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2012年7月14日 (土)

石川遠征

昨年11月の四国遠征を終え年末年始に関東近円の地ラーメンを巡った。それからしばらくラーメンへの欲求が減衰してしまった。もう食べる前から味の分かりきった二郎系や家系、魚介豚骨つけめん系ばかりの新店を巡ったところであまり楽しいという気持ちは湧き上がってこないのだ。自分の興味はもう地ラーメン巡りにしかない。4月末の連休から佐久、上越、兵庫への遠征をたて続きに実行に移していたのもその為だ。そして今週から2週続けて1泊2日の地麺遠征を計画している。まだ未訪問の空白地帯となっているのは主に北陸地方と中国地方。今週は石川県と福井県という我が今まで訪れた事が1度もない2県を1泊2日で巡る旅に出発する。勤め人である以上連休を利用して実行するしかないのだ。

当日前日から九州地方では土砂災害が起きるほどの大雨が降っている状況。当日の天気は心配していたら、案の定雨が雨戸を強く叩く音で目が覚めた。本当にシャレにならないレベルでの大雨。躊躇したが出発しないわけにはいかない。折りたたみ傘では役に立たないくらいの降りだったので捨て傘を手に出発。最寄駅までの家々の玄関の斜面が小さな滝のようにになっているほどだった。近年稀に見る土砂降りだ。最悪のタイミングでの出発だった。せっかくの新調した服やリュックがビショビショになってしまった。それが新横浜に着いたら空に青い部分が見えているんだからなぁ。朝6時半頃新横浜発の新幹線に乗った。電車の中ではビショビショになった服をシワを伸ばして乾かす事に懸命だった。米原で特急しらさぎに乗り換え金沢に到着したのは11時10分前くらい。

Kanazawa00今回の食べ歩きルートを考えた結果かなりタイトなスケジュールになってしまったので、駅に着いたら即観光案内所に行って自転車を借りられる場所を確認。駅西口すぐのニッポンレンタカーで借りる事が出来た。空は曇っていてポツポツと弱い雨が降っている状況。でも傘を差すまでもない降りだったのでそのまま出発した。金沢の街は想定以上に大きくて綺麗な街だった。兼六園等ゆっくりと歩いて見たかったが今回は断念せざるを得ない。楽しみを先延ばしにしたと思おう。今回はひたすら郊外の最初の目的店を目指す。しかしなかなか郊外という感じにならない。犀川を超え寺町という古い町にさしかかってようやく郊外といった感じになった。ところが蛤坂という緩やかだが長い上り坂に苦しめられる事になった。よって最初の目的店に到着出来たのは開店予定時刻のわずか5分前だった。駅から30分近くかかってしまった。

その最初の目的店は『中華そば 神楽(かぐら)』。この店は別に石川県ご当地の店ではないのだが、ラーメン評論家達がこぞって高評価している石川県を代表するラーメン店なのだそうだ。店主は体を壊した経験が有り、それ以来食材と無化調にこだわり、そのこだわりが過ぎて納得できなくなり店を閉め、一時はうどん屋に鞍替えしてしまったらしい。そして近年ラーメン店としてまた復活を遂げた。こうなるとこだわっているのか、こだわっていないのか良くわからない。到着時には既に6人くらい先客がいて後客は続々。3分ほど予定時刻を過ぎてから開店したがその時にはほとんどの席が埋まっていた。厨房には店主含め男が3人、女が2人、計5人の店員。厨房周りにL字型カウンター10席と4人がけテーブル席3卓。口頭で注文。

Kagura00Kagura01中華そば 神楽 『中華そば』 750円

筆頭基本のメニューを注文。麺はいかにも自家製で不揃いのちぢれ平打中太麺。食感はもちもちとしている。具は薬味ネギ、細メンマ、海苔1枚、チャーシュー1枚。スープは魚介ダシがわりと強めに出ている醤油スープ。最初の一口目で感じたのは「津軽ラーメン」にどことなく似ている気がした。そして無化調のラーメンは味が淡くなりすぎる傾向にあるのだが意外とハッキリとした味だった。そしてチャーシューは生ハムを思わせた。確かにレベルの高い一杯だった。しかし感動という領域までには至らなかった。予備知識無しでこの店に出会ったら「これは!」となるかも知れないけど、最初の期待値を高く持ち過ぎたのかも知れない。店を出たら雨は本降りになっていて、せっかく電車の中で乾かした服がまたズブ濡れになってしまった。

次の店こそが石川県を代表するラーメン店…といきたかったのだが、残念な事に石川県特有のスタイルを持つ地ラーメンを発見する事は出来なかった。しかし石川県民に親しまれている店は存在する。それは『8番らーめん』というチェーン店だ。国道8号線沿いに最初の店舗ができたからこの店名になったのだそうだ。昭和42年創業。北陸甲信越を中心に直営店・加盟店を合わせて100店舗以上を誇る大きなグループで、今や中国やタイにまで進出しているという。その本拠地はここ石川県にある。当初健気にも本店詣でを考えていたが、無人駅から片道1.7kmもあるようなところにあった為やむなく断念。だってチェーン店だもの。というわけで『神楽』から最も近い犀川大橋店へ。ビルの1階に店を構えていた。チェーン店らしくファミレスのようだ。厨房にはおじさん店員2人と女店員2人。L字型カウンター12席、4人がけテーブル席が7卓。先客6人後客1人。

8banramensaigawaoohashi008banramensaigawaoohashi018番らーめん 犀川大橋店 

『野菜らーめん(塩)』 567円

ここの看板メニューを注文。特徴は数字の8が描かれた蒲鉾、通称「ハチカマ」がのっていること。味は味噌・塩・醤油・とんこつの4味から選べる。麺はちぢれ太麺。具はキャベツやもやし等の茹で野菜とメンマ数本、小さなチャーシュー1枚。食べた感想としては、塩味を選んでしまったからだと思うが…正にタンメンだった。それ以上でも以下でも無し。店を出ると雨は止んでいた。良かった。

トンガった店やチェーン店だけでは石川県のラーメンを知った事にはならないので、老舗の店へ訪問する事にした。尾山神社すぐ近く、屋台から創業昭和22年の『中華料理 平和軒』だ。現在の店主は2代目だという。暖簾を割ると熟年夫婦と思しき男女二人が厨房に。奥に伸びる店内。L字型カウンター10席に2人がけテーブル3卓、4人がけテーブル席1卓。口頭で注文。

Heiwaken00Heiwaken01中華料理 平和軒 『ラーメン』 620円

筆頭の基本メニューを注文。こちらは自家製の麺を使っている。細麺ストレートだがかなりかために茹でられている。具は薬味ネギ、メンマ数本、海苔1枚、独特のオレンジ色をしたかまぼこ1枚、小さなチャーシュー1枚。印象的なのは最初からかかっている胡椒の味。独特の胡椒を使っているのかクミン等の香辛料を強く感じる。麺がかたかった以外は老舗らしい好感を持てる一杯。石川県のラーメンを味わえる事が出来て満足した。

Kanazawa01
店を出て隣にある尾山神社を階段から見上げて写真をパチリ。これが今回の旅唯一の金沢観光となってしまった。店を出た時刻は12時半。次の福井行き特急の出発時刻は12時49分。駅までの道のりを急ぐ。自転車を戻して駅に到着出来たのは12時42分だった。みどりの窓口で切符を手配してもらうも、何と財布の中の万札が雨に濡れ染みだらけになっていて使用できなくて手間取った。正に飛び乗る感じで電車に乗り込んだ。金沢訪問時間たった2時間。奇跡の3店訪問。電車の中で万札を出して乾かしつつ一息ついた。

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