カテゴリー

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« 広島冷麺 | トップページ | 尾道地麺 »

2012年7月20日 (金)

広島地麺

広島冷麺2連続プラス汁なし担担麺で限界を迎えてしまった我。あとは夜まで回復を待ち…というわけにはいかない。広島ラーメンの有名店は全国でも珍しく夕方から開店し、材料切れ次第終了となる店が多い。つまり昼と夜の間のインターバルが取れないのだ。

ホテルでの休憩を1時間弱で切り上げ、着替えてから再び出発する。本日既に5店食の麺料理を食し、本来ならば食べ歩きとしては佳境というところのはずだが、「広島ラーメン」の訪問はまだ始まってもいない。ここからが本番なのだ。まずは広島ラーメン源流の店と言われる『しまい』を目指す。広島ラーメンとは薄めの豚骨に鶏ガラと野菜の出汁を加え、醤油ダレを使ったスープの中にストレート細麺が入り、具には必ず細もやし(ブラックマッペ)が入れれられるというのが基本スタイル。この基本スタイルを生み出したのがこの『しまい』という店らしい。以前は舟入幸町にあったらしいのだが、店主の代が変わったのを機会に郊外の離れた場所に移転してしまった。よってその場所へは路面電車では行けず、地下鉄アストラムラインで行く事になる。地下鉄といっても中心部の数駅のみが地下で、後は地上を走る。横浜で言えばグリーンラインのようなものだ。幸いホテル近くの本通という駅が始発駅となっているので座って行けた。約17分程度で最寄駅となる大町に到着。例によって出口を間違えてしまい迷ったが駅から20分くらいで目的店を発見出来た。駅からだとかなり分かりにくい場所にあった。暖簾がかかっていた事に胸を撫で下ろした。ここまで来て臨休なんぞくらったらたまったものではない。16時15分くらいに入店。入口脇に老店主がいた。おそらく奥さんと思しきお婆さんも厨房にいた。なんと前後客ゼロ状態。2人がけテーブル席3卓、4人がけテーブル席3卓。本当に源流の店?普通の町の老舗のラーメン店といった風情だ。口頭で注文。

Shimai00Shimai01中華そば ギョーザ しまい 『中華そば』 550円

ようやく今回の遠征での初広島ラーメンとの対面と相成った。しかも源流の一杯。麺は細麺ストレート。具は薬味ネギと細もやし、チャーシュー2枚。胡椒が最初からかかっている。味は濃すぎず薄すぎずちょうどよい醤油味。もやしが邪魔をするかな?と思っていたがそんな事は無かった。正に関東醤油と九州豚骨の中間のラーメンのようだ。老舗…というより普段着でサンダル履きで行く近所のラーメン屋という感じで好感が持てた。満足。

再び駅に戻り、来た経路をそのままアストラムラインに乗って中通に戻ってきた。今度は路面電車に乗り小網町という駅で下車する。この頃になってくると路面電車の路線図や乗り換えが何となく頭に思い浮かべられるようになってきた。さて次の店は広島ラーメン筆頭のひとつ『すずめ』だ。『しまい』店主の親戚筋が昭和35年頃屋台から始めたとの事。また広島市内には、この店名を真似て小鳥の屋号を持つ店が多いのだという。『つばめ』、『うぐいす』、『ひよこ』etc…。これらを総じて「鳥系」とも言われるようだ。この店の定休日は日曜と毎月14日。そう、この店の為に先週の3連休での広島遠征は断念せざるを得なかった経緯もある。小網町から徒歩5分くらいかな?1日400杯限定という難関店だが、訪問時行列は出来ておらず普通に暖簾を割り入店。入り口の木箱で出来た整理券を引き適当な空席に座る。厨房にはおっさん店員2人と女の子店員1人。厨房前に一列のカウンター6席、5人がけテーブル席3卓、7人がけテーブル席2卓。先客5人後客4人。なかなか注文を取りに来ないので女の子店員を呼び「中華そば」を注文するが、その必要は無かった。何故ならこの店のメニューは中華そばとビールしかないのだから。整理券を取った時点で注文は終了なのだった。

Suzume00Suzume01中華そば すずめ 『中華そば』 600円

5分程度の待ちで提供された。麺は中細ストレート。具は薬味ネギ、もやし、脂身のない小さなチャーシューが6、7枚。スープはすき焼きを連想させる甘い後味がする。そして油も強い気がする。思い出したのが徳島茶系の味。まさか、まさかである。もちろん全く同じではないのだけど、この関係性は一体何なのだろう?ちょっと興味を惹かれた。でもここに来て脂っこいラーメンは厳しかった。

お腹が再び限界に近くなったのだがもう1店行く。今度は舟入町まで歩いて路面電車の終着点、江波(えば)まで乗車。更に南下し15分以上歩く。江波山公園入口のすぐ近くに店を構える『すずめ』の姉妹店にあたる広島ラーメン筆頭の店『陽気』だ。市中心部の大手町に暖簾分け店もある。赤いテント屋根の、こちらも普通の町角のラーメン店といった風情。入店すると厨房にはおばちゃん店員2人と男の店員1人。店は逆L字型構造で厨房側に一列のカウンター8席、壁側に10席。先客3人後客4人。注文は「ひとつ」。こちらもメニューは中華そばのみだからだ。この店も有名店の凄みというものは感じず、昔からある町のラーメン店といった雰囲気だ。

Youki00Youki01中華そば 陽気 『中華そば』 600円

麺は中細ストレート。具は薬味ネギ、もやし、脂身のないが大きめのチャーシュー2枚。『すずめ』ほどの甘さもないが、『しまい』ほどあっさりもしていない。ちょうどいい塩梅で、つまりとても美味しいのだ。もっとお腹に余裕がある時に食べたかったが、これは自分が悪い。ともかく広島三大ラーメン店『しまい』、『すずめ』、『陽気』を連続訪問を達成出来て満足出来た。

本日2度目の胃袋限界ゲージがレッドゾーンに突入したので、苦しみながら江波の路面電車駅に辿りついた。電車に乗って中通で下車、早々にホテルに戻り休憩。ともかく一旦休むしかないわこれは。空調の効いた部屋で生き返った気がした。だがしかし…やはりもう1店どうしても行っておきたい店があったので1時間過ぎに再出撃する事にした。路面電車で八丁堀まで行きそこから徒歩10分くらい。創業昭和28年、広島市最古のラーメン店『上海総本店』に到着した。総本店とはいうが支店はない。閉店予定時刻の20分前。店の前から強烈な豚骨臭が漂っていたが、ものともせず暖簾を割り入店。店内は小汚い感じだが、それも老舗のオーラになっている。会計近くではおでんも煮ていた。厨房には初老の店主と若い男の店員1人。厨房前に一列のカウンター5席と4人がけテーブル席5卓。先客1人後客1人。口頭で注文。

Shyanhaisouhonten00Shyanhaisouhonten01上海総本店 『中華そば』 600円

もう全く「しまい系」とは違う様相の一杯。麺は中太ストレート。具は薬味ネギ、もやし、チャーシュー4枚と、構成自体は「しまい系」とそう変わらないが、問題はスープにある。表面をギトギトの油で覆われており、麺を啜ろうとすると、その麺が油でコーティングされるほど。そして味なのだが、茶褐色の色に反して醤油ダレはそれほど強くなく、豚骨が支配的なスープだった。かなり個性的な一杯で広島遠征初日を締めくくれたので良かったのだが、胃袋の方は完全限界モードで思考回路が回らなくなってしまった。早々にホテルに戻りシャワーを浴びて爆睡した。足が痺れてお腹がはちきれそうだった。

« 広島冷麺 | トップページ | 尾道地麺 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 広島地麺:

« 広島冷麺 | トップページ | 尾道地麺 »