戸塚夜行
水曜は定時退社日だがもうそれどころではないくらいにドツボにはまってさあ大変という事態に陥り、結局痛恨のサービス残業となってしまった。それでも今夜も食べ歩きを決行。目的地は日曜日に予定を大幅に変更し行けなくなっていた戸塚だ。横浜から横須賀線に乗り換え3駅目で下車。前にも書いたが戸塚駅周辺は再開発中でいたるところで工事をしていて駅前がグチャグチャになっている。そしてかつて商店街にあった飲食店のいくつかが駅前のプレハブで仮営業をしている。そこにラーメン店が2店入っていたのは『支那そばや』本店に行った時に気がついて気になっていたのだ。まずは日曜日定休だった為変更を余儀なくされた原因の店『しょうや』に向かう。プレハブの2階に店舗はあった。2年前に行った『尚家』との関係は不明。メニューを見る限り無関係に見える。入口脇に券売機。L字型カウンター12席くらいだろうか。厨房には中国人夫婦と思われる男女二人。先客はサラリーマン1人と子供2人連れの女の人。後客はサラリーマン3人。メニューを見ると中華定食メニューがある。麺工房とは名ばかりでラーメンメインの中華料理屋だ。
とりあえず屋号を冠したメニューを注文してみた。薄い醤油スープ。麺は白くてやわやわの細麺ストレート。で啜ってみると味が全然しない。まるで冷麦を食べているようだ。いわゆるスープの持ち上げというものが全然ないのだ。一方具は面白く坦々麺のように辛味がついた挽き肉と両面焼いた目玉焼きに薬味ネギがのる。ズバリ言って場末の味だった。『ジロー』といい戸塚はひと昔前のような不味いラーメン店がまだ生き残っているというのが面白いと言えば面白い。
さて階段を下りてその建物の1階に次のラーメン店だ。元々は『寺田家』戸塚店だったが独立して店舗をそのままに先週新装開店したばかりの店だ。屋号は『浜風』。プレハブだけに安っぽいけど内装は白。入口脇に券売機。L字とコの字を合わせたようなカウンター席が20席くらいあるかな?結構広い。厨房もそれなりのスペースがあるし。店員は皆水色地で屋号がプリントされたTシャツを着用。男女合わせて5人くらいいた。客席もちょうど満席だったが家系なので30秒くらいで着席出来た。立地も良いので来客が常にあるが回転が良いので空席待ちというのはあまりなかった。
麺家 浜風 戸塚店 『浜風らーめん(麺かため・油多め)』 750円
こちらも屋号を冠するメニューを注文。通常のラーメンに岩海苔を大量に入れ半味玉を追加したメニューだ。他メニューに瀬戸内ネギを入れたラーメンをウリにしているのを見ると『寺田家』の系統をそのまま引き継いでいるようだ。味もライトでややしょっぱめの家系亜流という感じ。岩海苔と家系の相性は悪くはないが良くもない。食べ慣れているせいか通常のパリパリ海苔の方が合っているような気がする。あと家系にメンマは要らないなと思った。だいたいは予想していたが、戸塚は土日潰してわざわざ来る所ではないな。平日夜に行って正解だった。
帰りは東海道線で横浜に戻った。
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