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2012年11月30日 (金)

子安味噌

ちょうど2週間前に『初代田一』の跡地を偵察して看板だけが掲げられて営業していなかった『麺屋こやす』。それが先週23日には開店したというので会社帰りにリベンジ訪問してみた。東神奈川から京浜東北線で一駅新子安で下車。京急の踏切を超えてすぐのところにある赤い看板が目印。早速入店。内外装共に黒。入口脇に券売機。厨房には若い男女の店員2人。L字型カウンター13席。先客5人後客3人。

Menyakoyasu00Menyakoyasu01_2麺屋こやす 『味噌ラーメン並』 750円

「どうせ家系かな」と想像していたら何と味噌が筆頭だった。他にホルモンラーメン、豚そば、魚介豚骨つけ麺等がメニューにあった。麺は黄色いもちもちした食感のちぢれ中太麺。具は大量のもやしとキャベツやにんじん、炙りチャーシューのきざんだもの。そしてもやしの山の上には肉味噌らしき塊がのっていた。スープはややあっさりめの味噌味。ちょっと味が薄い。肉味噌に期待したが鷹の爪の辛さ効果だけで味は大して変わらなかった。悪くはないけど良くもない。店員が若すぎるので何となくチェーン店っぽい印象を受けた。

横浜で買い物をしてから帰宅した。

2012年11月29日 (木)

木曜日吉

珍しく木曜日に定時に上がれたので会社帰りに日吉に寄ってみる事にした。日吉に平日の4時半から夜7時までしか営業しない敷居が高い店が夏に開店した情報は前々から聞いていて気になっていたのでこの機会に行ってみる事にしたのだ。菊名から東横線に通勤特急に運良く乗車出来たので午後6時半には日吉駅に到着出来た。駅から徒歩1分ちょっと。場所は『ポクポクポクチン』『まつざき商店』『桜家』『絶の味』『義や』と変遷が著しいあの店舗だ。店の名は『ラーメン専門店「日吉で一番ウマいのはあびすけさんだと思うので、当店営業時間外はぜひともあびすけさんをご利用下さい。」』という。開店は8月28日。店の営業時間は9時半までのびていた。急いでやってきて損した。それにしても何とも人を食った屋号の店だ。入口店外に券売機。厨房には若い男女2人。L字型カウンター11席。先客4人後客3人。

Abisukelong00Abisukelong01ラーメン専門店「日吉で一番ウマいのはあびすけさんだと思うので、当店営業時間外はぜひともあびすけさんをご利用下さい。」

『味玉ラーメン』 800円

券売機の筆頭メニューを注文。半ライス無料との事だったのでお願いした。麺は中細ストレート。具は茹でキャベツと太メンマ数本、海苔1枚、脂身の多いチャーシュー1枚、そして味玉丸1個。スープはあんかけのようにトロントロン。味は塩豚骨になるのかな?かなりしょっぱい。そしてタレの味がやや希薄なので味がはっきりしない。でも半ライスにスープをかけて卓上のニンニクと味の素を加えるという店おすすめの食べ方をしてみるとなかなか美味しかった。そして店を出る時何故か「いってらっしゃーい」と店員に言われた。何なんだろうと考えたら「もしやこれから『あびすけ』に行けという意味か?」と思ってしまった。だとしたらやっぱり人を食った店だ。なかなか面白い。

2012年11月25日 (日)

吉野鶏喰

岡山遠征から帰ってきた翌日の日曜日。休養と遠征の記事を書く為外出はしないつもりだった。しかしやはり昼に近づくにウズウズして来た。天気も良いし、ちょうど近所の歩いていける距離に新店が開店したという情報があったので結局昼過ぎに行ってみる事にした。屋号は『鶏喰~TRICK~』。今月20日に開店。場所はブルーラインの吉野町駅近く、『栄来軒NOW』の隣。徒歩30分くらいで到着。店の前には7人の行列が生じている。早速列の最後尾につく。反対側の隣はスナックで昼からカラオケ大会のようだった。15分ほど待って入店出来た。奥に長い店内。木調のおしゃれな内装。厨房には男の店員2人と女の店員1人。厨房前に一列7席のカウンター席。4人がけテーブル席1卓。口頭で注文。待っている間に昼の部終了となり張り紙を書いて植木に貼り付け外に出していた。

Ramentrick00Ramentrick01らーめん鶏喰~TRICK~

『味玉塩らーめん』 850円

筆頭は醤油だったが店外には上記メニューの写真が貼り出されていたのでおすすめメニューなのだろうと選択した。なかなか綺麗な顔立ちの一杯。麺は黄色い中細ちぢれ麺。具は白髯ネギ、かいわれ、人参の細切り、岩のり、海苔1枚、鶏肉団子1個、二種の鶏チャーシュー(もも肉と胸肉らしい)、半分に割られた味玉。スープは淡い塩味。上品な一杯だったがちょっと淡過ぎた。醤油の方を近いうち食べに再訪したい。

2012年11月24日 (土)

倉敷地麺

倉敷を代表する老舗『百万両』。昭和46年創業。岡山市にも支店を持つ(但し最近になって屋号を「万」に変えたらしい。独立か?)。昭和50年代には1日2000杯を売り上げる大行列店だったという。よってこの店の影響を受けてラーメン店を始めた店主も多く、岡山県での存在感は大きい。倉敷を訪問するのならぜひともこの店に行ってみたかった。しかしながらこの店の場所は倉敷駅からとても遠く、一番近いローカル線の駅からも徒歩20分もかかるようなのだ。躊躇したが諦めることなく調査したところ、その近辺に向かうバスが倉敷駅から1時間に2本程度だが出ている事が判った。しかしその出発時間が倉敷駅に到着してから4分後だった。たった4分で不案内な駅の改札を出てバスターミナルへに辿り着いて目的地行きのバスを探し出して乗り込む事が出来るか?普通は諦めた方がいいのだが、諦めなかったから何と乗る事が出来たのだ。バスに揺られる事約30分、連島というバス停で下車する。今はipadがあるから場所がすぐ判るから便利だ。バス停からわずか2分程度で『百万両』を発見。周りに何もないとここにポツンと大きなビルがそうだった。早速入店。とても広い店内、だからガランとした印象があった。厨房には2代目店主と男の店員1人とおばさん1人。厨房内で20杯くらいの丼を出してスタンバッているのに驚いた。L字型カウンター20席くらいと4人がけテーブル席2卓。先客4人後客3人。カウンター席に座ったがカウンター上に小銭が等間隔で置かれているのが異様だ。しかも注文する前にラーメンが提供されてしまった。慌てて千円札をおばちゃんにさし出すと卓上の500円玉をススッと指で我の方へ移動させた。この小銭はつり銭用だったのだ。無用心だがこれは客の良心を試しているのだろう。

Hyakumanryou00Hyakumanryou01中華そば専門の店 百万両 水島本店

『中華そば』 500円

基本的にメニューはこれ一本だけだから注文しなくても出てきたのだ。餃子がサイドメニューであるようだ。麺は博多ラーメンと同じと言っていい極細ストレート麺。具は薬味ネギと細メンマ、脂身の少ないあっさりチャーシューが数枚入り。スープは鶏ガラ煮干出汁のあっさり醤油スープ。煮干の効きは弱く、ごく普通のあっさり醤油スープと言っていい。あまりコクというものを感じない。味を知ろうと何度もスープを啜ったがやっぱり味が淡い普通の醤油味しか感じられなかった。それとレンゲが欲しかった。

先ほどのバス停に戻って5分程度待ってバスが来た。とても良いタイミングだ。再び30分ほどで倉敷駅前に戻って来れた。駅前のアーケード商店街を抜け更にしばらく進む。そこには次の目的店『第二又一』があった。この店も5年前の旅行の時に訪問しているので再訪となる。第二というくらいだから初代の又一もあるだろうと思ったら既に閉店していた。昭和38年創業、倉敷駅前近くにあった小さな店だったらしい。そして昭和48年道路拡張工事に伴う立ち退きの為閉店。しかしその従業員や親戚筋が又一の名を冠した店を開店させ又一の系統を作る。この『第二又一』は親戚筋が出店した最も古株の店で昭和41年の創業となる。早速入店。厨房におばちゃん2人。いかにも関西のおばちゃんといった感じでテレビを見ながら口が止まらない。手は止まっていないからいけどさ。ちょうどニュースで銀行籠城事件を報道していてその話題をしていたようだ。一列7席のカウンター席と4人がけテーブル席1卓。先客7人後客2人。口頭で注文。

Dai2mataichi00Dai2mataichi03中華そば 第二又一 『又一そば』 550円

5年前と同じ筆頭基本メニューを注文。50円値上げされている。麺はもちもちした食感の中細ストレート。具は薬味ネギ、もやし、かまぼこ1枚、チャーシュー、半ゆで玉子。スープは豚骨出汁強めの醤油スープ。コクがあるがあっさりした口当たり。雰囲気も含めいい感じの一杯だった。

駅に戻り地下の食堂街にある『すわき後楽中華そば』倉敷西ビル店に入店する。この『すわき後楽』は県下に8店舗の直営店と7店のフランチャイズ店をもつ、岡山を代表するチェーン店グループだ。チェーン店というのは実は地麺として見逃せない存在。地元に支持されているから他店舗展開出来ているわけで、その土地の最大公約数の味とも言える。名古屋の『寿がきや』や北陸の『8ちゃんラーメン』等はいい例だろう。そういうわけでこの店に入店する。厨房は奥にあり見えない。おばさん店員2人が接客。4人がけテーブル席4卓、10人がけテーブル席1卓。先客3人後客1人。口頭で注文。

Suwakikourakukurashiki00Suwakikourakukurashiki01すわき後楽中華そば 倉敷西ビル店

『醤油ラーメン』 580円

定番と書かれた筆頭基本メニューを注文。他に味噌やぴりごま等があった。麺は中細ストレート。薬味ネギとメンマ、それと意外としっかりしたチャーシュー3枚。スープは今まで食べてきた岡山ラーメンの特徴をよく感じつあっさり味の豚骨醤油スープ。岡山の食べ歩きはこれにて終了。ほぼ正午に店を出る事が出来た。駅に戻ってみどりの窓口に行き帰りのチケットを購入。一度岡山に戻ってからのぞみで一路新横浜へ。4時前には到着出来た。

徳島遠征以降の大きな山場として1年前から設定していた今回の岡山遠征。地麺巡りの大きな節目になったと思いたい。

笠岡再訪

2泊したビジネスホテルを朝8時にチェックアウトし岡山駅に向かう。雨は降っていないが空は灰色の雲が低く立ち込めている生憎の空模様だった。山陽本線に乗り揺られること約50分、9時10分過ぎに笠岡駅に到着した。ちょうど3週間ぶりの訪問となる。まだ記憶が鮮明なだけに近所の駅のような錯覚をしてしまった。また笠岡に降り立った理由は唯ひとつ、新横浜ラーメン博物館にも出店した事がある笠岡筆頭の店『坂本』のラーメンを食べる為だ。昭和33年創業、現存する笠岡最古のラーメン店だ。この前は不運な事に祝日にぶつかり定休日となってしまったのだ。今回は祝日ではないが、前日が祝日、明日は日曜で定休日となる。定休日に挟まれたので臨休にされる恐れが多分にあった。だから急いで店へと向かった。場所は全然前回の記憶があるので最短コースで店に早足で向かう。開店予定時刻の15分前に到着。周りに人はいない。臨休を伝える張り紙らしきものが貼られておらずまずは安堵。しばらく店の外で待っていたが、曇りガラス越しに人影が見えた。どう見ても普通の服を着ていて従業員には見えない。意を決してダメ元で扉を開けると…何と先客5人が席に座っていた。奥の厨房には2代目店主の親父さんが一人準備に取りかかっている。一列2席のカウンターが厨房前と窓際に2つ、4人がけテーブル席2卓。後客は3人。準備が終わり定刻で注文を聞いてくる店主。その時奥さんと思しきおばさんが厨房に入った。口頭で注文。

Sakamoto00Sakamoto01中華そば 坂本 『中華そば 並』 500円

メニューは並か大盛のみ。2杯づつ作る為、3ロットめが自分のラーメンとなった。その時おかみさんに代金を渡した。念願の一杯は絵に描いたような綺麗な笠岡ラーメンだった。鶏油で黄金色になった醤油スープにかために茹でられた四角い中細ストレート麺がとてもよく合っている。醤油の味がしっかり染みた硬めの歯ごたえがいい感じのかしわがたっぷりのり、メンマ数本と、斜め切りした青ネギも笠岡ラーメンの重要なアイテムになっている。今回の遠征で判ったのだが両隣りの福山、倉敷は全く別のラーメンで、笠岡だけが鶏に特化した独特のラーメン文化を持っている。これが面白いと思った。

さて次の電車時刻が迫ってきている。急いで食べて店を出た。もう電車の出発時刻が5分を切っている。これをのがすと45分以上次の電車を待たねばならなくなる。駅に向かってダッシュして何とか電車に間に合う事が出来た。

2012年11月23日 (金)

岡山夜麺

明日は朝から岡山市を離れるので今夜が最後の岡山探索になる。なので夜でも営業している駅前の店へ行く事にした。夜9時過ぎにホテルを出る。駅前まで徒歩5,6分といったところかな。最初に訪れたのは駅前正面から少し離れた場所に昭和28年創業の『あまいからい』というユニークな屋号の店だ。屋台時代から味の調節をしますよという意味で客に「甘め?辛め?」と聞いたのが由来らしい。早速入店。厨房には中年店主と若い男の店員2人。一列3席と4席のカウンター席と4人がけテーブル席5卓。先客9人後客2人。口頭で注文。

Amaikarai00Amaikarai01中華そば専門 あまいからい

『中華そば』 650円

基本メニューを注文。特に甘めか辛めかなど好みは聞かれなかった。麺のかたさも頼めば調節してくれたらしいが後の祭りだった。麺は中細ストレート。具は薬味ネギ、もやし、メンマ、脂身の多い薄いバラチャーシュー2枚。豚骨醤油スープだがあっさりめの味。老舗らしい食べ易い味だ。

駅から反対の方向に更に歩く。次の店も『あまいからい』同様駅前の屋台から始まった昭和28年創業の老舗『丸天』だ。ところが2005年、当時の主人が亡くなったことにより閉店してしまったそうだ。その味の消失を惜しんだ客がその味を復活させ再開させたという。『中本』と同じストーリー性のある店だ。早速入店。入口に券売機。厨房には年配の親父が2人。4人がけテーブル席8卓。先客7人後客2人。

Maruten00Maruten01そばの店 丸天 『中華そば』 550円

筆頭基本メニューを注文。麺はシコシコした食感の中太ストレート。具は薬味ネギ、小さなかまぼこ3枚、小さな薄いチャーシューが数枚入っている。スープは鶏ガラと豚のスネからとった出汁がら作ったあっさり醤油味。屋号にもあるが食べた印象が関西うどんのようだった。周りの客が一心不乱に食べて完食しているのを見て、地元の人達に支持されているんだなぁと感じた。

岡山遠征2日目はこれで終了。県内を広く巡って昨日と同じ1日8杯を食した。いよいよ岡山大遠征も明日フィナーレを迎える。

浅月本店

車を返却したその足で駅反対側に向かう。昨日ふられた奉還町の『浅月』本店へ。昭和23年創業。創業した初代店主は料理経験ゼロで始めたそうだ。それが今や市内に2つの支店をもつ、岡山を代表する老舗店だ。カツ丼屋のような店構え。早速入店。奥に伸びるうなぎの寝床のような構造。手前に4人がけテーブル席5卓、奥に座敷があり6人席が4卓。厨房には男の店員2人に女店員1人。4時前という時間のせいか店内はガラガラで先客1人後客1人。口頭で注文。

Asatuki00Asatuki01中華そば 浅月 本店

 『カツそば』 850円

本日6杯目と苦しかったが、こちらもとんかつラーメン発祥店のひとつというのでカツそばを注文。向かいの『富士屋』のようにあっさりスープが主流だった岡山に、こってり豚骨スープを生んだのがこの店。麺は自家製麺中細ストレート麺。具は薬味ネギ、メンマ数本、肩ロースチャーシュー3枚。そしてロースとんかつ。基本の中華そばにたった200円プラスという値段にしては、しっかりしたとんかつだ。ようやく岡山最重要課題店に訪問出来て満足だ。

P1120135その後せっかく岡山に来たのだからと後楽園に行ってみる事にした。しかしながら閉園時間が迫っているので急いで向かった。何とか閉園時間15分前に到着。しかし入口の店員は勝手に業務を終了しようとしていた。何なんだこの役人体質は。営業時間はキッチリ守れと言いたい。とりあえず入場券を強引に求め中に入った。中は絵に描いたような日本庭園。ただその規模は大きい。しかしながら日が落ちてきたからなのか、入口の係員の態度に怒ったからなのか、あんまりインパクトは受けなかった。

後楽園を後にして堀をこえる橋を渡ろうとしたら、目の前にライトアップされた岡山城がそびえ立っていた。こちらの方がよっぽど見事だった。

P1120172途中中心部の商店街にあった丸善に寄って来年のシステム手帳を購入した。昨年は高崎で買ったんだったよなぁ。あれから1年も経ったかとしみじみ思いつつ宿に戻った。

岡山松系

岡山地麺探訪の旅はまだ続く。岡山には「松系」と呼ばれる独自の系統がある。岡山ラーメンの基本形である豚骨醤油を引き継いではいるが、数種類の野菜、りんご、蜂蜜、数々のスパイスを入れているという独自のスタイルを築いているという。県南部に数店存在し屋号に「松」や「仙」の文字が入るのが特徴。我はこういう独自の系統を名乗るものに弱い。今回の遠征で実は一番楽しみにしていたのだ。よって松系の有名店をはしごする事にした。

ちょうど先の『らーめん茶屋』から車で5分程度の所に、松系の中でも有名店である『仙助』があるので行ってみた。ファミレスのような店構え。入口にはメニューサンプルがガラスのケースに入っている。早速暖簾を割る。厨房には男の店員4人女の店員2人。厨房前に一列5席のカウンター席と4人がけテーブル席5卓、座敷に4人席4卓。2時という時間にも関わらず7割の席は埋まっていてその後も来客続々。噂通りの人気店だ。カウンター席に着席し口頭で注文。

Sensuke00Sensuke01中華そば専門店 仙助

『中華そば(小)』 500円

4杯目で次もあるので小にしておいた。純粋に松系の味を知りたかったからだ。麺は中細ストレート麺。具は薬味ネギと小さめのバラ肉チャーシュー。スープは見かけは乳化の強いミルクコーヒーを彷彿させるような色の豚骨醤油スープ。蜂蜜や林檎が入っているというので甘味があるのかとちょっと期待していたら、味は何と味噌、札幌味噌ラーメンのスープとほぼ同じに感じた。味噌のようなしょっぱさや辛さも感じた。各種スパイスが入っているのでそれが複雑に絡み合って結局味噌のような味になったのかは謎なのだが。これはちょっと意外な感じだった。他のメニューはトンカツだけではなく、唐揚げ、天ぷら、ギョーザ等揚げ物オールキャストのトッピングメニューでこちらも驚いた。

更に南下して30分ほどで岡山市内に入り、その郊外、山間部にある『玉松』にやって来た。この店こそ「松系」総本山なのだ。屋号に反して洋風の建物だ。『横濱家』をもっとリッチにした感じ。創業は昭和50年頃と意外と歴史は浅い。でも店入口には「元祖岡山ラーメン」と書かれている。これは言い過ぎだとは思うが、オリジナルの味を創造したのは評価に値する。早速入店。厨房には男の店員3人と女の店員1人。意外と若い店員ばかりだった。店内は広々としていて厨房前に一列6席のカウンター席、4人がけテーブル席4卓と14人がけテーブル席1卓、座敷は6人テーブルが4卓。先客8人後客3人。口頭で注文。

Tamamatu00Tamamatu01_3元祖岡山ラーメン 玉松 『ラーメン』 660円

筆頭基本メニューを注文。こちらもトッピングのほとんどが揚げ物だ。麺は中細ストレート。具は薬味ネギともやし、メンマ数本と脂身の多いバラチャーシュー。こちらは味噌という感じではなく醤油の味が濃く出ていた。でも岡山の醤油?なので風味がこちらと違うわけで、それが独特の味わいになっているのかも知れない。同じ松系でもこれほど味に違いがあるとは。更に松系の謎が深まった感じだが、この総本山の味が松系なのだろう。

とりあえずドライブはこれまで。岡山駅前に3時半頃到着し車を返却した。無事に返車出来安堵感に包まれた。

赤磐地麺

『よし乃』を出て駐車場に停めてあった車に乗り次の目的地へナビをセットし案内を開始させ出発したところ、「到着予定時刻は1時59分頃です」と言われた。それではマズイんだよ!なにせ次の訪問店『らーめん茶屋』の営業時間は2時までなんだから!ちょっとアクセルふかし気味に走る。紅葉に色づいた川沿いをひたすら南下したので運転している時は気持ち良かった。結局目的の店には1時半頃に到着出来た。『らーめん茶屋』は赤磐商工会が中心となって、地元特産の朝日米というコシヒカリの3代先祖にあたる米種を使った米粉麺で町おこしをしようと作った施設だ。早速入店しようとしたら中からおばちゃんが出てきて「そこで食券を買ってきて下さい」と言われた。別の土産物売り場のような所に行くと女店員が一人いて食券はどこに売っているのか聞くと「何にしましょうか?」と聞かれたのでラーメンを注文。すると「らーめん」と書かれた一枚の食券を代金と引き換えに渡された。そして先ほどの入口に行くと「しばらくお待ち下さい」とプラ板番号札を食券と引換に渡された。何だか非常に回りくどい。この辺りがお役所っぽい仕様だ。結局そこは厨房だけ独立していて、セルフで木造の食事専用の小屋に持って行って食べるのだ。3分くらい待って呼ばれたのでラーメンを受け取る。その小屋は30人くらい座れるようになっていたがたった1人だけ先客がいただけでガラガラだった。

Ramechyaya00Ramechyaya01赤磐特産館アグリ らーめん茶屋

『米粉らーめん』 400円

麺はツルツルしているが妙にヌルヌル感もつきまとう中太平打麺。具は薬味ネギ、もやし、メンマ数本、ナルト1枚、薄いチャーシュー2枚。味は豚骨醤油だが妙にしょっぱく化調を感じるもの。ずばりインスタントラーメンの味と同じ印象を受けた。値段相応というか。ともかくマイナーな岡山地ラーメンの目的店を全て訪問出来て満足だ。

津山地麺

次の目的地は鏡野から車で約1時間弱南下したところにある津山市、その中心地津山城跡に隣接する津山観光センター内にある『味処 よし乃』だ。ここに町おこしとして考案された地ラーメン「津山ラーメン」がある。到着時広い駐車場が満席でちょっと焦ったが、ちょうど出る車がいたので助かった。駐車してすぐ入店したがちょうど昼時という事もあり、広い店内は客で一杯。店員のおばちゃん達も忙しそうでなかなか案内しようとしないので適当に空いた席に座りおばちゃんを呼び止め口頭で注文。4人がけテーブル席10卓、6人がけテーブル席2卓。他の客は「津山ホルモンうどん」というもうひとつのB級グルメを多く注文していたようだ。

Ajidokoroyosino00Ajidokoroyosino01味処 よし乃 吉野館城下店

『津山らーめん』 680円

配膳係のおばちゃんも忙しさでテンパっていたようなので、呼び止めて何とかラーメンにありつけた。麺は柔らかめに茹でられた中太ストレート麺。麺には地元産の山芋を練り込んであるとか。具は薬味ネギともやし、ワカメ、半ゆで玉子とチャーシュー1枚。作州黒豚や地鶏ガラをベースに津山産れんげ密を隠し味に加えた豚骨醤油スープがウリ。でも実際食べてみると具もワカメが入って貧相だし、味もスーパーのフードコートとかにある豚骨醤油ラーメンと同レベル、麺も茹で過ぎの感があり不満が残るものであった。津山城観光もせず早々と津山を去ることとなった。

鏡野地麺

P1120057岡山遠征2日目。今日は岡山各地に点在する地ラーメンを巡る為、徳島遠征以来1年ぶりのレンタカーを使用する旅となる。あらかじめ予約していたレンタカー営業所に朝8時に到着。初めてETCをセットしての出発となった。天候は曇り。昨日の出発前から2日目は全国的に天候と天気予報で言っていたのである程度覚悟していた。カーナビに目的地をセットし出発。岡山駅から高速入口まで結構距離があった。高速に乗ってしまえば楽になる。目指すは岡山県北部の鏡野町。約1時間半くらい走ったところでいつの間にか一般道への降り口に着いてしまい、途中のサービスエリアに1回も寄らず終いだった。予定より約1時間弱早く到着してしまったので、奥津温泉にある道の駅で一休みする事にした。ちょっと小雨が降っていたが、山のひんやりした新鮮な空気を吸って気分爽快。土産物を買ったり、これからの目的地をカーナビにセットしたりした。30分くらい経ったのでそろそろ目的の店に向かう事にする。

更に山道を北上すると道路標識に「倉吉」という地名も目にするようになってきた。鳥取はもう目と鼻の先くらいの所に来ているのだ。自分の頭の中の地図がつながった気がした。20分ほど北上したところでカーナビが目的地付近に到着した事を知らせた。しかし道路沿いには店らしいものはない。少し奥に入ったところに店舗があった。これはこの店を目指して来ないと判らないのではという立地だ。屋号は『お茶屋のラーメン』という。土日祝のみの観光客相手に特化した営業。入りづらい店構えなのだが、我はガンガン入店する。この店で「鏡野ラーメン」を食す為遠路はるばるやって来たのだ。でも中に入ると明るい木を使ったアットホームな雰囲気。厨房には熟年夫婦2人。厨房前に一列のカウンター4席。2人がけテーブル席1卓、4人がけテーブル席4卓。前後客ゼロ。口頭で注文。「好みに合うか分かりませんが」と漬物を出してくれた。

Ochyanoramen00Ochyanoramen01お茶屋のラーメン 『鏡野ラーメン』 750円

地名を冠するメニューを注文。麺は白い中細ストレート麺。具は薬味ネギとメンマ数本、ナルト1個、脂身の多い肉厚チャーシュー2枚、半味玉、そして鏡野特産のフルーツトマトのスライス3枚。胡麻がかかったスタンダードな塩スープ。このフルーツトマトが甘くてびっくり。でも暖かいラーメンと合うかと言えば微妙。添えられたレモンを絞るとすっきりとした味わいが増す。冷やしの方が合っている気がする。まぁ悪くは無かった。先ほど休んだ道の駅のフードコートにも同じくトマトが添えられた同名のラーメンがメニューにあったので、この店だけのオリジナルメニューではなく、ちゃんと地ラーメンにはなっているようだ。

最初の目的店訪問が成功し意気揚々と車に戻り次の目的地をカーナビにセットする。すると店の奥さんが「そこが段になっているからあちらから出てください」と親切に案内してくれた。店からちょっと距離があったが、それを言うために来てくれたのはありがたく、いい気分になれた。

2012年11月22日 (木)

岡山夕麺

岡山に再び戻ってこれたのは4時半をまわったあたり。岡山食べ歩きでネックになってくるのが営業時間の短さ。駅前周辺の店は別として夜の帳が降りた頃には閉店する店が多いのだ。ホテルに荷物を置いておく時間も命取りになる。路面電車に乗車し県庁前で下車。再び『やまと』周辺にやってきた。『やまと』からちょっと先に行った辺りに見つけた目的店『一元(いちげん)』に入店。昭和38年創業の岡山有数の老舗だ。岡山では一般的だけど、他県の人間からすると驚くトッピング、「とんかつラーメン」。この店はその元祖の店のひとつと言われている。岡山はデミグラスソースカツ丼という独特のとんかつ文化が昔からあり、中華そばととんかつを一緒に提供する店が多い事がこのトッピングを生んだのだろう。ここは夕方5時半には終了し、しかも明日金曜は定休日。今日しか訪問の機会はないのだ。早速暖簾を割り入店。日本蕎麦店のような和の内装。厨房には老夫婦2人。厨房前に一列のカウンター4席と4人がけテーブル席3卓。先客2人後客ゼロ。口頭で注文。

Ichigen00Ichigenokayama01中華そば 一元 『とんかつそば』 800円

麺は中細縮れ麺。具は薬味ネギととんかつがドーン。スープは魚介が若干効いたあっさり醤油スープ。とんかつはとてもジューシーで単体で美味しいものだと思う。けどラーメンととんかつは当然ながら味が混じり合う事がないので合体したところで相乗効果は無い。単にボリュームが増したというところか。デメリットとしてはせっかくのとんかつのサクサク感がスープでしっとりしてしまったところか。ともかく岡本名物ラーメンを初体験出来て満足した。

道沿いに駅とは反対方面に5分くらい歩く。我は行列店より老舗狙い。昭和35年大衆食堂として創業し、今やとんかつと中華そばの店となった『だて』へ訪問。こちらも7時で閉まってしまう。早速入店するも店内は暗いな。厨房には店主夫婦2人。厨房前に一列6席と2人席4卓。前後客ゼロ。口頭で注文。

Datesoba00Datesoba01だてそば 『支那そば』 600円

本当にそばのような一杯。麺は中細ストレート。具は薬味ネギ、メンマ数本、チャーシュー2枚。鶏ガラ魚介出汁のスープ。独特の醤油の味のせいなのか、何だか日本酒のような味わいがあり自分はちょっと苦手だった。

ビジネスホテルに到着したのは午後6時近く。今日も8杯を食べ歩きもう腹は限界。早い時間だが宿から外出する事なく眠りについた。

新見地麺

P1120034次は岡山市を離れ県北の新見に舞台を移す事にする。12時5分発の特急やくもに乗り約1時間、新見で下車。早速禁じ手のタクシーを使い新見市役所へ。770円也。青空が広がり山も色づいている。その市役所の対面にある、大ホールや生涯学習センターを備えた市営の文化施設「まなび広場にいみ」。その一番奥にある『カフェレストランスズラン』へ。ガラス張りの喫茶レストランだ。ラーメンを出す店にはとても見えないが、ここは新見特産千屋牛(ちやぎゅう)を使った牛骨ラーメン「千屋牛ラーメン」を食する事が出来る数少ない店のひとつなのだ。ここは10時から15時まで、土日月祝休みという凶悪な営業時間。入店出来たのが奇跡という感じ。厨房は奥にあり見えない。おばさんと女の子店員の2人。一列10席のカウンター席と4人がけテーブル3卓。前後客ゼロ。口頭で注文。

Caferestauruntsuzuran00Caferestauruntsuzuran01Cafe Restaurant Susuran

『千屋牛らーめん』 682円

他に千屋牛カレー等があった。麺は細麺ストレート。地元産の米粉で作られているそうだ。具は薄くスライスされた玉ネギと人参の細切り、かいわれ、西洋野菜っぽい青菜等野菜が豊富。そして脂身の多い千屋牛の醤油仕立てのスジ肉。スープは確かに牛骨を感じる甘めのスープ。やっぱり牛骨っていうのは個性があっていいな。

そこから歩いて5分くらいのところにある『新見らーめん いぶき』へ。何故か裏のあぜ道のような所から入ってしまった。看板にも地名を入れているあたり、土着愛が深いと見えて、先の「千屋牛らーめん」もメニューにある。でももうひとつのメニューがこの店の看板となっている。それはこの辺の地域に生息し昔からぼたん鍋等で食べられていた猪を使った「猪チャーシューメン」だ。地元のコンテストで1位になったとか。早速入店。入口がなぜか2重扉になっている。厨房には男の店員1人とおばさん2人。L字型カウンター8席、4人がけテーブル席2卓、6人がけテーブル席1卓。先客2人後客1人。口頭で注文。

Niimiramenibuki00Niimiramenibuki01新見らーめん いぶき

『猪チャーシューメン(しょうゆ)』 700円

醤油と味噌が選べる。麺は四角い中細ストレート麺。具は薬味ネギ、メンマ、茹で玉子スライス。そして分厚い巻きバラチャーシューが3枚。スープは背脂豚骨醤油。ニンニクが効いていてかなり味が濃い。カリカリ焦がし猪チャーシューは実は豚と合わせていて臭みをけしているそうだ。チャーシューは美味しかったが、ラーメンは味がくどい印象が残った。

駅の方向に向かってしばらく歩く。その時既に2時を廻っていた。乗車を予定していた次の電車の発車時刻は2時半だったので、この時点で目測を誤った事が明らかになった。よって開き直ってゆっくり散歩を楽しむ事にした。小川を見るとこのあたりは水量が豊富だなぁ等と思いつつ田舎の道を散策する。御殿町センターという施設内にある『山金』へ。ここは昭和22年創業という岡山に現存する最古のラーメン専門店のようだ。元々は大正時代から続く大衆食堂としてここ新見で創業、今では岡山市にも店舗を1店構える。暖簾を割り入店。厨房には親父が1人、おばさんが2人。4人がけテーブル4卓、8人がけテーブル席2卓。先客1人後客2人。口頭で注文。

Yamakin00Yamakin01名代らーめん 山金 新見店

『中華そば』 630円

筆頭基本メニューを注文。他にたこ焼きラーメンやたい焼きラーメン等イロモノ系のメニューもあった。老舗というのに伝統に縛られず前向きな姿勢を感じる。出てきたラーメンは今までの動物系を強く出していた他の岡山ラーメンとは異なる一杯。うどんのような白いストレート平太麺。具は薬味ネギ、メンマ数本、かまぼこ2枚、チャーシュー1枚。スープは鶏ガラと煮干からとった優しい味わい。地元産の淡口醤油を使っているそうだ。煮干と鰹節で味は違うが、淡い口当たりは秋田十文字ラーメンを彷彿とさせた。老舗といえど一つには括れない、岡山ラーメンのバリエーションの豊富さを感じた。

15分くらいかけて駅に戻る。次の電車発車時刻まで約40分間、駅のホームでボーッと待った。田舎の駅って何だかとても旅情を誘う。いいもんだ。

岡山地麺

P1110975徳島という山を超えたら見えてきた、岡山という山が!徳島遠征を終え主だったご当地ラーメンはほぼ巡る事は出来たので、後は地味な地ラーメンを攻めればいい。こんな大規模な遠征はないだろう。そう思っていた。ところがその地ラーメンを調査したところ、最大の難所を見つけてしまった。それが岡山県だった。岡山県は一般的にラーメンというイメージは薄いが、調べてみると老舗が何店か現存していて独自の系統も出来ている。更に観光用と思われるが県内に幾つかの地ラーメンが点在しているのだ。「これは1泊2日じゃ無理かも」と思い、個人休暇を追加し4連休に設定した約1年前からこの岡山遠征をこの日と考えていた。その後笠岡だけ先に訪問できたので1泊で大丈夫かな?等と計画を練り直した事もあり、大枠の計画が固まったのがわずか2週間前だった。結局は2泊3日の大遠征、しかも観光はなくガッツリ食べ歩きを行うハードな旅の計画となった。

朝6時前に家を出て6時49分新横浜発ののぞみに乗車し10時10分前には早くも岡山に到着した。最初の目的店は駅から徒歩5分ほど、奉還町にある岡山を代表する老舗店、昭和23年創業の『浅月本店』だ。市内に2つの支店をもつ。ところがこの店、営業時間がハッキリしない。情報サイトによって本日木曜が定休だったり、木曜日は昼3時までは営業している等と営業時間情報がバラバラなのだ。何故岡山のラーメンが軽んじられているのだろう?で後者を信じて昼営業のみなら朝一で行くしかないと行ってみたら…やっぱり定休の札がかかっていた。明日に廻すしかない。

躊躇している時間はないので駅の反対側に出て路面電車に乗車し1日乗車券を購入してそのまま城下という駅まで行く。目的は岡山筆頭の有名店と言われる『天神そば』だ。有名店ではあるが営業時間は11時から2時半まで、土日祝定休という難易度が高い店だ。そうは言いつつ5年前にも訪問した事があるので再訪となるが、この店を外す訳にはいかない。本日の主目的店のひとつだ。開店予定時刻の11時迄は少し時間があるので対岸に後楽園を望む公園で一休みした後、開店15分前に店に向かう。平日なれど有名店なので行列が生じてしまう可能性があるからだ。しかし行ってみると既に「営業中」の札が出されていた。早速入店してみると3人の先客が着席しているではないか。厨房にはおばちゃんばかり4人。L字型カウンター5席と4人がけテーブル席2卓。5年前訪問した時はもっと雑然とした印象があったが多少リフォームしたのかな?後客1人。口頭で注文。

Tenjinsoba00Tenjinsoba02中華そばの店 天神そば 『天神そば』 750円

前回訪問時と同じ筆頭基本の屋号を冠するメニューで注文。5年前から100円値上がりしている。この店の特徴は一杯に鶏約1羽を使用するという、鶏ガラのみから出汁をとるスープだ。豚骨醤油が主体の岡山に革命をもたらした店なのだ。寸胴には鶏ガラが山に盛られて入れられ、棒で押しながら出汁を取っていた。あまり待つ事なく提供された。麺はストレート細麺、具は薬味ネギとブラックマッペもやし、ピンク色の縁どりのかまぼこ2枚、そして脂身の少ないチャーシューが5枚ものっていて、さながらチャーシュー麺のようだ。鶏白湯と違い醤油ダレが効いているので味はあっさり醤油味。笠岡ラーメンとの違いはかしわかチャーシューか、といったところだろうか。ブラックマッペのもやしが関東在住の我からすると食感的にちょっと邪魔な感じがした。

次に向かったのは同じく岡山筆頭と言われ異彩を放つ店『やまと』。ここも5年前に訪問しているので、何となく場所は覚えていた。開店予定時刻ぴったりくらいに入店。前客はいなかったので我が本日最初の客と思われる。創業昭和23年。厨房には2代目店主と男の店員、おばさんの3人。2代目店主は注文が入る度に「うん?うん」と言っていたのが面白かった。厨房前に一列8席、4人がけテーブル席4卓。さすがは有名店だけあって来客が相次ぎ後客9人。口頭で注文。

Yamato00Yamato02食堂やまと 『中華そば』 700円

前回訪問時は半そばだったので心残りがあった。よって今回は基本の中華そばを注文。麺はストレートの中細麺。具は薬味ネギ、もやし、メンマ、結構肉厚のチャーシュー2枚。スープは魚介豚骨。魚介豚骨のはしりといえば『青葉』@中野だが、ここは終戦直後からこのスタイルを確立していたというから驚きだ。豚骨だけではなく豚皮も煮込んで作り、鰹、鰯等からも出汁を取る。歴史は古くとも真似する店は現れなかった孤高の存在と言えるだろう。

再び駅の方に戻り再び駅反対側の奉還町へ。わずかな期待をしていたが、やはり『浅月』は営業しておらず本日休業のようだった。しかしその『浅月』の斜向かいに、同店と並ぶ岡山を代表する老舗店がある。昭和25年創業の『富士屋』だ。元々はうどんやぜんざいを出していたが、向かいの『浅月』に影響されてなのか創業から3年後に中華そば専門店になったそうだ。店舗は最近改装したのか内外装とも新しい。暖簾を割り入店。厨房前にカウンター5席。4人がけテーブル席3卓、奥に座敷があり20席くらい座れるようだ。厨房には若い三代目店主と男の店員1人、女の店員3人。訪問時昼時だったので客入りは9割弱と店はとても混雑していたが、三代目店主は客への気配りが見事で上手く客さばきをしていた。

Fujiyaokayama00Fujiyaokayama01中華そば 富士屋 『中華そば』 650円

基本メニューを注文。麺は中細ストレート。具は薬味ネギ、メンマ数本、チャーシュー3枚。スープは丼の淵までなみなみと注がれている。あっさり豚骨醤油系。かなり強めに醤油ダレの味が出ている。それでいて豚骨のラードも感じて独特のロースト感がある。岡山源流の一杯を堪能出来た。

2012年11月20日 (火)

麺喰亭葱

今日は火曜日だが早く会社を上がれたのでついつい寄り道。新横浜でブルーラインに乗り換え三ツ沢下町で下車。以前『麺屋だるま』に行く時に降りたかな。ほとんど縁がない場所だ。地上に出たところの国道沿いに3分ほど歩く。10月17日に開店した『麺喰亭』に訪問。こちらはラーメン店というより麺専門の中華料理店といった感じ。厨房には親父2人。L字型カウンター10席。前後客ゼロ。TVもラジオも無し。口頭で注文。

Menkuitei00Menkuitei01麺喰亭 『ねぎラーメン』 600円

筆頭基本のラーメンは480円。あまりにも面白みがないだろうとねぎラーメンを注文。麺は四角い中細ストレート麺。具は若干辛みがついたネギと刻みチャーシューがかかっている。ネギのシャキシャキ感とチャーシューの油具合がとても良かった。ネギにして正解。面白みという点では皆無だが安心感のある旨さというか。満足。

2012年11月18日 (日)

藤沢札幌

今週行う遠征地への片道切符を購入する為最寄駅のみどりの窓口へ。切符を購入した後そのまま大船経由で藤沢へ。9月末にふられた『サッポロ軒』に向かう。ビル1階奥にある店舗だ。開店予定時刻から7分程度経ってからの入店。入口に券売機。厨房には若い男の店主と母親と思しきおばさんの2人。L字型カウンター12席、4人がけテーブル席2卓。前後客ゼロ。有線でJPOPがかかっていた。

Sapporokenfujisawa00Sapporokenfujisawa01札幌ラーメン専門店 サッポロ軒

『味噌味(麺かため)』 650円

筆頭味噌味を注文。普通の味噌と海老味噌が選択出来るが普通にしておいた。麺はかためで指定した。師匠筋の『ラーメンサッポロ』@辻堂とよく似たシンプルな白味噌スープのラーメンだ。麺はちぢれ太麺。具は刻みネギ、平メンマ数本、ゆで玉子半個、脂身の少ないチャーシュー2枚。シンプルだけど味噌味が濃くて美味しい一杯。満足でスープを飲み干し完食マークを出した。

今日は連食はせずそのまま駅に戻り横浜経由で帰宅した。

2012年11月17日 (土)

関内煮干

イセザキモールで靴を買った後馬車道へ抜ける。県立博物館の手前あたりに『和奉茅波』という創作居酒屋が木曜日から土曜日のランチタイムにのみ『茅波別亭へちかん』としてラーメンを提供しているという情報があり行ってみる事にした。ガラス張りの角店で中に入るのは敷居が高い印象なのだが、先客が1人いた事で入店出来た。厨房には中年男2人。カウンター5席と4人がけテーブル5卓。後客1人。口頭で注文。先払いだった。

Hechican00Hechican01茅波別亭へちかん 『中華そば』 680円

基本的に肉増し、大盛りのオプションのみで1種類のみのメニュー。基本のメニューを注文。麺はかために茹でられた四角い中細ストレート麺。具は我の好きな玉ネギの角切りと水菜、糸唐辛子、脂身の多いチャーシュー3枚。スープは見事なくらい灰色。煮干の味と豚骨のまろやかな甘味が合わさったハイレベルな一杯だった。久々に完食マークを出し店長に「美味しかったです」と言って店を出た。

飢豚開店

今日は朝から雨の休日。今日一日雨だという予報だ。朝10時半頃家を出て蒔田の方に行ってから伊勢佐木町へ。『麺屋成』のすぐ近く、『らぁめん醤和』との間に一昨日15日に開店したばかりの『ハングリーピッグ』という新店が本日の目的店だ。この付近のラーメン店出店ラッシュは異常とも思えるほどだ。開店予定時刻の5分以上前に到着したのだが、黒いシャッターが降りていた。これは今日は臨時休業なのかな?と半ば諦めたが、定刻通りにシャッターが上げられた。開店時刻ぴったりにシャッターを上げるのがこの店の流儀らしい。ガラス張りの店に入店。入口に券売機。厨房には男の店員2人と女店員1人。L字型カウンター9席のみ。先客1人後客4人。看板に書かれた「ニンニク入れましょう」が二郎インスパイア系だと判る。思えば本家関内二郎がある為か今まで二郎インスパイア系の店というのは無かった。

Hungrpig00Hungrpig01ハングリーピッグ

『ラーメン並(ニンニク入)』 650円+『チーズ』 70円=720円

基本のラーメンに我の大好きなチーズをトッピング。麺はやや茶色を帯び平打ち気味のかために茹でられたストレート太麺。具はもやしキャベツの茹で野菜。スープは乳化した味の濃いスープ。チーズを入れても濃く感じたので結構な濃さだと思う。二郎インスパイアとしてはなかなかレベルが高いと思う。メニューに味噌ラーメンもあったので、次はこちらを食べてみたい。ところが早くも来週水曜日から1週間休業する張り紙が貼られていた。

2012年11月16日 (金)

平沼湯麺

次は横浜で途中下車。駅東口に出て平沼橋方面に徒歩で向かう。相鉄ひと駅分の距離。近いだろうと思っていたら予想以上に歩く事になった。向かった先は8月17日に開店したタンメン専門店の『カントナ』という店。早速入店。厨房には男の店員2人と女店員1人。先客3人後客2人。店内はサッカー関連のグッズばかりでTVにはサッカーの試合が再生されていた。屋号もサッカー選手の名前からとったようだ。口頭で注文。

Kantona00Kantona01タンメン カントナ 『七彩タンメン』 850円

筆頭基本メニューを注文。メニュー名の通り色彩鮮やかなタンメンだ。麺は中太平打麺。具はもやし、人参、青梗菜、椎茸、筍、トマト等。トロトロの餡が厚めにかかっていて麺を引き釣り上げる感じ。野菜の味がダイレクトに感じる。というのは逆に言うと味付けが薄い。何となく女性向けの料理という感じで物足りなかった。

浪漫食堂

会社帰り新子安まで足をのばす。昨年6月訪問した『初代田一』が中山に移転し、その跡地に新店が入ったというので行ってみた。そこには『麺屋こやす』という黒い看板が掲げられていたが営業していなかった。開店はまだ先のようだ。よって以前ここに来た時見つけて気になっていた、レトロな店構えのちゃんぽん専門店に入ってみる事にした。屋号は『ちゃんぽん浪漫食堂』という。以前は戸越銀座にも支店を出していたようだがそちらは閉じてしまったらしい。土曜定休らしいので平日に来たかったのだ。厨房にはおじさん2人。壁際に一列6席のカウンター席と4人がけテーブル席2卓。先客4人後客3人。口頭で注文。

Cyanponromansyokudou00Cyanponromansyokudou01ちゃんぽん浪漫食堂 新子安本店

『ちゃんぽん(ベーシック)』 680円

とりあえず基本メニュー。麺はシコシコと食感が良い中太ストレート麺。具はもやしとキャベツがメインで人参、豚肉、木耳、きざみかまぼことゲゾ。スープは塩豚骨。正にベーシックなちゃんぽん。なかなか美味しい。流石はちゃんぽん専門店といった感じだ。ただ喫煙可なのが難だった。

2012年11月13日 (火)

爆丸再訪

昨夜から軽い家系欠乏症となり、昨夜は耐えたが今夜は我慢出来ず東神奈川で途中下車。『いっぱち家』では2度ほど行っているので『爆丸』へ再訪する事にした。店外の食券機で食券を購入し暖簾を割り入店。厨房に男の店員一人のみ。先客1人後客2人。

Bakumaru02濃厚豚骨ラーメン 爆丸

『ラーメン(麺かため・油多め)』 650円+『玉ネギ』 50円=700円

おっ玉ネギトッピングがあるじゃん!と頼んだが残念ながらスライスだった。ドロドロの豚骨醤油は待ち望んでいたものだった。麺のかたさもちょうどいい。家系ラーメンを食べている喜びを感じ、一気に食べ尽くしてしまった。ラーメンを食べて幸せな気分になるというのを久々に感じた気がする。これって何か間違っていると思う。

2012年11月11日 (日)

博多吉龍

今日は朝から空には雲が立ち込め午後には雨が降るとう予報。近場で買い物をすべく伊勢佐木町へ。銀行に寄ってからイセザキモールで買い物。その後以前エセ家系ラーメン店『濱っ子』があった場所に居抜きで開店した博多ラーメン店『吉龍』へ。メニューが白・赤・黒、そして魚介つけめん。これは『ラーメンダイニングK』等と一緒なのでこれは同じグループのにおいがする。先日関内にオープンした『ばりかた屋』もあり、このあたりを居抜きなので店の構造は変わらない。入口券売機先客5人後客4人。

Kichiryuu00Kichiryuu01博多らーめん 吉龍 『赤(粉落とし)』 550円

最近博多ラーメンは辛味噌入りが気に入っているので赤を注文。替え玉無料らしい。味濃いめの博多ラーメン。悪くないけどこういう味ばっかりだと飽きるのでバリエーションを多くして欲しい。

雨が降らない内に早々に帰宅した。

2012年11月10日 (土)

川崎百菜

川崎で久々に映画を見た。その後夕食をラーメンシンフォニーに寄り未訪問の店『たんめん専門店 百菜』へ。以前『海力屋』があった場所だ。同名の店が海老名ビナウォークにも登場しているらしい。調べてみると同じラーメンシンフォニー内に出店している『麺屋 徳』と同じケンコーという外食グループの店だった。どおりでね。夜7時という時間もあってか結構客は入っている。厨房には男店員4人と女店員2人。大陸系が多いのもこのグループの特徴。

Hyakusaikawasaki00Hyakusaikawasaki01たんめん専門店 百菜 アトレ川崎店

『毎日野菜たんめん(麺かため)』 700円+『半チャーハンセット』 150円=850円

筆頭基本メニューに半チャーハンを付けたセットで注文。タンメンは生姜の量と麺のかたさが選択可能。生姜は普通にしておいた。ボリュームたっぷりで野菜がたくさん食べられるタンメンの良さ。そして味もそう外れが生じない安牌な食べ物だ。食事としての満足感はあった。でも面白みがないね。

中原街道

Todorokiryokuchi01今日は武蔵中原付近に今年開店した新店2店に行く事にした。昼過ぎに家を出て東横線で武蔵小杉に出て南武線に乗り換え1駅目、武蔵中原で降りた。雲ひとつ無い秋の青空が広がり気分が良い。駅から徒歩7分ほど、ちょうど1年前に訪問した本格長浜ラーメン店『雁来紅』の跡地に今年9月1日に開店した『ohana』へ。辻堂の同名の店とは全く無関係らしい早速入店すると白壁で車輪が床に置かれていたりとか南欧っぽい。とてもラーメン店には見えないが、以前は祖師谷大蔵で『牌楼』という屋号で13年間も営業していたらしい。。ラーメン店というより喫茶店のような店構え。厨房側にはカウンター6席と別部屋に2人がけテーブル4卓、9人がけテーブル席1卓。先客は常連らしく厨房側で店主としゃべっていた。別部屋には先客がいなかった。我はそこで着席。口頭で注文。

Ohananakahara00Ohananakahara01麺屋Ohana 『牌楼麺』 650円

以前の屋号を冠した筆頭メニューを注文。麺は中細ストレート。具はシャキシャキ感のある薬味ネギ、青ネギ小分け切り、もやし、ゆでたまごが上にドーン。醤油の嫌なところが全く感じない、すっきりした醤油味。中華料理店ならではの上品な醤油ラーメンだった。

『Ohana』から出て府中街道沿いに南下し歩く事約5分。味噌ラーメンを全国レベルで展開する『味噌屋』グループの神奈川発進出店『麺場田所商店』中原店へ。大きなガラス貼りの店舗。入店すると各地の味噌が飾ってある。店内は広くテーブル席がメインでファミレスのよう。カウンター席も20席くらいある。それなのに待ち席に人がいる。でも実際は1分程度で着席出来た。厨房前のカウンター席だ。厨房には男の店員9人と女店員2人と大勢。その割には結構回転率が悪い感じだ。口頭で注文。つきだしに味噌がかかったキャベツが出された。

Tadokorosyouten00Tadokorosyouten02Tadokorosyouten01蔵出し味噌 麺場 田所商店 中原店

『九州麦味噌らーめん』 690円

この店は北海道味噌、信州味噌、九州麦味噌から選べるのがウリ。北海道や信州は食べる機会は多いので意味は無いと思い九州麦味噌を選択。麺は札幌ラーメンと同じ黄色い多加水中太縮れ麺。具はもやしと揚げネギチップと挽肉。そして何とさつま揚げ。ネット上ではあまりいい評判ではなかったが、食べてみると味噌味が濃厚で美味しい。荒い感じがいい。でもさつま揚げはさつま揚げ。味噌から完全に独立した味わいだった。でも単なるチャーシューより面白いので良しとしよう。

帰りは近くの等々力緑地で一休みしバスで川崎駅まで戻った。

2012年11月 3日 (土)

笠岡地麺

今回の旅の2日目は岡山県でも個性を放つ笠岡ラーメンを食する事にした。鶏ガラ醤油ベースのスープに「かしわ」を呼ばれる老鶏の肉を煮たものがチャーシューの代わりに使われているという正に鶏づくしの地ラーメンだ。岡山では豚骨醤油が一般的で明らかに系統が違い、近くに魚介系の有名な尾道ラーメンの存在があるにも関わらずその影響もあまり受けていない。何故このような現象が起きたのか?それはこの地区は昔から養鶏がさかんで安く材料が入手出来た為。徳島ラーメンや倉吉牛骨ラーメンと同じく地ラーメンは地場産業の存在が大きな影響を与えているんだなぁ。

Kasaokakou01そんな個性のある笠岡ラーメンを食す為、宮島口から広島に戻り新幹線に乗り換え1駅目の福山で下車。更に再び山陽本線に乗り換え3駅目。到着したのはほぼ正午。まず目指したのは笠岡ラーメンの筆頭店『坂本』だ。この地ラーメンの存在を知ったのは、この店がラーメン博物館に一時的に出店したのを食した事による。しかしこの店には心配な事があった。下調べしていく中でこの店は日曜定休となっているサイトと日祝定休となっているサイトがあった。そして今日は土曜日だけど密かに祝日なので祈るような気持ちで店に向かった。

Sakamoto000中華そば専門店 坂本

見事に定休だった。これで笠岡には再訪しなくてはいけない事が決定した。

ここですぐ気持ちを入れ替えすぐ近くの有名店へ。しかしながら次の店はラーメン店ではない。三洋旅館の1階にある日本料理店『お多津』という店。天ぷら等の日本料理主体だが店主が趣味で月数回ラーメンを出していたのが評判になり今ではレギュラーメニューに。但しお品書きには載っていない。料亭らしく厨房は奥にあって見えない。L字型カウンター6席と4人がけテーブル席3卓、座敷に4人卓2つ。先客は8人、後客も続々来店。ラーメン注文の確立は高かった。

Otatu00Otatu01お多津 『ふるさと中華そば』 600円

これは綺麗な一杯。定冠詞付の笠岡ラーメンだ。麺は中細ストレート。具は青ネギ、メンマ数本、かしわ5枚くらい。上には糸唐辛子。スープは表面に鶏油と白胡麻が浮く。スープは鶏のみのスッキリした出汁で醤油はやや甘めのものを使っている。歯ごたえのあるかしわは美味しい。昨日までの山口遠征で食べた豚骨醤油とは全く別のすっきりしたラーメン。同じ中国地方でもこれだけ違うのかと改めてこの地域の多様性に驚かされた。

『坂本』にふられた事でスイッチが入り当初行く予定はしていなかったもうひとつの笠岡筆頭店に行く事にしてしまった。駅前に戻り禁断のタクシーに乗車。総合卸売市場へ向かう。その中に店舗を構える『おっつぁん』という店だ。人気店だけあって店前に行列が出来ていた。3分ほど待って着席出来たが注文してから20分以上待つハメになった。厨房にはごま塩頭の店主と女の店員2人。家族経営かもしれない。厨房前に一列5席と壁側に一列7席のカウンター席。4人がけテーブル5卓。口頭で注文。

Ottan00Ottan01_2ラーメン おっつぁん 『しょうゆラーメン』 600円

笠岡では珍しく豚骨醤油ラーメンもメニューにある。でも我は笠岡ラーメンを食べに遥々来ているので筆頭しょうゆを注文。かしわが綺麗に並んだこちらも定冠詞付の美しい笠岡ラーメンだ。麺は中細ストレート。具は薬味ネギ、メンマ数本、かしわが5枚くらい。スープはやはりやや甘味のある鶏ガラ醤油スープ。やや魚介出汁も感じる。シンプルだけど美味しい一杯。満足。

帰りは徒歩で駅まで戻る。20分くらいだったかな?途中笠岡港が高台から望めて綺麗だった。再び『お多津』の前を通り過ぎ更に進む。今回の旅の食べ納めを飾るのは青いテント屋根が目印の『中華そば いではら』だ。店主は笠岡郊外にある『一久』という店で修行したらしい。その『一久』の店主は『坂本』で修行したらしいから、『坂本』からすれば孫のような存在になるのか。早速入店。厨房には熟年夫婦と思しき男女2人。厨房前に一列6席のカウンター席と2人がけテーブル席1卓、4人がけテーブル席2卓。絵に書いたような町のラーメン屋といった感じ。口頭で注文。

Idehara00Idehara01中華そば いではら 『中華そば(並)』 600円

メニューは並と大しかない。並注文。麺は中細ストレート。具は長ネギを斜めに刻んだものとメンマ数本とかしわ数個。スープは出汁が効いて味わいがある。3店の中で一番素朴さを感じられる一杯だった。笠岡ラーメンは個人的に鶏が好きなので好みのラーメンだった。

帰りは岡山に出てから新幹線のぞみに乗り一気に新横浜まで帰ってきた。

宮島観光

P1110723朝5時に頼んでいたモーニングコールで目を覚まし6時にホテルをチェックアウト。6時半前の岩国行きの電車に乗り約30分ほどで宮島口へ。徒歩5分ほどで宮島行きのフェリー乗り場に行きフェリーに乗船。天気予報では午前中青空が広がるはずだったのに灰色の雲に満ちていた。これはとても残念だった。10分程度の船旅で約7時半頃に宮島に到着。厳島神社へと向かう。途中鹿が迎えてくれた。この時間は干潮で大鳥居の近くまで歩いて行けた。これは絵葉書や旅行ガイドにはなかなか載っていない情景だし貴重だった。写真を撮っている間にもどんどん潮が満ちてきて面白かった。それでも神社のお社まで潮が満ちるまで昼までかかるそうだ。P1110687P1110730_4

境内をぐるりと巡ったが土産物屋はまだ開店していない。する事も無いので山の方へ登ってみる。何頭もの鹿とすれ違いながら坂道を登ると紅葉が見事な処があった。秋の宮島、もみじの広島。P1110789P1110778P1110793_2

日本三景のひとつの宮島。潮が満ちた状態を見てみたかったが、それは本や映像の中でも見れる。潮が満ちていく途中を見られるのは実際に来てしか味わえない事だと思い直した。P1110724

P1110816P1110823
9時頃になってようやく土産物屋が開店し始めたので土産を物色し購入。10時前発のフェリーに乗って戻った。フェリーの中でさっき土産物屋で買った牛まんじゅうを1つ食べた。

2012年11月 2日 (金)

初広島焼

帰りは路面電車に乗り駅に戻った。結局お好み焼きは駅前にあるビル6階にあるお好み焼き店集合施設で食べる事にした。フロアにはいくつもの店があったが、一部は閉鎖されていたり寂しい情景が続いたが、とりわけ繁盛している店を発見。ホテルでもらったガイドを読んで目をつけていた店だ。屋号は『電光石火』という。どうせなら美味しそうな店が良いと思ったので混んでいたがこの店に決めた。すると若い店長らしい人が「今大変混み合ってるので30分ほどお時間をいただくかも知れませんがよろしいでしょうか?」と声をかけてくれたので頷いて、隅に唯一空いていた一席に座った。この店長、若いのに気配りが見事で、客に水を勧めたり、若い店員が粗相をしないようフォローしたり、会計したり何でも一人でこなしているようで感心した。あと客は続々来て、何と隣の閉鎖した店舗を待ち席としていた。隣の店の待合席になってしまう閉鎖された店舗。明暗クッキリだ。

Denkousekka01電光石火 駅前ひろば店

『電光石火(そば)』1050円+『生搾りレモンハイ』490円=1540円

屋号を冠するメニューとレモンハイを注文。先に出されたレモンハイをちびちびやりながら目の前で繰り広げられる作成工程を見学。大阪と広島のお好み焼きの違いを明確には知らないのだが、広島の方は生地が薄く具を包むようにするものようだ。最初に生地とキャベツを焼いて、別に麺(うどんorそば)と卵を焼いて、卵焼き、麺、キャベツ、生地と重ねていき、形を整えソースをかけ、ネギをふりかけ完成。綺麗な丸い形になったのは面白かった。味についてはおたふくソースの味が支配的になり、「お好み焼きの味」としか言えない。でも大葉の苦味がいいアクセントになっていたのが印象的。それと食感が違った。麺とキャベツもいい感じで中で蒸されていた。かなりボリュームがあったので後半苦しかったけどいい思い出となった。

広島一休

18時前くらいに広島駅到着。7月20日の遠征からたった3ヶ月ちょっとで再訪する事となった。でも今回広島で宿をとることにした主目的はラーメンにあらず。前回の広島遠征では正に「お好み焼きにも目もくれず」ひたすらラーメンを食べまくった為本場広島のお好み焼きを食べてみたかったことがひとつ。もうひとつは日本三景のひとつであり日本人なら行っておくべき宮島、厳島神社にはぜひ行ってみたかった。その後悔を山口遠征の機会を利用して解消しようという目論見があった。宮島訪問は明日からという事にして今晩は広島のお好み焼きを初体験したい。まずは駅近くの予約をしていたビジネスホテルにチェックインして荷物を下ろして1時間半ほど休憩をとる。それから夜の広島の街に繰り出した。お好み焼きの店は下調べなどしていなかったのでホテルのロビーにあったガイドを頼りに店を探す。しかしその前に前回の遠征で未訪問に終わったラーメン店も実はあった事を思い出してしまった。それは意外にも広島ラーメンではない。佐賀ラーメンの店『一休軒』だ。同店は佐賀の老舗店だったが昨年8月14日をもって閉店。そして翌月の同年9月15日に広島の歓楽街、薬研堀に移転オープンしたという。本場の佐賀ラーメンというのはどういうものなのか知りたかったので、お腹に余裕があれば番外として…と前回広島訪問時に考えていたのだが全くそんな余裕が無かったので諦めたのだった。お好み焼きの前にその後悔を解消すべく薬研堀へ向かう。結局ラーメンかよと自分で自分にツッコミをいれつつちょっと距離はあったが夜の街を歩くのは楽しいので徒歩で向かう事にした。店は本当に歓楽街のど真ん中にあった。午後6時からの営業時間になるわけだ。立派な看板に立派な暖簾だが、こじんまりとした角店だ。暖簾を割り入店。厨房には初老と中年の男2人。L字型カウンター8席のみ。狭いので一杯飲み屋のような雰囲気だ。先客ゼロ後客2人。口頭で注文。

Ikkyuuken00Ikkyuuken01一休軒 広島本店 『ラーメン』 700円

基本のラーメンを注文。特に麺のかたさとかは質問されなかったので指定できるかはわからず。佐賀ラーメンを知りたかったのでノーマルで問題無し。今までのラーメンが500円台だった事もあり基本で700円は高く感じた。麺は博多ラーメンより太めの中細ストレート。替え玉制ではなく大盛りがメニューにあった。具は薬味ネギと海苔1枚、脂身の多い大きなチャーシューが2枚。あっさりした塩豚骨スープ。うーん、飲んだ後の〆としてはサッパリとしていいだろうが、一杯のラーメンとしてはインパクトも薄く値段が割に合わない気がした。佐賀ラーメンというのを確認出来て良かったとしよう。

岩国地麺

下松から山陽本線に乗り終点の岩国で下車。時刻は16時半をまわったあたり。駅西口ロータリー右手に今回の山口遠征の最後の目的店『寿栄広(すえひろ)食堂』の大きな看板を見つけた。今回の山口遠征は駅から至近距離の店ばかりだったので楽ではあった。この店は戦後すぐに開店したという岩国を代表する老舗店だ。南岩国に支店もあるようだ。早速入店。奥に伸びるうなぎの寝床のような構造。4人がけテーブル5卓と6人がけテーブル4卓。入口で女店員に口頭で注文し料金前払い、プラ板食券と引換。すると女店員は奥の厨房に向かってマイクで注文を伝えた。先客一人のガランとした店内だったから「口頭でいいのでは?」と思ってしまった。後客2人。

Suehirosyokudou00Suehirosyokudou01寿栄広食堂 『中華そば』 550円

筆頭基本メニューを注文。お茶と水両方出してくれた。壁の献立価格表には「チャアーシューメン」と書かれていたり「お酒はありません」と同じ札で書かれていたりとツッコミどころがあり面白い。ラーメンだけじゃなくうどんもあるんだなぁとか見ている内にラーメン登場。何故かレンゲは別皿に入って提供された。麺は細麺ストレート。具は薬味ネギ、もやし、メンマ数本、チャーシュー2枚。スープは背脂がたっぷりかかった豚骨醤油味。スープはしょっぱめだけど背脂のせいで甘く感じた。隣接する広島ラーメンにかなり近い一杯だった。

岩国滞在時間は30分弱。錦帯橋とか見たかった気持ちはあるけど本当の意味でお腹いっぱいになったので、今夜の宿泊地である広島行きの電車に乗った。

下松地麺

全国的にも珍しい牛骨ラーメン。鳥取倉吉で受けたインパクトは我の地麺探訪の中でも大きなものだった。そしてもうひとつの牛骨地ラーメンがここ山口下松(くだまつ)にある。期待を抱いて下松に向かう。宇部新川から宇部線で宇部に出た後山陽本線に乗り換え下松へ到着したのは2時過ぎ頃。駅前は古い町並み等皆無でガランとしたロータリーがあるベットタウン然としていた殺風景な風景で何とも味気なかった。

まずは下松牛骨の元祖と言われる『紅蘭(こうらん)』だ。駅から徒歩2分くらいの場所にある。創業昭和27年の老舗と聞いていたが何だか今風の店構えになっていた。厨房にはおばさんばかり4人。4人がけテーブル4卓と人がけテーブル席3卓。先客14人後客4人。

Kouran00Kouran01中華そば 紅蘭 『中華そば(並)』 600円

筆頭基本メニューを注文。麺は丸い中細ストレート麺。具は薬味ネギともやし、薄いが大きく柔らかいチャーシュー。白濁したスープは一見豚骨風。味は甘しょっぱい。倉吉の牛骨と違い牛が直接ガツンと来るようなものではなく、、甘いすき焼きのような味わい。むしろ徳島ラーメンよりすき焼き風。牛骨ラーメンというのは本当に驚くべき個性があるなぁ。

駅に戻り反対側の南口に出る。そのロータリー脇にある赤いテント屋根の店が次の訪問店『北斗亭』だ。先の『紅蘭』出身の女性2人が切り盛りしているという。暖簾を割り入店。4人がけテーブル席4卓のみ。先客4人後客1人。口頭で注文。

Hokutotei00Hokutotei01北斗亭 『中華そば(小)』 500円

基本のメニューを注文。麺は中細ストレート。具は薬味ネギ、チャーシュー3枚。スープは『紅蘭』と違い茶濁したスープは同じく甘しょっぱい味わい。でも甘さが比較にならない。兵庫播州ラーメンや愛媛瓢系よりも甘い!強烈な甘さに驚かされた。

次の電車の時刻まで駅前のコンビニでジャージー牛乳のソフトクリームを買って食べながら時間を潰した。Kudamatu01

宇部地麺

今日は有給休暇を取得し一泊二日の中国地方への遠征に出発する。目的地は山口県。本州最南端であり、豚骨王国九州福岡に隣接しているので影響を多分に受けたラーメンが食べられるだろう。その影響度合いと違いに興味がある。朝5時に家を出て6時11分新横浜発ののぞみに乗り新山口で下車。ここから瀬戸内海に沿う形で西から東へ進む事にする。

宇部線というローカル線に乗り換える。この宇部線、停車駅がほとんど無人駅。そして車窓からの景色が素晴らしい。柿の実がなった農村風景、陽光でキラキラと輝く静かな瀬戸内の海。旅情を盛り上げてくれる。終着駅の宇部新川駅に降り立ったのは11時20分だった。宇部のご当地ラーメンだからもちろん宇部ラーメン。福岡県に隣接する為博多ラーメンの影響を受けており豚骨主体となっているが、豚骨濃度は薄く醤油ダレが強めに出ていると聞く。豚骨寄りの豚骨醤油スープのラーメンだという。4年以上前今はなき『愛宕六助』@新橋で宇部ラーメンを経験しているが果たして本物はどのようなラーメンなのか?電車の都合で滞在時間は1時間弱しかないが、宇部を代表する2店を訪問する。

山口遠征最初の訪問店は創業42年の老舗、県内に9店舗を展開する『一久(いっきゅう)』新川店だ。駅から徒歩1分程度。ビルの1階にあり暖簾もない殺風景な印象を受ける店舗。中に入るとL字型カウンター14席くらいで前後客ゼロ。厨房には男の店主とバイトの女店員の2人。カウンターの上には新聞雑誌が乱雑に置かれた、よくある駅前のラーメン店といった趣き。豚骨臭は若干する。口頭で注文。

Ikkyuu00Ikkyuu01中華そば 一久 新川店 『ラーメン』 500円

筆頭基本メニューを注文。麺は細麺ストレート。具は薬味ネギ、メンマ、脂身の多いチャーシュー2枚。スープは豚骨濃度が高思いの他醤油ダレが強く感じる。まろやかな豚骨醤油スープ。美味しい。豚骨濃度の薄い淡い醤油ダレという先入観とは真逆のモノで嬉しい誤算だった。シャキシャキネギもいいアクセント。宇部ラーメンはなかなかレベルが高いぞ。

『一久』新川店から歩いて1分足らずで次の店『味の三平』へ。こちらも創業42年という宇部を代表するラーメン店。早速暖簾を割る。厨房にはおばさんばかり4人。厨房前に一列7席のカウンター席。4人がけテーブル席4卓。先客10人後客4人。店内には豚骨臭。町の食堂といった感じ。サービス券をもらった。

Sanpei00Sanpei01ラーメン専門 味の三平

『ラーメン』 550円+『おむすび』 100円=650円

宇部のラーメンはおにぎりとセットだというご当地ルールに基づきおむすびもセットで注文。麺は細麺ストレート。具は薬味ネギ、メンマ数本、脂身の多いチャーシュー2枚。見た目は想像していた宇部ラーメンの感じだが、味は豚骨ラーメンというよりほとんど醤油ラーメン。コクのあるのにあっさりしていて美味しい。おむすびはごく普通のおむすび。だけどそれが素朴で美味しかった。

宇部駅に戻り電車の到着を待った。

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