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2009年7月25日 (土)

高山地麺

先週の白河・会津若松・喜多方の福島地方遠征が自分の中で好評で、早速今週も地方遠征を計画した。行き先は高山。いまいち高山ラーメンというものが自分の中ではっきりしていなかったので本場へ行って確かめたかった。今回は前回のように前日突発的に行くという無茶はぜずに、事前に水曜日特急券を手配していた。日帰り計画だ。朝6時過ぎに家を出て、いつものように近所の寺に参拝してから最寄駅へ。新横浜からのぞみに乗って名古屋に到着。そこから特急「ワイドビューひだ」に乗り換える。新幹線以外の特急に乗るなどいつ以来になるだろうか?名古屋、岐阜、美濃大田、下呂、高山と5駅目で到着予定だが、2時間半もかかる。思っていたより高山は遠かった。途中飛騨川の渓谷が見えた。雨が弱く降っている為か川面に霧が漂っていて幻想的だった。山の緑と流れの急な川だけの景色。日本の自然そのものという感じだ。11時前に到着予定時刻からやや遅れ気味に高山到着。雨が止んでいたのは幸いだ。

駅を出てまずは観光センターで観光地図をもらい、土産物屋と合体したようなコンビニに入店しお茶を買った。その後早速最初の目的店『豆天狗』へ向かう。昭和24年創業の老舗でラーメン集合体へも積極的なので高山ラーメンの中でも知名度が高い。和風の角店で店の前に早くも10人くらいの行列が!我も早速並ぼうとした時、女将さんが蒼い暖簾を掛けて「どうぞー」と言った。開店前だったのだ。中も純和風な造りで我は囲炉裏のあるテーブルで相席となった。厨房には店主夫婦と接客係の女の子店員の3人。口頭で注文。Mametengu00

Mametengu01中華そば 豆天狗 『中華そば』 650円

最初から胡椒が振りかけてある。高山ラーメンは基本的には鶏ガラベースらしいが、この店は動物系出汁がベース。でも鰹の風味が香るあっさり醤油スープという高山ラーメンの基本からは全然ずれていない。麺はチキンラーメンを彷彿させるような柔らかめに茹でられた平打ちちぢれ細麺。自家製麺らしい。具は薬味ネギ、メンマ、巻きバラチャーシュー1枚とシンプル。チャーシューが美味しかった。レンゲが無かったな。量が少なめでおやつ感覚で食べられる一杯。東京ラーメンとの違いを理解する事が出来て満足した。舌代を払って店を出た。

店を出るとちょっと小雨が降ってきたが傘をさすほどではなかったので、高山陣屋周辺をぶらっと歩いてみてた。特に何にも興味を惹かれるものも無かったので早速次の店へ。次こそは今回の旅の主目的、本命元祖高山中華そばの『まさご』だ。元和食職人の店主が昭和13年屋台で創業。その辺りは「ラーメン人物伝」という漫画で読んだ。路地裏にあって場所も判りにくかったが、それ以上に木の看板に書かれた屋号も崩した字で書かれているので店の前を通っても本当にそこが『まさご』なのか、ラーメン店なのかすら判らない。店の窓のところに中華そばと書かれた小さな札があったので「ここだろう」と自らの勘を信じて入店。まるで蕎麦屋のような店内カウンター8席と4人がけテーブル席が2卓、座敷のテーブルが2卓。何でも1年前に火事があり、新しい店舗が出来るまで長期間休業していたらしい。厨房には中華帽を被った初老の店主ひとりと2代目と思われる中年男とおばさんの3人。接客はアットホームな感じ。カウンター席とテーブル席は埋まっていたので仕方なく座敷席へ。口頭で注文。Masagosoba00

Masagosoba01まさご 『まさごそば』 700円

いよいよ目の前にした、これぞ高山ラーメンオリジナルという一杯。オーラが漂う。醤油味も濃いめで鰹節の味も強め。普通はタレとスープを丼で合わせるものだが、寸胴に直接醤油を入れてしまうのがこの店の発祥であり、かつ高山ラーメンの特徴にもなっている。麺は柔らかめの平打ち細麺。具は薬味ネギ、細切りメンマ、チャーシュー1枚。肉の旨みが感じられるチャーシューで美味しかった。最初から胡椒が投入されている。オリジナルの一杯を食べられて満足した。

ちょうど正午になったので食べ歩きを一旦休んで古い町並みが残っているという地区に行ってみた。黒い木材を活用した古い町並みが確かに残っているが、ほとんどが土産物屋になっているので風情もありゃしない。がっくりしたので観光エリアから外れ、宮川の河川敷に降りてみる。人もほとんどいないし草の匂いがして癒された。弥生橋という橋のたもとから町へもどった。するとすぐ目の前に今日の3店目として予定していた『やよいそば』本店があった。こちらも高山ラーメンを代表する老舗で、一時期新横浜ラーメン博物館にも出店していた事があるという。角店という支店もすぐ近くにあった。『豆天狗』『まさごそば』もそうだが総じて日本蕎麦屋のような店舗と内装。カウンター席8人と6人がけテーブル席3卓。厨房にはちょっと様子が店主とおかしい男とおばさん2人。先客6人後客4人。口頭で注文。Yayoisoba00

Yayoisoba01中華そば やよいそば 本店

『中華そば』 650円

ちょっと前の2店と違う感じの一杯。濃い口醤油スープに鰹だしが効いている。より日本蕎麦に近い感じ。ちぢれ細麺。具は薬味ネギとチャーシュー2枚。東京に出店しに来る高山ラーメンの味に一番近い感じ。よって決して悪くはないけど、3杯目という事もありあまり印象に残ってないというのが正直なところ。

店を出ると結構雨脚が強くなってきた。だけど屋根付きの商店街を歩いていたのでこの時も折りたたみ傘を使う事はなかった。しばらくまた町をぶらついていたが、雨もまたあがってきた事だし、そろそろ最後の4店目に行く事にした。候補は2店、『桔梗屋』か『つづみそば』かで迷った。『桔梗屋』の前まで行ったが田舎の路地裏の中華料理屋といった風情。一方『つづみ』は蔵のようなイメージの店舗。色々考えていたら『つづみ』の昼の営業時間終了が迫ってきていたのでままよっ!と『つづみ』の方に入店してしまった。昭和31年創業で地元人気が高い店なのだそうだ。カウンター8席くらいと4人がけテーブル席が4卓くらいか。厨房にはバンダナをした中年店主とおばさん3人女の子店員1人。先客6人後客8人。口頭で注文。Tuzumi00

Tuzumi01 中華そば専門店 つづみそば 『中華そば』 600円

ここのはこれまでの店のものと明らかに味が違う。甘いのだ。尾道ラーメンとちょっと似てるかな?それに同じちぢれ細麺もやや太めでモチモチしている。具は薬味ネギ、細切りメンマ、チャーシュー2枚。4杯目だけどそれほど苦にならず食べられたのは美味しかったからだろう。

店を出ると再び強い雨が降っていた。今回はもうにわか雨ではなく本降りのようだ。仕方なく初めて折りたたみ傘を出す。「もうそろそろ切り上げろ」という天の声だと理解し、土産物を買って駅へと向かった。余裕をみて駅の改札内に戻ったのは電車到着の5分前くらい。計画通り行くと気分がいいな。駅で買ったアイスモナカを食べながら、車窓の外で降る雨を眺めた。電車はゆっくり動きだし高山を離れた。のんびり気分で家路へついた。ところが!この旅もやっぱり無事には終われなかったのだ!大雨の為ひだ号は次の下呂駅で運転見合わせの事態に陥ってしまったのだ線路は川に沿ってあったからモロに影響を受けるようだ。他に脱出方法があるわけでもなし。もうどうする事も出来ずただ待つだけ。結局2時間以上動かず、ようやく動き出してもノロノロ運転で名古屋到着時は予定より3時間ほど遅れてのものとなった。3日前に取った新幹線の指定席もパー。ひだ号分の特急料金を後日払い戻しになった事が不幸中の幸い。まぁひどい目にあった。雪隠詰めで結局ほとんど動いていなかったのに、早速腹が減ってしまい、名古屋駅でミソカツ弁当を買って新幹線車内で食べた。夜7時には最寄駅に到着している予定が、結局は夜10時をまわっていた。事前にキチンと計画したとしても計画通りにはならないものだという事を思い知らされた。これも後日良き思い出になる事だろう。

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