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2010年9月 3日 (金)

千葉地麺

地ラーメン。それはごく狭い地域のみに根付いている独特のラーメンの事だ。ご当地ラーメンと呼べるほど知名度もない、ご当地ラーメンのマイナー版といった感じの、よりマニアックな存在となる。我としてはご当地ラーメンより興味をそそられる。昨年発売された石神本で首都圏と呼ばれる東京、神奈川、埼玉、千葉の地ラーメンが紹介された。その中で我が特に興味をもったのが千葉の地ラーメンだ。今年最後の夏季休暇を利用してレンタカーを借りて夏の最後の思い出づくりとして千葉地ラーメン探訪してみることにした。

朝二度寝してしまい7時半に慌てて出発。バスに乗り遅れたので歩いて駅まで行くことのなってしまった。途中駅で定期を更新しコンビニのATMで現金を下ろし、レンタカー事務所に着いたのは8時過ぎ。手続きは何度も利用しているのでもう慣れた。ところが車の運転はそうはいかない。途中アクアラインの方に曲がれずに羽田の方まで行ってしまった。考えてみれば県外へのドライブは今回が初となる。今日も快晴で猛暑だ。猛暑日の連続が観測史上新記録であるとニュースでさかんに言っていた。そんな日にアクアラインを走るのは非常に気持ちいい。海の青と空の青に挟まれ、ただ青い空間を直線で走った。

まず最初は千葉地ラーメンの筆頭、竹岡式ラーメン発祥の店『梅乃家』だろう。昭和29年創業。チャーシューを煮た醤油をお湯で割り、麺は乾麺を使用。世に様々な種類のラーメンがあれど、これほど特異なラーメンを探すのは難しいだろう。『梅乃家』は実に4年ぶりの再訪となる。我の遠征原体験をした店であり思い出深い。完全予約制のバスに強引に乗りこんだりとかなり無茶な遠征だったなぁ。今回は車で訪問。館山自動車道富岡竹岡ICから一般道に降りるとすぐ店があった。あまりに突然に到着したので止まれず通り過ぎてしまった。戻ってきて店裏側にある駐車場に車を止めた。店前に到着したのは開店予定時刻8分前くらい。作業着を着たおっちゃん達が10人ほど既に並んでいた。開店時には後客4人ほど続いた。本当に漁村の食べ物屋といった感じで風情がある。蠅がブンブン飛んでいるのも含めて。口頭で注文。

Umenoya00Umenoya01ラーメン 梅乃家

『チャーシューメン』 700円+『薬味』 50円=750円

前回訪問時と同じメニューを注文。この店はチャーシューがウリだからね。お湯割りスープといえどしっかり味出ている。薬味(玉ネギ)の甘みもいい。麺は意外とモチモチしていた。そしてヤケかと思うほどのチャーシューの巨大な塊。もう枚数ではなく個数で数えるべき厚さだ。実に個性的な一杯だ。満足。

千葉地ラーメン2品目目は勝浦式坦々麺。通常の坦々麺とは全く異なる、勝浦で独自の発達を遂げた坦々麺だ。その元祖の店が『江ざわ』で、現在は鴨川の山奥に移転している。『梅乃家』からナビに従って約1時間で到着する事が出来た。10分ほど車内で涼んで開店を待つ。そろそろ並ぶかと車を出たところ、駐車場所に物言いが付き駐車し直した。その間にもう大人数んの行列。開店前に待っていた意味が無くなってしまった。こんな行列店だったとは思わなかった。4人がけテーブル席3卓。口頭で注文。

Ezawa00Ezawa01元祖勝浦式坦々麺 江ざわ 『坦々麺』 800円

ベースは醤油ラーメン。そこにラー油がたっぷり入って、唐辛子や玉ネギも加わったもの。それが勝浦式坦々麺だ。麺はツルツルとした食感の多加水ちぢれ中細麺。具は薬味ネギ、白髭ネギ、玉ネギ、豚肉、胡麻、見た目がかなり辛そう。でも見た目ほど激辛ではない。でもやっぱり辛い。味自体は唐辛子が主役なのでよくある激辛ラーメンと一緒だが、白髭ネギのシャキシャキ感、玉ネギの甘みがいいアクセントになっている。やっぱり我は唐辛子の直線的な辛さは得意ではないな。

さて次は本日のハイライト、最大の難所、アリランラーメンの『八平(はちへい)』へ向かう。長生郡長南町という正に千葉の山奥にあり、車でなければ辿り着く事は不可能。今回のドライブはこの店の為だったと言っても言い過ぎではない。注文の仕方も独特で勝手に注文するのは禁止等石神本には難易度高めの事がずらずらと書かれていた。とりあえずナビに従うしかないが住所でも電話番号でも登録したがデータがなく付近を設定して行くしかない。到着予定時刻は午後2時とある。約2時間もかかるのか。とりあえずナビの指示通りに車を走らせるのみ。もう昼なお暗い山道とかをこれでもかというほど運転するハメになったので、ドライブテクニックとしてはレベルが上がったかな。順調に進んだので約90分くらいで付近に到着。しかし見渡す限り田んぼと農家しかない。間違えて農家に入る道に入ってしまい、バックして脱出したりとハプニングもあった。そういえば山内ダムに向かう途中にあると事前調査した時書いてあった記憶があるぞと思い、山内ダムへ向かう道を上った。するとその上りはじめのところに白地に赤文字で「らーめん」と書かれた看板を発見!ここだ!そうに違いないと横道に逸れると石神本でイラスト化されていた峠の茶屋のような民家を発見!ここだ!とうとう辿り着けた。逸る気持ちを抑えつつ急いで入口へと向かう。正に峠の茶屋だなぁ。蜂の巣もある。入口に厨房があり、老婆と女店員の2人がいる。2人がけテーブル席1卓と8人がけテーブル席1卓。座敷には8人がけテーブル席が3卓あった。先客4人。勝手に注文するなとの前知識があったので待っていたら、何と後客2人が先に注文しやがった。

Hachheii00Hachheii01 アリランラーメン 八平

『アリランラーメン(中)』 650円

アリランラーメンとは「アリラン峠を越えられる体力がつく」スタミナラーメンといった意味があるらしい。房総半島を朝鮮半島に見立てると大体同じ位置にあるのがアリラン峠であることからこの名前がついたというのがネットで調べた情報だ。別情報では唐辛子に加え大粒のニンニクやニラ等韓国的な味付けをしたからという説もある。こっちの方がスマートに理解出来る。ベースは醤油スープのようだけど唐辛子が入っているので赤みがかっており味噌っぽくも見える。麺は柔らかめに茹でられた中太ストレート。具で特徴的なのはやはり粒のままのニンニクだ。それとニラ、玉ネギ、豚肉等が甘辛く味付けされていた。でも辛いラーメン連チャンはツライなぁ。『江ざわ』でもそうだったが、この『八平』も玉ネギが大活躍!その甘みが辛さを中和してくれて美味しくいただけた。

とりあえず最大の難関と思われた『八平』をクリアしたので安心した。ここまで辿り着くのにかなり疲れたので、コンビニを見つけて一休みしようと思っていたが全然見つからない。出発して15分くらいでようやくミニストップを発見。早速休憩に寄る。ソフトクリームとお茶を購入。ソフトクリームを店内で食べていると、付近の農家の人らしき人が保冷発泡スチロール持参でアイスを40個ばかり買い占めて行った。そりゃこの暑さで外で働くのはたまらんからなぁ。巷で言われていたアイス不足の理由も納得出来た。

心身も復活してきたところで本日最後の千葉地ラーメン、君津豚骨の『日吉』を目指して出発だ。君津豚骨。それは北九州に本拠を置く新日鉄が、この君津の地に工場を建設した際持ち込まれた原初の九州豚骨との事。君津に辿り着いた時は3時過ぎ。周りは団地しかない。その団地の裏の坂を下りて脇道にそれると店を発見。何だか店から活気の無さが漂っている。店前の駐車場に駐車している車がない。一応暖簾がかかっているから営業しているのだろう。意を決して入店。入口脇でお婆さんが1人おでん当番をしていた。先客ゼロ。もうただひたすらいなたい。後客もない。歴史を感じるとか風情があるとかそういう要素が我には感じられない。場末以外の何物でもない。口頭で注文。

Hiyoshi00Hiyoshi01元祖九州ラーメン 日吉 大和田店

『ラーメン』 270円

驚くべき安さ。ラーメン単体で注文しては気が引けたくらいだが、こちらは本日4杯目。とてもおでんを食べる余裕はない。出てきた一杯はビジュアルも薄い豚骨スープ。妙な豚骨臭?はする。麺はやわやわの細麺。自家製らしいが…。具は青ネギの小分け切り、きくらげの細切り、薄い脂身のみのチャーシュー、小さな海苔1枚。値段が奇跡的なのであまり言いたくはないが、地ラーメンとかではなく単に田舎の場末の九州ラーメンだとしか言いようがなかった。澱んだ店の雰囲気から逃れるようにお金を払い店を出た。

P1010993 一般道を通ってアクアラインに辿り着く。途中海ほたるに寄ってみる。我は今まで通り過ぎるばかりで寄った事がなかったから。凄い人工物だなぁとつくづく感じた。中国人観光客が多かった。お茶を買って車に戻る。無事横浜へと戻り車を返却。今回の自動車遠征は運転スキルアップのいい経験になった。

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