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2009年8月29日 (土)

和歌山麺

和歌浦から自転車でヒーコラ戻ってきた。最初の目的店『山為食堂』の開店時間が近づいていたからだ。店に到着した時は開店時間を5分位まわったところ。もう暖簾が出ている。店の前に自転車を置き急いで入店。もう8割方席は埋まっていた。奥のテーブル席に相席で案内された。茶色い木材の内装の町の食堂といった風情。創業56年なのだそうだ。4人がけテーブル席6卓。厨房は脇にあり見えない。接客係はいかにも関西のおばちゃんといった感じの人。でもアットホームな雰囲気で嫌な感じはしない。でも喫煙可なのがマイナスだなぁ。来客は相次ぎ我が出る頃には店外に行列が出来ていた。次の『井出商店』の客層と比較したら、明らかに地元民に支持されているのがよくわかった 口頭で注文。Yamatamesyokudou00_2

Yamatamesyokudou01 山為食堂 『中華そば』 800円

メニューをみると筆頭がうどんだった。ラーメン専門店ではないのだ。それにしても800円とはかなりの値段だ。豚骨濃度の濃いスープはドロドロで豚骨醤油スープ。でも全くくどくなくてサラッと飲めるのが有名店たる所以。麺は四角い平打ち気味の太麺でうどんのよう。かために茹でられている。具は薬味ネギ、トロチャーシュー3枚。赤い縁のかまぼこ2枚とナルト1枚が和歌山ラーメンの色彩を出している。和歌山到着後5時間経ってようやくの一杯。十分満足。完食したが丼の底には砂浜のように豚の骨髄の粉末が残っていた。

さて次こそが本命。全国に和歌山ラーメンを名を知られた和歌山の筆頭店『井出商店』だ。JR和歌山駅から徒歩8分くらいのところにある。昼ちょっと前に到着したが30人以上の行列が出来ていた。炎天下の行列待ちだ。露骨に観光客ばかりだ。並んでいる間早く屋根の下に入りたいなと思いながら並んでいた。そして独特の井出商店臭がする。豚骨臭だ。並び始めて20分、ようやく入店。L型カウンター7席と一列のカウンター5席、中央に8人がけテーブルがある。超有名店なのに新横浜ラーメン博物館以外に支店も出さず、店舗もそのままなんていい店だと思う。卓上には早寿司や玉子なんかが置いてある。口頭で注文。Idesyouten00_2

Idesyouten01和歌山中華そば専門店 井出商店

『中華そば』 600円

基本の中華そば注文。特製というのもあったがチャーシューメンのようだ。我が頭で想像する和歌山ラーメンそのものという感じ。花模様のかまぼこが象徴のようだ。『山為食堂』のすぐ後だからスープはあっさり感じられたけど。麺は柔らかめに茹でられた中細ストレート麺。具は薬味ネギ、メンマ、薄く小さなチャーシュー2枚。ブームは今は昔とはいえ和歌山ラーメンはやっぱり美味しい。青ネギがもうちょっと欲しかったが。個性的なご当地ラーメンの筆頭、とうとう本店を攻略した。

とりあえず食べ歩き前半戦終了。

Wakayama06次の店の開店時間まで間があるので、適当なところで休む事にした。というわけで和歌山城へ向かった。正直かなり疲れた。城下の無料休憩所に入る。とりあえずジュースを買って一気にゴクゴク飲んでしまった。ベンチで寝転がった。時々いい風が吹いてきていい感じだ。日向にまた出たくなくなって1時間以上休んでしまった。

ここで和歌山ラーメンの系譜の説明。昭和15年頃、市電の車庫前に出していた屋台がルーツ。○の中に漢字一文字が書かれた屋号の店が多かった。豚骨に醤油を染み込ませてから煮込んだスープ。これが元祖和歌山ラーメンの「車庫前系」と言われる系統だ。元々は『井出商店』も車庫前系だったが、ある時偶然に豚骨を煮出してしまい、骨髄やゼラチンが混ざったこってりスープになったという。これが全国的に知られる和歌山ラーメン「井出系」のはじまりだ。首都圏に進出している和歌山ラーメンの店も当然「井出系」だ。というわけで後半戦は和歌山の地元でしか味わえない和歌山ラーメンのルーツ、「車庫前系」の食べ歩きだ。

最初の店は『○京』という店。創業1958年の老舗で「車庫前系」の中でも美味しいと評判の店だ。夜営業は4時からなので本屋と近くの公園で時間を潰す。ようやく時間になったので店に行ってみる。老舗とは思えない白い壁に擦りガラスのモダンな外装。暖簾も営業中の札も出ていないので迷ったが入店してみる。中も小奇麗な感じ。給水器を途中に挟んだL字型カウンター8席と4人がけテーブル席5卓。厨房は奥にあり、なかなか若い店主夫婦と思しき男女二人。有名店のはずなのに前後客ゼロだった。Marukyou00

Marukyou01○京 中華そば 『中華そば』 600円

筆頭基本メニューを注文。見た目は井出商店と同じいわゆる和歌山ラーメンの顔をしている。でも確かに今までの2店とは違い、豚骨濃度が低くやや澄んでいる。豚骨醤油でも醤油寄りって感じ。味の基本構成も似ている。麺は中太ストレート。具は薬味ネギ、メンマ、ピンクのナルト、薄いチャーシュー4枚。『井出商店』の後だけにインパクトは正直薄かったが、美味しい中華そばだ。満足。

「車庫前系」は何故か夜営業のみの店が多く、次の店も午後5時半から営業開始なので1時間以上も間が空いてしまった。一旦和歌山駅の方に戻りコインロッカーに預けた荷物を取り出して、ロッテリアに入店。コーラのみ注文し1時間ばかり本を読んだ。そしてようやく出動。今度の店は「車庫前系」の元祖、つまり和歌山ラーメンの祖にあたる1940年屋台で創業した『○高』アロチ本店だ。アロチとは新内という地名らしい。市内にいくつか支店もあるようだ。黄色地に赤文字の派手な外装。老夫婦で経営しているらしい。あまり老舗って感じはしないなぁ。店内の照明が妙に黄色っぽいな。卓上には早寿司が置かれ、メニューにはギョーザやおでんまである。先客2人後客1人。口頭で注文。Marutakaarochi00

Marutakaarochi01本家アロチ 丸高中華そば 『中華そば』 600円

スープの濃度があっさりで中細麺も柔らかい。具は薬味ネギ、メンマ、ナルト2枚に薄いチャーシュー3枚。最初から胡椒が振られている。確かに今までのラーメンからは正直落ちる印象だが、でも昔の屋台時代のラーメンを受け継いでいる感じはした。ラーメンって本来こういうものって感じ。最初から『○京』や『井出商店』があったわけではない。この店があったから後の発展があったのだと良くわかる一杯。食べ歩きでルーツを辿れたので不満は無く、あっさりいただいた。

和歌山遠征最後の目的店は『○イ』という店に決めていた。何しろ開店が夜7時からだ。帰りのバスが7時55分受付だからちょうどいいタイミングだ。しかし『丸高』からほど近いけどまた1時間ばかり待たなくてはならない。また一度駅に戻り駅ビルの1階で土産物を買う。翌朝には家にいるわけだから早寿司をお土産に。あとは梅干しも。駅前では大選挙演説。そうか、衆議院選挙は明日だったな。時計を見ると7時15分前。ちょっと早いけど行ってみる事にした。ゆっくり自転車を飛ばしたが7時5分前。店の近くを自転車でウロウロ。女店員が暖簾を出しに出て来たので即入口へ。暖簾かけるのに手こずるな。入口の空席待ち席に座る。すぐ入店出来た。厨房には比較的若い店主。女店員は中国系のようだ。L型カウンター8席と4人がけテーブル席2卓。後客4人家族。口頭で注文。Marui00

Marui01ラーメン ○イ 『ラーメン』 780円

ここは中華そばではなくラーメンなのか。というより何だこの九条ネギの量は。普通のラーメンでこれか。我はネギ好きだからいいけどね。屋号からすると「車庫前系」っぽいけど違うな。こちらは逆に豚骨寄り。麺は中細ストレートっぽい。ネギの下にはもやしとチャーシューがあった。青ネギの食感が良いなー。最後に個性的な一杯に出会えてよかった。間隔が開いた分5杯食べたけど特に腹はキツくならなかった。

ダッシュで駅前に戻り、今日1日世話になった自転車を返却し駅の反対側に移動。帰りの高速バスの待ち合わせ場所に向かう。待ち合わせ時間よりずいぶん前に到着したがもうバスはいた。乗り込む前にコンビニでチューハイなどを買っておいた。ぐっすり寝る為だ。行きのように寝苦しくなって苦しむのは御免だ。帰りのバスは1000円アップで1ランク上のバスにしておいた。良かったよしていおいて。今度こそ爆睡してやろう。ところがバスに乗ると行きと同じバスだし、座席表もない。また運転手に聞くと「これは梅田までのシャトルバスです。それまでは自由で梅田で乗り換えとなります」との事。だからそんな事初めて知ったぞ。不親切な会社だ。梅田までだとすぐ着いてしまうという理由で店もろくにないドライブインで1時間以上の時間調整。しかたなくPSPで時間潰し。でもこういう1人で自由な空間があると眠れるんだよなぁ。ウトウトしたところでバスは梅田到着。ここでも人がごった返して次に乗るバスの指示を待っているようだ。15分くらい待たされようやく次のバスに乗り込む。今度のバスは足を置ける台と頭部を覆うフード、ブランケットまで配備してある。1000円アップでこれいいぞ。と思ったけどやっぱりすぐ隣に人が来るのか。結局満席だったようだ。今度こそは寝れる。そう思ったけど今度は空調が十分に効いていないので暑いのだ。なかなか寝付けず尻が痛い。京都で足元で邪魔だった荷物を棚に移動し、濡れタオルで体を拭く。それでも何だか寝付けない。次の浜松のドライブイン休憩後はさすがに疲れが勝りやや眠れた。今回の旅で高速バスは今後積極的に使う気がしないなーという事が正直な感想だ。横浜到着は6時半前。朝の人気の少ない横浜駅を移動し電車に乗り帰宅した。

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