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2007年3月28日 (水)

本場博多

伊万里へ単身出張に行く事になった。伊万里は遠いので今日は移動日。福岡空港から地下鉄で天神へ出てから高速バスで移動する予定だが、時間に多少余裕があったので博多の有名店へ行ってみる事にした。せっかく本場に来たのだから『一風堂』や『一蘭』に行ってもしょうがない。事前の調べで今最も注目されマスコミ露出も高い『玄瑛』という店に行ってみる事にした。天神から地下街を通じて天神南駅まで歩き地下鉄七隈線に乗り換え三駅目、薬院大通で下車。羽田も暖かだったがこちらもかなりの陽気で上着を脱いで歩いた。頭の中に入れた地図を頼りに10分ほど歩く。同じ彷徨っても雰囲気が首都圏近辺とは異なるので新鮮で楽しい。昼1時前に到着すると、店の前には20人くらいの行列が出来ていた。平日だから空いているかと期待していたが甘かった。ここまで来てしまった以上意地でも待つしかない。平日の昼間にラーメン屋の行列に並んでいるなど正直罪悪感が生じたが、そんな事言ったら世間の営業マンはこんなの茶飯事だろうなどと根拠のない言いがかりの自己弁護をして待つ事1時間弱、ようやく店内に入れた。外観はプレハブのような建物で木の引き戸がある。店内に入ると「麺劇場」を名乗るだけあって、厨房をステージに見立てて、客席は4段のひな壇になって配置されている。我は一番後ろのテーブル席に相席となった。メニューも「演目」となって小冊子になっている。多少やり過ぎの感もあるが面白いと言えば面白い趣向。マスコミが食いつくはずだ。でも実際に席に着くと厨房が丸見えになっているのではなく、麺を茹で丼を盛りつけるところまでしか目の前の厨房では見る事が出来ず、終わるとさっさと奥の方に引っ込んでしまう。これなら普通のカウンター席の方が厨房は見えやすいし、かえって客と厨房との距離が離れてしまっている。特にパフォーマンスがあるわけでもないので、単に店の構造が劇場風というだけだ。しかも入れ替え制のような感じなので、回転率が異常に悪い原因にもなっている。とりあえず口頭で注文。

Genei01 麺劇場 玄瑛 『玄瑛流 拉麺』650円

一見半透明のスープで博多豚骨には見えないが、食べてみると基本構造は博多ラーメンのそれだと判る。無添加・無化調を謳い文句にしているだけあって、かなり丁寧に作られた一杯だというのもうかがい知れる。コクもあって美味しいのに、全くクドさが無くすっきりとして飲み干せるほど。豚骨スープがここまで上品に出来るものなのかと関心した。麺は自家製中細ストレート。麺のかたさが選択出来るのかわからなかったので何の注文もつけなかったが、多少かための麺だった。薄めのチャーシュー2枚と白髭ネギと海苔1枚が添えられる。博多ラーメンを今風に1からアレンジするとこうなるのか、という一杯。長時間待った事もあり、元を取る為完食したが、店もラーメンもちょっと着飾り過ぎのような印象があり、終始落ち着かなかった。

『玄瑛』で予想外に時間を取られたので急いで天神駅に戻った。でもまだバス出発まで20分ほど時間がある。せっかくだから本場らしい、着飾らない昔ながらの博多ラーメンを食べたくて強引にもう1店行く事にした。携帯サイトで調べると、偶然天神南駅から地上に上がってすぐのところに創業50年の老舗の有名店があるというので行ってみた。看板に大きく中華料理とあるし、昔ながらのショーケース内のサンプルも普通の中華料理が並んでいるので「本当にここが老舗のラーメン屋なのか?」と疑問に思った。でもここが博多ラーメン発祥の店のひとつと言われる、今は無き『赤のれん』の2代目が経営する『元祖赤のれん節っちゃんラーメン』である事は間違いない。入店するとやっぱり昔ながらの年季の入った中華料理屋そのもので、間取りは奥に長い長方形。長い一列のカウンター席と、その後ろにテーブル席多数。ちゃんと豚骨臭は漂っていた。平日の昼2時過ぎなので行列はなかったものの賑わっている様子。店員もいっぱいいる。カウンターの一番手前の端の席に腰を下ろす。口頭で注文。

Akanorensecchian01 元祖赤のれん節っちゃんラーメン

『ラーメン』 480円

典型的な博多ラーメンを想像していたのに、家系総本山『吉村家』のような醤油強めの茶色いこってりしたスープに驚いた。本場は実はこうなのか?麺は平打ち細麺でやわやわ。麺かためオーダーしなかった事を後悔。薬味ネギとメンマと脂多めの薄く小さなチャーシュー2枚。卓上から紅生姜と摺り胡麻を投入。豚骨濃厚味濃いめで個人的に好みだったが、何せ麺が茹で過ぎなのがマイナスポイント。でも老舗だからしょうがないか。本場の博多ラーメンを食べたという充足感は得られたので満足だ。バス出発時刻まで15分をきっていたので急いで食べたので落ち着かなかったのが残念。ゆっくり風情を感じて味わいたかった。

食べ歩きを始めてから初めての地方遠征。店を見つけるまでの町の様子、行列に並んでいる時に隣から聞こえる方言、店に入ってからの雰囲気。短い時間だったが、普通の観光地に行くよりはるかにその土地の雰囲気を味わえた。地方の食べ歩きの味をしめた。

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