのか。②香りを楽しむ…具は薬味ネギと大量の鰹節。なので鰹節の香りがした。③そのまま味わう…鰹節の風味が邪魔だったがあっさり醤油スープだったと思う。④ゴンのあげを食べているうちに味噌ラーメン…中央に鎮座した分厚い油揚げ。キツネの焼き印があるのは「ごんぎつね」の作者が半田市出身だからにちなんでの事だそうだ。油揚げにはパンパンに肉味噌が詰まっていて、それを崩すと瞬く間に味噌味になった。味が結構濃いめの名古屋味噌に挽き肉が一杯入っていたのでなかなか美味しかった。⑤仕上げに酢を多めに入れて味の変化を楽しむ…最後の最後、一緒に提供された酢を大量に投入。すると味噌味が全く消失しさっぱりしたスープに変化し食後もサッパリしたものに。我は途中で味が変化するような食べ物に否定的ではあるが、地産の食べ物をただ使った町おこしラーメンよりははるかに愛情がこもった一杯だと思う。本日の筆頭目的地麺を無事食す事が出来満足した。

次の特急まで時間があるのでもう一店寄ってみる事にした。来た道を戻り知多半田駅を通り過ぎ更に北上する事徒歩10分ほど、次の駅の住吉駅近くまでやって来た。単純に地名を冠した『元祖知多ラーメン』住吉店に入店。以前は『ゆかた亭』と名乗っていた。地産の食材を使用した知多ならではのご当地ラーメン作りを目指しているのだそうだ。入口脇に券売機。厨房には男の店員2人と女店員3人。L字型カウンター12席と4人がけテーブル席2卓。先客4人後客2人。

Chitaramenhanda00 Chitaramenhanda01 元祖 知多ラーメン 住吉店

『たまり醤油ラーメン』 680円

普通の醤油もあったが、地産のたまり醤油を使ったメニューを選択。麺は中細縮れ麺。具は薬味ネギ、太メンマ、ナルト、脂身の多いチャーシュー1枚、海苔1枚。酸味の効いたたまり醤油味のスープ。オリジナリティはほとんどなかったが普通に美味しかった。

店を出るとちょっと小雨が降っていた。そのまま知多半田駅に戻った。

2013年12月20日 (金)

青唐勝治

今夜は会社の忘年会帰り。関内で下車し『麺屋武一』に寄って鶏白湯でも食べようかと思ったら何とシャッターが降りていた。夜営業のイメージがあったのだが早仕舞?それとも…。それじゃあと足をのばして『麺や勝治』まで行ってみた。先客ゼロ。厨房には男の店員2人。券売機で食券を買い着席。後客3人。

Menyakatuji07 麺や勝治 『塩の青唐辛子痛麺(小)』 700円
看板メニューでありながら未食だった青唐辛子のやつを小で注文。塩に青唐辛子がかかっているだけのように思えるけど。唐辛子の辛さは確かに痛いという感覚。でもそれも含めて清涼感があり、飲みの後のシメの一杯としては満足の一杯だった。

2013年12月15日 (日)

初本郷家

午前11時過ぎにJR本郷台駅に降り立つ。根岸線で今まで唯一降りた事がなかった駅だ。というのは今までラーメンに縁がないところだったからに他ならない。そんな本郷台駅改札から徒歩1分ほどのところに家系ラーメン店が今月5日開店したので行ってみる事にした。改札を抜けて右側にあるマンション1階の商店スペースの並びに店はあった。早速入店。入口脇に券売機。店員は男の店員1人と女の店員3人。厨房周りにL字型カウンター14席と4人がけテーブル席3卓。先客7人。後客は絶え間なく続々来店。今までラーメン店に縁がなかった地域に出来た店だもの。日曜日にでも食べに行こうかとなるよなぁ。

Hongouya00 Hongouya01 横浜家系ラーメン 本郷家
『ラーメン(麺かため・油多め)』 650円+『小ライス』 100円=750円
「ラーメンをカスタムする」の文字があるという事は『町田商店』系という事だ。基本のラーメンをいつもの好みで注文。卓上の玉ネギの角切りも取り放題なので遠慮無く投入。豚骨寄りの壱六家系のスープ。ライスをニンニク豆板醤まみれにした後海苔巻きして食した。味は満足の一杯だった。
駅前のピーコックで日用品を買って帰路についた。

2013年12月14日 (土)

粉乾酪麺

ラーメンに乳製品を使った例は少なく一般的に使用されていない。藤沢の『こぐま』などわずかながらに牛乳を使用している店はあるけどあまり見かけない。ご当地ラーメンとしても牛乳を使用したものとしては北海道の「中標津ミルキーラーメン」、千葉の「袖ヶ浦ホワイトガウラーメン」くらいかなぁ。どちらも町おこし系なので広まらず縮小傾向にあるようだし。でも牛乳をストレートに使うのではなくてチーズみたいにトッピングとして使用する店は徐々ではあるが増えているようだ。良い例が二郎系ラーメンの「汁なし」のトッピングであったり、最近出はじめたトマトラーメンのトッピングだったり。そんな中でも結構古くから使っていて見た目もインパクトが大きいのが恵比寿の『九十九とんこつラーメン』だ。1997年4月に開店し飯田橋や津田沼にも店舗があるという。我は恵比寿本店を7年以上前に一度だけ訪問しているが味はとうに忘れてしまった。よって本日再訪問をする事にした。先週に引き続いて上京食べ歩きとなる。横浜から新宿湘南ライン快速に乗り約25分ほどで到着。駅西口から出て広尾方面に坂を上って歩道橋を渡って徒歩5分ほどで到着。ちょうど正午頃だった為か入口で1人空席待ち客がいた。早速その後に続く。すると続々我の後ろに行列が生じた。恵比寿はラーメン激戦区のひとつと聞くが、この老舗の人気度も相変わらずで凄いなぁと思った。メニュー冊子を渡され待っている間に店員が注文をとりに来た。だいたい3分ちょっと待ったところで席に案内された。カウンター15席と4人がけテーブル席5卓。厨房はよく見えなかったが店員は男女含め5人くらいはいたようだ。料金後払い。

Tukumoramen00 Tukumoramen01九十九とんこつラーメン 恵比寿本店

『元祖○究チーズラーメン』 900円

もちろん看板メニューを注文。麺は中太ちぢれ麺。スープは豚骨味噌。具はもやし。そして十勝産ゴーダチーズの粉末が山となっている。ランチサービスという事で好きなトッピングを2つ選べる。ゆで玉子と葱を選択。粉チーズは食べている間にとろけたチーズになり量も激減してしまったが、コクが増して美味しく食べられた。満足。

今回恵比寿を目的地に選んだのは実は「チーズラーメン」が目的ではなかった。先週の続きで、背脂チャッチャ系の老舗『らーめん香月』の行方を追う為だ。久々に行ってみようと思ってネットで情報収集すると「昨年恵比寿本店を閉め三軒茶屋に移転した」「今年になって恵比寿に戻ってきたがしばらくして屋号を変えた」とか最近目まぐるしく状況が変化していて今は営業しているのかすら微妙な感じ。実際どうなのか現地で確かめたくて駅西口方面の坂を上ったがやっぱり跡形もなくなってきた。また駅東口駅前方面に戻ってきた。リニューアル後の店舗だったという場所に行ってみたら『一星軒』という博多ラーメン店に変わっていた。昭和50年創業以来約30年間、背脂チャッチャで行列をつくっていた有名店も今や昔。時代の趨勢を感じずにはいられない光景だった。

さすがに博多ラーメンを食べる気にはなれなかったので『一星軒』は失礼ながらスルー。ここまで来たのでもう少し奥の方に歩を進め『香湯(しゃんたん)ラーメンちょろり』恵比寿店へ5年半ぶりに再訪問。創業1995年。目黒にも店舗を持っているそうだ。店主は渋谷の『喜楽』や西麻布の『かおたんラーメン』の厨房にいた人なので揚げネギラーメンスタイル一筋といった感じだ。店内はテーブル席のみで小ぢんまりとしたアットホームで良い雰囲気の店。厨房にはおじさん2人とおばさん1人。先客6人後客5人。口頭で注文。料金後払い。

Tyorori00 Tyorori01 香湯ラーメン ちょろり 恵比寿店

『ラーメン』 600円

筆頭基本のラーメン注文。5年半前と同じ値段で提供されている。チャーハンも美味そうで心が動いたが我慢した。麺はやや柔らかめに茹でられた四角い中細ストレート。具はもやしと絹さやとメンマ数本とチャーシュー1枚。ネギ油がほのかに香る醤油スープ。これもまた東京ラーメンの王道だ。満足。

帰りも湘南新宿ラインに乗ったが武蔵小杉で東横に乗り換えた。ところが湘南新宿ラインの停車駅は南武線の停車ホームからかなり離れた場所にあり、更に東横線に乗り換えるにはその南武線ホームをまるごと縦断しなければ辿り着かなかった。次から同様の場合は横浜まで行ってから乗り換えする事にする。

2013年12月12日 (木)

近平坦坦

木曜日であるが故あって外食する。菊名から東横線各駅停車に乗り換え白楽で下車。六角橋近辺でまたもや新店オープンの報を聞き行ってみる事にした。来月にはまた別の新店が開店するという話も聞く。さすがは横浜を代表するラーメン激戦区六角橋という感じだ。目指すは今月5日に開店したばかりという『近平家』。屋号はこれでも家系に非ず、タンタンメンメインの店。場所は吉村家直系『末廣家』至近距離、坂をちょっと上ったところの小さな店舗だ。早速入店。店内には男の店主一人のみ。つまり先客無し。この店は昼営業は週末のみで、平日は夜3時間半のみの営業になっているせいで近隣にも存在が知られていないのかな?L内装は白でラジオがBGM.L字型カウンター7席と2人がけテーブル2卓。カウンターに促されたので店主と面と向かって2人になってしまって何となく居づらい。後客1人がやってきてホッとした。

Conpeiya00 Conpeiya01 近平家

『タンタンメン』 700円+『小ライス』 100円=800円

窓に貼られたPOPには「奴が愛したタンタンメン」と書かれている。「奴」は誰かは知らないが、そのタンタンメンは西湘大井町『四川』のタンタンメンだ。辛味のついた餡の中央に黄色い多加水の麺が鎮座する様はそれだ。その麺の上にちょんと薬味ネギがのる。ただしこの店のタンタンメンは餡の中に卵が溶かれている。それはまるで川崎『ニュータンタンメン本舗』のようでもある。しかしその卵のせいで餡の辛さが弱まり味の輪郭もぼやけている気がしたので、後半卓上の唐辛子と生ニンニクを投入。見かけが『ニュータンタンメン本舗』に近いのでどうしてもニンニク風味を期待してしまうのかな。それでもこのスタイルは結構好きだしオリジナリティを出そうとしている姿勢に好感がもてた。

2013年12月 8日 (日)

濱仁担担

今日は空にはどんよりと雲が立ち込め風も冷たい寒い日となった。朝から外出する気が起こらず未訪店探訪は諦め近場の店で昼飯にする事にした。昼1時過ぎにもぞもぞと家を出て歩いて伊勢佐木町方面へと向かった。横浜橋商店街で買い物をするつもりだったので『けん』でからしラーメンでも食べようかとも思ったが、あの店と何故か相性の悪さがあることを思い出し別の店にするべく伊勢佐木町方面へ足をのばした。寒い日なので味噌が食べたい。となれば『みずき』となるのがお決まりのようだが、昨日強烈な背脂チャッチャ連食をしたので、あのラード感には抵抗があり気が進まなかった。で、他にないかなと思い当たったのは『はまじん』のはまじん味噌だ。あれはクリーミーだし野菜の甘さもたっぷり味わえるぞという事で店へ向かった。約半年ぶりの再訪となる。厨房には太った店主と女店員の2人。先客3人後客3人。TVがBGV。口頭で注文。

Ramenhamajin03 Ramenhamajin04 らぁめん はまじん

『ゴマたんたんめん』 700円

はまじん味噌を食べにきたものの、初訪問時と同じメニューじゃつまらないなぁと店内を見回すとオススメの文字と共に「ゴマたんたんめん」の表記。これはいいと早速注文。麺は中細縮れ麺。具は青ネギの小分け切り、もやし、挽き肉。スープに浮かぶ白いものは摺り胡麻。なのでその甘味で辛味が抑えられている。もうちょっと胡麻味噌寄りにしてもらえばコクがもうちょっと出たのだと思う。美味しかったけどやっぱり看板メニューよりは満足感は得られなかった。

Menyahanamaru05 向かい側の『麺屋はなまる』跡地。前回訪問してチャーハンを食べた翌日、何と火災にあってあえなく閉店してしまったそうだ。チャーハン美味しかったのに残念だ。

2013年12月 7日 (土)

東京背脂

久々に背脂チャッチャが食べたいなぁと思った。二昔前くらいは至る所にチープな背脂チャッチャ系の店があったものだが、今はほとんど見かけない。特に神奈川県下では何故か定着せず絶滅危惧種と言っていいのではないか。それが現在二郎系にとって代わっているというのが現状。でも我は背脂チャッチャが好き。あの体に悪そうで罪悪感がつきまとうワイルド感とコテコテ感。背脂の甘さと醤油のしょっぱさが綯い交ぜになった味わい。二郎系とは似て非なる旨さがあったと思うのだが、何故定着しなかったのだろうか?

昨年末仕事納めの日の帰りに池袋『土佐っ子ラーメン』、ときわ台『下頭橋ラーメン』を訪問して以来の背脂チャッチャ訪問ツアーを本日決行し久々多摩川を超える。朝8時過ぎに家を出てまずは横浜から東海道線で品川に出て山手線に乗り換え代々木から更に総武線に乗り換え千駄ヶ谷駅で下車した。東京体育館が駅前にある。秋空の下、銀杏並木の黄色が映えるなぁ。その東京体育館を回りこんで環七へ降りる。駅から徒歩10分ほどで最初の目的店『ホープ軒千駄ヶ谷本店』だ。昭和35年屋台から始まった老舗だ。店主の牛久保氏は豚骨を煮立たせたスープの上に背脂を浮かせる手法の発案者。背脂チャッチャの創始者と言える。昭和50年この千駄ヶ谷で店舗を構え24時間営業を続けている。4階建ての店舗は2階と3階はカウンター席スペースだが、1階は屋台時代の雰囲気を継承する立ち食いスタイル。券売機で食券を買いそのまま立ち食いスペースへ。厨房には男の店員2人。先客5人後客1人。向かいの国立競技場前ではなにやら人が大勢集まっていた。それを眺めながらラーメンが出来上がるのを待った。

Hopekensendagaya00 Hopekensendagaya01 ホープ軒 千駄ヶ谷本店

『ラーメン(脂多め)』 700円

基本のラーメンを脂多め指定。麺は自家製中太縮れ麺。具はメンマともやし、巻きバラチャーシュー1枚。卓上のザルから薬味ネギ入れ放題。スープは豚骨醤油。臭みと言っていい豚骨臭もかなり感じる。その上に強烈な背脂。表面にはラード層が張る。ちぢれ太麺に絡みつくほどのギドギド感。脂多め指定の面目躍如だ。久々にこのタイプのラーメンと対面する事が出来た。満足の旨い一杯。何でこのスタイルが廃れてしまっているのか理解出来ない。

再び千駄ヶ谷駅まで戻り新宿駅で山手線に乗り換え高田馬場駅で西武新宿線各駅停車に乗り換えた。西武新宿線に乗ると完全にアウェー感を感じる。沼袋で急行2本待ちしてようやく野方駅で下車。環七に出て南下し徒歩約10分ほどで目的店『野方ホープ』野方本店に辿り着いたのは開店予定時刻3分前。既に1人店前で待っていたのでその後ろに着いた。この『野方ホープ』は創業昭和63年。『ホープ軒』とは無関係で、もう一方の背脂チャッチャの雄、『土佐っ子ラーメン』ときわ台の店主を務めていた人が開業し、今や都内で6店舗展開しているという。時間ぴったりに暖簾がかかって入店した。厨房には男の店員3人。L字型カウンター11席のみと狭い店内。すぐ後客4人が来店した。口頭で注文。

Nogatahopehonten00 Nogatahopehonten01 野方ホープ 野方本店

『野方ホープラーメン(こてこて)』 720円

筆頭基本のラーメンを注文。脂の量が選べるのでMAXの「こてこて」で注文。もちもちした食感のちぢれ太麺。具は薬味ネギ。メンマ、海苔1枚、チャーシュー2枚。スープは先の『ホープ軒』より醤油ダレが強めに出ていて味濃いめ。こてこて指定の背脂の量が強くてスープが液体になっておらず咀嚼する感じ。東京では背脂チャッチャ系、いまだ健在で良かった。我が横浜でも復活してくれないものかと思う。

背脂多めの連食はやはり胃もたれを起こしはじめた。バスで高円寺駅前まで移動。懐かしの高円寺駅周辺をグルッとまわった後電車に乗り帰路に着いた。横浜には13時前には到着する事が出来た。

2013年12月 6日 (金)

横浜定番

会社帰り横浜に寄る。来年の手帳と卓上カレンダーを見に、今秋にモアーズに移転した東急ハンズに初めて行ってみた。ここ数年手帳は遠征先で購入していたが今年は資金不足で断念。久々にモアーズに入ったが東急ハンズは規模縮小したなぁ。5階から7階までの3フロアのみになっている。とりあえず手帳は買ったがカレンダーは見当たらなかった。その足でそのまま今夜の晩飯は『町田商店』で食す事にした。何度目の訪問になるのか?何だかんだとこの店よく寄るようになったなぁ。厨房には男の店員3人と女の店員1人。先客8人後客6人くらい。

Machidasyoutenyokohama04 横濱家系 町田商店 横浜店

『MAXラーメン(麺かため・味濃いめ・油多め)』 880円+『ライス』 100円=980円

もう定番メニューが出来た。横浜駅近辺でこの価格帯で、会社帰りの疲れた体での空腹を満たしてくれる店はそうそうない。『浜虎』や『本丸亭』のラーメンでは満たしてもらえない。二郎系では単調な感じがして、『吉村家』は満たしてくれるが行列に並ぶ。食べたい時に並ばず安定した味を提供してくれる店が正義なのだ。卓上の玉ネギ入れすぎてスープがみるみる減って油そばのようになってしまった。それでも何とかスープを染み込ませた海苔巻きでライスを食べられたので満足感を得る事が出来た。

また買い物をしてから帰路についた。

2013年12月 5日 (木)

黒琥味噌

先月訪問したら営業していなかった『麺屋黒琥』へ寄ってみる。閉店したかと思ったが今日は営業していた。早速券売機で食券を買おうとしたら配置が変わっていて、左上端筆頭に「メガジョッキ」と書かれていた。ラーメン店としては不穏な変更だ…。とりあえず入店。厨房には男の店員2人。先客3人後客4人。

Menyakurokohigashikanagawa04 麺屋黒琥 東神奈川店
『味噌とんこつ(麺かため)』 800円
この前も頼もうと思っていた季節限定メニューを注文。目立たぬ場所にボタンがあったので無くなったのかと思った。筍はこの店標準トッピングになったのだろうか?味噌の味が濃いめ。赤味噌味が強く出ている。でも普通の味噌とんこつの味だった。かれこれ5度目の訪問だし当分訪問はいいかなという感じだ。

2013年12月 1日 (日)

昼井土谷

今日も良い天候に恵まれた日曜日。疲れがまだ癒えないのでゆっくりしようと思っていたら、都合よく近所に新店が出来たというので行ってみる事にした。新店へ行く前に、以前から気になっていた中華料理店に寄ってみる事にした。近隣で人気だという中華料理店『西遊記』。前からどんなものか行ってみたかった。ちょうど開店時間11時に入店したのだが、先客が既に3人いた。厨房には店主と女店員の2人。L字型カウンター12席。後客続々5人。評判良いのは本当のようだ。

Saiyuukiidogaya00Saiyuukiidogaya01
中華 西遊記 『蒔田ソバ』 650円

基本のラーメンが一杯450円とは良心的な店だという事がわかる。オリジナルメニューとして「西遊記ソバ」と「蒔田ソバ」というのがあった。地麺巡りをしていると地名が入ったメニューが気になるので蒔田ソバの方を注文。短時間でチャチャッと作ってくれるのがいいねぇ。出てきた一杯は野菜、山菜、ナメコが入ったサンマーメン。麺は白い中細ストレート。醤油スープに餡が絡んで安定感を感じる旨さ。満足。機会があればまた来たい。

さて次の店こそ今日のメイン、先週木曜日11月28日に開店した店で、本店は石川町駅近辺で日本料理店をやっているのだそうだ。屋号は『麺館SHIMOMURA』。開店予定時刻ちょうどに店に到着したのだがまだ「支度中」の札が出ていた。一度近くのコンビニで時間を潰した後戻ってみると爺さんが3人先に店外の食券機に並んでいた。急いで後に並ぶと後客も続々。でもまだ開店していなかった。結局開店予定時刻より7,8分遅れて開店。結構狭い厨房と店内。厨房には男の店員2人。厨房前に一列のカウンター8席のみ。

Menyasimomura00Menyasimomura01
麺館SHIMOMURA 『黒とんこつ』 800円

筆頭基本メニューを注文したがこの値段。着席から10分以上待ち出された一杯を覗いてみる。麺は中太ストレート麺。具はザンギリ白葱、ほうれん草、半味玉、柔らかく分厚いチャーシュー1個。この値段の高さはチャーシューのせいか!そのチャーシューに黒いペースト状のものが付いている。これはマー油ではなくひじき油なのだそうだ。風味はそんなに感じない。スープは意外と味が濃くしっかりした豚骨醤油。悪くはないけど何だかあんまり満足感を感じる事が出来なかった。海老塩とか味の異なるメニューも試したい気持ちもあるが立地が微妙なんだよなー。比較的近場とは言えるけど蒔田-井土ヶ谷間って行動エリアからは完全に外れているし、だったらその手前の、初訪問ながら安定感を感じ取った『西遊記』の方を再訪問したい気持ちになってしまう。それに800円という値段自体にとやかく言うつもりはないけど、それにしては店内が狭すぎる。隣客と肩がぶつからないように食べるのは何だかなぁと感じた。

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