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2006年7月31日 (月)

中華街中

中華街の外れに大分ラーメンの店があるというので行ってみた。地元なので何回か前を通ってるはずだが、今まで気にも留めていなかった。確かに看板には『九州大分ラーメン』と書いてあるが、外観も中も完全に普通の町の中華料理屋。客層も職場帰りのサラリーマン達が集団で一杯やっている。ところが狭いながらに座敷がたくさんあってほぼ満員。ギリギリ空いていた1席に座る。中華街の中にあって、こんな何の変哲もない町の中華料理屋が満員とは実に不思議。壁にはいろいろメニューが貼ってある。中には『ラザニアラーメン』や『点心ラーメン』などというキワモノまである。卓上のメニューによるとラーメンが30種くらいあったが、裏を見たら炒飯や餃子、焼きそばなど中華料理屋そのもの。

Menkoitei01Menkoitei02九州大分ラーメン麺恋亭 山下町店

『麺恋ラーメン』700円+『焼餃子(4コ)』150円=850円

満員だったのでラーメンが出てくるまで20分かかった。大分ラーメンといいつつ神奈川新町の『たまがった』と全然違う。だいたい中太麺だし。おそらく『たまがった』の方が本当の大分ラーメンに近いんだろうな。確かにスープは濃い目だけど、それよりもやしと雑に切ったネギがたくさん入っていて、そちらの食感が強い。だからあまり印象は強くない。何か店もラーメンも『餃子の王将』のようだった。それより餃子が安くて美味い!まるで小龍包のようにスープまで包んでありジューシー。また来るかもしれないな。

2006年7月30日 (日)

尾道一筋

何か有名店ばかり行ってるなーと自分でも最近矛盾を感じている。我は別に美味しい店を見つける為にラーメン屋巡りをしているわけではない。ラーメンの多様性を体感したいからしているのだ。だから本当はそろそろご当地ラーメンを攻略していきたいと思っている。そこで桜木町でそのまま改札を出てしばらく歩いたところにあるこの店の暖簾をくぐった。『尾道ラーメン 麺一筋』。蒲田や水道橋でも見かけたのでFC店のようだが。尾道…大林映画『さびしんぼう』の舞台だったくらいしか思いつかない。とりあえず食券を買って座る。店内にはやたら元ボクサーの畑山隆則の広告があり名刺にもイラストがある。

Menhitosuji01尾道ラーメン 麺一筋桜木町店

『魂のラーメン(太麺)』 700円

細麺or太麺を聞かれたので当然太麺を。特徴的なのは、まるで天カスかと思ったくらいの豚の背脂のミンチが浮いている事。スープは濃口醤油味で魚の風味が効いている。麺は平打ちちぢれ中太麺でにがりが入っているとか。叉焼も脂身の多いトロ肉で薄いけど味しっかりで柔らかい。玉子も半熟具合がいい。ただメンマは麺と間違えたほどの細く白っぽい貧相なもの。それに万能ネギがかかる。全体的に油っぽい印象。基本の味が通常の醤油ラーメンと大差ないので個性としては薄いかもしれないけど、味の方はFC店のわりには良いと思った。これで700円はコストパフォーマンス高し。

町田雷文

あらゆるラーメン本にその名を見かける超有名店『雷文』。ところがこの店も交通の便が非常に悪いところにある店。町田からバスで約20分ほど先。バス乗ってラーメン屋行くなど正気の沙汰ではないが、八王子『みんみん』以来タガが外れてしまったようだ。着いた場所はまだ緑多い新興住宅地。ありゃー開店時間10分前だというのに30人は並んでいるよ。そういえば今週TV番組『どっちの料理ショー』に出てたからいつもより輪をかけて多いのかも。対決に勝ってたら新メニューでこの程度の行列では済まなかったかもしれない。照りつける真夏の日差しが容赦ない。外のパラソルの下に座って待っているがちょうどパラソルの間に座らされたものだから暑いのなんの。それから『武蔵新宿』並に中でも行列。結局並びはじめてからラーメンにありつけるまで約50分かかった事になる。今までで最長かも。でも名物おかみさんは合間に前述のTV番組出演報告をして待ってる客を退屈させないよう心遣いをしてくれていた。

Raimon01室蘭ラーメン雷文

『ラーメン(こってり醤油)』700円+『味付け煮玉子』100円=800円

醤油or塩、ふつうorこってりが選べるようだ。行列の際色々悩んだけど『醤油こってり』選択。すると「こってりだと豚骨が入って味が変わりますがよろしいですか?」と聞かれた。初訪問なので味が変わると言われても…。でも動揺して「じゃあ普通で…」と言いそうになったが初心を貫いた。丼は結構大きめで量が多そう。中も見た目からしてこってり。まるで和歌山ラーメンのように濃厚なコクと味わいだけど不思議に後味スッキリ。エェッ!何で?と何度もレンゲでスープを掬ってガンガン飲んでしまった。もちろん豚骨臭など皆無。叉焼もトロトロでいい感じ。麺はちぢれ玉子細麺で、この濃厚スープの中だと力不足な印象。というよりこのコッテリ醤油が標準じゃないんだな。再訪の際には普通を頼んでみたい。しかし遠いからなぁ…。

再びバスに乗り町田の駅に到着。町田は3年ぶりくらいじゃないのかな?ぶらり商店街を歩いてみる。結構この町も有名店があるみたいなので、いずれは再訪しよう。今回は下見のみ。ハンズで送別のプレゼントを買って横浜線に乗り帰路に着く。終点の桜木町まで眠りこける。

2006年7月29日 (土)

汐留拉麺

荷物を片手に新橋へ移動。汐留方面へ歩く。この店は日テレの企画で出店した店。よって日テレタワーのお膝元にある。あー日テレってこんな所にあったんだ、ズームインで出てた背景だなーとか思ってプチミーハーモード。さすが夏休み中だけあって結構な人出。よってこの店も行列で15分待ちだった。

Siodome01汐留らーめん 『汐留らーめん』 780円

鶏ガラスープに見えるがコクのある魚介の味わい。それに何か香ばしい。よく見たら手前に見えるのは甲殻類の殻を焼いたものだったんだ。全体的に白ネギと揚げネギのきざんだものがかかっている。麺はツルツル中細。標準以上はいってるとは思うけどロケーションが遊園地の中っぽいので気分がどうにも…。それと忙しいとはいえ盛り付けが雑過ぎる。集合体のそれレベルだ。でもお冷にレモンスライス入れて清涼感を出す気遣いは良かった。3杯以上は飲んだ。

末広頑固

再び地下鉄とJRを乗り継ぎ秋葉原へ移動。もう1台のPCが起動しなくなったので生簀を数個、原因不明過ぎるのでCPUとマザボも購入。結構な荷物になってしまったと同時に出費が痛い。本当に手持ちがピンチだったので末広町方面のコンビニで金を下ろす。そしてついついこの辺にあった『がんこ』の様子を見に行ってしまった。たいがい土日見ても開いてなかったので油断してたら骨がぶら下がってる!これは予定外!悩んで何度も店の前を往復したが結局食券を購入してしまった…。

Gankoakiba01元祖一条流がんこ八代目 『チョッテリ(醤油)』 700円

何しろ総本家出身八代目の店。ケータイで撮影するのは勇気がいった。混雑する土日は絶好の日。結構ドキドキだった為あまり味わう事が出来なかった小心者の我。でも相変わらず叉焼が軟らかくて、やみつきになるしょっぱいスープ!細麺だけどがんこ最高!

武蔵青山

先週に引き続き麺屋武蔵を狙い青山へ。別にハマったわけではなく、ここまで来れば全店狙いというコレクター感覚。地下鉄を乗り継いでようやく着たが、駅前には大きな道路のみで後は皇居という寂しいところ。『麺屋武蔵 青山(せいざん)』は小じんまりとした店。基本的に武蔵は新宿を除けば小さい店舗らしい。開店時間間もないせいか行列どころか先客二人。内装はアパレル業界から転身した店主だけあって細かいオシャレな工夫がされている。

Musashiseisan01麺屋武蔵 青山 『味玉塩らーめん(こってり)』 830円

新宿と同じではつまらないので今回は塩こってりで注文。うん、美味しい。武蔵の本質である魚介ダシの味わいは塩の方が引き立つ。と言うよりこれは塩らーめんではなく完全に魚介らーめん。醤油では魚介ダシとのバランスがイマイチとれてなかったんだなと判る。具は葱、メンマ、桜エビ、柚子。叉焼はすぐ崩れるほど軟らかいスライスされたもの。味玉は茹であがる直前の黄身が柔らかいもの。麺は平打ち太麺で我好みで満足だった。完食。

写真を撮る時ケータイの電池が少なくなっている事に気がついた。家の充電器にちゃんと挿さなかったようだ。コンビニに寄り充電器を買う。青山で初めての買い物が携帯電話充電器なんて自分らしいと思った。

2006年7月28日 (金)

蒲田家系

ラーメン激戦区蒲田において、我が今までに最も足を運んだ店がこの『円満家』だ。今のように毎日ラーメンを食べ歩く以前は、ほぼ毎週金曜日に自分へのご褒美としてこの店のラーメンを食べていた。我を家系信者にした店といっても過言ではない。折りしも金曜の夜、ほぼ3ヶ月ぶりに古巣に戻った気分だ。何度も通った店だから言うが、店内が清潔なのはイイ事だけど、座る席によって洗剤の匂いがするのは勘弁して欲しい。

Enmanya01_2Enmanya02豚骨らーめん円満家 蒲田店『らーめん並(麺かため)』600円+『味玉』100円+『ネギごはん』200円=900円

もう腹が減ってネギごはんも付けた。これが甘いタレがかかって美味しかった!ラーメンはこの黄色いモチモチした太麺が特徴的。しかしスープが少ないな。天下一品じゃないんだから。それに叉焼が貧相過ぎる。海苔は3枚もいらないから叉焼をなんとかして欲しい。味玉はちょっとショッパ過ぎるよ!と脳内でワガママ言い放題で結局残さず完食!

2006年7月27日 (木)

金木犀避

『金木犀』はキンモクセイと読む。この店は昨年末通勤途中に現れた。清潔感があり木の温かみを感じるそそる外観だったので入ってみた。まだラーメン屋巡りをする以前の話。基本は家系に近い豚骨醤油だが、物凄く薄い。しかも腰のない柔らかい細麺。全然ラーメン食べた気がしなくてもう一店食べ直した記憶がある。何故そんな店の暖簾を再びくぐる事にしたのか?『大勝』閉店ショックが響いている。ブログに載せる前に閉店してしまう可能性はかなり高いからだ。毎晩前を通り過ぎるが常に閑古鳥状態。案の定今夜も前客後客ゼロで店主とサシだった。

Kinmokusei01らーめん金木犀

『らーめん(麺かため)』600円+『味玉』100円=700円

あれー?何か印象が違うなー。あれからラーメン屋巡りで好みに幅が出て家系オンリーの呪縛から逃れたのは確かだ。でもだからってこのラーメンを薄い家系と感じたのか?過去の我は?もう豚骨醤油という感じがしない。むしろ塩ラーメン?っていう印象。それでも油分はキツめ。あれだけ閑古鳥状態だとやはり改善に努めたか?麺は記憶より太かった。中細。具は小松菜と海苔とチャーシュー。味玉は黄身がシットリとして良かった。サッパリだけど油っこいラーメン。この一杯で満足出来ないだろうな。味が薄すぎる。飲んだ後の一杯といった位置づけか。しかしこの店国道沿い…。今後も厳しい戦いを強いられるだろう。とりあえず我の目的は遂げる事が出来た。

2006年7月26日 (水)

杢杢杢珍

今日は講習会自体も早く終了したので思い切って日吉まで遠征!目指す店は『大勝』を失った悲しみを埋め合わせするべく久々の二郎系。といってもここはかなり独自のアレンジが加えられている。店名や店構えも含め意図的なアヤシサを感じる。入り口に小型の券売機があり番号を入力する変わったタイプ。中はカウンターのみの黒い木目調の男くさい造り。慶応学生の完食記念の貼り紙がいたるところに貼られている。時間帯が結構早めだったので先客一人跡客3人。                               

Pokupokutintin02Pokupokutintin03マンモスラーメン ポクポクポクチン!!!

『マンモスラーメン(太古ラーメン)(麺かためニンニク)』 830円

オススメのマンモスラーメンで。丼自体が小さめだ。一見『二郎』だがキクラゲがもやしと一緒に大量に盛られている。上の赤いのは福神漬けではなく味付ニンニク。肉はカルビのような焼肉。これが店内に焼肉屋のような匂いがした原因だったか。麺は太麺でストレートだった。スープは豚骨醤油だが『二郎』と微妙に違う。別皿で『ウェボ』という殻付きカレー味付玉子。しばらく食べ進んでいると店主から『マンモー』という骨付き辛子鶏カラが後から自動トッピング。ついでに『ウェボ』の殻を剥き投下!

Pokupokutintin05しかしこれがクセモノで、投下した途端にスープの味が変化してどうにも我の好みから外れてしまった。カレーと唐辛子の交じり合ったスープは残してしまった。でも店主はかなり常に面白いアイデアを考えて頑張っているのは伝わってきた。ウェボ! 

2006年7月25日 (火)

念願謎店

今日も近所の謎の店シリーズで。その中でも特にこの店は気にかかっていた。関内二郎に行った帰りに発見したのだからもう一ヶ月半前にもなる。おそらくつい最近出来た店だと思う。未だにネット上では何の情報もない。それが返って非常に気にかかり続けた。機会がある度に覗いてはいたのだが、その度にシャッターが閉まっていたり、一度はのぼりがたっているのに準備中だったり。とにかく今日こそはと突撃して開いててよかった。その店は○に漢字の一ではじめと読んで『はじめや』という屋号。店はカウンターのみだが奥行きがあって広かった。食券機があったり、意外とちゃんとした店だった。

Hajimeya02はじめ屋

『はじめのラーメン』 650円+『味付玉子』100円=750円

豚骨と鶏ガラのWスープがウリ。だから豚骨醤油でも家系ではない。背脂がかかっている。叉焼はかため。特徴的なのは具の青梗菜とザーサイ。個性を出そうと頑張っているのは認めるが、うーん可も不可もなし。他にも『煮干ラーメン』とかメニューがあったので、しばらくしたらもう一度来よう。問題はそれまでこの店があるかどうかだ…。

2006年7月24日 (月)

黄金名物

昨日に引き続き近所の気になるラーメン屋探訪。黄金町自体は特に何がある訳ではないのでいつもスクーターで通り過ぎるだけだが、ある十字路の角にいつもシャッターの降りているラーメン屋があるのは気になっていた。閉店したにしては屋号のあるテント(屋根)が古びていない。よくよく調べてみれば平日夜8時からの夜間営業のみのラーメン屋だった。店内は年季が入った感じで、カウンターで隣の客と肩を寄せ合うようにしないといけないほど狭い。そして我が入って出るまで常にほぼ満席状態。人気あるんだな。老夫婦二人で切り盛りしているようだ。

Meibutu01名物屋

『チャーシューメン』950円+『ゆで玉子(固ゆで)』100円=1050円

空腹だったのでチャーシューメン注文。通常は650円だから、いきなり300円アップか。高いと思ったが出てきたラーメンを見て納得。チャーシューの量がハンパではなかった。まずスープが何とも不思議なもので、醤油と塩の中間の感じ。サッパリしている。生ネギと焦がしネギが浮いている。麺は黄色い中細ストレートで手打ちらしい。それにしても量が少ない。その分表面を覆っているチャーシューはボリューム、味共によろしい。まさに穴場のラーメン屋だった。玉子は半熟と固ゆでが選べたのに何故か固ゆでを選んでしまった事が後悔。

勤務地近所の『大勝』が先週閉店してしまったのを今日知った。近々アップしようとした矢先だったのでとてもショック!!

2006年7月23日 (日)

本牧新店

もう一軒は本牧の寂れたスーパーの路地裏という、知る人ぞ知ると言えば聞こえがいいが結構キツイ立地条件にある。中に入ると明るい木を基調にした感じで座敷もある。こちらは結構繁盛しているようで家族連れもいる。基本のラーメンを頼むと「すみません、もう切れてしまいまして味噌かつけめんになってしまうんですが…」。えっ…基本のラーメンが先に切れるなんて初めての事態。そんなに人気なのか?仕方なく味噌でオーダー。

Tobugagotoku02めん処 翔ぶが如く 『味噌らーめん』 600円

うん、美味しい!味噌ラーメンは少なからず辛味噌で辛さでごまかすのが普通だが、これはむしろ甘みがある。コクもあって良かった。これは近々に基本のらーめんを食べに再来店だな。

黒闇謎店

ラーメン屋巡りをしている人間は、街を移動している際ついついラーメン屋の看板を探してしまう。そして何のデータも無い見慣れぬ看板を見ると気になってしょうがない。そういう店が一つ二つはあるものだ。今日は昼ごろ雨があがったので、そうした近所の店に乗り込んでみようと思った。黄金町からちょっと先あたりは行ったことのないラーメン屋が集中していて、どれも閉まっている事が多い。その内の一軒が「あってりラーメン」の看板を道路側に出ていたから開いていると思って近づいてみた。でもなんか店構え自体が暗く客が入っている様子がない。クリスマスツリーに使うようなチープな豆電球の電飾がかえって怪しい雰囲気をかもし出している。意を決して一度引き戸を開いたが中には客はおろか厨房にも誰もいなかった。準備中か?一度戸を閉めて営業中の札を探すが見当たらない。しかし営業時間を確認すると営業中のはずだ。しつこく再度戸を開けると、奥から店主が慌てて出てきた。客が来ないので一服でもしてたんだろうな。中は全体的に黒が基調だから暗いけど、意外に南国の海小屋風で床に砂利が敷き詰めてあったり、それなりに凝っている感じ。席には一席づつ、すのこが配置されている。

Yamitukiya01やみつき家ほんぽ

『あってり黒やみメン(太麺・麺かため)』 700円

メニューを見ると『あってり黒やみメン』『こってりやみつきメン』『あっさりほんぽメン』の3本立てでやってるようだ。オススメの『黒やみメン』で。細麺と太麺が選べて当然太麺・麺かためでオーダー。店内にはいろいろ能書きが書いてあり読んでみると家系の店で修行したらしい。出てきたラーメンは予想通り家系ラーメンに今流行のマー油を散らしたもの。『なんつっ亭』に影響を受けたのかな?しかし同店とは違いマー油は表面にのみ浮いた状態で掬うと分離する。麺は中太玉子ちぢれ麺。具はきざみネギともやしと、のり3枚と、珍しく岩のりまで添えられていた。チャーシューは脂少なめの小ぶりなものが1枚。マー油の風味が薄くちょうどいい感じ。確かに後味があっさりこってり=あってりでなかなか良かった。店主も意外と若くて元気よさそうだが、もうちょっと外装を何とかしないと客が入ってこないよ。

2006年7月22日 (土)

銀座京都

再び都心に戻り日本橋で降りる。京都の老舗『ますたに』の暖簾分け店があるらしい。意外と日本橋も激戦区だ。京都ラーメンは3系統あり、ひとつは『新福菜館』のような濃口醤油系、もうひとつは『天下一品』のような鶏ガラと野菜を煮込んだトロミのある白湯系。そして残された最後の一角が『京都背脂系』といわれる豚骨ベースの白湯に背脂をかけたものだ。東京背脂より歴史は古いと言われている。

Masutani01京都銀閣寺ますたにラーメン日本橋本店

『ラーメン(麺かため)』 700円

ご飯が無料でついたけど3杯目なのでノーサンキュー。卓台に「3層構造スープ」とか謳っているけど全然わからない。結構な背脂だ。九条ネギがのっているのは京都っぽい。あとは細切りメンマと薄切チャーシュー。豚骨ベースのスープに細麺が入っているので博多ラーメンに近い印象。それにしても辛い。一味の辛さだ。よってあまりスープは飲めなかった。辛味なしに出来たら我好みだったかもしれないが…。

それにしても今日もよく歩きよく食べた。こうしてブログ書いてると眠気で落ちそうになる…。

半熟元祖

『支那そば ちばき屋』。カリスマと呼ばれるラーメン店主は数名いるが、銀座の高級日本料亭から転進し、和風の要素をラーメンに取り入れ、今やポピュラーになった半熟煮玉子を最初にラーメンに入れたというのがこの店の店主だ。バリエーションと共に原点を知りたかったので、いつかこの店に来てみたいと思っていた。

Chibakiya01支那そば ちばき屋

『支那そば』650円+『煮玉子』100円=750円

客入りはそこそこ。店構えも普通で、中も近所の蕎麦屋のようだ。で肝心のラーメンだが、これまた普通だった。かいわれ大根がのってるのと、多少背脂がかかっている以外はいたって普通の支那そば。コシの無いちぢれ細麺、コクの無い薄味醤油スープ、メンマ、海苔、オプションの煮玉子はプラシーボかも知れないがさすがに美味しかった。しかしあまりに普通すぎて「葛西くんだりまで来てこれかよ」というのが正直な感想。でもこれも来なけりゃわからなかった事だ。

池袋武蔵

ラーメン超激戦区と言われる池袋。『東池袋系大勝軒』をはじめ有名店が覇を争っていると聞く。なにぶん遠い場所なので一度どんなものか様子を見てこようと出向いた。着いたはいいが土地勘も無いのでとりあえずわかっている一軒を探した。『麺屋武蔵二天』という麺屋武蔵三号店がこの超激戦区でも上位の店として営業しているというのだ。何故場所がわかるかというと先日の新宿『麺屋武蔵』でもらった名刺に地図が載っていたからだ。店構えがシックな日本家屋調なので見つけるのに苦労した。

Musashiniten01麺屋武蔵 二天

『玉豚天らーめん』 880円

開店時間直後に行ったら空いている。食券買ったら「お好きな席へどうぞ」と言われた。カウンターのみの狭い店内。新宿のような掛け声のパフォーマンスはないが湯切りが凄かった。もの凄い勢いでX字にやるので客席に湯が飛び散るんじゃないかと思ったくらいだ。ラーメン到着しても驚いた。玉子が揚げてあるよ!そして叉焼ではなく豚肉の天婦羅だ。あと葱とメンマが添えられている。麺もスープも新宿と同様コシのある平打ち太麺と魚介の強い和風スープ。玉子はちゃんと中の黄身は半熟なのに、白身の表面がサクサクして不思議で美味しい。豚の天婦羅も噛んだ時の食感がトンカツにもにて良い。衣に青海苔が着いていて香ばしいが、風味が強いので他の味を殺しかねない諸刃の剣。今までの武蔵の中では良い方で、習慣性はありそう。

その後しばらく近くの『ジュンク堂書店』で立ち読み、本数冊購入。とりあえず大通りを歩いただけでも『光麺』、『無敵屋』などが目に入った。もっと路地裏や駅の反対を歩いたらたくさんあるんだろうな。方向もわからないし店の情報も無い。もったいない気はするけど改めて出直した方がよさそうだ。それに連食し続けて経験としてわかった事は間を十分に取る事。その為には近いからといって直行コースを取らない事。交通費もかかるし非効率に感じるがこれはしょうがない。彷徨うのだ。彷徨い健康法。カロリーはラーメン連食で減るかは怪しいものだが、思った以上に歩くので健康にいいのは実感出来る。見知らぬ街を歩くのは脳にもいい刺激だし、土地勘もつき視野が広がる。そんな事で今回は一気に葛西へ移動。

2006年7月21日 (金)

蕎麦拉麺

金曜は勤務地最寄駅から若干遠征してみる事にしてる。先週同様池上線に乗り雪谷大塚へ。中原街道という大通りに面したこじんまりした店。カウンターのみの細長い店内。年のいった夫婦で切り盛りしているようだ。先客2名のみ。

Hazuki01和風らぁめん葉月

『葉月特らぁめん(塩)』 1000円

とにかく腹が減っている。気前良く全部のせの特で!この店の最大の特徴は麺に蕎麦粉を混ぜているので、正に蕎麦ラーメンといった趣なのだ。醤油か塩か選択制で、塩だと蕎麦麺と玉子麺が選べるそうだ。醤油にしようか迷ったのだが、それだと蕎麦そのものになりかねないので塩を選択。麺は蕎麦麺頼まないと意味半減だ。我のラーメンが出てくるころに先客は去り客は我一人に。なんか写真撮りづらいんだよな。でもさすが全部のせ!豪快な見栄え。海苔5枚はいいとして、なんだこのメンマは!『渡なべ』以上にぶ厚い。ほとんど木片だ。でも柔らかかった。そして叉焼は周りが赤い。横浜人の我からすれば懐かしいもの。ちゃんと炙ったスモークの匂いがする。きざみ葱の山。麺は太さも硬さも、多少白っぽいが蕎麦そのもの。スープは柚子がきいていてしょっぱさは感じなかったが油が多い。口の周りがベトベトして水を3杯飲んだ。あまり求心力は無い印象だったけど、独創的だし、仕事の丁寧さが伝わってくる一杯なので悪く言えない。次の来店の機会があれば醤油を食べてみたいかな。

2006年7月20日 (木)

葱魔術師

今日も一日雨の日だったが夕方にあがる。しかし急には予定は変えられない。川崎へ。ここは前に一度食べた事があり、その際集合体の中にあって結構美味しいかったので今夜再訪問。夜8時前で空席が目立つ。メニューを見ると前に無かった焦がし葱が追加されていた。迷わず食券機のボタンを押す。

Mejiro01七重の味の店めじろ川崎BE店

『焦がし葱らーめん』 840円+『味付玉子』100円=940円

『葱の魔術師』を自ら名乗るからには、揚葱好きの我をさぞ楽しませてくれるだろうこのメニュー。ところが残念な事にこの焦がし葱が裏目に出た。ここの店の麺は細くて柔らかめで基本的に苦手の部類のものなのだが、前回それに反して絹のようにツルツルで美味しかった。それが今回焦がし葱が絡むものだからツルツルいけず引っかかってしまう。さらに濃い目の醤油スープと焦がし葱の味が被ってるように感じてしまった。叉焼は脂身が多く柔らかく良かったがオプションの味付玉子は普通だった。それでも標準以上はいってるので完食。ところが相変わらず丼が小さいものだからもの足りず、帰りにカレースタンドに寄ってしまった。

Alii01 カレーハウスAlii 『インドカレー』 450円

2006年7月19日 (水)

雨挫坦々

坦々麺とはラーメンなのか?辛みそラーメンとどう違うのか?今まで散々書いてきたように、我自身味噌ラーメンも唐辛子も敬遠してきたので知識が乏しい。中国では汁のない食べ物だったが、日本の華僑が日本人のラーメン好きに合わせて今の形になったとも言われている。ラーメンサイトを見ても当然のように載っているのでもうラーメンのバリエーションのひとつと思う事にする。

昨日に引き続き雨脚が弱まらない。こんな日にわざわざ遠出して傘を差して見知らぬ土地を歩き回る気には到底なれないので、帰宅途中横浜駅の地下街を探索する事にした。ぶらついていれば店の一軒や二軒あるだろう。そこで見つけたのが坦々麺専門店。専門店は珍しいのではないか?バリエーションのひとつとして考えればいい機会だ。早速入店。

Jang01匠Jang 『坦々麺』 690円

辛さは段階的に上げられるらしいけど当然そんな愚かな事はしない。一口啜る。なかなか美味しい。『中本』では味わえなかった辛さの中に美味しさを感じた。味がまろやかで深みがある。麺は中細ストレート。具は甘く感じるひき肉と青梗菜、ザーサイの切り身が入っていた。いつものラーメンの具と違うのでおかずを食べた満足感があった。下品だけど残りの汁にご飯ぶち込んで食べてみたい。当たり前だけど寒い冬に食べたい一杯。

そして平日だけど連食。同じ地下街にある『げんこつ屋』。昔一回阿佐ヶ谷あたりで食べた記憶がある。ラーメン博物館にも出していたと思う。あれから十余年。よく街で看板を見かけるチェーン店になってしまった。味も忘却の彼方へ。店頭のショーケースに見本がある。どれもかなり高価。そういえば昔も高い印象があったのを思い出した。入店するとレジで先払い。席も勝手に指定される。強引だなぁ。

Genkotsuya01江戸の味げんこつ屋横浜ポルタ店

『げんこつらーめん』 760円

江戸の味って何?江戸にラーメンなんかあるわけないだろ。昔は確か名代ラーメンを名乗っていた。出されたラーメンを一目みて「このスープの色…もしかして喜多方系?」。もうそう思えたらお終い。この年でトラウマっつーのもおかしいな。何だろ?パブロフの犬?味は多少魚介ダシは感じたけど大体の味は喜多方のそれだった…。麺は『極上切り出し麺』を名乗るだけあって中太でシコシコ感があるけどコシが弱い。叉焼というより分厚い角煮が幾つも入っていたが、コンビーフのような感じで好みではない。玉子も普通のゆで玉子。これで760円。アウト!『豪快らーめん』という塩ラーメンがあったので試してみたい気持ちはあったが940円とか書いてあった。再訪の確立は限りなく低い。

2006年7月18日 (火)

雨中連空

今日は朝から晩まで大雨。今日は本部へ行くのでクールビスを着ていったが肌寒くさえあった。そして先月同様会社の人に誘われて傘を差して神田へ。神田の路地裏へどんどん入っていくのでワクワクした。街の小さな定食屋のような外観。中に入ってもそんな感じ。夜9時前に入ったが客はまばら。雨のせいか?

Sora01めん屋そら 『そらスペ』 950円

昨日の『俺の空』と奇遇にも『そら』つながりって事に。醤油と塩の2本立てで悩んだけど初回の知識ゼロの店だったので安パイの醤油を、値は張るけどオススメと書いてある『そらスペ』(全部のせ)で選ぶ。平麺と細麺が選択制で当然平麺を。全部のせとあるので凄いボリュームを期待してしまったが丼自体が小さく拍子抜け。スープは醤油といいつつ、あまりにもまろやかで甘い。そして醤油自体の味が薄い。醤油嫌いの会社の人が、ここの醤油は良かったと言っていたが、醤油好きからすると、うーむ。パンチが無さ過ぎ。多少しょっぱさがないと醤油としては優しすぎる。具は茹で玉子、叉焼は柔らかい豚バラロール薄切。白ネギの千切りと菜っ葉。メンマは味付けの薄いヒョロ長いもの。一番美味しいと思ったのは焦がしサイコロチャーシュー。脂身が多かったが香ばしく肉の甘みがでる。いいアイデアだと思う。総合的にはやはり甘めの味は苦手だった。

2006年7月17日 (月)

銀座函館

お次は塩ラーメン!今日はバリエーション豊かだ。地下鉄で一気に東銀座まで大移動。銀座のオフィス街の一角にある『函館らーめん船見坂』。猟師小屋をイメージした照明暗めの木造りで、夏だからか引き戸が外され屋台風に。

Funamisaka01函館らーめん 船見坂 『塩そば』 600円

結構濃いラーメン達の後だからサッパリ感がウレシイ。スープも麺もスルスル滑らかに口に運べる。ホタテなどの貝類のダシがサッパリ感を出しているのかな。しょっぱさはほとんど感じない。むしろ甘さを感じるくらい。麺はツルツルの中細ストレート。チャーシューはトロトロになっていて脂分が多い。あとはきざみネギ、ほうれん草、海苔、なると。潮の風味豊かなラーメンだった。

それにしても約3時間でラーメン3杯…。もう少しペース配分を考えないとダメだね。連食は2回が限度だ。

俺空純連

再び高田馬場へ。まだ開店まで20分ちょっと時間があるので、下見してから時間を潰そうと店の前に行くと既に3人並んでいる。反射的にそこに並んでしまった。開店20分前に並ぶなんて関内二郎以来だ。まぁここは前は開店時に100人は並んでいたと言うほどの行列店として有名だからしょうがない。今日は祭日でこの店が開いているか微妙だったが、準備中とあるのでほっとした。小雨が降る中傘を差し待っていると開店。結局7人くらいしか並んでなかったので全員着席。中は空調が効いていないので蒸したが、ちょうど自分の席の真後に扇風機があり助かった。

Orenosora01俺の空 『豚玉そば』 900円

魚介系豚骨醤油スープ。『せたが屋』並に魚介ダシの味が強く、その上トンコツによるコクが加わってるのだからかなり濃厚なのだが、その分旨味が濃縮されているようで初回1杯目から飲み干してしまった。このスープを作るのは大変らしく、夕方からはつけ麺だけになってしまうらしい。だから開店前並んで正解だった。麺は硬めの細麺ストレート。具は半分溶けてボロボロになっている豚バラ肉、玉ネギ、青ネギ。これらの具が細麺をツルッと啜ると濃厚なスープに絡められて一緒に口に入ってくる。うーん美味い!味玉も中心部のみがトロッとなっていていい感じ。これは行列出来るのも頷ける。このラーメンも個人ランキング10位以内に入るだろう。ただし値段を考えるとその分評価は下げざるを得ない。

その後駅前の本屋で立ち読み等して消化時間を作った。そう、行列店『俺の空』はたまたま開いてたから入ったに過ぎない。今回の主題は北海道制覇。先週の『ぺーぱん』で旭川醤油を味わい、今日は残りの札幌味噌、函館塩を一気にクリアしちゃおうという計画。しかも現地の味を出来るだけ再現している店に行かないと意味も半減。だから高田馬場まで来たのだ。駅から5分ほど歩いたところにある『さっぽろ純連』。文句のつけようがない札幌の老舗の支店。ちょうど昼どきで満席だったけど食券買ってる間に席が空いて我まで座れた。その後は行列。中は木を基調にした明るく清潔感がある内装。熊手などが飾ってある。おみやげ用ラーメンも売っていた。

Jyunren01さっぽろ純連 東京店 『味噌ラーメン』 800円

一番特徴的だったのはスープ表面を覆うラード層。熱を逃がさない為の北海道の知恵。猫舌の人はご愁傷様だが、我は犬舌なので意に介さない。味は貫禄を感じるような濃厚な味と食感。やっぱり我が馬鹿にしていたそこら辺の味噌ラーメンとはレベルが違う。麺は黄色い半透明の中太ちぢれ麺。具はもやし、玉ネギ、きざみネギ、メンマ、こま切れチャーシュー。さらにひき肉が隠れていてスープと一緒に麺に絡みつく。お見事というしかない。ただラー博の時同様、真夏に食べちゃいけなかったな。しかも濃厚『豚そば』の後に…。

2006年7月16日 (日)

横浜淀橋

帰りに橋本で降りてもう一軒行こうと計画していたが、狙ったかのように定休日。しかたなく横浜で一軒行く事にした。

Chabuton01ちゃぶ屋とんこつらぁ麺CHABUTONヨドバシYOKOHAMA店

『ラーメン』 680円

『ちゃぶ屋』と言えばフレンチ出身の店主の有名店でFC展開するとは考えにくいと思ってたら、やはりヨドバシカメラと『ラーメン花月』グループにうまく乗せられたって事だそうだ。ラーメン自体は見たまま博多ラーメンに若干醤油を入れた感じ。硬め細麺。具は叉焼、メンマ、青ネギ、万能ネギ。煎りゴマが特徴的。替え玉1回無料サービスは良心的だと思うが、本日3杯目なので我はノーゲット!

八王子懐

ラーメン屋巡りのキッカケは『ラーメン二郎』に出会ったからという事は前に述べたが、そのバリエーションを調べていく内に自分に引っかかったご当地ラーメンというのがある。それが『竹岡式』と『八王子系』だ。こんな狭い範囲で今まで聞いた事の無い種類のラーメンがあった事に驚いた。その八王子系の特徴とは①醤油ベースがタレ②表面を油が覆っている③きざみ玉葱が具に添えられている、という至ってシンプルで逆にリアリティがある事に惹かれた。無理やり町おこしラーメンではないと思われるからだ。

初期の段階で関心があったにも関わらず何故今まで足が遠のいていたかと言えば、八王子という場所もさることながら、代表的な八王子系の店は駅から更に離れた郊外に点在しているからだ。しかし今日行くと決めたからには最も代表的な店に行く事にした。

朝から曇りがち蒸し暑い日だったが八王子に着いたら雨。天候まで違うのか。キオスクで傘を買い、早速西東京バスという普段見慣れないバスに乗り込む。最初から満員だ。どんどん町並みがローカルになり、とても東京とは思えないのどかな風景になっていく。30分弱で目的のバス停に到着。現れた店はよく郊外の国道沿いで見かける古けたラーメン店そのもの。しかしここが八王子系No.1『みんみんラーメン』だ。とうとう念願の店にはるばる来てしまった。昼ちょっと前だが行列は無く、靴を脱ぎ畳敷きの席へ案内される。煤けた襖、木の柱、見知らぬ他の客と並んで胡坐をかいて座る。30年前にタイムスリップしたようなローカルなムード。客層もいたって近所の家族連れといった感じ。

Minmin01みんみんラーメン

『ネギバラチャーシューメン(並)』 780円

ネギって長ネギ追加って事だったか。てっきり特徴の玉ネギ山盛りにしてくれるかと期待したのに残念。特徴どおり油が多く濃口醤油だが甘みと深みがあるまろやかな口あたり。若干魚介のダシを感じた。麺は硬めの中細ストレートでのど越しがいい。具は海苔とメンマ、最大の特徴たる玉ネギが油の多いスープによく合う。叉焼は脂分の多い薄いが大振りのものが2枚入っている。『竹岡式』にかなり似た味わいだが、こちらの方が普通の東京醤油系に近いようだ。何と素朴で美味しい中華そばである事か!

長い間の宿題店をクリアして満足感に浸りつつ冷房の効いたバスの車内から八王子の町の様子を眺める。郊外から徐々に街中へ近づいているのだが、逆に八王子という街が意外と人口が少なく閑散とした古い町である事がわかった。八王子から横浜までをシルクロードと言われたのは戦後の話ではないのか?それでも呉服店とかやたら多い。帽子屋、金物屋、和菓子屋などが並ぶ地方の商店街の風景そのものでノスタルジー溢れる町並みだ。バスが駅前に到着し、駅前の道幅が広く大きい商店街を歩く。その中ほどに八王子最古といわれるラーメン屋の暖簾があった。ラーメン専門店の大きな暖簾をくぐり中に入ると年季を感じさせる開放的な大衆食堂の雰囲気いっぱい。買い物途中の年配のおばさんがひとりで入って食べていくような、地元に愛されている雰囲気が伝わってくる。働いてるのもおばちゃん達ばかり。前金制でお金を払うと色つきの札をもらいラーメンを待つ。割り箸ケース等に歴史を感じる。

Takenoya01ラーメン専門店竹の家 『ラーメン』 500円

ここは八王子系では無くいたって普通の古典的正油ラーメン。シンプル。それ以上言いようが無い。麺はかなりちぢれが強いモチモチ中太麺。スープは煮干の味がする鶏ガラダシ。値段も安いし味も普通。地元民なら気軽に食べていくだろうな。懐かしい一杯。

何から何まで「本当にここは21世紀の東京か?」と思わせるくらい昭和の匂いに包まれた街だった。

2006年7月15日 (土)

新橋坂内

秋葉原へ移動し買い物をした後、突然の雷雨で山手線もストップ!異常な天候だ。体調の方はあれから異常は全くない。やはりあのスープのせいだと確信に至る。もうこうなったら毒食らえば皿まで!新橋に移動し、今度は喜多方ラーメンにトライ!良く見かけるチェーン店なのだが、ここは最初に喜多方『板内食堂』の暖簾分けで出店した場所とのこと。新橋のガード下にはめ込こまれたようにある蔵をイメージした外観。中には喜多方観光案内の本などが置かれて雰囲気は出している。冷たいウーロン茶が出てこの時期助かった。

Bannai01喜多方ラーメン板内 内幸町店

『喜多方ラーメン』 550円

中央にきざみネギとメンマ、シコシコの加水率の高い平打麺。そして脂身の多い叉焼5枚。麺と叉焼はまぁ美味しいのだが、スープが同じ。醤油を薄めたような味。こちらも可能な限りスープは飲まないようにして食べ進めた。

今日は結局『喜多方』と『白河』の明確な違いは判明する事は出来なかった。叉焼とスープの色に若干違いがあったが、こんなのは個々の店によるバラツキと言っていいくらい。ラーメンのバリエーションとしては『福島系』として一括りしてもいいのでは?と思う。それとは別に自分自身気づかなかった自分の事を知る事が出来た。まず昨夜の『多賀野』のような魚介ダシの薄口醤油なら大好きなのにもかかわらず、今回のようなゲンコツや鶏ガラの動物系ダシの、昔ながらの薄口醤油味は体が受け付けない程嫌いだという事。そして何故昔自分が家系に転んだのも判明した気がした。この喜多方系の店がチェーン展開し始めた頃と一致するし、そこから逃れる為だったのかも知れない。舌で嫌いというより体が拒否を起こすとは、我ながらなんて繊細なのだろう(笑)。何も吐き気まで催す事もないじゃないかと自分にツッコミを入れたい。

白河無惨

今日の主題は日本3大ラーメンのひとつに数えられる『喜多方ラーメン』と『白河ラーメン』を食す事。そこでわざわざ一度蒲田に戻り渋谷に出て下北沢から小田急に乗り継ぐという複雑な経路で「梅が丘」に到着。昨日に引き続きラーメン屋行脚は健康になるなー。目的の店は駅前にあった。『白河中華そば 一番・胤暢番』。店主は白河ラーメンの祖『とら食堂』で修行し、東京でも手打ち麺を出す店として有名だ。昼時だけあって満席でちょうど我ひとりあぶれてしまった。でも1分ほどで着席。何故か客は年配の親父ばかり。

Ichiban01白河中華そば 一番・胤暢番『焼豚麺』 880円

いい顔のラーメン到着!美味しそう!きざみネギと海苔、そして脂身の少ない厚切の焼豚が計6枚ものっていた。かすかに香ばしい焦げた匂いがする。麺は不揃いでいかにも平手打ち麺だ。スープはあっさり醤油だね。これが白河ラーメンというものかと二口三口食べ進んだ時に事件は起こったのだ。突如嘔吐感に襲われた。えっ何で!?食べ始めたばかりなのに!わざわざラーメン屋で吐く為に電車を乗り継いで来たわけではない。本当はすぐにでも店を出たかったくらいだが、必死に嘔吐を我慢しつつ原因を探る。インディアンに当たったとすればタイミングがおかしすぎる。入店前は元気でわざわざ普通の中華そばではなく焼豚麺を頼んだくらいだから。やはりこの目の前の美味そうなラーメンに原因がある事になる。自分でも確証は得られなかったがおそらくスープが合わなかったのだと思う。このほとんどダシの味を感じない醤油を薄めただけのような味わいがダメだったのだろう。このまま残すのは店に失礼だし、出来るだけスープを絡ませないよう肉と麺を必死に処理した。とはいえ恐ろしいまでにペースダウン。もう味の批評どころではなく、なってただ早く店を出たい気持ちだけになってしまった。

添物塩麺

連休初日というのに歯医者の予約を入れていたので朝9時過ぎに家を出て蒲田へ。でも当然この機会を有効に活用すべく事前に計画を立てていた。治療が終わり、昨夜同様池上線に乗り一駅目の蓮沼で下車。その改札からすぐのところにある小さな店『インディアン』。カレーとラーメンという普通に考えればダメな店の取り合わせだが、ここは実績が違うという。何故今日この店を選んだかと言えば夕方6時過ぎには閉店してしまうので会社帰りでは寄れないからだ。到着時まだ暖簾は出ていなかったが看板は出ていたので強引に突入し口開け客となった。その後続々客がきて小さい店内はすぐ埋まった。店内には有料駐車券を見せれば100円キャッシュバックのサービスの告知。これっておかしくないか?電車乗り継いでわざわざやってきた客をどう考えているのか?理不尽な差別をするな!

Indean01Indean02武田流古式カレーライス支那そば インディアン

『支那そばと半カレーセット』 1050円

この後の事を考え半カレーに。まず先に支那そば到着。透んだ綺麗なスープの中に中細プリプリのちぢれ玉子麺が浮かぶ。具はネギ、ほうれん草、メンマ、ゆで玉子の切り身、叉焼というよりハムが1枚。見たまま上品な味がする塩ラーメンなのだが、味が薄い!メンマの味が際立つほどだ。それもそのはず、カレーに合う添え物スープが本来で、そこに麺を入れた後付けラーメンだったのだ。後から半カレー到着。う、美味ぇ!ラーメン行脚が続いて久々カレーを口にした為かとても美味しく感じた。でも前に食べたことにある味だと心に引っかかり、帰りの電車の中で昔カレー屋巡りをしていた記憶を辿ってみると、神保町の洋食屋『南海』に近い味だった事を思い出した。

2006年7月14日 (金)

中延彷徨

休日に行くより会社帰りに遠回りした方が行きやすい人気店を目指し、東急池上線へ乗車。久々に乗った。いつもの駅からいつもとは違う電車に乗り、その車窓の景色を眺める。すごく新鮮な気持ちだ。

目的地『荏原中延』で下車し駅前すぐに今日の標的『多賀野』の看板を発見。ガイド本とかに「行列がない時を見た事がない」とか書いてあったから覚悟してきたが、前4人だけ待っているだけで5分程で席へ。我の後は空席すら出来ていた。

Takano01中華そば多賀野

『中華そば』600円+煮玉子100円=700円

この店は素材にこだわった無化調、つまり化学調味料を一切使わないのがウリ。出てきたラーメンは最近家系から好みがシフトしてきた薄口醤油味。『くじら軒』に似てるかな。透き通っていて魚介ダシの旨味があるスープ。とても飲みやすく、残す事が出来なかった。麺は中細ちぢれ玉子麺でこの硬さがスープと相性がいい。この麺の良さの分『くじら軒』より上。叉焼も小ぶりながらしっかり味がついている。具はネギ、鷹の爪、メンマ、海苔。煮玉子は普通だった。全体的に非常にバランスが良く、こんな辺鄙な場所で行列店になるのも頷ける。我の中のランキングトップ10に入ってきた。

連休前で多少気分が良く、平日だがもう一軒寄る事にした。こんな所早々来ないだろうから。その店は東急池上線『荏原中延』ではなく、東急大井町線『中延』の駅前にある。近くらしいのだが、ちょっと歩く。というより結果的にかなり歩いた。日が沈みかけた見知らぬ町の商店街を彷徨う。焦る必要は無い。歩くことは最良の運動だ。彷徨い健康法?とかくだらない名前を思いつきながらひたすら真っ直ぐな商店街を抜けると…ありゃ?どこだここは?遠くに昭和大学の文字。何だ、全く正反対の方向に来てしまったのか。来た道を戻り逆方向へ。のんきな散歩も、この熱帯夜の中では汗だくになってしまった。そして反対側も突き抜け国道へ出た。ありゃ?また駅が無いぞ?右を見ると遠くの方に陸橋らしきものが見えるので更にてくてく歩いて行くと、おお電車が通り抜けた。線路だ。何故か病院の匂いがする暗く細い路地を抜けるとようやく駅が見えた。改札口から振り向くと目的の店の暖簾を発見。実に40分弱は彷徨ってしまった事になる。いい運動になり腹もこなれた。涼を求めとりあえず入店。B21スペシャルのデビット伊東の店『でびっと』。中は結構スペースに余裕がありお洒落な雰囲気。ただし機能的ではなく店員が一人で厨房と会計を出たり入ったりしていて効率悪そう。店主のデビは不在だった。

Debetto01 でびっと中延店 『三位味ラーメン』 750円

三位味は(さんいみ)と読むらしい。豚骨・鶏ガラ・野菜の三位一体という意味。注文時読めなかったのでメニューを指差してオーダー。メニューの筆頭に書いてあるという事はオススメメニューだと解釈した。しかし高いな。味は塩とんこつ。透明度のあるスープに背脂をかけているのかな?あっさりこってり。どっちつかず。スープをすするとザラザラした食感。意図的に溶かしていないのかな。具は珍しく大根が乗っている。あと青ネギ。叉焼はそんなに印象に残らなかった。麺は硬め細麺ストレート。2杯目だけどあっさり感があるので食べやすかった。彷徨った後のラーメンは美味く感じてスープを残さず完食。冷静に評価すると独自色を頑張って出そうとしている努力は伝わってくるけど実を結んでいない感じ。バランスのとれた『多賀野』の後だから酷かも知れないが。

一体ここは何処?どーやったら帰れるのか全くわからず。しかし路線図見ると大井町から3駅目だったのか。案外近くてホッとした。見慣れた京浜東北線のホームに立つと現実世界に戻ってきたような感覚になった。

2006年7月13日 (木)

本格旭川

ラーメンのバリエーションを体感する事を目的として日々食べ歩いているわけだが、そうなると『ご当地ラーメン』というのは必然的に気になり調査もしている。どうせならチェーン店ではなく出来るだけご当地の味そのままを再現している店に行ってみたい。そうなるとマイナーな『ご当地』はなかなか難しいので、メジャーな『北海道ラーメン』を取っ掛かりにして攻めて行こうと考えた。それは横浜のラーメン愛好家はもとより首都圏でもその名を知られた旭川ラーメン店がすぐ近所にあったからだ!昔ながらの飾らないラーメン屋の店構え。8時過ぎに入店、先客一人後客無し。人のよい名物女将(おばさん)は厨房にいるのだが、何故か今日は元気なさげ。オヤジの方は客席でテレビ見ながらリラックスモード。なんで女将がいつもの覇気がないのかと思ったらTVで連続殺人事件の再現ドラマを夫婦で集中して見てたからっぽい。今思うと微笑ましいが、先客が店を出て客が我ひとりになった時,以前来た時と違う異様に張りつめた空気はビビッたって!

Peipan01元祖北海道旭川ラーメンぺーぱん

『正油野菜ラーメン』 750円

それはさておきラーメン。旭川と言えばおのずと醤油ラーメン。そしてラーメンばかり食べ歩いていると不足がちになる野菜をセレクト。シャキシャキもやしと荒く切ったネギの歯ごたえが良い。麺は旭川直送のもので固めの中細ちぢれ玉子麺。加水率が低い…モチモチ感が少なく歯ごたえがある感じ。そしてスープは魚介を一切使わず動物系のみを使った濃厚でコクがあり油分も多く独特のクサミと苦味がある。ラードの焦げた臭いかな?これが客を選ぶのかも知れない。嫌いな人はいるだろうから。我は味が濃いのは好きなので結構飲めた。結果的にかなりスタンダードに近い醤油ラーメンで肩透かしな感じ。それほど人に薦めたくなる店ではないが個人的にはまた来たいと思う。味噌も塩も食べてみたい。良い店ってのは案外こんな感想なるのかも知れない。

2006年7月12日 (水)

一風赤玉

しばらく買い物をした後、まだ時間が早いので平日だけどもう一店チャレンジを促す悪魔の囁きが。色々迷ったけど、みなとみらい『一風堂』へ。日曜に行って大行列で断念して宿題店として心の中に引っかかってた。平日来て正解!並ばず席へ。席の下に大きな籠があってそれに手荷物を入れるらしい。水では無くジャスミン茶。対応はいい感じ。

Ippudo01博多一風堂クイーンズイースト店

『赤玉新味(麺バリ硬)』 750円

こってり濃厚スープとメニューに書いてあったので赤玉チョイスしたのだが出てきてガックシ。この黒いのは我が好まないマー油じゃないか!博多ラーメンじゃなくなってるよ!博多のプライドは無いのか?一風堂でまさか熊本ラーメン食べる事になるとは思わなかった。普通『たまがった』のように豚骨が濃厚だと思うだろうよ!それにしても何で博多ラーメンってこうも高いのか?どう見ても『天空』のが食べでがある。やっぱり我の中の「博多ラーメンは飲んだ後orセカンドラーメン」の意識は変わらない。麺を『ハリガネ』で頼んでみたかった。

渡邊天空

子安『天空』。渡辺樹庵プロデュースの店。というわりには店構えも内装もいたって地味。照明が天井に埋め込まれていたりするところがそれらしいかなと思うくらい。テレビとかもあるし。国道沿いの店で運ちゃん相手が主だろうからカッコつけてたら商売にならないのかな?真横に『花月』もあったし。

Tenku01らーめん天空

『らーめん(並)』600円+野菜トッピング100円=700円

麺は極太ちぢれ麺。スープは濃厚で甘辛い醤油で背脂混入、にんにくも入ってるような…とくれば正に『二郎』!渡辺プロデュース二郎!それを狙って野菜をトッピングしたのだ。野菜の甘みが濃い醤油味を中和してくれた。確かに味は二郎に近いがでもこちらはもうちょっとパンチのある醤油味なのでちょっと重くて醤油ラーメンらしい味わい。言い直して『渡辺プロデュース東京背脂系』と言ったところ。肉厚チャーシューが2枚。海苔1枚。個性があるのでもっと人気が出てもよさそうだが、時間帯のせいか前後客無く、腰の低い年配の店主とサシになってしまった。近所にあれば定期的に行ってもいいかなと思える。

2006年7月11日 (火)

新濱親父

今日は新店突入!ここ1週間くらいに出来たらしい『ハマのオヤジ』。昨日の『とんぱた亭』と同じ通りにある。屋号は変だが内装は黒を基調にしたスタイリッシュな感じ。三人の若いオヤジ達が働いている。

Hamaoyaji01Hamaoyaji02ハマのオヤジ

『オヤジらーめん(並)(麺かため)』800円+『ネギめし』200円=1000円

見てみぃこのボリューム!といった感じ。新店だからか凄いサービス。具が盛りだくさん!厚めの大ぶりチャーシューはスモークの香り。ほうれん草、キムチ、海苔4枚、煮玉子半分。これで800円はお得だ。麺は中太ストレート。ちゃんと麺かためだった。そしてスープは基本家系とんこつ醤油なのだがクリーミーで『とんぱた亭』と比較してもキメ細やかで油が分離していない丁寧なつくり。腹がグーグー鳴っていたので『ネギめし』追加。青ネギの下にオカカで食感も味もグー!「もう家系ダメかなー」と思っていた矢先に超新星登場!この開店当初の味とサービスを維持出来れば人気店になる予感。ハッキリ言って通う事になるだろう。美味い!こんなに近くにイイ店出来て喜びもひとしおだ。

2006年7月10日 (月)

家系再訪

変わったラーメンを求め今まで行った事のない店ばかり巡っていると、おのずと近所の店は後回しになっていってしまう。理由はそのほとんどがいわゆる家系で各々そんなに違いがあるわけでもないし面白みが無いから。それでも少しづつは紹介していかないと。

『とんぱた亭』。完全に家系ラーメンを出す店で近所にあったものの、実は昨年末に初めて知った店。

Tonpata01とんこつラーメンとんぱた亭 横浜橋店 

『ラーメン(中盛り・麺かため)』650円+『味付玉子』100円=750円

他の家系に比べて味わいがクリーミー。麺は中太ストレート。かためでオーダーしたが元々柔らかいようでコシがない。先日の『六角家』もそうだったが最近家系食べても美味しく感じられなくなってしまった。腹が減っていたので中盛りにしたがキツかった。色々なラーメン食べ歩いて味覚が変わってしまったのかな?

2006年7月 9日 (日)

新横拉博

Rahaku01 言わずと知れた『新横浜ラーメン博物館』。前までは「入場料300円払ってからラーメン屋に入るなんて…」と否定的だったが、他のラーメン集合体の厳しい状況を見てからだと印象が変わってきた。ラーメン屋以外でも色々楽しめるイベントやらアトラクションがあり、昭和33年の町並みを再現したフロアは細部まで見事で家族連れが1日楽しめるようになっている。そして何と言っても地方の超有名店を口説き落として気軽に食べれられるようにしてくれるのはありがたい。

Sinasobaya01支那そばや 新横浜ラーメン博物館店

『醤油らぁ麺』 850円

かつてのTV番組『ガチンコ!』にてガンコ親父キャラで有名になった佐野実の店『支那そばや』。その喧嘩腰の発言とTVへの露出度で良い印象を抱かない人が多いと思う。「そんなに偉そうに言うならお前のラーメンはそんなに美味いのか?」って最初から興味本位でアラを探す為に食べに行ってしまう。果たして実際はどうなのか?我は偏見なく食べてみよう。『春木屋』よりさらにシンプルな東京醤油ラーメン。そこにこだわりがあるようだ。麺は我が苦手とする腰の弱い細麺ストレートなのだがモチモチした食感なので意外にいけた。スープは濃くも薄くもなく上品な仕上がりで飲み干せる感じ(実際は連食を考慮して残した)。シンプルイズベスト。それ故に困難な王道を極めようとする姿勢はさすがラーメン求道ガンコ親父といったところかな。しかしこの「食材の鬼」が一般の価値観と異なるのはコスト。実験的とはいえ見かけ上普通の醤油ラーメンを限定で三千円で出した事があるくらいだ。この写真はミニラーメンじゃないからね、850円のやつだから。入場料も加味するとエライ金額だよ。

山形ラーメンというのは『新庄系』『米沢系』『赤湯系』と三系統あるらしい。山形だけで三系統もあるなんて気が遠くなる思いだ。でその中の赤湯系の代表格がこの『龍上海』だ。さすがに新横ラー博の面目躍如だ。

Ryuushanhai01山形赤湯からみそラーメン龍上海本店 新横浜ラーメン博物館店

『赤湯からみそラーメン(ミニ)』550円

麺は平打ち自家製麺。スープは油濃い薄い味噌で中央の赤味噌を少しずつ溶かすと…予想通り辛味噌味へ。苦手な我は極力溶かさなかったが。このラーメンは真冬の山形でかじかんだ手をさすりつつ避難するように暖簾を潜りこれ食べたら美味いんだろうなと思う。空調が効いてるとはいえ夏の横浜で食べるのとは違いすぎる。シチュエーションも重要な条件だ。また汗だくになってしまった。

和歌山ラーメンはちょっと前のご当地ラーメンブームで中心的だったラーメンだ。和歌山も『車庫前系』『井出系』の二系統ありその一方の雄。

Idesyouten01和歌山中華そば 井出商店 新横浜ラーメン博物館店

『中華そば(ミニ)』 550円

同じ豚骨醤油でも家系とはだいぶ違う。スープもトロミがあり甘さがある。麺は柔らかめの細麺ストレート。具は薄切チャーシュー、メンマ、青ネギ、花形のカマボコが彩りを添える。とにかく豚骨の匂いが強烈で慣れるのに時間がかかるが習慣性はありそう。確かにしっかりと個性を持ったご当地ラーメンだ。

2006年7月 8日 (土)

東京現流

昨日はあまり飲まないようにしたのに寝坊してしまった。二度寝してしまったので朝11時に起床!今日は行列店狙いだったから朝9時半に外出するつもりでいたので焦った。慌てて出動!新宿湘南ラインがあって良かった。目指すは「高田馬場」。我にとっては未知の場所。

ラーメンコンサルタント渡辺樹庵という人の店『渡なべ』。自分で店を出すのではなく他人の店を繁盛させる仕事請負人という事かな?ここはそのアンテナショップとの事。駅から歩いて10分くらいの路地裏というわかりづらい場所にある。小料理屋みたいにオシャレで入りづらい店構え。到着した時は行列無し。…と思ったが中で高校生が7人ぐらい先にいて全員が食べ終わるまで席を立たないものだから全然回転しない。そうこうしてる内に我の後に行列。曇りで蒸して暑い中10分くらい待ち。

Watanabe01渡なべ『味玉らーめん』 900円

食券を買い入店する。値段高め設定。こういう店を高校生が集団で入るなんて世も末だ。シンプルでオシャレな内装。洋楽が流れている。ラーメン屋離れした雰囲気だがこれが渡辺プロデュースの特徴らしい。照明が暗い為写真が上手く撮れなかった。ラーメンは流行の『東京魚系』で魚介系のダシが強め。醤油味だが豚骨が効いていて一見味噌かと思うくらいこってりなスープ。麺は中太。大きめで薄いチャーシュー。半熟味玉。ネギ。特徴的なのが幅3cmくらいのゴツいメンマ。柔らかいのだが繊維質で噛み切れない。値段相応に美味しかった。美味しかったけど正直に自分の感想を言うと「カッコつけててやたら凝ってて値段も高く敷居も高いイケ好かないラーメン料亭」。ニッチ的にあってもいいとは思うが主流足りえない。

さてもう一店。現在の東京ラーメンを語る上で外す事は出来ない『麺屋武蔵』。昨日先走って『武骨』に行ってしまったが横浜を主な行動エリアにしている我にとって、この系統は未知の領域。その本丸を目指し新宿へ移動。この店も駅からかなり離れた路地裏にある。大行列が出来る事で有名な店なので覚悟して来た。『渡なべ』との連食で間空くのはこちらも好都合。さすがに土曜の昼1時過ぎ。店の外に20人くらいの行列有り。と思ったら中でさらに20人くらい待ってたんだね…。結局30分強待ちだった。店内は濃い茶色の和のデザイン。屋号の由来の宮本武蔵のレトロ調ポスターが飾ってある。厨房を取り囲むような席の配列はまるでリングサイドのようだ。店員達は独特の掛け声を出し合い面白い。

Musashisinjyuku01麺屋武蔵新宿店 『味玉らー麺(あっさり)』 830円

「こってり・あっさり」が選択方式。『渡なべ』がこってり系で重かった後なので「あっさり」選択。今思うと味玉は余計だった。具はネギ、メンマ、海苔、脂少ないチャーシュー。麺は中太平打ちでモッチリしている。スープはあっさり選択の為か、思ったより魚介風味が控えめの濃口醤油味。控えめといってもやっぱり魚介風味だけど東京醤油系にも近しい味わい。うーん、確かに有名店と言われるだけあってそれなりに美味しいとは思うけど、あまり個性を感じなかった。あんなに行列に並ばなくても他の店で食べられると思える味。何故あんなに大行列出来てるんだろう?と食べ終わった後疑問に感じた。日本人の習性でネームバリューに弱いから?店員のパフォーマンスが見たいから?ラオタ達が大好きな限定メニューを定期的に出すから?正直拍子抜けした。

それにしても汗だくになってしまった。リュックのヒモにまで汗が染みている。ラーメン屋巡りには辛い季節になった。

2006年7月 7日 (金)

上野武蔵

今晩は会社の子と上野で飲む約束があった。定時であがり上野へ向かったが待ち合わせよりかなり早く到着。その時頭の中で悪魔と天使のNHBのゴング。「今なら噂の『武骨』に行けるぞ。たぶんこの時間だと空いてるぞ。」「飲みの前に普通ラーメン屋行くか?また後悔する事になるぞ。」我の中の悪魔はヒョードル並に圧倒的な強さなので入店!やっぱりこの時間並ばずに即席へ。

『麺屋武蔵』。いわゆる『東京魚介系』の雄で昨今のラーメンブームの火付け役になった有名な店。いつかはこの系統の店に行かなくてはと思っていたがまさか今日になるとは思わなかった。この系統は各支店ごとに味が異なるのが特徴で、この『武骨』は本来魚介系の武蔵の中において豚骨味の店。だから最初から特に異彩を放つ店に入ってしまった事になる。

Musashibukotu01麺屋武蔵武骨

『黒武骨らーめん』 730円

白・黒・赤と3種類の味があるのが面白い。白はあっさり味でこの店の基本形態の豚骨、赤は辛子を加えた辛味、黒はイカスミとマー油を加えたこの店の看板ラーメン。

最初の印象はさすがは達人級でラーメンがすごく凝ってるのが判る。硬めの太麺、青ネギ、そして厚さ2cm以上あるブツ切りチャーシュー。揃いも揃って我の好みだらけ。どれも非常に美味しい。特に麺の食感はいい。ただスープがあまりピンと来なかった。豚骨は臭みを抑えられ、マー油も他の味を殺さぬよう抑えられ、イカスミもくどくならないよう抑えられ、こってりなのにあっさりした印象。どれも正しい選択なのだが全体的に味があまりしない。最初から奇をてらったメニューを選択してしまったので、本道の武蔵を早く食べてみたくなった。

この後は焼肉。あまり食べられずやっぱりちょっと後悔した…。

2006年7月 6日 (木)

代替青葉

和風らーめん和鉄。木を基調にした明るい居酒屋風の店構えで入りやすい。今日は歯医者が遅めだった為駅前のこの店を選択。

Watetu01和風ラーメン和鉄

『和鉄中華そば(大盛り)』 800円

店主が『青葉』に刺激を受け『青葉』の味を目指し脱サラして作った店だけあって、見た目も味も90%『青葉』のラーメン。6/19の写真と比較して見て欲しい。別の店だから個別に評価しなきゃいけないのだが、ここまで似てるとどうしても『青葉』を100点として比較してしまう。そうするとコクが足りないなって感じてしまう。逆に『青葉』の偉大さが伝わってきてしまうという感じ。でもそれは『青葉』が別格なのであって、この店のラーメンは他の並のラーメン屋より遥かに美味しい事は事実。これからもお世話になると思う。大盛りでも同じ料金なのが嬉しい。

それにしてもどちらが先に出店したのか知らないが駅を挟んで西に『青葉』、東に『和鉄』という蒲田の恐ろしさ。駅から10分弱歩く『青葉』に比べて、JR駅東口から1分という圧倒的に立地が優位なこの店は繁盛しているようで、四谷にも支店があるとか。我がなかなか『青葉蒲田店』に出向かなかったのはこの店のせいだ。

2006年7月 5日 (水)

佐野昇龍

ラーメンの事を調べているとご当地ラーメンの種類の多さに驚かされるが、そのほとんどを自分は良く知らないという事実に突き当たる。特に『喜多方』『白河』『佐野』という有名どころの明確な違いすらわからない。『喜多方』は結構チェーン展開している店が多いので食べるチャンスはあると思うが、『佐野』となると全く聞かない。調べてみても青竹を使って麺を打つ事以外は特徴らしい事を書いていない。その東京でも珍しい佐野ラーメンを出す店が何と通勤路のすぐ先にあるというではないか!何たる偶然!何たる幸運!早速行ってみる事にした。

そこにあった店は環八沿いのフツーの中華料理屋だった。外から覗くと客はゼロで店主が煙草ふかしながらTV見ていた(笑)。いや別に暇な時はTV見てもいいと思うよ。問題は夜7時半で来客ゼロって事だ!窓には選挙ポスター、マンガ雑誌が山積み、メニューに「カレーラーメン」「スタミナラーメン」だのダメダメな雰囲気蔓延。店主とサシで何だか知らんが気まずい感じ。TVからバラエティー番組の笑い声だけが店内に響き寂しさを増幅させる。

Syouryuken01昇龍軒80番 『佐野ラーメン』 600円

屋号からしてやる気が感じられない。懐かしのストⅡか。出てきたラーメンがこれまた期待を裏切らない、フツーの場末のラーメン屋のラーメン。まぁ具だくさんではある。チャーシュー、メンマ、もやし、わかめ、海苔、コーン、なると、味玉。佐野ラーメンの最大の特徴と言われた麺は、ちぢれ細麺。言われて見ればモチモチしているかもしれないが、言われなかったら気付かないだろう。大体スープが悪い。何のダシの味も感じない薄口醤油。チェーン店どころか市販の生ラーメンより下なのでは?こんな場末のラーメン屋のラーメンで『佐野ラーメン』を評しようとは思わないが、個性的で美味しかったらもっと『佐野』の名を冠した店が東京にあったっていいはずだ。それが答えだろう。満足感を得るには程遠く、帰りにマックに入ってしまった。チーズバーガーとコーラで200円。

2006年7月 4日 (火)

家系二郎

面白い店に行ってみた。我の好きな横浜家系と二郎系を合わせたラーメンを出す店があるというのだ。こういうのあればなーって思ってたラーメン!期待に胸躍らせて相鉄和田町駅で電車を降りる。駅からすぐ近くなのだが初めて降りた駅なので迷ってしまった。

Kubosyoukai01久保商店

『ラーメン(麺かため)』600円+『にんにく』10円+『玉ネギ』10円=620円

『久保商店』。内装は茶色い木目の明るい和の雰囲気。温かみと清潔感がある。夫婦で切り盛りしているようだ。トッピングは有料で別皿で出される。しかし良心的値段で量が多い。二郎系という事でにんにく、そして個人的に好きな玉ネギをチョイス。20円。見た目は札幌味噌ラーメン的な印象。まず具は茹で野菜(もやし&キャベツ)がのり二郎的雰囲気ではあるが量はかわいいものだ。で写真では隠れてしまったがチャーシューが脂身が少ない豚で、これまた二郎的だけど小ぶり。麺は極太ちぢれ麺でゴワゴワした食感は二郎的だけど、若干細いようだし黄色い麺で家系にも近いとも言える。そして肝心のスープだが…食べる前写真を撮る際にんにくを先に入れちゃったから味がなんとも判別しづらくなってしまった。見た目は家系スープに似ているし豚骨な感じもあるけど生にんにく以前ににんにく風味があるみたい。でも二郎のような甘辛さはなくもっとマイルドだし背脂もかかってない。これは二郎的テイストは加わっているけど二郎とはかけ離れている。もちろん家系とはほど遠い味わい。昨日書いたように「二郎はラーメンではない。二郎という食べ物。」とするならこちらは完全に標準的なラーメン。そのラーメンの枠内で二郎テイストを加えてみたといった感じ。…自分で書いてて苦しいと思う。そもそも「二郎+家系」という先入観が強すぎ、どの辺が二郎か?家系か?と検証する気持ちで食べたのがいけない。最初からオリジナルのラーメンとして味わうべきだった。店の雰囲気もラーメン自体も良かったと思うので、また食べに行こうと思う。

大牟田柳

講習会終了後、海老名ViNAWALK内の『全国ラーメンご当地処』というラーメン集合体に寄ってみた。『むつみ屋』や『六角屋』等チェーン店が入っている時点で期待はしていなかったが案の定だった。しかも1Fの目立たないところに7店舗が押し込められているような感じ。時間帯のせいか全店舗閑古鳥状態。「九州ラーメンなら腹ふくれないだろ」といういつもの「九州ラーメン間食感覚」で1店舗だけ入ってみる事にした。

Yanagiya01九州大牟田 柳屋ラーメン

『ラーメン(白)(醤油・バリ硬)』 600円

同じ福岡でも博多ではなく大牟田ラーメンというのが興味をかきたてられた。塩か醤油か聞かれたので何も考えず醤油で。この前食べた大分ラーメン『たまがった』に似た濃いめのスープで美味しかった。空腹のせいか?ちなみに『黒ラーメン』はマー油を使った熊本っぽいラーメンらしい。『久保商店』に備えあえてスープは残した。ラーメン屋巡りのせいで九州ラーメンに対応力がついてきたようだ。

2006年7月 3日 (月)

二郎遭遇

『麺香房 暖々』。毎日通勤中に通り過ぎる店。我がまだラーメンがマイブームになる以前、ガチガチの家系信奉者だった頃、その洒落た店構えを見て「ケッ!カッコつけたラーメン屋!」と白い視線を浴びせ通り過ぎていた。ところがある日魔が差したのかフラッと入ってみた。食券買って席についていると、突如先に座っていた客が店主に向かって「やさいあぶらにんにく」とか呪文のような言葉を投げかけた。すると恐ろしいまでに雑に具が山盛りになったラーメンが出てきたではないか!それを見てカウンターに貼ってある「注文の仕方」を目で追いつつ興味本位で恐る恐る「野菜少し多め、にんにく、あぶら、味濃いめ」と頼んでみた。結果轟沈!野菜を食べた時点でギブ!麺にたどり着かなかった。後悔とリベンジを誓うと共に「何なんだあのラーメンは?」と興味を持ち始め、今のマイブームのきっかけになった事は6/2『二郎完食』でも書いた通り。二郎系初接触はこの店だったのだ。騙されたよ、屋号からして全然『二郎』を匂わせていないんだから。

今日は午後から空腹になり「こんな状態じゃ今日『暖々』行っちゃおうか?」と完全二郎モード。7時半頃店に到着すると、こういう日に限って6人待ち状態。今日は見送ろうかと何度も思ったけど、もう引き返しが出来ないほど腹が二郎モードになってしまっていた。あるジロリアン(二郎中毒者)の言った「二郎はラーメンではない、二郎という食べ物だ」という言葉はまさに的を得ている。二郎を食べたくなったら他のラーメンでは代替が利かないのだ。

Dandan02麺香房 暖々

『らーめん(にんにく・味濃いめ)』550円+『豚』120円=670円

絵的には野菜少し多めオーダーしようか迷ったけど、もうあんな思いはしたくないので止めた。そのかわり肉増しオーダー。この脂身の少ない実のつまったブツはチャーシューではなく正に『豚』肉というのにふさわしい。この肉の塊を甘辛いスープに沈め暖め味を染み込ませる。この太くゴワゴワの麺とシャキシャキのもやしをガッツリ喰う。麻薬的快楽だ。このお店はいつも痩せた店主が朝11時から夜中の12時までたった一人で切り盛りしている。しかも基本的に年中無休との事。こういう人には頭が下がる思いだ。何でも『ラーメン二郎堀切店(現:ラーメン大)』の系列だそうだ。我はまだ二郎歴が浅いので、その堀切系と本系は何が違うのかわからない。

2006年7月 2日 (日)

家系六角

自分の好みをあえて棚上げして色々なラーメンを毎日食べ歩いてると、当たりが合ったり外れが合ったりとギャンブル的で面白いのだが、たまには落ち着いて食べてみたくなる。というのは言い訳かな?要はたまには好きな家系ラーメンを食べたいという事!

Rokkaku01横浜ラーメン六角家 井土ヶ谷店

『ラーメン(麺かため・味こいめ)』600円+『味付玉子』100円=700円

『六角家』は『吉村家』から早い時期から独立し、ラーメン博物館に出店したりインスタントラーメン作ったりと露出が多い。店は広々としていて、接客の兄ちゃんは罰ゲームかのように大声をだしている。接客といってもメニュー確認を間違えないように叫んでるだけ。水はセルフ。ラーメンは至って普通の家系ラーメン。ブレかもしれないけど写真でも判るとおり油が多かった。

2006年7月 1日 (土)

中野大勝

場所を中野に移動。東京魚介系の元祖『青葉』本店があるが、この前蒲田で食べたばかりなのでスルー。もうひとつの東京醤油系の流派、『東池袋系大勝軒』の源流、荻窪『丸長』を祖とする『丸長のれん会系大勝軒』の主、『大勝軒中野店』へ。なんか北斗神拳の源流、西斗月拳みたいだな(笑)。『東池袋系大勝軒』のメインメニューのつけ麺は、店主山岸氏がこの中野店で修行中賄い食として作ったのが始まりだとか。

Taisyoukennn01中野大勝軒 中野本店『中華そば』 450円

魚介の風味と酸味が強い他の大勝軒と似ているが、こちらは若干鰹節が濃い気がする。麺はさすがにうどんのようなコシのある太麺。でも東池袋系より若干細いような。大ぶりのメンマ、チャーシュー、ネギ、海苔。結構ボリュームあるけどこの値段。安心感がある。

今日感じた事は、ラーメンの進化形態を知るという点では興味深く面白かったけど、進化した味を知ってしまった後で源流を味わっても味で感動するのは難しいなという事だった。

東京源流

『東京ラーメン』といっても一言で括れるワケがない。全国各地方から人が集まる、つまり各地のご当地ラーメンものり込んで凌ぎを削っている事実上世界最大のラーメン激戦区だからだ。無数の種類のラーメンが存在し、お互いが影響され複雑に交じり合っている。流行り廃りも激しい。キリが無いので東京という土地に長い間親しまれている系統をザックリと3つに大別してみる。

①『東京醤油系』:煮干やカツオ節等が香るあっさり醤油。鶏ガラや豚骨で出しを取った透明度のあるスープ。細めちぢれ麺。具はチャーシュー、メンマ、きざみ白ネギ等。場合により海苔やナルトがのる。昔ながらのオーソドックスな支那そば。『荻窪ラーメン』他。ここから枝分かれして『大勝軒系』が派生する。

②『東京背脂系』:『ホープ軒』を祖にした、いわゆる背脂チャッチャの東京豚骨醤油系統。豚骨や鶏ガラ、野菜をガンガンに煮出した濁ったスープに醤油味。平ザル等で豚の背脂を振り掛ける。人気の『ラーメン二郎』やチェーン展開の『ラーメン香月』等がこれに当たる。

③『東京魚介系』:中野『青葉』を祖にした、これまでの豚骨や鶏ガラのスープに魚介から取ったスープを合わせるトロミのあるダブルスープ方式で有名。『和風ラーメン』と単純に言われる場合もある。手間がかかるし原価率が上がるので高額設定の場合が多い。『青葉』、『せたが屋』、『麺屋武蔵』などニューウェーブと言われる最近生じた系統だが、現時点では主流になっていると言っていいと思う。

この東京ラーメンの源流を求め川を遡るかのごとく一路吉祥寺へ。吉祥寺は我にとって馴染み深い街だったのだが、奇遇な事にラーメン巡りにおいても結構重要な街だとは気付かなかった。

あの有名な荻窪の行列店『春木屋』が吉祥寺に支店を出していたのだ。『春木屋』だけに開店に間に合うよう早めに行ったのだが、行列も出来ておらず結果的に一番乗り口開け客となってしまった。さすがにその後続々と来客はあったが行列が出来る程ではなかった。あの一世を風靡した『春木屋』なのに…。今年5月にリニューアルしたとの事でキレイな店内。この日はたまたま荻窪本店の店長が珍しく来ていて馴染み客と会話をしていた。

Harukiya01荻窪中華そば 春木屋 吉祥寺店

『中華そば』 750円

ラーメンの教科書があったら例として挙げられるような、文句のつけようが無いオーソドックスな正調醤油ラーメン。スープは意外に油が多く上に膜が出来ている。永福町系大勝軒を思い出す。かつおの風味が味わい深い。味濃いめのメンマやネギがよく合う。麺は手打ち風中太ちぢれ麺でコシが弱い。チャーシューは薄い味付けの白い煮豚が1枚。でもこの値段は何なのか?ちなみに『チャーシューメン』で1250円、『チャーシューワンタンメン』が1650円だよ!味よりも値段設定に驚かされた。

次の標的は東京背脂系の元祖『ホープ軒本舗』。独特の黄色地に赤い文字の吉祥寺の老舗。昼どきだけあって多少行列。

Hope02ホープ軒本舗『中華そば』550円

中途半端な値段設定は50円で玉子がつく事を計算に入れた商売戦略と思われる。でもこちらは連食なので玉子は我慢する。背脂を乳化させた豚骨スープに醤油ダレ。背脂が浮かぶのでしつこそうな外観だが野菜が溶け込んでいるので口あたりはまろやか。むしろ甘く感じた。にんにくの風味にもやしが載るのは『二郎』の源流と見れば面白い。チャーシューはロース煮豚。それと海苔。麺は中細ちぢれ玉子麺。柔らか過ぎ。『春木屋』の時もそうだが麺かために頼めば良かった。そういう選択が出来るかわからなかったから。そのせいで印象が悪くなってしまった。後悔。前食べた時はもっと背脂がのって印象的な個性派ラーメンだったような気がしたのだが…。

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