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2012年4月16日 (月)

大友画力

Uenoharu00来たルートをそのまま戻り秋葉原へ出た後山手線に乗り換え上野へ。上野公園で最後の花見をしようと不忍口から改札を抜けた。桜も今週いっぱい迄だろうな。もうだいぶ散っていたが桜の絨毯状態でそれはそれで良いものだ。不忍池を廻って湯島方面へ抜けた。

Ootomogenga00湯島から秋葉原方面に徒歩で進む。今日のメインイベントである『大友克洋GENGA展』に行く為だ。大友克洋作品との最初の出会いは「AKIRA」第1巻発売日に本屋に大量に積まれていた大きなぶ厚い黄色い単行本だった。あのインパクトは凄かったなぁ。見た事のないデザイン、大きさ、そして何と言っても中の画。手に取らずにはいられなかった。今までの漫画とは全くの別物だった。絵が上手いとかという次元ではない。画が強烈に凄かった。何度も何度も読み直すのはストーリーと言うより画が見たかったからだ。その後大友克洋の過去の単木本は全て収集、「童夢」のLP(!)も買った。芸能山城組のサントラも何回も聞いた。画集を入手した時はとても嬉しかった。でもその後何でか映像の方に行ってしまい、アニメではあの絵の迫力は半減どころではなく全く魅力を感じなくなってしまった。それから疎遠になっていたが、このところ久々に大友克洋の名を聞くようになった。画集の第2弾も発売され我も当然のことながら購入した。そしてそこに大友克洋原画展開催の広告が挟み込まれていた。それも記憶から忘れかけていたのだが、この平日休暇を有効に過ごす為目前の一昨日ネットで入場前売り券を購入した。この原画展は完全予約で時間入れ替え制なのだ。会場は閉校した中学校をほぼそのままにギャラリーにした会場だった。まずはチケットを手に列に並び開場を待つ。開場後まず目にしたのは「AKIRA」のカラー表紙の原画。何という魅力的な色使いなのだろう。念願の次の単行本が出る度に「今度は青か!」「今度は緑ときたか!」とか嬉しくてじっくり表紙を何分も眺めていた頃を思い出した。そして現れたガラスのショーケース内に何段も並べられた「AKIRA」の全頁の原画!やはり原画の迫力は違う!金田のバイク、春木屋の内装、埠頭での対決、フライングプラットフォーム、地下基地、SOLで破壊される爆心地、第7警報下のネオ東京の街並み、アキラ覚醒で吹き飛ぶネオ東京、黄色いレスキューヘリ、大東京帝国、米国空母、月面、スタジアム跡地での決闘、巨大な胎児と化す鉄雄、フロイド、共鳴融合する鉄雄とアキラ、再生する都市。1枚1枚に魅了される。やっぱり定規は使っていたんだなぁとか、ビルのひとつひとつの光と影の書き方までしっかり書き込まれていたんだなぁとか、原画ならではの発見や驚きもあった。また氏は当時横浜在住だったと聞いていたので崩壊前のネオ東京は横浜がモデルだろうと思わせる情景が幾つもあった事も思い出した。春木屋は本牧あたり、鉄雄が送られた白ビルは市大病院、山形が死んだ埠頭は本牧埠頭、そしてミヤコ教は弘明寺辺りにあるあの宗教だろう。そんな事を思いながら原画を見ていると時がたつのを忘れる。2時間じゃとても足りない。本当なら8時間ぐらいかけて1枚1枚鑑賞したかった。原画だけでこれだけ鑑賞に耐えるのは大友克洋以外にいないだろう。

Ootomogenga03Ootomogenga04平日の月曜だというのに人でいっぱいだった。グッズ売り場まで入れ替え制で15分くらい階段で待たされたが、戦利品は獲られた。限定の紙袋付きで。とても有意義な時間を過ごせた。

Ootomogenga02

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