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2012年11月22日 (木)

岡山地麺

P1110975徳島という山を超えたら見えてきた、岡山という山が!徳島遠征を終え主だったご当地ラーメンはほぼ巡る事は出来たので、後は地味な地ラーメンを攻めればいい。こんな大規模な遠征はないだろう。そう思っていた。ところがその地ラーメンを調査したところ、最大の難所を見つけてしまった。それが岡山県だった。岡山県は一般的にラーメンというイメージは薄いが、調べてみると老舗が何店か現存していて独自の系統も出来ている。更に観光用と思われるが県内に幾つかの地ラーメンが点在しているのだ。「これは1泊2日じゃ無理かも」と思い、個人休暇を追加し4連休に設定した約1年前からこの岡山遠征をこの日と考えていた。その後笠岡だけ先に訪問できたので1泊で大丈夫かな?等と計画を練り直した事もあり、大枠の計画が固まったのがわずか2週間前だった。結局は2泊3日の大遠征、しかも観光はなくガッツリ食べ歩きを行うハードな旅の計画となった。

朝6時前に家を出て6時49分新横浜発ののぞみに乗車し10時10分前には早くも岡山に到着した。最初の目的店は駅から徒歩5分ほど、奉還町にある岡山を代表する老舗店、昭和23年創業の『浅月本店』だ。市内に2つの支店をもつ。ところがこの店、営業時間がハッキリしない。情報サイトによって本日木曜が定休だったり、木曜日は昼3時までは営業している等と営業時間情報がバラバラなのだ。何故岡山のラーメンが軽んじられているのだろう?で後者を信じて昼営業のみなら朝一で行くしかないと行ってみたら…やっぱり定休の札がかかっていた。明日に廻すしかない。

躊躇している時間はないので駅の反対側に出て路面電車に乗車し1日乗車券を購入してそのまま城下という駅まで行く。目的は岡山筆頭の有名店と言われる『天神そば』だ。有名店ではあるが営業時間は11時から2時半まで、土日祝定休という難易度が高い店だ。そうは言いつつ5年前にも訪問した事があるので再訪となるが、この店を外す訳にはいかない。本日の主目的店のひとつだ。開店予定時刻の11時迄は少し時間があるので対岸に後楽園を望む公園で一休みした後、開店15分前に店に向かう。平日なれど有名店なので行列が生じてしまう可能性があるからだ。しかし行ってみると既に「営業中」の札が出されていた。早速入店してみると3人の先客が着席しているではないか。厨房にはおばちゃんばかり4人。L字型カウンター5席と4人がけテーブル席2卓。5年前訪問した時はもっと雑然とした印象があったが多少リフォームしたのかな?後客1人。口頭で注文。

Tenjinsoba00Tenjinsoba02中華そばの店 天神そば 『天神そば』 750円

前回訪問時と同じ筆頭基本の屋号を冠するメニューで注文。5年前から100円値上がりしている。この店の特徴は一杯に鶏約1羽を使用するという、鶏ガラのみから出汁をとるスープだ。豚骨醤油が主体の岡山に革命をもたらした店なのだ。寸胴には鶏ガラが山に盛られて入れられ、棒で押しながら出汁を取っていた。あまり待つ事なく提供された。麺はストレート細麺、具は薬味ネギとブラックマッペもやし、ピンク色の縁どりのかまぼこ2枚、そして脂身の少ないチャーシューが5枚ものっていて、さながらチャーシュー麺のようだ。鶏白湯と違い醤油ダレが効いているので味はあっさり醤油味。笠岡ラーメンとの違いはかしわかチャーシューか、といったところだろうか。ブラックマッペのもやしが関東在住の我からすると食感的にちょっと邪魔な感じがした。

次に向かったのは同じく岡山筆頭と言われ異彩を放つ店『やまと』。ここも5年前に訪問しているので、何となく場所は覚えていた。開店予定時刻ぴったりくらいに入店。前客はいなかったので我が本日最初の客と思われる。創業昭和23年。厨房には2代目店主と男の店員、おばさんの3人。2代目店主は注文が入る度に「うん?うん」と言っていたのが面白かった。厨房前に一列8席、4人がけテーブル席4卓。さすがは有名店だけあって来客が相次ぎ後客9人。口頭で注文。

Yamato00Yamato02食堂やまと 『中華そば』 700円

前回訪問時は半そばだったので心残りがあった。よって今回は基本の中華そばを注文。麺はストレートの中細麺。具は薬味ネギ、もやし、メンマ、結構肉厚のチャーシュー2枚。スープは魚介豚骨。魚介豚骨のはしりといえば『青葉』@中野だが、ここは終戦直後からこのスタイルを確立していたというから驚きだ。豚骨だけではなく豚皮も煮込んで作り、鰹、鰯等からも出汁を取る。歴史は古くとも真似する店は現れなかった孤高の存在と言えるだろう。

再び駅の方に戻り再び駅反対側の奉還町へ。わずかな期待をしていたが、やはり『浅月』は営業しておらず本日休業のようだった。しかしその『浅月』の斜向かいに、同店と並ぶ岡山を代表する老舗店がある。昭和25年創業の『富士屋』だ。元々はうどんやぜんざいを出していたが、向かいの『浅月』に影響されてなのか創業から3年後に中華そば専門店になったそうだ。店舗は最近改装したのか内外装とも新しい。暖簾を割り入店。厨房前にカウンター5席。4人がけテーブル席3卓、奥に座敷があり20席くらい座れるようだ。厨房には若い三代目店主と男の店員1人、女の店員3人。訪問時昼時だったので客入りは9割弱と店はとても混雑していたが、三代目店主は客への気配りが見事で上手く客さばきをしていた。

Fujiyaokayama00Fujiyaokayama01中華そば 富士屋 『中華そば』 650円

基本メニューを注文。麺は中細ストレート。具は薬味ネギ、メンマ数本、チャーシュー3枚。スープは丼の淵までなみなみと注がれている。あっさり豚骨醤油系。かなり強めに醤油ダレの味が出ている。それでいて豚骨のラードも感じて独特のロースト感がある。岡山源流の一杯を堪能出来た。

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