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2007年1月20日 (土)

初雪隠國

『麺工房 隠國(こもりく)』。その屋号が一見さんお断り的雰囲気を醸し出し(実際にはそんな事はないのだが)、ラーメン好きの中でもかなりのもの好きではない限り行かないような、客を選ぶ立地条件と相まって、我の中でかなりハードルが高い上級店として位置付けていた。我もいよいよこの店に行こうと思い立つようになるとは、ラーメン屋巡りもここに極まれりと感慨深い。

家を出る時に雨とは違う軌道で白いものが空からパラパラと降ってきた。この冬初めての雪。これから相模原の奥地に行くというのに何たる事。でもかえって思い出になるだろうとプラス思考へ変換。横浜線というローカル線の中にあっても、更に田舎の印象が強い淵野辺で降りる。そしてそこからバスで30分という場所にあるという。やはりよっぽど気合が入ったラーメン好きしか辿り着けない立地なのだ。バスに乗り込むと運転席の脇にお菓子と傘が売っている。そういうのを見るとちょっとした旅行気分になる。でも実際走り出すとやたらと渋滞してたり、これでもかというくらい赤信号で止まったりと遅々として進まずイライラした。相模川を越えてこらから山間に入る手前の何も無い田舎道のバス停で下車。しばらく歩くとラーメンののぼりが見えた。小走りで行くとようやく店が見えた。プレハブの町工場のような外観。元々は製麺工場だったが一階を改装し強引に店にしてしまったという。入店すると天井の高い山小屋風の内装。静かに音楽が流れている。中は既に満員で十名くらい待っていた。さすがは有名店。他の人は皆車で来ているのだろう。年配客が多い。15分くらい待って席へ。口頭で注文。

Komoriku01 麺工房 隠國

『スペシャルチャーシュー麺』 900円+『燻製玉子』 100円=1000円

醤油と塩の二本立て。連食を考えているので普通のラーメンにしようかと思ったが、この寒い中朝食も取らず遠くからはるばる辿り着いた苦労を自分でねぎらって、豪華に『肩ロース』『バラ肉』『モモ肉』の3種のチャーシューがのったスペシャルチャーシュー麺を注文してみた。スープの最初の一啜りで美味しいと感じた。鰹ダシの味をまず感じ、後から鶏油に包まれ動物系のダシを感じる。醤油味でもあっさりとした味わいでとても上品な印象。麺は自家製のちぢれの強い中細平打麺。モチモチとした食感でこのスープに合う。具は水菜と揚げネギと白髭ネギと海苔1枚。特に揚げネギはとても味わい深く、もはや調味料の役割。混ぜると香ばしく味が変わった。3種のチャーシューはどれも脂多めで多少かため。噛むと肉の甘みを感じる。燻製玉子は黄身がゼリー状で甘い。どれも細部にまで計算された、丁寧に作られた珠玉の一杯だった。もはやラーメンは中華料理のカテゴリーから完全に外れ、和の料理になったと強く感じた。感服した。もちろんスープを飲み干し完食。

バス亭に戻り時刻表を見ると予想通り1時間に1本。でも他に選択肢は無く30分も国道脇でただひとり待つ事になった。雪は止んでいたがとてつもなく寒い。耳と頬と指先が凍るようだ。ポケットに手を入れていても冷たい。手袋とネックウォーマーを装備して、柄にもなく「平井賢」をi-podで聞いて寒さに気が回らないようにした。ようやくバスが来て乗りこむと、く雪が再び降ってきた。幸運だったといっていいだろう。30分バスに揺られ淵野辺駅に戻ってきた。この淵野辺駅から歩いて3分ほどのところに『隠國』の姉妹店がある。だったら最初からそこで良かったじゃないかと気がしないではないが、せっかくだから両方とも一気に制覇してやろう。淵野辺なんてそう来る機会はないだろうから。こちらは一転して昼下がりなのに空いている。先客2名後客4名。テーブル席もあって広々とした店内だが、カウンター席の椅子は銀色の金属製で妙な感じ。厨房とテーブル席はガラスで仕切られていて雰囲気も本店とは大きく異なる。店外の食券機で券購入。

Komorikubetuin01 隠國 別館 『塩らぁ麺』 700円

あの魚介ダシが隠し味になっている醤油を食べたら、塩が美味いのはわかったので、土日限定の塩選択。ヒマラヤ岩塩を使っているのだそうだ。チャーシュー以外は本館と同じ構成。予想通り上品な味わい。でも予想以上ではなかった。本館のを食べた直後だったから不利だったか。でも美味しかった事は確か。

再び雪の中淵野辺駅に向かった。

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