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2007年7月18日 (水)

屋久島周

3day0102 結局あまり眠れないうちに朝を迎えた。天気予報では晴れマークだったのに朝はまたもや曇りがち。何でだよ!と思ったけどそれが屋久島の気候。島で雲が生まれるのだから。朝食後準備を行う。ごついウエストポーチは置いていき荷物はリュック1つのみにまとめた。8時半過ぎにスズキに行くと既にスクーターが準備されていた。手続きを済ませヘルメットを借りる。フェイスガードがあるタイプにしようかとも思ったが、島の空気を直接感じる為にガードなしのキャップタイプをあえて選択した。

3day0104 まずはスクーターに慣れる為30Km一定速でゆっくり宮之浦港まで行く。だいたいスクーターの特徴がわかってきたのでいよいよ本格的に出発。そのまま反時計回りで島を一周する事にした。平日という事かほとんど車がいないので凄く開放感があり気持ちいい!雲も徐々に無くなって日が射すようになってきた。島の構造上左側に山が迫っているのでほぼ常にガジュマルやシダが生い茂る屋久島ならではの樹林の光景。そして右側は水平線はもやっとして明瞭ではないものの離島ならではの地球が丸い事が如実にわかる海が広がる。東京なら絶好のビュースポットになるのだろうが屋久島では延々この風景が続く。気ままに寄り道出来るのがスクーターの良いところ。灯台が見えたのでちょっと寄り道。道に小枝や小石が散乱しているところが時々ある。台風の爪跡だろう。そしてほとんど人が来ない道なのだという事が判った。この後こういう場所はいくつも見ることになった。道路脇の草むらで何かがごそごそ動くのが判る。よく見るとネズミのように小さい子猫が数匹いる。捨て猫が繁殖したのだろうが、こんなシュチュエ-ションで見るとイリオモテヤマネコかと思う。そしてこんな何でもない場所でも鹿の親子と遭遇したりするところも屋久島だなぁと実感する。

3day0106 そこからまたしばらく走るとウミガメの産卵地として有名な永田いなか浜という砂浜に出た。夜スクーターを飛ばしてウミガメの産卵を見るのもいいかなと考えていたが、宮之浦から結構距離がある事がわかり断念する。

3day0115 3day0114 更にしばらく行くと道幅が急に狭まって山道になっていく。ここは西部林道といってそのまま世界遺産保護地域を通る道になっている。この辺りになると車や人の姿は全く見かけない。それでいて道がどんどん狭くどんどん暗い登り坂になっている。こんなところでパンクやエンストになったらと思うと怖くなった。ひんやりとした湿度の高い空気は昨日白谷雲水峡で味わったものと同じものだ。どんどん進んでいくと前方に動物の集団がいる。猿だ。ヤクザルの群れだ。刺激しないようエンジンを切り脇を通り過ぎる。こちらにほとんど関心が無いかのように毛づくろいをしている。こんな至近距離で猿の群れを見れるとは驚いた。それから群れを離れたオスザル達を何匹か見かけた。

3day0120 3day0124 ようやく道も元の幅に戻り車も見かけるようになってきた。次に目指すは日本の滝100選に選ばれたという大川(おおこ)の滝だ。その為脇道を入っていく。ここに限らずこの島の観光地を示す標識が小さいので見落としやすいので注意だ。水の流れる音というのはこの島ではよく聞くので鈍感になりやすいが、その音量が大きくなってくるのが判った。スクーターだと便利なものでかなり奥まで進める。先客に一家族いたがちょうど帰るところだったらしく我が行った時にはこの豪快で雄大な景色をひとり占め出来て感動もひとしおだった。目の前一面が落差88mからのほとばしる水。ド迫力なんてものじゃない。太鼓岩の風景と並び屋久島で必見の感動と出会える場所になった。

3day0128 再び出発する。もう南部だ。ようやく島を半周した事になる。そこには海中露天風呂がある。干潮の4~5時間の間だけ入れるという、これまた豪快な温泉だ。行った時にちょうど先客がひとり風呂上りらしい格好で車に戻ってきたので、「これは入れるのか?」と一応宿から持ってきておいたバスタオルを持って行ってみたら誰もいないし海に沈んだりしていない!これはラッキー!といって早速入浴料100円を箱に入れ服を脱ぎ入ってみる。確かに硫黄の匂いのする温泉だ。しかしこんな開けっぴろげのところだし、景色はいいけど波の音が近すぎて落ち着かない事この上ない。それに岩場はフナ虫だらけで気持ち悪い。2分も経たない内に出てそそくさと着替えた。その後女三人組が来たがもしかして我が上がるのを待っていたのかも?と思うと恥ずかしくなった。でもこういうのは経験した方が勝ちだ。良い思い出になった。

3day0126 3day0132 ちょっと雲が多くなってきたが順調で気持ちいいツーリングが続く。今度は千尋の滝というのがあるというので横道に逸れてみる。上り坂を延々上がったが標識も何も無く車や人がいないので不安になる。それでもようやく看板が見えてきたのでほっとした。どっかの山の登山口を兼ねているようだ。しばらく坂を上ると川音がする。すると対岸に滝があった。これがそうなのか。大川の滝を見た後だけに何だか拍子抜け。巨大な一枚岩から流れ落ちているのは凄いけど単なるダムに見えてしまった。

3day0134 3day0138 再び県道に復帰してとうとう島東部、第二の町安房へ来て山の方へ上がっていく。屋久杉自然館と屋久島世界遺産センターに入ってみる。屋久杉自然館には縄文杉の枝があった。まあ枝だけでも見れて良かった。そこから更に島の中心部へ向けてくねくねした山道を登っていく。目的は紀元杉という樹齢3000年の巨木。縄文杉に会えなかった分紀元杉には絶対会ってやると思った。場所は標高1230m地点。スクーターで行くような場所じゃなかったけど行くんだよ!ガソリンの残量も気になりヒヤヒヤした。登る前に補給しておくんだったと後悔。それにTシャツ半ズボンで来たので肌寒くなってきた。ヤクスギランドは後回しにして更に登る。結局麓から50分くらいかけて念願の紀元杉到着。巨大な杉に様々な樹木が着生して1本の木なのにまるでそれ自体が森のようだ。15分ほど下ってせっかくだからヤクスギランドにも行ってみた。こちらは足場が整備され誰でも屋久島の自然を体感出来る。入場料300円を払って出発。時間が閉園時間ギリギリだったので50分のショートコースで周る事にした。屋久杉の着生から江戸時代の伐採まで実物そのもので説明してあるので判りやすかった。出口に戻った時には既に入口は閉ざされ人はいなかった。帰りはエンジンを切ったまま一気に麓まで降りる事が出来た。

3day0165 3day0167 ところが麓についたとたんスクーターのエンジンがかからなくなってしまった。色々やってみたがダメだったのでスズキに連絡をする。待っている間近所のおばあさんが心配して声をかけてくれた。島の人は優しいなぁ。30分くらいしてスズキの店主と奥さんが2往復してくれた結果修理完了。子供もついてきたので親子の時間を奪ってしまったかと罪の意識にかられた。更に島のガソリンスタンドは夕方6時半に閉まってしまうというのを知らなかったので、店主は無理に知り合いらしきガソリンスタンドに連絡を取り給油の手配をしてくれた。感謝の言葉しかない。結局宮之浦の民宿に着いたのは夜7時半くらいだった。民宿のおばちゃんも心配してくれていた。最後色々ドラマもあったけど近年まれにみる充実した1日だった。屋久島を十分に堪能出来た。

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