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2007年12月21日 (金)

杉並夜行

今週もようやく辿り着いた週末。相変わらず疲れる一週間だった。でも純粋に労働で疲れたもので精神的な暖簾に腕押しな日々に比べれば幸せだと言えるだろう。そして今日は年末前の3連休前日という大解放日。このところ無茶な夜間遠征が続いているが極めつけ。町田から小田急線で新宿に出てしまおうという大胆なもの。寄り道レベルではない。当初新宿の夜のみ営業店『新・利しり』を狙っていたのだが、2店目がなかなか定まなかった。せっかくなのだから夜のみ営業の店に行きたくてガイド本を読んでいく内に杉並区まで範囲が広がってしまい、本末転倒というかそっちの方が魅力的だったので『新・利しり』は次の機会に廻してしまった。このところの超過の仕事量が一旦落ち着いてきたように見えたので今日は早めに7時前に退社。町田に出て小田急線に乗り換える。急行に乗って夜8時頃新宿に到着。そこからJR中央線快速に乗り10分ほどで荻窪へ。会社帰りにラーメンを食べる為だけに荻窪に寄る。狂気の沙汰もいいところ。箍が外れた音がした。もはや何でもありだ。目的の店は『手もみラーメン十八番』。今夏荻窪食べ歩きにて散策中どうしてもラーメン屋ばかりに目がいってしまい目的外の店も自然と発見してしまう。この店も赤いテント屋根で年季が入っているが閉まっていたので閉店した跡地かなと思っていたら、実は夜のみ営業の店だと判った。そこで記憶にひっかかっていて今回の訪問となったのである。夜の荻窪は駅前に屋台のような焼き鳥屋があったり、ちょっと路地を行くと温かみのある灯りを灯した赤提灯が並んでいたりといい感じの雰囲気。記憶にある赤いテント屋根の目的の店が見つからない。何度も何度もその周辺を歩き回った。途中有名店『春木屋』の本店の前を通るとガラガラだった。これはチャンスと心が揺れ動いたが思い直して探索を続ける。そうしたら屋根も看板もない改装中の場所からゴムの長靴を履いたラーメン店の店員らしい人が出てきた。えっと思ってよく見ると曇りガラス越しにカウンターに座っている客らしき影が見える。もしかしてここか?でも看板も何もない。改装したばかりの店構え。単に酒場に変わってしまった可能性もあるけど、ええいままよっと引き戸を開け入店。小さなL字のカウンターに客がいっぱい。ちょうど入れ替わりで客が出て行ったのでひとつ空いた席に座る。内側の狭い厨房に黒いTシャツの6人の店員がすし詰め状態で立ち作業中。店の壁などを見渡したがメニューらしきものも無い。辺りを更に見渡すと席から離れた場所の卓上にメニューが置いてあった。見ると筆頭に「特製十八番」とある。そこでやっとここが目的の店に間違いがない事が判った。改装中でも営業中なら看板くらい出しておいて欲しかった。でも客は次から次へとやってきて席が空くのを待っている状況で大繁盛。あの『春木屋』がガラガラなのに対比が興味深かった。地元では実は名も無いこちらの店の方が圧倒的に支持されていたのだ。口頭で注文する。

Temomi1801 手もみラーメン 十八番 『特製十八番』 850円

当然筆頭「特製十八番」を注文。強烈な大蒜と生姜の風味に韮と豚肉と葱がのるジャンクな一杯。更に大きめに斜め切りされた茹で葱と海苔1枚が添えら、最後に黒胡麻がかけられる。これは習慣性がありそうだ。スープ自体は豚骨と野菜などで作られた半透明な醤油スープで油が多い。そこに細かく刻まれた生姜が大量に沈んでいた。麺は黄色い多加水気味の中太ちぢれ麺。3日間寝かすそうで結構コシがある。飾らない豪快さは結構好きだ。更に頼めば口直しにガリが無料で提供される。これが大蒜と油でテカテカになった口の中を見事にサッパリしてくれる。業務用のものだがこれは美味しかった。よく考えられていると関心した。十分に満足出来た。

電車に乗り2駅、高円寺で下車。前にも書いたが高円寺は我にとって思い出深い場所。すぐに二店目に行かなくてもいいだろうと本屋を冷やかしに行く。高円寺で本屋と言えば「高円寺文庫センター」だ。しかし行ってみたら自分の目を疑った。本屋じゃなくパン屋になってしまっていた。これはショックだった。後に帰宅して調べてみると近所に移転していたらしい。仕方なく近くの別の本屋に寄った。初めて東京ミシュランを手にとる。確かに写真が満載で覆面審査は怪しいものだった。さていよいよ2店目へ。駅前の裏路地を進みスナック等が並ぶ行き止まりの突き当たりにある店『賢太郎』だ。ここも夜のみ営業の店。狭く小さな店内はラーメン店というより立ち飲み屋のよう。L字型カウンターの内側には店主一人のみ。テレビがBGV。先客ゼロ後客一人。店内の貼り紙によると店主は全国のラーメンを食べ歩き、あえてどこにも修行に行かず己の味を求めたとある。こういうこだわりのある考え方は好きだ。口頭で注文。

Kentarou01 俺流らーめん 麺屋 賢太郎 『三刀流かさね味わい麺』 750円

三刀流とは豚・鶏・魚介からなるトリプルスープの事。今風の魚介豚骨ではなく、動物系からダシをとった醤油スープに魚粉が入った感じ。結果的には魚介の味がどうしても支配的になってしまう。麺は多加水の中太ちぢれ麺でかなりかためでコリコリして好みの麺だ。具はかためのメンマ、刻み葱、海苔1枚。半味玉は黄身に味が濃く凝縮されていて美味しかった。チャーシューは薄いが大きめで脂身の多いハムのようなもの。個性があって良かった。

2店とも夜のみ営業のあまり有名ではない店に行ったのだが個性的な味に出会えて今夜は満足した。新宿に戻り湘南新宿ラインを20分待ちして帰路についた。

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