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2011年12月31日 (土)

池袋浸麺

P1070724今年も本日で終わり。食べ歩きも今年最後を飾るにふさわしい店という事…でもないのだが、東京地麺掘り起しとして欠かせない店として『東池袋大勝軒』本店を訪問する事とした。東京のご当地ラーメンの一種「つけめん」としてなら、先日行った『中野大勝軒』で事足りていると思う。でも東京のラーメンを見渡した時、「東池袋大勝軒」の存在感は無視できないほど大きい。その総本山たる本店へ約5年ぶりの再訪だ。この店は07年3月に一度閉店している。その1か月前に我は訪問したのだが最長の行列を目にしている。閉店の時は各メディアでニュースとして取り上げられお祭り騒ぎになった。ところがたった1年も経たぬまま復活の報を聞く。この時やられたなあと思った。単に移転オープンを宣伝と商売に使われたのかと、行列に並んだ事を少し後悔した。それ以来訪問する気はさらさら無かった。

横浜から東海道線に乗り新橋に出て山手線に乗り換え山手線に乗り換え有楽町で下車。有楽町線に乗り換え東池袋に到着。地上に出て池袋駅方面に進むと高速高架下沿いに店舗を発見。開店予定時刻5分前に到着したが既に営業していた。店入口に券売機。厨房には男の店員6人。2代目店主もいる。厨房周りにL字型カウンター11席、2人がけテーブル席1卓、4人がけテーブル席4卓。先客5人後客続々で6割の席が埋まる。年老いた常連客と世間話したり、近所の奥さんが年越し用の麺を買う為容器を持ってきて注文したりと昔ながらの雰囲気も継続しているようだ。

Higashiikebukurotaisyoukenhonten00Higashiikebukurotaisyoukenhonten01東池袋大勝軒 本店 『特製もりそば』 700円

看板メニューを注文。味は全国的に食べられるようになった大勝軒のもりそばと変わらない甘酸っぱいつけ汁。麺はもちもちした太麺。まず麺だけで食べてみるとなかなか美味しかった。具は薬味ねぎ、メンマ数本、ナルト1枚、海苔1枚、半玉。どうも本店のオーラというものを感じられなかったので感動もあまり出来なかった。

池袋駅方面に歩く。途中東急ハンズに寄り卓上カレンダーを購入。更に西へ歩を進め次の店へ向かう。『池麺KINGKONG』という昨年8月28日にオープンした新店で、池袋大勝軒本店2代目店主が立ち上げたセカンドブランド店だという。早速入店。入口に券売機。厨房には男の店員3人。手前にL字型カウンター8席と奥に一列のカウンター6席。ちょうど1席だけ空いていたので着席出来たが後客は席待ちとなった。

Kingkong00Kingkong01池麺 KINGKONG 『中華そば』 700円

こちらの店はトロフルつけ麺という一風変わったつけ麺をメインにしている。しかし我は中華そばを注文。ここの中華そばは東池袋大勝軒創始者の山岸氏が業界に入った時代の中華そばをイメージして作ったという。確かにクラシカルなヴィジュアルの一杯。この薬味ねぎの刻み具合なんてそのままな感じ。麺はストレート細麺。具は薬味ねぎ、ナルト1枚、メンマ数本、海苔1枚、肉厚のチャーシュー2枚。基本昔ながらの味なんだけど美味しい。昔のラーメンをただ忠実に再現したらこれほど美味しくはならない。それは醤油ダレの味がいいのと、麺がかために茹でられていること、更に肉厚のチャーシューが美味しいことが違いを生み出していると思う。今年の締めくくりの一杯がこれで良かったと思う仕上がりだった。満足。

帰りはどこにも寄らず新宿湘南ラインに乗り横浜へ向かった。

2011年12月30日 (金)

新宿武蔵

武蔵境から次の三鷹で快速に乗り換え一気に新宿へ。せっかくここまで出てきたのだから約5年半ぶりに『麺屋武蔵』新宿本店に再訪してみようという気になった。新宿駅構内自体が巨大なので店に辿り着くまで15分近く歩く事になった。店の前には行列無し。暖簾を割って入店すると中で15人くらいの席待ち客。前回訪問時は30分待ちだったからこんなの可愛いもんだ。食券機で食券購入。客捌きのエキスパートの店なので10分くらいで着席。厨房には男の店員6人。L字型カウンター19席。

Menyamusashihonten00Menyamusashihonten01麺屋武蔵 新宿本店

『武蔵らーめん(あっさり)』 1000円

基本のらーめんを注文するつもりがメニューに無かった。角煮らーめんというのが基本になったのか。よって屋号を冠するメニューを注文。鶏ガラ豚骨の動物スープと、さんま干し、かつお節、煮干の魚介スープを合わせたダブルスープ。かなり甘い。麺はもちもちした太麺。この麺と相まってうどんのようだ。具は薬味ねぎ、メンマ数本、半味玉、海苔1枚、角煮が2個。角煮は美味かったなぁ。でも天下の麺屋武蔵もなぁ。帰りも新宿湘南ラインで帰った。

武蔵地麺

P1070702今年も残すところあと2日。本日は東京地麺掘り起し。武蔵野を代表する地ラーメンと言えば「油そば」。その元祖と言われる昭和33年創業の『珍々亭』へ、約5年ぶりの再訪を試みる事にした。

朝9時過ぎに家を出て横浜から新宿湘南ラインに乗り新宿へ出て中央線快速に乗り換えた。武蔵境駅に到着したのは10時20分頃。でも駅が改装中で迷路のようになっていて、北口に出るのに手間取った。今日も良い天気。畑がところどころ残っている武蔵野の町を歩く。目的の『珍々亭』に到着したのはだいたい開店予定時間15分前くらい。ちょっと早すぎたかなぁと思ったが、何と既に5人の待ち客がいた。急いでその後に並ぶ。我の後ろにも続々人が並ぶ。開店時にほぼ全ての席が埋まった。カウンター前に一列10席のカウンター席と4人がけテーブル席4卓。厨房には男の店員3人と女の店員2人。口頭で注文。

Chinchintei00Chinchintei01Chinchintei02珍々亭

『油そば(並)』 600円+『ネギ盛』 100円=700円

今流行の汁なし、スープOFFなどのフレーズで呼ばれるスタイルの原点。ほどなく家庭用のものが売り出され子供の頃好んで食べた記憶がある。ブームは周期的に訪れる。麺は茹であげられた太麺はもっちりした食感。具は薬味ねぎ、メンマ数本、ナルト1枚、チャーシュー1枚とラーメン具材と共通のもの。丼の底にあるタレに混ぜて食す。油そばというネーミングから連想されるようなギトギト感はない。味もマイルド。ちょっと物足りないくらいの方が油そばはいいのだ。卓上の酢や辣油で味を壊さない程度投入した。ボリュームもあり、混ぜる行為によるジャンク感も有り。大満足の完食。この店も本日で今年の営業を終える。年内に貴重な東京地麺の掘り起しが出来て良かった。

2011年12月29日 (木)

東毛手延

群馬県は中毛、東毛、西毛と三つの地区に区分けされるそうだ。その中で大田市、桐生市、館林市を有する東毛地区に手延麺を使用する地ラーメンが存在する。通称「東毛手延べ系」という。その発祥と言われる店が太田市にある。『喜満』本店だ。一時は4店舗を構えたが弟子達が独立、しかしそれ以降広まらず職人達も高齢化し衰退の一途という地ラーメンだ。

栃木から両毛線に乗り足利で下車。ここから東武伊勢崎線足利市駅まで移動しなくてはならない。2駅は渡良瀬川を挟んで結構離れている。でもその移動路は案内板等が出て迷うことはないだろう、という予想をしていた。これが大外れ。案内表示など何も無し。しかもその橋を渡る所さえ車専用道路になっていたりで「どう行けばいんだよ!」というような有様。結局高架へ登る小さな階段を上り降りして川の向こう岸に到着し、その先も結構歩いてようやく駅に到着出来た。足利市駅から3駅目の太田で下車した。ここは富士重工の御膝元で工場城下町。南米等からの出稼外国人も多く住む町。駅舎だけは立派だけど駅前は閑散としている。いきなり禁じ手のタクシーに乗る。何故かと言えば目的の『喜満』本店は駅から離れていること。また北関東の時刻表の恐ろしさ対策として時間は出来るだけ短縮出来た事に越したことはない。行きはよいよい帰りは恐い。駅前ならいざ知らず目的地周辺から帰りのタクシー等捉まる確率は低いとみなければならない。ともかくタクシーには「小舞木町しまむら前まで」と告げた。降りたところからしばらく歩くと目的の『喜満』本店を発見。店は国道沿いによくある飲食店然としていて駐車場も完備。早速入店するも満席で6分程度待たされた。でもその甲斐あってか手延べ作業が良く見えるテーブル席に座れた。厨房には年老いた店主夫婦と思しき爺さん婆さんと手延べ作業中の黒いサングラスの男の店員。接客係のおばちゃん。後客も続々来店。失われつつある存在とは思えない繁盛っぷりだった。口頭で注文。

Kimanhonten00_2Kimanhonten02Kimanhonten01手延ラーメン 喜満 本店 『ラーメン』 800円

基本のラーメン注文。強気の価格だ。スープは一世代前ののっぺりした味わいあっさり醤油スープ。若干生姜が入っている。具は薬味ねぎとメンマ、海苔1枚、脂身の多いチャーシュー1枚。そして麺は平打ち中太麺。コシというものが感じない。その代わり喉越しがよい。にゅるんとした感じがする。このようなクラシカルな味の一杯がこの値段で人気。確かに地ラーメンなんだなぁ。失われつつある一杯の総本山をクリア出来て満足した。

予想通りバスやタクシーは見かけなかったので徒歩20分かけて駅に戻った。『ピリカ』という駅前の味噌ラーメン店に連食する予定だったが、見事に影も形も無かった。あるのはシャッターが閉まったフィリピンパブばかり。仕方なく駅に戻ると次の電車まであと30分以上の待ち。各駅停車で久喜に出た後スムーズに新宿湘南ラインに乗れて一気に横浜に戻れた。

夕顔拉麺

年末年始休暇初日。快晴。今日までだったらほとんどの店が通常営業しているだろう。今年最後の遠征のチャンスだ。先週に引き続き北関東地ラーメン巡り。しかもクラスDのマイナー地ラーメン探訪となる。栃木はかんぴょうが名産というのは有名だが、これは夕顔の実を長く剥いて乾燥させたものが原料だ。90年代の町おこしブームの際、栃木市はこの夕顔に目を付け、かんぴょうの粉末を麺に練りこんだ『夕顔らーめん』を作りご当地ラーメン化しようと目論んだ。市内数店舗の飲食店が協会に参加したのだが…、結局知る人ぞ知る地ラーメンとなった。それでも藤岡ラーメンほど形骸化にはなっていないようだ。でもラーメンガイドに載るような店はない。この夕顔ラーメンの存在はB級グルメ本から知った。知られざる地ラーメンはラーメン本ではなくB級グルメ本から情報を得るのが得策だ。百聞は一見にしかず。出発!

7時半頃家を出て、最寄駅から京浜東北線に乗り上野で下車。日比谷に乗り換え北千住で東武伊勢崎線快速に乗り換え…のはずだったが本に夢中で乗り過ごしてしまった!仕方なく草加で降りて作戦練り直し。トイレに行ってから売店でマスクを購入。結局は1本後の急行で南栗原まで行って日光線各駅停車に乗り継ぐしか手はないようだ。思わぬ混乱を生じてしまった。栃木駅に到着したのは11時5分前。こういう時に限って電車も遅れるんだよな。ともかくこの現地で時間を取り返すしかない。予定では11時40分発の電車に乗らなくてはならないのだ。ipadのマップを活用し早足で栃木の町を進む。目的の店は駅から結構離れているのだ。だいたい10分くらいで到着出来た。『はやみ食堂』という文字度通り食堂でラーメン店ではない。昭和39年創業。早速暖簾を割り入店。あれ?誰もいないぞ。声をかけると奥からおばちゃんが出てきた。通常のラーメンとは別に夕顔ラーメンがメニューにある。とりあえず口頭で注文。このおばちゃんがすごい話好き。半分栃木なまりが入るのでよく意味がわからず「そーねー」「あーねー」と適当な相槌をしておいた。

Hayamisyokudou00Hayamisyokudou01昔懐飯屋 はやみ食堂 『夕顔ラーメン』 550円

夕顔ラーメンのルールは麺に夕顔の実の粉末を練り込むこと。スープや具には決まりがない。町おこし地ラーメンらしいルールだ。こちらの店はあっさり塩ラーメン。しょっぱくはない。いい塩梅の塩。麺は中太ちぢれ麺。もちもちしこしこして確かに通常の麺より喉越しがいい感じがする。具は薬味ねぎ、メンマ数本、ナルト1枚、海苔1枚、チャーシュー1枚。あまり期待していなかったが意外と美味しい一杯だった。

店を出たのが11時20分過ぎ。時間がないので非常手段、タクシーの使用。向かいに大きな病院があったのでタクシーはいるだろうと予想をしていたら当たり。北関東の電車の時刻表の恐ろしさは身に染みているので多少の出費はは目をつむる。その甲斐あって何とか電車の出発に間に合った。

2011年12月28日 (水)

啜磨専科

子安で乗った京急本線各駅停車を神奈川新町で特快に乗り換え上大岡へ。駅から徒歩10分、今月13日にオープンした『G麺7』の2号店になる『啜磨専科(すすりませんか)』へ。こちらも夜17時からの営業。小さな店舗。店外に券売機。厨房に男の店員2人。横一列8席のカウンター、壁向かいに2人がけテーブル席1卓。先客3人後客1人。

Susurimasenka00Susurimasenka01啜磨専科 『正油らぁめん』 750円

つけ麺専門店でもラーメン注文するのはいつものこと。煮干しの香る醤油スープにストレート細麺。具は青ネギの小分け切り、ほうれん草、メンマ数本、海苔1枚、豚と鶏2種のチャーシュー。うーん値段相応の一杯といったところか。

港南中央からブルーラインに乗り帰路についた。

戦極無双

本日は仕事納め。3時には業務終了のはずが何だか仕事が収まらず、退社したのは4時を回った辺り。それでもこの時間で退社出来、明日から休みとなればラーメン店に寄る事になる。このところ完全に地ラーメン掘り起しに意識がいっているので、市内新店開拓は正直関心外になっているのだが、一応情報は頭に入れていた。

横浜線大口駅で下車。以前『tictac』に行った時に通った大口1番街商店街を通り抜け第2京浜に出る。その第2京浜沿いに今月3日にオープンした『戦極無双』なる家系店。到着時ちょうど開店準備中だった。そう、この店は17時からの営業店。出てきた店主に聞くと「どうぞ」と招かれた。この店主はかつて横浜西口にあった『戦国ラーメン』出身らしい。横に長い店内で一列12席くらい。店内隅に券売機。厨房には結局店主一人。後客ゼロ。

Sengokumusou00Sengokumusou01横浜とんこつ 戦極無双

『醤油とんこつラーメン(麺かため・味濃いめ・油多め)』 600円

筆頭基本メニューをMAXで注文。『ラーメン戦国』出身という事で悪いけどあまり期待していなかった。でもラーメンは鶉が入った壱六家系。丼は何故か吉村家直系。でもちょっとしょっぱいなぁ。ってMAX注文しといて言ってはいけないよな。

帰りは子安から京急に乗った。

2011年12月27日 (火)

久々太源

年内のお勤めもあと2日。今日も定時にあがり関内で下車。有隣堂に寄った後、寒いので味噌ラーメンが食べたくなった。『来々軒』に寄ろうと思ったが、そういえば『太源』のカレーラーメンも久々にいいかもしれないと思ってしまった。このところ行ってなかったし。早速入店。厨房には男2人。前客無し後客1人。口頭で注文。厨房の親父、煙草吸いやがった。何で久々の入店になったかようやく思い出した。

Taigen00Taigen01ラーメン&カレー 太源 『カレーラーメン』 890円

名物カレーラーメンを注文。味は完全にカレーうどんと同じ。麺が違うだけ。でもこういうのがB級感があっていいのかも知れない。体は温まって良かった。しかし値段が難だ。

2011年12月26日 (月)

哲麺醤油

年内のお勤めもあと3日。定時にあがり関内で下車。銀行に寄った後、寒いので温かいものを軽く食べて温まろうと『二十一代目 哲麺』へ。食券機で券を購入し厨房にいる一人の男に渡した。前後客ゼロ。

Tetumen2103二十一代目 哲麺 『醤油(粉おとし)』 500円

基本の醤油を粉落としで注文。マー油が入った博多豚骨スタイル。香ばしくて美味しい。良心的な値段と安定感のある味。末永くこの地で営業していて欲しいが客入りが心配だ。

2011年12月24日 (土)

平塚地麺

神奈川県地麺掘り起し第2弾。舞台は平塚。地下鉄で戸塚に出て東海道線に乗り到着。西口改札から徒歩2分ほど。昭和23年創業『老郷(らおしゃん)』本店に到着。そう、本日は神奈川県一の奇麺といわれる「平塚湯麺」の掘り起し。約4年半ぶりの再訪となる。コの字型カウンター24席。客層は年配客が多く常に7割が常に埋まっている。

Raosyanhonten00Raosyanhonten01老郷 本店 『湯麺』 550円

もちろん湯麺を注文。でも他の2つのメニュー、みそ麺と餃子も気になるなぁ。それにしても奇妙な一杯。改めて食べてみると単に酸っぱいだけではない。豚骨出汁の美味しい。しかし誘惑に負けて卓上から特製辣油を投入。一気に胡麻の風味が主体の味になる。玉ねぎ薬味の食感も絶妙。普段なら嫌いなわかめもこれに限っては全然OK。きっといいわかめを使っているのだろう。また再訪したいものだ。満足。

続いて商店街沿いに駅中央口へ向かう。商店街を抜ける直前の路地を曲がり『大黒庵』本店へ到着。こちらも4年半ぶりの再訪だ。早速暖簾を割る。4人がけテーブル席6卓程度。厨房は奥にあり店主と男の店員1人、接客のおばさん店員と女店員。先客10人後客6人。口頭で注文。

Daikokuanhonten00Daikokuanhonten02大黒庵 本店

『塩ラーメン』 660円 +『玉子』50円=710円

季節がら店側は新メニューの味噌を推していたが、石神本で紹介されて以降塩が人気という事で塩を注文してみた。いかにも塩といった感じの澄んだスープはシジミから摂った出汁を使っているという。確かに他の魚介塩とは味わいが違う。そして低加水でゴワゴワの自家製ちぢれ中細麺は食感がいい。具は青菜、メンマ数本、ナルト1枚、チャーシュー1枚。オプションの玉子は半分で切られた状態で黄身は半熟。ボリュームもたっぷり。やや味が弱い気もしたが満足。

帰りは横浜により外付けHDとクリスマスケーキを買って帰宅した。

2011年12月23日 (金)

達磨大使

群馬県筆頭のラーメン店は何故か博多豚骨系の『だるま大使』という店。本店は夜6時から営業なので、2号店に行ってみる事にした。2号店なら昼営業を行っているらしい。高崎に出てすぐ上越線に乗り換え次の高崎問屋町で下車。駅東口の階段を下りてすぐのビル1階にだるまにマグマ大使のコスプレをさせたものが飾られていた。駅から近くて助かる。早速暖簾を割る。豚骨臭はしない。入口に券売機。厨房には男の店員2人。L字型カウンター12席。先客1人後客5人。

Darumataishi200Darumataishi201だるま大使 2号店『だるまラーメン』 700円

筆頭メニューを注文。特に麺のかたさの好みは聞かれなかった。店員の麺さばきが素晴らしかったのは記憶に残っている。濃厚な豚骨スープに極細ストレート麺。具は青ネギの小分け切りときくらげの細切り、トロンと柔らかいチャーシュー1枚。黄身が双子でだるまを模した茹で玉子半個。口当たりは濃厚な豚骨に満足したが味が薄い気がしたのが正直なところ。

再び高崎駅に戻り駅周辺を散歩。高崎には幼少のころ住んでいた事があったので、おぼろげな記憶を頼りに駅前を散策。見事に覚えていなかったがスズランは覚えていた。昔ながらの百貨店がまだあった事に驚いた。思い出に来年の手帳を買った。夕方5時くらいになったのでまた駅に戻り、今度は信越線に乗り2駅、群馬八幡駅で下車。徒歩15分くらいで『だるま大使』本店到着。開店予定時刻20分以上前についてしまった。寒さが身に染みる。車で来た客も寒がって車から出て並び始めたのは開店10分前頃から。定刻に開店したので入店。男の店員4人女店員1人。厨房前に一列のカウンター8席。2人がけテーブル席2卓。4人がけテーブル席4卓、8人がけテーブル席1卓。口頭で注文。

Darumataishi00Darumataishi01だるま大使 本店 『だるま(ハリガネ)』 700円

筆頭基本メニューを麺ハリガネで注文。明らかに2号店とは違う。こちらはしっかりと旨味を感じる。もちろん濃厚な豚骨のコク。極細麺。具は青ネギの小分け切り、メンマ数本、双子の黄身の玉子、チャーシュー1枚。噂にたがわぬ見事な豚骨ラーメンだった。

帰りは高崎から新幹線で東京に戻った。

藤岡地麺

P1070617三連休初日を利用して関東地ラーメン探訪へ。本日の目的地は関東地方で唯一未訪のままになっていた群馬県だ。群馬県で唯一と言っていいくらいご当地として知られるラーメンは「藤岡ラーメン」だ。しかしこの藤岡ラーメン、色々調べたが情報が乏しい。元々は国内でも有数の小麦の生産地だったという特徴を生かして90年代に起こった町おこしブームにのりラーメンを取り上げた事がきっかけで名が知られたらしい。ところが盛り上がらず名前だけ残っているというのが実際のところのようだ。「藤岡ラーメン」としての個性というか、共通項が見当たらない。個々の店が独自のラーメンを出している。それを「藤岡で食べることが出来るラーメンが藤岡ラーメン」と開き直りとも取れるような事を言われてもね。この為我は食指が動かず保留していた。それに店が駅から遠い場所に点在しているので二の足を踏んていた。でも百聞は一見にしかず。この連休を利用して真偽を確かめる事にした。

8時に家を出た。まず新宿湘南ラインで横浜から池袋に移動し、東武東上線急行に乗り終点の小川町で下車、八高線に乗り換えた。群馬藤岡駅に到着出来たのは11時半。3時間半かかった。駅前に市営のミニバスが止まっていたのでそれに乗る。市役所の方まで行ってくれるようだ。一律100円。10分ほどバスに揺られ市役所からひとつ先の停留所で下車。そこから工場と田畑ばかりの北関東らしい風景の中を更に20分ほど進み、更に住宅街の路地を大きく回り込んでようやく最初の目的店『宮口軒』に到着。ipadマップ大活躍だった。たいがいのサイトやラーメン本に藤岡ラーメンとして筆頭に名前があがっていたこの店。色使い以外は普通の民家っぽい。店前には広めの駐車スペースがある。早速暖簾を割る。中は結構広い。厨房には親父店主1人とおばちゃんと女店員の3人。店主は屋台で11年、店を構えて20数年以上のベテラン選手とのこと。Uの字型カウンター16席と4人がけテーブル席が4,5卓。先客1人後客8人。客層は近所の人がサンダルがけで来てるような感じ。家族連れや1人客も多い。地元民に愛されているというのは判った。口頭で注文。

Miyaguchiken00Miyaguchiken01純手打羅阿麺 宮口軒 『手打羅阿麺』 500円

筆頭基本メニューを注文。さすがに手打麺。結構太目のちぢれ麺だが太さは思いっきり太さがまばら。スープはいたって普通のあっさり醤油スープ。さっぱりしたチャーシュー2枚。具は薬味ねぎ、メンマ、ワカメ、もやし、あと数々の野菜。きゅうりまで入っている。決して味は悪くないけど、ワカメときゅうりがどうも…。それにスープが平坦で味に奥行きがない。正直自分の口には合わなかった。

次の店へ向かう。良い天気なのだが風が強い。これが群馬のからっ風というやつか。寒くてもう少し厚着をして来ればよかったと後悔した。住宅街の路地を抜けるようにして約20分以上歩いてようやく2店目『みやご食堂』に到着。昭和29年創業でこの辺りでは老舗になる。この店も藤岡のラーメンとしてよく名が上がっていた。本当に小さな食堂と言った感じ。暖簾を割り入店。すると席待ち客2人が立っていたがタイミングよく前客が席を立ったので座れた。4人がけテーブル席4卓と小さなあがりに2人がけテーブル席2卓。厨房には熟年夫婦2人。店主は2代目とのこと。後客は続々で店外に待ち客も生じた。

Miyagosyokudou00Miyagosyokudou01みやご食堂 『中華そば』 500円

あぁこちらは綺麗な中華そばだ。こちらも自家製手打ち麺で中太ちぢれ。もちもちした食感が美味しい。具は薬味ねぎ、ほうれん草、海苔1枚、なると2枚、さっぱりしたもも肉チャーシュー。甘目の醤油スープ。こういう古典的なラーメンでもこういう地方の店で食べると味わい深し。なるほど藤岡ラーメンは太めの自家製手打ちちぢれ麺が特徴なのかな?でも最近では自家製麺をしない店も出来てきたと聞く。ますます藤岡ラーメンは形骸化していってしまいそうだ。

当初3店行くつもりだったがもう十分だ。それにしても寒い。駅に戻り時刻表を見ると何と13時台の高崎行の電車は無く約50分の待ち。藤岡は高崎から15分!と言いながら現実はこれだ。北関東をなめていた。

2011年12月22日 (木)

川崎轟沈

この日も会社を出たのは夜10時前。それでも3連休前日なのでどっか行きたいなぁと考えた結果、先日臨休にあった川崎の『萬楽』へリベンジする事にした。あの店なら深夜まで営業しているからだ。11時ごろ店の前に到着したらまたもやシャッターが降りていた。あぁとうとうアホーメンは再食は叶わぬまま閉店してしまったようだ。そう思わざるを得ない。寒さが身に染みる。しかたなく駅に戻る。途中で見つけた場末オーラを醸し出している店へ入店。『金太郎ラーメン』という店で後で調べたら6月ごろ出来た店らしい。入口脇に券売機。厨房には中国人のおばちゃんと若い男。L字型カウンター10席。後客の女客も中国人でおばちゃんと中国語でさかんに会話し始めたので、ここが中国かのような錯覚を起こした。でもさらに後客に日本人の男が1人来たのでちょっと安心した。

Kintarouramen00Kintarouramenkawaseki01金太郎ラーメン

『金太郎ラーメン(麺かため・油多め)』 500円

屋号を冠した筆頭メニューを注文。家系に準じた好みが設定出来たのでいつもの好みを注文。豚骨醤油スープに細かい背脂がかかっている。麺が中細ちぢれ麺でちょっと残念な感じ。でも大きめの薬味ねぎの食感がいい。そしてチャーシューも味が染みていい感じ。結局は場末ラーメンなのだが500円で充分元は取れる一杯だと思う。

2店目は商店街入口にある『天龍』銀座街店。川崎駅前を中心に5店舗を展開している。いつも繁盛しているようだったので気になっていたのだ。入店すると先客が立って席待ちしていた。でも1分程度で着席出来た。コの字型カウンター25席。厨房に男の店員3人、接客の女店員1人、レジ係の初老店員1人。店内は活気に満ち溢れている。

Tenryuu00_2Tenryuu01_3中華料理 天龍 銀座街店 『ラーメン』 480円

基本のラーメンを注文。これ以上ない場末感たっぷりの旧世代の醤油ラーメン。わかめのしょっぱさと薬味ねぎの妙な歯ごたえ。柔らかいちぢれ細麺。コクの全く感じられない醤油スープ。天下一いずま。逆にする必要はないのではと突っ込みを入れたかったが、値段が値段だからね。それにしても…。

何とか当日中に帰宅出来た。寒いや。

2011年12月21日 (水)

横浜古麺

会社帰りに地麺掘り起し、神奈川県内第1弾。我が横浜ご当地と言えば家系ラーメンだが、それ以前に存在し続けている横浜地麺は「サンマーメン」。あっさり醤油スープのラーメンにもやしを主体とした野菜が入った、片栗粉を溶いて作った餡がかかっている。東北から九州にかけてと意外と広まっている。でも発祥はこの横浜といわれている。その中でも発祥店のひとつとされる『玉泉亭(ぎょくせんてい)』本店へ向かった。新横浜で横浜線から市営地下鉄ブルーラインに乗り換え伊勢佐木長者町で下車。徒歩5分ほどで店に到着。約5年ぶりの再訪となる。自動ドアを開け入店。創業は大正7年という老舗中の老舗。現在の店主は三代目らしい。横浜駅ポルタにも支店を持つ。厨房には白髪の店主と老婆。後から出前から帰ってきた若い男の店員。2人がけテーブル席3卓、4人がけテーブル席3卓、6人がけ円卓3卓くらい。先客5人後客3人。口頭で注文。接客係の老婆が無愛想。それにここ喫煙可。老舗の中華料理店ってこういうところが難点だな。

Gyokusentei00Gyokusentei01中国料理 玉泉亭 本店

『サンマーメン』 600円

何はともあれサンマーメン。麺はもちもちした食感の中細ちぢれ麺。意外と餡のとろみが弱めでスープに溶け込んでいる感じ。それにもやしだけではなく、きくらげ、白菜、にんじん、ほうれん草等野菜豊富。豚コマも入っている。ほんのりした甘みが食欲をそそる。場末の中華料理屋が屋号を冠したラーメンメニューはだいたい肉野菜あんかけだった為、サンマーメンって苦手意識があった。でも地ラーメンだと思って食べたせいか意外と満足出来た。

2011年12月18日 (日)

中野地麺

昨日に続き都区内の地ラーメン掘り起し。9時過ぎに家を出て新宿湘南ラインで新宿に出て、中央線に乗り換え、本日の目的地中野へ到着したのは10時15分くらい。駅から徒歩3分くらい、魚介豚骨のパイオニア『青葉』中野本店へ。個人的に初めてラーメンという食べ物に感動させられた店。かつて中野に来る毎に行列に並んで食べ、その度に「うんまいなぁ!」と思っていた思い出の店。旧来のオーソドックスな醤油スープが単調に感じてしまい、魚介豚骨醤油がこれから東京の標準スタイルになるだろうと本気で思っていた。実際新店が出る度に『青葉』を踏襲した魚介豚骨スタイルばかりだったという時代が確かにあった。今や『青葉』は18店舗に展開。かつての大行列は無くなったが、着実にひとつの味を継承し続けている。ラーメンの歴史に名を残す偉大な本店に約4年半ぶりの再訪。店外に券売機有。厨房には店員2人。L字型カウンター13席。先客1人後客3人。

Aobanakanohonten00Aobanakanohonten01中華そば 青葉 中野本店

『特製中華そば』 850円

昔この店の行列に並んだ時はだいたい特製を頼んでいたのでそれに準じる。久々の青葉で味が落ちたりしていないか心配した。見た目ちょっと薄そうに見えたから。でもそれは杞憂に終わった。濃ければ良いなどという事はない。所謂『青葉』インスパイア系という店の中には濃厚な魚介もしくは豚骨濃度を売りにしていたところもあったが、そういうのは飽きる。バランスこそが重要。相変わらず美味しいスープだ。麺は中太平打ちストレート麺。具は薬味ねぎ、メンマ数本、ナルト1枚、半分に切られた味玉1個、海苔1枚、ホロホロと柔らかいロースチャーシュー3枚。文句無しの完食!

商店街でパンを買った後、駅の反対側に出て更に歩く事約2分。つけめん発祥の店『中野大勝軒』へ到着。元祖つけそば(つけ麺)の店。今やラーメンから独立した感があるが元々はラーメンの一種、地ラーメンとも言えるだろう。今の東池袋大勝軒創業者、山岸氏が従兄と立ち上げ、最初につけそばをメニューに出したのがこの店というわけだ。暖簾を割り引き戸を開け入店。厨房には意外と若い男の店員3人。店中ほどに券売機。逆L字カウンター13席はちょうど満席だった。5分くらい待ってようやく着席。

Taisyoukennakano00Taisyoukennakano01中野大勝軒

『元祖つけそば』 480円

後の東池袋大勝軒の魚介つけめんとは異なる、醤油主体のクラシカルなつけ汁。油分と辛味がピリッ麺はツルツルとした太麺。つけ汁の中には薬味ねぎ、海苔1枚、メンマ数本、細切りチャーシュー数本。スープ割してもらい温かいスープを飲んだ。歴史を感じる一杯。満足。

今日はこれにて終了。新宿から新宿湘南ラインで横浜に戻り正午過ぎに帰宅出来た。

2011年12月17日 (土)

三田地麺

P1070582品川駅に戻り京浜東北線に乗り換え1駅目、田町で下車。駅から徒歩6分程度、慶應義塾大学の下にある『ラーメン二郎』三田本店に朝9時10分くらいに到着。店前には行列が15人くらい生じていて折り返し地点を超えたすぐの行列の末尾に着く。店前の自動販売機から油抜き用の烏龍茶を購入して待っていると約30分で着席出来た。入口にプラ板食券機。厨房には話好きの店主と若い男の店員2人。変形コの字型13席。現時点でラーメン業界で最も影響力のあるのがこの『ラーメン二郎』。一昔前ならご当地として広まるはずだが、今はIT時代。情報は近隣に広がる前に都内一円、さらに関東一円に拡散。膨大なインスパイア系店も雨後の竹の子状態。『せたが屋』、『けいすけ』、『なんつっ亭』等有名店達もこぞってインスパイア店を出店。今や全国レベルで怒涛の勢いで拡散している。インパクトのある味、ボリュームが各地方に衝撃をもって迎えられ、行列が生じているという。こういう流れを見るに今後ご当地ラーメンというのは生まれてこないのではないかと考えてしまう。それに抗う意味で『ラーメン二郎』は東京の地ラーメンだと見立て地麺シリーズとして掘り起こしてみる。元々は東京背脂チャッチャ系からの発展系だからね。

Ramenjiroumitahonten00_2Ramenjiroumitahonten01_2ラーメン二郎 三田本店

『ラーメン(ニンニク入)』 600円

総本山にて基本のラーメン、ニンニク入で注文。我は所謂ジロリアンではないが、神奈川県下の暖簾分け店には一応行っているので二郎のラーメンがどんなものであるかくらいは知っているつもりになっていた。ところが自分のラーメンが提供されると「あれ?普通のを頼んだはずなのに…間違えたんじゃないの?」と疑ってしまったくらい煮豚のボリュームが強烈。味は習慣性が多分にある背脂豚骨醤油スープ。有名なカネシ醤油だ。麺は自家製の小麦の味を感じるブリブリ太麺。その上にもやしとキャベツを煮た、いわゆる野菜が覆い、強烈な肉厚の煮豚がゴロゴロ4個くらい。最近暖簾分け店とかでも普通に食べきる事が出来ていたし自信はあったのだが、久々に苦戦した。煮豚の脂肪の部分を切り取って残すという技を使い、一応食べきったが、煮豚は残してしまった。唯一無二の強烈スタイル。近頃続々出来ているインスパイア店は似て非なる別物だったという事が本店の一杯を食べて実感出来た。

店を出て道路の反対側に渡り外観写真を撮った時は本当に辛くて吐いてしまう寸前だった。自分は二郎をナメていたという事を総本店で思い知らされた形となった。本日は飲み物以外はもう何も口にしない。出来ない。

品川地麺

関東近辺とはいえ、このところ遠征が続いたので、東京都区内の地ラーメンを掘り起こす事にしてみた。大都市東京のご当地ラーメンと言えば一般的に荻窪ラーメンの名が上がるだろう。でも我にとって地ラーメンとして頭に思い浮かんだのは『イレブンフーズ』だったりする。二郎並のジャンク感と個性を持ち合わせたスタイル。我が知る限りは大田区『源流』、川崎の『マキタ』、大森の『イレブン大森』等がこのスタイルを踏襲する。残念ながらあまり広まらず、近隣の『二郎』と比較しかなりマイナーな印象は否めない。取材拒否が原因なのかも知れない。だからこそ地ラーメンという感じがする。総本山『イレブンフーズ』は4年半以上前に1度行ったきりなので改めて掘り起しを行う事にした。朝7時前には家を出て京浜東北線で品川に出て京急各駅停車に乗り換え新馬場へ到着したのは8時ちょうどくらい。青空が広がる良い天気。徒歩8分ほどで店に到着。この店は朝8時から、土曜日は昼1時半で閉店という志田系みたいな営業時間。日祝休み。奇妙な屋号の由来は、旧名『みよし』を数字に分解し合計したという。3+4+4=11(イレブン)。店前に活気が無かったので、もしかしたら臨休か?と思ったが無事営業中の札を発見。早速入店。厨房には初老の店主ひとり。店内には既に先客4人。「いらっしゃい」と言われたので口頭で注文。自分から先に注文してはならない決まりがあるらしい。こういう独自ルールがあるのも地ラーメンらしさを感じる。また後客が来た場合、その客の分と合わせて作るので最初に注文した客は麺やわやわになると聞いていたのでひやひやしながら店主の調理を見守っていたが、我のラーメンを作っている時に幸運にも来客は無かった。我ひとりの製作ロットになった為標準の味が味わえる事になった。我のラーメンが提供された後、来客4人。

Elevenfoods00Elevenfoods01イレブンフーズ 『ラーメン』 750円

基本のラーメン、並を注文。特徴のひとつ、プラスチック製丼で登場。スープは何味とかは分類不可能。イレブンフーズ味。強いて言えば野菜豚骨生姜醤油?麺はツルツルした食感の平打ち中太ストレート麺。具はざっくり大粒の角切り玉ねぎ、ワカメ、きくらげ、海苔1枚。二郎並に大きな脂身多めの煮豚2個。わかめ、そしてきくらげの食感はイレブンラーメンを食べてる実感を盛り上げてくれる。さらに玉ねぎのえぐみが目立ち、いかにも薬味って感じ。煮豚はもちろん柔らかくて美味しい。スープの味をより知ろうと思い飲んでいるうちに完食。醤油ラーメンが基本の東京の地で何がどうなったらこんな奇妙なラーメンが出来るのだろうか?興味が尽きない。丼を下げお金をセルフで払うのも独特だ。店の外観写真を撮ろうとしたら逆光で手こずった。

2011年12月16日 (金)

川崎頓挫

おとといの『天華』の「コショーそば」に並び、我の中で奇妙な存在として記憶に残っているメニューが川崎『萬楽』の「アホーメン」だ。それを求め会社帰り東神奈川から京浜東北線に乗り川崎へ到着。駅から徒歩10分ほど歩き『萬楽』に到着したのだが、何とシャッターが降りているではないか!特に貼り紙も貼られていない。定休は火曜だったはず。いったい何があったのか!あまりに想定外の出来事だったので、代替の店は単純に新店にしてしまった。以前『番家』という店があった場所に今月13日オープンした二郎系の店『スタミナラーメンTORIKO』だ。早速入店。厨房には男の店員2人と女の店員1人。厨房前に一列のカウンター6席、2人がけテーブル席1卓、4人がけテーブル席2卓、6人がけテーブル席1卓。先客13人後客は続々。結果的に言うと注文してから30分くらい待たされた。とにかく回転が悪い。悪いには理由がある。まず異臭がした。煙草だ。奥のテーブル席にガラの悪い男共数名がビール片手にプカプカやっている。更に餃子なんかも出している。飲み客相手の店だ。場所がらしょうがないとは思うが、ならばメニューに二郎系ラーメンを出すべきではない。ただでさえ時間がかかるのに。まず煙草の時点でアウト。よっぽど店を出てしまおうかと思った。

Sutaminaramentoriko00Sutaminaramentoriko01スタミナらーめん TORIKO

『ガッツリスタミナ麺(全部のせ)』 650円

筆頭スタミナラーメン、料金も一緒だったので全部のせというものを注文。味は二郎でもやっぱりレベルは低い。更に麺が中太麺使用。二郎系からすれば細麺といっていいレベル。開店直後というハンデを付けたとしても味、手際共評価出来ない。

まさか『萬楽』にフラれるとは…。しばらくしてからの出直しとしよう。

2011年12月14日 (水)

胡椒蕎麦

久々、本当に久々に18時頃に退社出来た。この機会を利用して品川駅近くにある『天華』へ約4年半ぶりの再訪する事を試みた。1店のみのオリジナルメニューで正確には地ラーメンではないのだが、強烈なインパクトと風格をもつ一杯「名物コショーそば」を再び味わいたくなったのだ。しかしながらこの店、土日祝定休、昼は2時間、夜は19時半前までの約2時間半の営業という異常な敷居の高さを持つ。町田から品川まで約1時間で辿り着けるのか?新横浜から品川まで新幹線を使うなんて馬鹿な事も頭をよぎったが、さすがにそれは止めておいた。長津田から田園都市線急行で渋谷に出てから山手線に乗り換え品川へという無謀なルート。品川到着は19時10分過ぎ。早足で港南口に出る。きらびやかで未来的なデザインの駅出口と対照的な、駅前の飲み屋街の細い路地。その中に『天華』の看板を発見!間に合った!早速暖簾を割り入店!…すると直前に女将が店から出てきた。入れ違いに我は入店。女将は暖簾を仕舞う為に出てきたのだ。我は間一髪、あと1秒でもタイミングが遅かったなら遥かな旅路が全くの無駄になっていただろう。本当に危なかった。厨房には店主老夫婦2人。厨房前に一列のカウンター9席。先客5人。『天華』本日のラストオーダーを我が口頭で行った。

Tenka00Tenkacosyou01天華 『名物コショーそば』 800円

5年前から50円値上がりしていた。名前も見た目も強烈なインパクト。比類なき奇怪な一杯だ。味の薄いタンメンに片栗粉で作った餡がかかってその上に豪快にコショーがかかっている。麺は柔らかめのちぢれ中細麺。具は白菜、豚バラ、モヤシ、菜っ葉、タケノコ等。最初味が薄いなぁと思ったが、やっぱり後半胡椒の味になってきた。胡椒の味を味わうってなかなかないからなぁ。老夫婦も年が年だし貴重な一杯だと思う。再訪出来て良かった。

2011年12月11日 (日)

八王地麺

P1070549昨日の埼玉に続き、関東圏地麺シリーズ掘り起し第2弾。9時過ぎに家を出て横浜線に乗り終点八王子へ到着したのは10時40分くらい。バスに乗り約20分。約5年ぶりの再訪となる八王子ラーメンの代表店『みんみんラーメン』へ。やっぱり実際に来てみると5年前の事がうっすら思い出されて来るものだ。あの時は雨の中店を探したが、今日は快晴。店前に行列は無し。これはいいぞと暖簾を割り入店。厨房には若い男の店員とおばちゃん店員の2人のみ。後からもう一人男の店員が出勤してきた。厨房前に一列6席のカウンター席。奥に座敷があり4人座テーブル4卓。先客15人くらいだったかな。後客はどんどん来て数えるのは止めた。店の外に待ち客が現れるほどだった。解放感と懐かしさを合わせもつ店だ。口頭で注文。注文後15分以上待たされる事となった。

Minminramen00Minminramen01みんみんラーメン 『ラーメン(並)』 480円

基本メニューを初注文。八王子ラーメンの定義は①醤油ベースのタレ②スープ表面が油で覆われている③薬味が刻み玉ねぎ の3つらしい。その全てを満たしている定冠詞付の八王子ラーメンだ。色は濃いけど味付けはあっさりした醤油スープ。麺はもちっとした食感の中細ストレート。具は玉ねぎの刻み、メンマ数本、小さな海苔1枚、さっぱりもも肉チャーシュー2枚。食べてると懐かしさと安心感が何故かこみ上げてくる。美味しい。でも思ったより味が薄い。後半卓上の白胡椒を少々投入し味を調えた。八王子ラーメン、堪能した。

駅に戻るバスに乗ったが浅川を超える橋の手前の停留所で下車。普通の住宅が立ち並ぶ路地裏を抜け歩く事10分ほど。八王子の老舗『南京ラーメン星の家』に辿り着いた。『みんみんラーメン』と意外と近いんだな。5年前の訪問時は別々の日に訪問したので気が付かなかった。暖簾に別の店の屋号が書かれていたので戸惑ったがここで間違いないだろう。暖簾を割り入店。店前は静かだったのに店の中は大繁盛していて活気に満ちていた。厨房には女性ばかり4人の店員。カウンター前に一列のカウンター6席と入口近くに4人がけテーブル席と8人がけテーブル席が各1卓づつ。店は真ん中にトイレと思しき部屋で二分されていて、向こう側もほぼ同じ構造で席があるようだ。つまり客席数は多い。口頭で注文。

Hoshinoya00Hoshinoya01南京ラーメン総本店 星の家

『南京ラーメン(並)』 600円

筆頭基本メニューを注文。一緒に領収書というには簡素すぎる紙切れが付いてきた。茶褐色の醤油スープは先の『みんみん』に比較すると味が濃い。牛テールや貝柱などを使用しているという。麺はふにゃふにゃの中太ちぢれ麺。相変わらず麺柔らかめポリシーは健在。具はスライス玉ねぎ、メンマ数本、ナルト1枚、海苔1枚、薄く柔らかいチャーシュー1枚。本来この店は南京ラーメンであって八王子ラーメンではないのだが、先の八王子ラーメンの条件は満たしているので八王子ラーメンと分類していいだろう。店の雰囲気が懐かしいのでラーメンまで美味しく感じてしまう。でもフニャフニャ麺はどうにもこうにもだ。料金を払って店を出た。

浅川を超え歩いて駅まで戻る事にした。しかしその途中でもう一店。かつて町田の外れにあったラーメンマニアの店『勇次』。我は夜限定の『オードリー』まではるばる行っているので思い出深い店だ。そんな『勇次』が2年前閉店、しかし店主が八王子で新たに煮干しラーメンをメインに据えた店を始めたと聞いていたので気になっていたのだ。駅からだと徒歩13分くらいの路地裏に店を発見。屋号は『煮干鰮らーめん 圓(えん)』という。店前に4人待ち状態。5分ほど待って入店出来た。入口に券売機。しかし7席の変形J型カウンターは満席。8分ほど待って着席。今度は普通のラーメン店のように客前でラーメンを作るようになったんだなぁ。

Niboshiiwashiramenen00Niboshiiwashiramenen01煮干鰮らーめん 圓 『煮干らーめん』 700円

筆頭メニューを注文してみる。他に塩、昔ながらのらーめん等があった。手際よく出されたラーメンは美しい顔をした一杯だった。煮干らーめんと言っても津軽ラーメンのように魚粉はほとんど浮いていない。薄口醤油と鶏油の色が出ているスープ。でも煮干の味わいを強く感じる。名前に偽りない。麺は四角い中太ストレート。かためのアルデンデ状態。具は薬味ねぎ、メンマ数本、味玉半個、脂身の多いチャーシュー2枚。このスープが芳醇で実に美味しい。そして麺のシコシコ感も。クラシカルな旧世代ラーメンを食べた直後だったから余計にそれを感じたのかもしれない。大満足で本日3杯目にしてスープ飲み干し完食!

ダイソーで買い物した後駅に戻り横浜線快速で帰路についた。

2011年12月10日 (土)

埼玉地麺

P1070518今週末から年末年始にかけて関東一円の地ラーメンを地麺シリーズとして掘り起こす試みを開始する。まずは埼玉。10時19分発の新宿湘南ラインに乗り池袋に出た後、東武東上線に乗り換え上福岡駅で下車。このふじみ野市周辺には「きんぴらラーメン」なる地ラーメンが存在するらしいという情報を得た。埼玉入間は全国でも有数のごぼうの生産地であり、この周辺はごぼうの集積地だったとの事。このごぼうを使って町おこしという事になって考案されたのが「きんぴらラーメン」というわけだ。しかしそれも今や昔の話。結局はあまり定着せず町おこしムードも下火になり、地元の幾つかの中華料理店のメニューの片隅に残っているというのが現状のようだ。そんな「きんぴらラーメン」をメニューに残す店が、駅から徒歩2分くらいの所にある『黄河菜館』だ。ここはラーメン店ではなく純然たる中華料理店。昔ながらの町の中華屋といった店構え。暖簾を割ると、これまた赤を基調としたオーソドックスな内装。狭い店なのに厨房には年配の男3人女2人もいる。赤いテーブルのカウンター6席と4人がけテーブル席3卓。前後客ゼロ。「キンピララーメン」はメニューの麺類欄の下から2番目に書かれていた。口頭で注文。

Kougasaikann00Kougasaikann01中華料理 黄河菜館 『キンピララーメン』 500円

あっさり醤油ベースのラーメンの上に入間産のごぼうを使ったきんぴらがのっている。麺はもちもちした食感の中太ちぢれ麺。具はメインのきんぴらごぼうの他に薬味ねぎとほうれん草。きんぴらの味付けがスープに溶け込み意外といけるし、胡麻の香ばしさも食欲をそそる、なかなか美味しい一杯だった。だが町おこしの起爆剤としては確かに地味過ぎる。年寄りくさい。

今度は上福岡から朝霞台まで東武線で移動し、北朝霞駅から武蔵野線に乗り変え1駅、西浦和駅で下車。埼玉地ラーメンのひとつ「豆腐ラーメン」。駅から徒歩10分くらい。その考案者が店主を務める『トーフラーメン幸楊』。約5年ぶりの再訪だ。暖簾を割り入店すると活気があって驚いた。前訪問した時の印象は暗かったのでギャップがあったのだ。厨房には男女各2人ずつ計4人。厨房前に一列のカウンター6席と4人がけテーブル席2卓。先客8人後客8人。口頭で注文。

Tofuramenkouyou00_2Tofuramenkouyou01_2トーフラーメン 幸楊

『トーフラーメン』 600円

普通の醤油ラーメンに麻婆豆腐をかけただけに見えるかも知れないが微妙に違う。挽肉と絹ごし豆腐がふんだんに入った餡に辣油だけで味付けしている。豆板醤の類は入っていない。他に薬味ねぎと鶉。値段のわりにボリュームがある。麺を持ち上げる時に餡と共に挽肉も持ち上がるので重いが美味しかった。

西浦和駅に戻って武蔵野線で南浦和で京浜東北線に乗り換えて北浦和で下車。駅から徒歩2分くらい。『娘々』北浦和店だ。埼玉を代表する地ラーメン「スタミナラーメン」を再確認する為、約5年ぶりの再訪だ。行列店のイメージがあったのだが店前に列は無し。これはラッキーと入店すると「今満席だから」と5分ほど足止め。厨房には男の店員4人とおばちゃん店員2人。厨房側に一列6席、壁側に一列12席のカウンター席。口頭で注文。

Nyannayankitaurawa00Nyannayankitaurawa01餃子&ラーメン 娘々 北浦和店 『スタミナラーメン』 400円

一般的な醤油ラーメンに柔らかめに茹でられた中細ちぢれ麺が浮かぶ。その上に薬味ねぎ、 豚挽肉、もやし、ニラ、玉ねぎが入った餡がかかっている。ニンニクと生姜で味付け。結構酸味があり意外とニラの味が目立っていた。学生がおやつ感覚で食べるのが主目的のジャンク感溢れる一杯だった。

駅前のパン屋でパンを買って京浜東北線に乗り帰路についた。

2011年12月 4日 (日)

辛子味噌

静岡遠征翌日。さすがにハードだったのか疲れて昼過ぎまで家でグダグダと過ごし2時頃に家を出た。食料と生活雑貨を買う為横浜橋商店街へ向かった。そんなわけで再訪するつもりはなかった『けん』へ。遠征翌日は我がご当地の家系を食べておきたかった。先客2人後客2人。

Ramenken02ラーメン屋 けん

『ネギラーメン(辛子味噌・麺かため・油多め)』 700円

葱プラスの辛子味噌味を選択。このあたりは『せんだい』と変わらない。考えればこの店の『せんだい』時代は短かったなぁ。ラーメンはその時と変わらぬ美味さ。満足した。

2011年12月 3日 (土)

遠州地麺

ここまでで本日4店訪問5杯を食し胃袋の方も限界状態。しかし静岡食べ歩きはまだまだ終わらない。駅に戻って東海道線に乗り浜松へ移動する。約80分ほど電車に揺られた。運よく座る事が出来たので深い眠りにつく事が出来、その間に腹はこなれて復活する事が出来た。浜松にやって来たのは静岡のもうひとつの地ラーメン『遠州系ラーメン』と出会う為だ。それは養豚業が盛んだった静岡県西部に広まった豚ガラが強く出たスープが特徴のラーメンの事。まずはこの遠州系の原点と言われる創業昭和32年という老舗『みやひろ支店』を目指す。浜松駅北口の丸いロータリーのバスターミナルからバスに乗り約10分ちょっと。犀ケ崖とういバス停で下車するとすぐの所に店を発見した。こじんまりとしているが年月の積み重ねを感じる店構え。見知らぬ土地で地元民しか行かないような中華そば屋に入って食す。これぞご当地ラーメン食べ歩きの醍醐味だ。早速暖簾を割る。入口右脇に厨房への小窓が開いているのでそこで口頭で注文。初老の夫婦が切り盛りしているようだ。4人がけテーブル席3卓。6人がけテーブル席1卓。先客2人後客2人。

Miyahiroshiten00Miyahiroshiten01中華そば みやひろ 支店

『中華そば』 600円

基本メニューを注文。やや油多めの茶褐色の醤油スープ。麺はかためにゆでられたちぢれ細麺。薬味ねぎ、もやし、メンマ数本、かまぼこ1枚、海苔1枚、チャーシュー3枚。見た目はスタンダードな中華そば。でもコクが確かに違う。東京中華そばと和歌山中華そばの中間といったところかな。遠州系かぁ。なるほどねぇ、満足した。

しかし『みやひろ』の支店と言うなら本店がやっぱり気になる。バスで再び駅に戻り浜松駅前の繁華街に本店があるというのでせっかくだから行ってみる事にした。今では本店と支店は何も関係がないらしい。店構えはごく普通の町のラーメン店。暖簾を割る。比較的広い店内。厨房は奥にあり見えない。4人がけテーブル席4卓と9人がけテーブル席2卓。先客3人後客ゼロ。オイオイ店の真ん中にタバコの自動販売機が設置してあるよ…。当然各テーブルには灰皿設置。前客も煙草をプカプカ吸っていた。そんな店なので期待値はドン底。後悔した。

Miyahirohonten00Miyahirohonten01中華そば みやひろ 本店 『中華そば』 490円

筆頭基本の中華そばを注文。いたって普通の醤油スープ。コクもそれほど感じない。ちぢれ細麺、具は薬味ねぎ、メンマ数本、海苔1枚、チャーシュー2枚。支店とは似ても似つかぬラーメンだった。と言うより評価以前の問題。煙草の臭いが我慢できないので残して店を出た。

帰りは偶然新幹線ひかりに乗れ自由席にも座れたので、ゆっくり眠りつつ午後6時過ぎには帰宅出来た。

溶味噌麺

藤枝から静岡へ戻る。静岡地ラーメンを調べている時に発見した独特のスタイルを持つ味噌ラーメンがここ静岡にあるからだ。静岡駅から徒歩15分くらいの路地裏にある薄汚れたテント屋根の店『川しん』常磐町店へ訪問。厨房には親父店主が一人。厨房周りにL字型カウンター8席、上がり4人座りテーブル1卓。先客5人後客2人。口頭で注文。

Kawashin00Kawashin01ラーメン 川しん 常盤町店 『みそラーメン』 800円

洗面器のように大きく底の浅い丼で登場。赤湯『龍上海』にも見かけ似ているが、あちらは辛さを調整する為でちゃんとスープは味噌味。でもこちらは最初から味噌ダレが溶かされていない状態で提供される。まず溶かさない状態でスープを飲んでみたがほとんど味のしない豚ガラスープだった。新潟巻町割スープ付味噌ラーメンの逆で、味噌を溶かして自分好みの味を探りながら食べるというものだ。更に麺は博多ラーメン並の極細ストレートを使用している。味噌に極細ストレート麺って違和感がありすぎる。具は薬味ねぎ、炒めもやし、細切りチャーシュー、そして胡麻が最初からかかっている。完全に札幌味噌とは異なる一杯。客に出来るだけ早く提供する為に生み出されたものらしい。自分で味を調整するというのは難しく、薄すぎたり濃すぎたりする部分がバラバラに出来てしまう。美味しく食べるには何回か訪問してちょうど良い混ぜ方を作り上げていく必要がありそうだ。静岡溶き味噌系か。知られざる地ラーメンと出会えた喜びを味わう事が出来た。

藤枝地麺

Fujieda00_2徳島遠征から1か月経った。あれから地方遠征の関心は冷めるどころか高まる一方。名の通ったご当地は一通り行けたので、次は知られざるご当地ラーメン、地ラーメンへの訪問となる。元々我はマイナーな方に惹かれる性質なのでこういうのを調べるのはとても楽しかった。次から次へ見知らぬ地ラーメンを発見した。その中でラーメン不毛の地と思っていた隣県静岡県にとんでもない地ラーメンを発見してしまった。それは藤枝市志太地区に存在する通称「志太系」と言われる地ラーメンだ。特徴は、①鰹出汁ベースのあっさり醤油味、②麺は平打ちストレート、③具はサッパリもも肉チャーシュー、④「温かいの」と「冷たいの」があり、⑤早朝から営業し昼過ぎには閉店する営業時間。かつて魚市場やお茶の取引で早朝働く人達の為に提供されたのが始まりらしい。そんなわけで早朝家を出て新横浜から新幹線に乗り静岡で下車、東海道線に乗り換えて藤枝に到着したのは8時20分頃。昨夜から降り続いている雨は今日1日降るとの予報。志太地区は駅から遠い。レンタサイクルを借りる事も出来るがこの雨では無理だ。持参した傘を差し歩を進めた。20分くらいで大きな和風の店舗を発見。志田系代表格、大正8年創業の老舗『マルナカ』だ。日祝定休、更に第2第4土曜日定休というハードルの高さ。この店の為に本当は秋晴れの先週末行くはずだった静岡遠征を1週ずらし、結果今雨にさらされているのだ。朝9時だというのにおじちゃん、おばちゃん、家族連れ、大勢来ている。我の人生経験の中で朝食を外食するという発想がないので奇妙な光景に映ったが、こちらでは当たり前なのだ。地元民に支持された、まぎれもない地ラーメンだというのが良く判る光景だった。入口に券売機。厨房は仕切りの奥でよく見えないがおばちゃんが5人くらいいた。4人がけテーブル席4卓に座敷に4人がけテーブルが3卓。我は待たずに座れたが、後の集団客から席待ちになっていた。

Marunaka00Marunaka01Marunaka02Marunaka03マルナカ

『中華そば』 450円+『冷やし』 550円=1000円

志田系を知る為に「あたたかいの」と「冷たいの」を両方同時注文。こちらでは両方頼む人も結構ポピュラーなのだそうだ。まずは温かい中華そばから。鰹出汁がじんわり効いた蕎麦つゆっぽいスープで、ラーメンとしては若干味濃いめ。でもくどさはない。麺は自家製の中太平打ちストレート。喉越しが良く食べやすい。具は青ネギの小分け切りとメンマ数本、海苔1枚、サッパリしたもも肉チャーシュー4枚。で冷やしの方は同じく鰹出しの効いた蕎麦つゆっぽいスープなのだが甘さが強くでている。まるで冷麦感覚。海苔の上に紅ショウガとわさびが添えられている。どちらも和風テイストでさっぱり食べやすく、朝食べるのには適したようになっているんだなぁ。美味しかった。大満足。

さらに志田系でもう一軒。更に内陸に歩を進めて茶町へ入る。丸い郵便ポストとか石製のごみ箱とか昔ながらの景色を残す古い町だ。駅からだとかなりの距離になるので、戻る事を考えると結構キツイかもしれない。ようやく辿り着いた店『森下そば店』。元は建設会社の社長をしていたが、自作ラーメン作りの趣味が高じてラーメン店店主に鞍替えしたという。何と外で4人待っていた。全然前客が出てこなくて15分ちょっと待たされた。中に入ると厨房前に1列のカウンター4席と座敷に4人卓が3卓。厨房では店主が一人悪戦苦闘していた。口頭で注文。注文から更に15分待たされた。後客も続々来店。

Morishitasobaten00Morishitasobaten01森下そば店 『塩ラーメン』 500円

通常のラーメンでは『マルナカ』と一緒だろうと思い塩を注文。他の客も塩の注文が多かった。こちらはスタンダードなしょっぱい塩スープ。麺は『マルナカ』と比べたらやや細めの平打ちストレート麺。具は青ネギの小分け切り、薬味ねぎ、メンマ数本、海苔1枚、もも肉チャーシュー3枚。『マルナカ』が非常に食べやすかったので、こちらの塩スープのしょっぱさが目立って朝ラーメンとしてはちょっとキツイのではと思ってしまった。

店を出ると雨はやや小降りになっていたが40分以上かけひたすら駅まで戻ってきたので汗まみれになってしまった。いい運動にはなったと思う。3店目は駅北口からちょっと裏道に入った場所にある。『カナキン亭』藤枝本店だ。こちらは「志田系」ではない。元々は東京神楽坂で開店したが昭和61年藤枝に移転。その後県内に支店を5店舗展開。この店のインスパイア店もあるようだから静岡県下で「カナキン系」とも呼ばれ一つの勢力になっているという。早速暖簾を割り入店。入口に券売機。厨房にはおじさん店主とおばさん店員2人。厨房周りにL字型カウンター12席と4人がけテーブル席3卓。先客1人後客2人。

Kanakintei00Kanakintei01_2カナキン亭本舗 藤枝本店 『カナキン麺』 780円

屋号を冠したメニューを注文。麺は至って普通のちぢれ細麺。具は薬味ねぎ、メンマ数本、海苔1枚、チャーシュー1枚。キムチ以外の具はあまり存在感を感じなかった。昆布と野菜、豚骨から摂ったスープは淡い味でややしょっぱさを感じる。例えるならラーメンショップのスープのしょっぱさに近い。でもキムチから出る汁の酸味が交じりジャンクな旨さが口に広がる。壁に書かれた薀蓄にも酢を入れる事を強く勧めている。自分で味を調整させるのがこの店の流儀らしい。酢をたっぷり投入。酢が合うジャンクなラーメンだった。

2011年12月 2日 (金)

和蔵満足

明日は早朝から静岡に行く予定なのでどこにも寄らず帰宅しようと思っていた。しかし師走の声を聴くようになりようやく寒くなってきたので、温かいこってりした家系ラーメンが無性に食べたくなってしまった。帰宅途中に寄れる店に限る。どこにしようか悩んだ結果、家系ではない『和蔵』にした。先客5人後客2人。

Kazukura10らーめん和蔵 関内店

『和蔵らーめん(麺かため)』 900円

満足の味、満足のボリューム。背脂の浮いた豚骨醤油。途中で魚粉など入れず最後まで美味しくいただいた。満足!

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