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2013年9月21日 (土)

入善茶麺

Dscf6767 富山県北東部、日本海に面した町、入善町。この町はいち早くカラーラーメン立ち上げに名乗りを上げた町で、早い者勝ちとばかりに茶と赤の2種類のカラーラーメンを立ち上げた。富山再遠征2日目はこの入善町へ訪れる事にした。朝8時にホテルをチェックアウトし駅前で鱒寿司などの土産物を購入した後、北陸本線鈍行に乗る。昨日と同様、今日も良い天気だ。電車に揺られる事約50分あまりで入善駅に到着。最初の目的店『きまる』は駅から徒歩20分くらいのところにあり朝10時から営業開始というので、駅から歩いて着く頃には開店しているだろうと予測して出発。風は涼しいのだが日差しが強いので暑かった。汗みどろになって店に到着した。しかしそこで見たものは、営業時間が書き換えられた札。11時からの営業に変わっていた。これはなかなかショックだった。これからの予定の変更を余儀なくされた。とりあえず近くにあったローソンで涼みながら対策を考えた。結局次の目的店として考えていた『王虎(ワンフー)』という店に先に向かう事にした。『王虎』は『きまる』から更に駅から反対方向に1kmくらい離れたところにあり、こちらも11時営業開始。15分ほど歩いて到着したのはその約10分前。しばらく軒先のベンチで待って開店と同時に入店。近隣に数店舗展開している外食グループの1店らしく、ファミレス型の大きな店舗。男の店員4人と女の店員2人。厨房前に一列のカウンター4席が2本、2人がけテーブル席2卓と4人がけテーブル席6卓、座敷に6人卓2卓。後客は続々6人くらい。冊子メニューを見て口頭で注文。

Wanfoonyuuzen00 Wanfuunyuuzen01 中華麺飯店 王虎 入善店

『入善ブラウンらーめん』 700円

もちろん目的のメニューを注文。麺は平打ち中太麺。麺の中に粒々が見えた。全粒粉なのかな?海洋深層水を麺に練り込むのが入善ブラウンラーメンの特徴のひとつだとか。具は薬味葱、もやし、糸唐辛子、平メンマ数本、チャーシュー2枚。スープのブラウン色は何のことはない味噌の色。但し食べてみると普通の味噌ではない。サラッとして醤油スープかと見紛うような食感。味噌ラーメン独特の粒々感とこってり感はあまり感じない。そして味も普通の味噌とは違う。地産の味噌に富山湾で採れた海老のエキスを練り込んだのだそうだ。ただの海老味噌ラーメンと疑っていたが、なかなか個性を感じ、ブラック以外の富山カラーラーメンで初めて満足感を感じた。

炎天下の中再び来た道を15分歩いて戻り『きまる』へ。ここにはもうひとつの入善町おこしラーメンとしての「入善レッドラーメン」を提供しているという数少ない店。このレッドラーメンは麺に唐辛子と海洋深層水を練り込んだ塩スープのラーメンだという。今度は営業中の札がかかっている。早速入店。あれ?何だか様子がおかしいぞ。店舗半分のスペースが布で覆われている。本当にやっているのかと更に奥に進むと居酒屋のようなスペースがあった。ここかと思い入ってみると誰もいない。「すみませーん」と声をかけるとおばちゃんが一人出てきた。1時間も時間ずらして再訪してふられたのではないかと不安だったが安堵した。ところがメニューを見ても「レッドラーメン」の文字が全然無いんだよ!あーもうメニューから消してしまったのか…。

Marinnyuuzen00Marinnyuuzen01 あじ処・酒処 まりん 『味噌らーめん』 700円

落胆のまま筆頭の味噌を注文。この味噌こそがレッドラーメンなのだろうとその時は思い込んでしまった。おばちゃんに聞いてから注文すれば良かったのではないか!結果出てきたのは白味噌ラーメンだった…。麺はもちもち縮れ太麺。具は青ネギのきざみともやし、半味玉とチャーシュー1枚。別に辛味噌が大量に付いて好きなだけ入れられる。今思うと程良い甘さの上質の白味噌ラーメンだったのだと思う。でもこの時心にあったのは「何で味噌をたのんでしまったのか」という後悔のみ。メニューにはちゃんと「入善ブラウンラーメン」もあったので、どうせならそっちを頼めば良かったとかそんな事ばかり思いながら食べたので心ここにあらず。そして歩いて暑かった中で味噌を食すのは苦痛で大量に残して店を後にしてしまった。おばちゃんごめん。で、帰ってきてからよくよく調べると、この店は目的の店『きまる』ではなく、一緒の看板に書いてあった定食・居酒屋の『まりん』だったという事が判明した。あの布に被われていたスペースがかつて『きまる』だった場所なのだ。閉店していたのだ。「食べログ」にも特に閉店とは書かれていなかった。町おこし系を出す店は、ほとぼりが冷めるとすぐメニューから外すし、最悪いつの間にか店を閉じ、それっきりオフィシャルの情報ではまだ掲載したままになっているケースが多い。今回はそれが顕著に出た例だろう。開店時間が違うのはそういう事だったか!

実はこの後諦めきれず、オフィシャルの情報に入善レッドラーメンを提供しているとあった喫茶店『カトレア』を訪問した。ここもサイトによって場所が違っていて、食べログの示した地図の場所は駐車場になっていた。ところが別のサイトでは別の場所が示されていたので行ってみると見つけた。早速入ってみると、店の老夫婦や客のおばちゃん達が一斉に我を注視するような、地元のおばちゃん連中だけの憩いの場所の雰囲気だった。メニューにはブラウンラーメンはあったがレッドラーメンは無かった。こんな雰囲気の中ブラウンラーメンを食べたらいたたまれないので、クリームソーダだけを注文した。爺さんマスターは汗まみれになった我を心配して空調を入れてくれた。現地に来て判った事。入善ブラウンラーメンは今回行った店以外でもメニューに加わっていたのを確認出来たのでほぼ定着している事が判った。一方の入善レッドラーメンは店舗で食べられる事はなく消滅、物産展及び土産物品としてのみ残っている事が判った。町おこし系で同じ土地にそれまで無かったラーメンを複数定着させるのはそもそもが無理な話なのだ。富山カラーラーメンでもうひとつ「魚津クリアラーメン」というのがあるらしいが、これなぞは考案した店すら正式なメニューに加えておらず、物産展開催時のみに提供されているという。そうなると物産展って何なの?という気がする。地元にないものを出して物産展なのか?今回の旅で感じたのは「富山よ落ち着け」、そして「富山ブラックだけはガチ」という事だ。後味が悪い感じで旅を終える事になってしまったが、これこそ現地に行ってみないと判らない旅の醍醐味というものだろう。糸魚川まで鈍行に乗って、以降は特急で越後湯沢まで、更に東京までは新幹線に乗って、横浜に戻ってきたのは夕方5時だった。

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