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2009年11月21日 (土)

燕総本家

予定の電車に乗れなかった為にしょっぱなから狂ってしまった新潟地ラーメン巡りの旅。熟考した末出した答えは「金、手段を選ばずあらゆる方法を駆使して本来の予定に追いつく」事にした。時間を取り戻せるなら安いものだ。長岡に到着するなり燕三条までの新幹線特急券840円を購入(乗車券はフリーパス使用の為無用)、たったひと駅分だけ新幹線を使用するのだ。なんというバカげた金の使い方だろう。しかし背に腹はかえられない。次の目標店は「燕三条しラーメン」筆頭『杭洲飯店』だ。最寄駅は燕三条から弥彦線に乗り換え2駅先の西燕駅。しかしこの弥彦線というのが今回の旅本来の予定で最大のネックになっていた。1時間に1本どころではなく昼時は2時間に1本しか電車が出ないような超ローカル線なのだ。こんな電車を待ってられないので今回は弥彦線は無視。燕三条に到着したらすぐタクシー乗り場に急行、禁じ手のタクシーに乗車。雨脚が強まってきたのでちょうど良かった。10分弱で店の前に到着。1520円。

おそらく新潟で最も有名なラーメン店であろう『杭洲飯店』の店の前に立つ。こここそが蒲田『潤』の系統の総本山だ。おそらく自社ビルと思しきビルの1階に店舗がある。ガラス戸を開け満を持して入店。テーブル席主体の中華料理店然とした広々とした店内。奥に座敷席もあるようだ。厨房は奥にあり暖簾で仕切られていてよく見えない。黒地に金の文字で屋号が入った板が店内に飾られている。こんな辺鄙な場所にあるのに客入りは多い。口頭で注文。

Kousyuuhanten00Kousyuuhanten01杭洲飯店 『中華そば』 750円

燕三条ラーメンは蒲田の『潤』で結構味わってきて自分の好みのラーメンだという事は判っていた。ようやくその総本山で食べられる。この店は今回の新潟遠征の必須項目店だった。丼に溢れんばかりに注がれたスープには白い背脂がかけられている。東京の背脂チャッチャ系と異なるのはこの煮干しの風味。そして玉ネギの角切りの食感。そしてそれ以上異彩を放っているのが、ラーメンの麺の枠から大きく逸脱している極太平打ち麺。これに背脂と煮干しスープがたっぷり絡んでくれる。メンマの食感も口直しにちょうどいい。チャーシューはあまり印象に残ってはいない。実に個性が突出したラーメン。新ご当地にふさわしい一杯だと思う。ようやくこの店のラーメンを食べられた。いろいろ苦労したが、その分達成出来た喜びが大きい。『杭洲飯店』クリア!だ。

さて実は問題はここからなのだ。タクシーで来たはいいけど帰りはどうするか。近くの西燕の駅で電車を待つにしても1時間近く待つ事になる。次の目的地は信越本線に乗る予定だったので、弥彦線に乗ったとしてもひとつ先の吉田で乗り換えなければならない。寒い駅のホームで1時間待つくらいなら、いっそのこと吉田駅まで歩いてしまえばいいではないか。タクシーを使ったペナルティを自分に課す意味も含め。という事で国道289号線に出てひたすら真っ直ぐ北上した。周りには障害物が何も無く田んぼが広がるばかりの国道沿いの歩道を歩くので鼻と耳が冷たい。念の為スクーター乗車時用のネックウォーマーを持ってきたのだが早速使う事になるとは思わなかった。車の往来は多いが歩いている人は皆無。時折小雨も降ってくる。そして30分ほど歩いた時に軽い絶望感を感じた。ただひたすら国道が真っ直ぐ伸びているだけで、駅どころか線路や建物が密集しているような場所すら見えてこないのだ。何度も道を間違えたかとも思ったが道路標識では方向が正しい。本当にこれで駅に着くのか?不安ながらに進むとようやく町らしきものが見えてきた。でも線路は見えない。まだかまだかと歩き続けようやく吉田駅に到着。ローカル線のひと駅分の距離をなめていた。3km以上はあった。約1時間弱歩きっ放しだった。改札を抜け次の新潟行きの電車が発車するまで20分待ち。その間に弥彦線が到着。自分の苦労が何の意味もなさなかった事を知った瞬間だった。電車待っていりゃ良かったのだ。でも結果的には当初の予定に追いついた事になった。ようやく心に安らぎを覚えた。

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